ウタカタ

 大晦日に加えて新年迎えて早々、ディスったエントリーを上げているわけですが、特に批判していること自体に私情をはさんだような意味はありません。釣りに関しては単純に「日本のルアーフィッシング業界のプロモーション方法やマーケティングが本当にそれで良いの?」という消費者視点から見て破滅的な道を進みそうで怖いという部分から成り立っています。全体的な釣りのマクロな市場が機能していないと自分のスタイルの釣りですら、購入できないなど危機的状況に陥ってしまいます。それは私にとっても皆様にとっても決して望まれた結果ではありません。
 いいかげんその辺りに冷静にツッコミ入れられるメディアとしてブログなどの活動がもう少し活発になっていけば、本当に頭の切れる編集長を持つ出版社であれば普通に気がついて修正をしてくるのが自然です。キレる編集長が居ることを仮定した話ですが、もし本当にそういった人材が居ないのだとしたら早々に気がつかせてあげる努力を読者側からしていかなければ事態が何も変わりません。動かなければ何も変わらないのですから、その辺りをもう少し真摯に受け取って行動をして頂きたいところです。今年の抱負で「今年は変わる」的なこと言っちゃう人ほど変わるためのアクションを起こしていない偏見です。もしくは根本的に変わるべく未来像といったビジョンが見えていないのかもしれません。

 上下ともペンシルポッパーのテーブルターンに注目の動画です。
 一般アングラー視点から神様扱いされている方々と信者様はこの動きを絶賛されておるそうですが、「この程度の動きならスーパースプーク7/8ozで可能な範囲ですよね。」と一部同意を得られる意見で片付けておきたいところです。むしろスプラッシュのアピールが殺されてペンシルポッパータイプである必要性が微妙な気がします。
 というか彼らにとってスーパースプーク7/8ozすら過去の遺産的な扱いなのですか? オリジナルザラスプークがもはや過去の遺物扱いなのかもしれません。ザラに関してはアイにハングマンズノット直結で動かせないようであればロッドワークを見直した方が良いといった指標にもなる素晴らしいルアーです。正直このあたりのペンシルでもテーブルターン気味にも動かせるはずなのですが、持ち上げる人々の眼中には入っていないように見えます。また、テーブルターンは普通にペンシルベイトをハーフトゥイッチでリトリーブパスを意図的に片側に寄せて動かせる人であれば誰にでも可能です。そもそも信者層には「ハーフトゥイッチ」って何ですかの世界なのだという偏見もあります。しかし様々な偏見を持っている自分ですが、そこから来る視野の狭窄といった状態には陥りたくないものです。
 あえて良い点を探すとすると3フック仕様であることでしょうか。しかし、製品でぃすくりぷしょんでトップウォーターにフロロカーボンも推奨されている意味もよくわかりません。動かすことは可能ですが、ペンシルベイトも含めて水中でドッグウォークさせることが逆効果になることがあります。水面で水を弾いているからこそアピールでき、釣果が伸びるのだとカリフォルニアのレイクで学んだことです。わざわざ沈むラインを使用して、潜らせて水中ドッグウォークさせたところで魚のストライク率が急激に落ちるといった経験からくるリソースです。ナイロンモノフィラメントラインを絶対的に推奨にして、「基本があれば応用があって」といった金言に従った解説でフロロカーボンを使用したダイビングさせていく釣りと言った方がしっくりくるのではありませんか。
 加えて、推奨枠がフロロカーボン12lb、ナイロン14lbからというのも1oz程度あるトップウォータールアーを動かすにはラインストレッチ、伸びがその動きのキレを殺してしまいます。たぶん2つ目の動画でキレが出ない大きな理由はそれが起因しているのではないかと考察できます。
 そんなにルアーの動きのキレが重要かと言われれば、キレを出すことができれば、出さないという応用も可能であり1キャストにいくつものバスを誘う仕掛けをアングラーが作り出すことができます。その仕掛けていくスタイルこそヒロ内藤さんが最も言いたかったBass Angler Spiritなのです。
 また、ロッドレングスも言うまでもなく長いのだと思われます。

