Lake Taho Carrol Hagood篇 苦行

 何時の釣行記だよって感じがしないでもないですが、フロリダの続編です。Carrol Hagoodは91年のクラッシックで5位に入賞しちゃうぐらいの凄腕ガイドさんです。地元でも有名なようで、タンパベイ・デビルレイズ(現タンパベイ・レイズ)の野球選手をガイドした時のサイン入り写真なんかのアルバムを見せてもらいました。
http://proxy.espn.go.com/outdoors/bassmaster/media/angler?anglerId=3356
 好みの釣りはトップウォーターやスピナーベイトなどのパワーフィッシング寄りの釣りで、フリッピングは嫌いな方に入るそうです。
 前回の釣行や内藤さんの指標から理解していただけるかとは思いますが、コンディションがスーパータフです。そんな状況は最悪の中で、どうせタフならばとトーナメントアプローチを組んでもらいました。つまりシャローからディープといったほぼ全てのエリアをカバーして、その中で最も釣れる方法を探し出していくということです。
 聞くところによると状況が良くなるのは早くても1月後半ぐらいでスポーニングを考えると2,3月といったところだと言っていました。釣行の日程が真冬であって一番釣れない時期なわけです。それでも内藤さんが「今までにないぐらい難しかった。」なんて言わせるぐらいですから相当です。

 出会って状況を聞くと「春になる前、寒冷前線が通過した後のまさにこんな状況でトーナメントに出たことがあるけどノーフィッシュだったから相当タフだと思った方が良い。」と事前情報通りの「知ってますよ。」程度にしか返事ができません。さらにまた次の前線が通過する予定のため、風が強くて釣りができない場所がありそうだといったところでした。
 湖はまさに想像していた感じのフラットレイクです。浅いところは延々と3ftとか5ftぐらいで釣りきれないぐらいのリーズやリリーパッドが点在しています。右の写真がピンボケもいいところぐらいにボケてますが、雰囲気だけでも分かってもらえれば幸いです。
lake_taho3 lake_taho
 目視できないぐらいまでこんな場所が続いています。
lake_taho2
 水温を正確に確認するのを忘れましたが、確か55°F台でした。気温も着ている服からも分かるように氷点下とまではいかないもののかなり寒かったです。
 水深は写真のようなエリアで、ボートポジションで3-4ft、釣っている場所もほぼ同じ水深です。ここから沖に出ると少し水深が深くなって5-6ftとなってリーズがなくなります。
 写真のような場所でのアプローチ方法はヘビーカバーへはフリッピング、開けた場所でリトリーブパスがあればスピナーベイト、ジャークワーム、ラトルトラップ(これはCarrolの言い方でリップレスクランク)です。リーズから離れたディープ側ではキャロライナリグを、自分はリップレスクランクやスピナーベイトでグラスの残っている濃さの加減で使い分けました。
flipping

 写真のような広大なエリアでどこに狙いを定めるのかそんなことを学びました。まず、その基礎的な考え方になったフリッピングを例に上記の図を使いつつ解説していこうと思います。
 まず、フリッピングで狙う場所はマットと呼ばれる厚いヴェジテーションカバーです。今回は茶色くなったリーズに緑色のパッドなりグラス・アオミドロ系が適度に残った場所を探していきました。全体的にリーズが枯れていると緑色を探していくようでした。「緑色が残っている場所にはバスも居る」とキャロルは話してくれました。しかし緑色の場所を撃っていくものの時折、「とぅーまっち・ぐらす」と言ってスルーしていったりします。その理由をできる限り説明していこうと思います。
まず図の右上の番号で5はウィードが全体的に生えている中にマット(色の濃い部分)が点在するエリアだと思ってください。6はグラスが全体的には生えていないけれどマットとグラスが点在しているようなエリアです。見ての通り1は全く何もないフラットです。
 つまり図でいう、1と5と6で説明すると1より5が当然良いけれど、1と5と6があれば6が圧倒的に良いとなります。釣る場所の優先度を表すと6>5>1となります。今回なぜ、5をスルーしたのかという部分に釣りの効率性を見た気がします。そのスルーする理由は全体的に見てカバーが濃過ぎると、バスが生息する密度が低く、魚が散ってしまっており、アングラーが狙いを絞りにくくなるためといった至極単純な理由によるものです。しかし、この狙いが絞りにくくなるからヘビーカバー、グラスの多いエリアを避けるというのは、全体的にストラクチャーというボトムの変化が少ないことからくる優先度の違いになります。
 例えば、通常ストラクチャーを探していく釣りでは1より2が良いのは一目瞭然です。グラスの生え方が鳥瞰図の5でも、ボトムが1に生えるグラスと2に生えるグラスであれば当然2の優先度が上がります。しかし、釣っていく時の狙いの絞りやすさなどの再現性を考えるとボトムが2で、5と6のグラスの生え方があったとすると6を釣っていった方が効率的で再現性が高い釣りがやりやすいのです。
 大事なことなのでもう一度言います。グラスがあり過ぎると魚が居ないのではなく、絞りにくいことから釣りにくく、グラスが狙いを絞りやすい程度に残ったエリアであれば無駄なキャストが減って効率的に釣っていけ、エリアを変えた時でもアプローチ方法が再現しやすいのです。
 リーズのアウトサイドエッジから沖にかけて残ったディープ側のグラスを狙う場合も、デプスファインダーに映ったイメージで作成した3と4で優先度をつけるとなると、4が優先されます。グラスが生えているほど魚は散ると思って良いのではないでしょうか。
 実際の釣行で、これらのグラスの生え方や残り具合でそこで釣り続けるのか否かという判断をしたのですが、4のグラスを少しでも減らすと、無さすぎてダメで、少しでも残っているエリアと思い辿り着いてみれば3のようなとぅーまっちグラスだったりします。それがスポットを探す前の段階のエリアを探すということなのですが、経験に裏打ちされたキャロルは容易にどの程度が最適か知っていますが、自分のような経験レベルが低いアングラーは知らない場所/エリアをどんどん回っていって全体的に見たときの中間の変化や釣りやすそうだと思える場所を探すしかありません。このあたりはその水域に通い込む、自分の釣りのやり易さ、コンフィデンス/自信などがモノを言いそうな部分です。