 ジム・ビッター的なジャーキングの擁護をしておくと、彼の言っているトゥイッチとジャーキング、リッピングの境目が曖昧過ぎます。そのロッドの振り方でリッピングと言われても、「ジャーキングでロッドを振り過ぎているためにリッピングに近いアクション」と「ロングロッドでポンプリトリーブのようにロッドを動かしてリッピング」するのでは仕掛けていく釣りの質が違い過ぎます。リッピングとは1mぐらい一気に(ロッドは主に下さばきで)引き切ってしまうことを言うわけですから、似ているようでまったく別の釣りだったりします。琵琶湖の釣り人たちは主に前者の引っ張り過ぎた「なんちゃってジャークことリッピング」なのだということなのでしょうと結論づけています。また、そんなアングラー達に向かって「なぜジャークベイトをサスペンドで出すのか?」と聞いて「狙っているゾーンが深いから」、「厳冬期のキルに時間をかけたいからキレを犠牲にしてでもサスペンドにしたかった」的なことが言えるプロって居るのでしょうかと甚だ疑問です。
 日本のバスアングラーの一般レベルは北米圏での平均値より遥かに高いとは実感していますが、エリートシリーズなどのトップカテゴリー的に位置するアングラーのレベルは遥かに上です。米国ではベイトキャスティングを扱えないアングラーだらけだったりするわけで、そういったレベルでは日本が上なのですが、何せ開発に関わるプロと言われるコマーシャルアングラーのレベルがアメリカのトップカテゴリーに匹敵しないのが問題なのだと考えています。そういった貴重な人材が育ってこない限りリソース不足感がいつまでたっても拭えません。そういった意味で日本でのルアーカンパニーのマーケティングが広がらないのかなとも思ったりもします。所詮ふぁーいーすとのローカルベイト扱いというのもそういった背景からではないのですかと思うなどしています。
 リソースとなるべきデータ不足で、「それを実証するだけの十分なデータが揃っていない」といった致命的な欠陥なんだとそろそろ消費側のアングラーも気がついても良さそうなのになと俯瞰しながらこんなエントリーを書いています。例えるならばハードロイがPEに使えない的な偏見は日本では完全に「それを実証するだけの十分なデータが揃っていない」という部分に繋がると考察できます。個人的にはグレッグ・ハックニーが自身のシグニチャーロッドに搭載されたパシフィックベイ製ハイアロイ(フジ製ハードロイ)でブレイデッドラインを使用していることからも、ハードガイドがブレイデッドラインにそれほどリスクの高い選択ではないことを彼のトーナメントトレイルを見て結論付けることができます。
 こういう統計学的な視点からバスフィッシングを見て冷静に分析している場ってどこかにありませんか?「それを実証するだけの十分なデータが揃っていない」的な見解から、「これだけの数のソースがあれば理論的に実証可能」という部分まで出して、アングラーが自主的にそれに協力していくカタチは悪いものではないと考えています。これって自分が導き出したビジネスモデル化できそうなウェブコンテンツにもなるのですが、やはり自ら動かなければならないのでしょうか。

 というわけで皆さんの言いたいことを先に申し上げておきました。とある店内で文句を言う手間が省ければ幸いです。
ヘドンスーパースプーク 14

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価格:900円(税込、送料別)