 シャローとアウトサイドエッジのディープに加えて、湖のたぶん最深部になるであろう3-4ftから急に5-15ftと落ち込むドロップオフも回りました。割と四角く浚渫された場所のようで琵琶湖でいうディープホール的な場所でしょうか。浚渫した理由を聞いた気がしますが、それほど重要なことでもないので忘れてしまいました。ここはディープとしては有名な場所らしく、ライブベイト・シャイナーを使用した釣り人が居ました。キャロライナリグで基本はダウンヒルに流していきますが、そのまま風に流され次第にアップヒルへと釣っていきます。それぐらい深い場所は広くないので魚を惹き付ける場所になるのも納得できました。
lake_taho_fish

 釣果的には1/2ozにYum Mighty Bug 3.75inフリッピングで写真の1尾と、リップレスクランク/コーデルの旧スポットをリリーパッド絡みでハングオフさせて同じような25cmクラスの2尾でした。結局その自分の2尾だけで釣行を終えました。

 キャロルが回ったエリアは恐らく全て、トーナメントアプローチをして欲しいと頼んだこともあり、トーナメントでも選択するであろうエリアを選択していました。結果的には小さくとも2尾は釣っていますが、それでも釣れないタフな中、9時間も釣行したのでガイドとしての意地もあったかと思われます。エリアに到着すると、「ここはアウトサイドエッジでフィーディングスポットになるから」といった具体的なことから、色々とトーナメントの思い出話を交えつつ、どんな場所か解説してくれてアプローチはとても組みやすかったです。風が朝から吹いて寒かった記憶しかありませんが、それでもトッププロだった人が選んだ場所で正しいアプローチを組んで、キャロルを差し置いて一人で2尾釣ったことは今後の釣りの自信につながりそうです。
 また余談ですがシンカーで1/2ozを使用した理由は、無理に3/4ozを使用し寒くて肘が温まらないことによってダメージを与えたくなかったからです。寒さでなんとなく嫌な予感がしたので避けました。無理して肘を壊して今後の釣りに障害が出るのは一番自分が損をする気がするので、ストレッチなど事前にできることはやっておいた方が良いです。

 しかし、自分なりにこの日に得たストラクチャーとカバーの優先度はモヤモヤしていた感じから明白なモノとなった気がします。ストラクチャーフィッシングはしていくけれどフラットレイクでそれほどストラクチャーが無い場合どうやってエリアを探すのか、そんなマクロな視点から探していく釣りをカバーの多いフラットレイクでどう適用していくのか、今までしっかりと考えたことがなかったのもあり貴重な体験ができたと思っています。
 この釣行で得た優先度こそ琵琶湖や旧吉野川のフリッピングでかなり使えるのではないかと思っている部分です。既に紹介したグレッグ・ハックニーロッド2本を使用するのが楽しみです。
 またフリッピングのみならず、普通のグラス/ウィードでも密度によって釣りやすさがあるのを実感したわけですから、そういった普通の釣りにも適用できる考え方です。
釣ったカラーはこれですが、3.75inはあまり入荷していないのでしょうか。このサイズだとスモールジグのトレーラーに使うぐらいになるでしょうか。レギュラーサイズのジグには3.75ぐらいが良い気がします。1関節切ってしまってもまだ4本レッグがあるわけですから、ボリュームやアピールにも変化が付けられて良いと思うのですが。

 そんなわけでキャロルが好きでないにも関わらず見事にフリッピングに興味を持った訳ですが、あとガイドの日程は2日残っています。しかし、この翌日にまた寒波が来るということで2日ほど日程をずらしました。
 そちらの2日で学んだことより、今までの応用的なアプローチといった位置づけになります。しかし、改めて自分の釣りの幅の狭さを実感することになります。また予定は未定状態の後日エントリーとして掲載します。

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