ハーフトゥイッチって何よって方には必見の映像かと思われます。
ペンシルベイトだけでこれだけの誘い、魚へ自発的に仕掛けていくことができるのかと、普通のアングラーからすると目から鱗となる内容です。むしろこんな風に目の前で巧みに動かされてバスを誘い出す方が神がかっているように見えるのは自分だけでしょうか(笑) 川の上流、急流域でのオカッパリ映像も収録されています。
 テーブルターン、そこから起こるスプラッシュと音質と音量、スプラッシュの量や飛ばす距離、普通のドッグウォークアクションやスケーティングこれだけのことが1個のルアーでできるという、ルアーの懐の広さを実感できている人ってどれぐらいいるのでしょうか。細軸の針に交換するのも自由ですし、フック交換しなくても、さらにはフェザーなんてなくても30cmぐらいのが余裕で釣れますし、「オリジナルだけで良くない?」感を実感してみるべきかと思われます。個人的にはヒロイズム60Bでも動かしてしまいます。しかし、投げる時の感触だけでいくと60MHあたりが好みです。

tag : 泡沫

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No title

>本当に頭の切れる編集長を持つ出版社であれば普通に気がついて修正をしてくるのが自然です。

その辺は実際のところどうなんでしょうかね?
ほんの二年前でも、実際はこんなお寒い現状でしたからね・・・

『ハァ、そうですか』
http://rapalafan7240.blog121.fc2.com/blog-entry-542.html

>ハードロイがPEに使えない的な偏見は日本では完全に「それを実証するだけの十分なデータが揃っていない」という部分に繋がると考察できます

ところがそう反論すると、SIC信者(笑)の人たちは『ハードロイはSICに比べて放熱性能に劣る。よって摩擦熱によるラインの劣化が早く、ナイロンやフロロに比べて、基本的に摩擦に弱いPEにハードロイは向かない』と反論してくる訳ですよ(笑)

個人的にはナイロンやフロロより構造的に水分を長時間含みやすいPEが、摩擦熱によって簡単に劣化するとは個人的に考えにくいんですけどね
それこそ日本のSWゲームでは、既に使うことが常識となっている『ラインコーティング剤』などの使用で充分カバーできると思うのですが

Re: No title

> その辺は実際のところどうなんでしょうかね?
> ほんの二年前でも、実際はこんなお寒い現状でしたからね・・・
 それって全体の車所有者の割合というデータが提出されてない、データ不足だったのではないかと思います。その時の全体の偏見によって左右されてしまうのであれば、数字やグラフを使用して改めて反論するべきだったのではないかと思われます。自分から見ると、それを判断するにはその場で十分なデータが揃っていなかったと判断します。
 それにしても日本ではトヨタを広告にするより公共交通機関の広告を後ろ盾にした方が利用者に朝のラッシュがあるぐらいですから、強いんじゃないでしょうか?(笑) 完璧な時間スケジュールで成り立ったあんな特殊な公共交通機関は世界でも希少なわけですから、そこをもう少し考えても良いかと思いますね。


> ところがそう反論すると、SIC信者(笑)の人たちは『ハードロイはSICに比べて放熱性能に劣る。よって摩擦熱によるラインの劣化が早く、ナイロンやフロロに比べて、基本的に摩擦に弱いPEにハードロイは向かない』と反論してくる訳ですよ(笑)
 イジワルに反論されると、実際「数字でどれぐらい違うということを根拠にしているの?」と聞きたくなりますね。仮に実験でガイドリング1個にラインを通して、1か所を擦り続けて何回目で切れるかというデータを出して決定的な違いがあるとの根拠なら信じても良いですが、果たしてやったことがある人って居るのでしょうか?という部分です。
 書いていてちょっと自分で実験をやってみたくなりましたが、たぶん時間がありません(笑)
パワープロ0.8号なら手元にあるので持っている方は元ガイドの一番大きいリングでやればリングの大きさで放熱も速いはずですからそれだけ多くの回数の摩擦に耐えるはずです。口径のサイズによる違いとリングの材質色々と調べてみると面白いかもしれませんね。1か所を100回擦ってごとの結果を写真に収めておけば、切れるまでいかなくとも、もし差があるのだとすれば毛羽立ちで差が出てくるかなと思います。
 時間があればやってみたいですが、結果はちょっと他人任せになりそうなところがあります。
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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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