ぱわーどろっぷしょってぃんぐ

 2エントリー連続でKevin VanDam(ケビン・バンダム)のパワーフィネスについていきたいと思います。今回はドロップショットに焦点が当てられています。

 KVDはこのドロップショットにもパワーフィッシングの概念を持ち込みました。KVDはいくつかのメソッドでドロップショットを使用します。その中には前回のエントリーで説明したようなトゥイッチをしながらボトムを素早く引いてくる方法もあります。

 KVDのデモンストレーションをプールで見たこの著者は、小さなワームがシンカーを軸として前後に暴れる様子を見て、バスが夢中になるのがわかるというような感想を抱いています。
 そして前回に書いたように、KVDは普通のアングラーが使うドロップショットより、早いペースで広い範囲をカバーしていきます。

リーダー
 使用するリーダーの長さは8~12インチ(20~30cm)と長く感じますが、キャスティングして引いてくる角度から、ボトムから数インチしか離れていません。
 「ほとんどのベイトフィッシュはボトムに身を寄せていてカモフラージュしている」とKVDは言っており「それが理由でバスも底にいる」のだと理由付けしています。
 そしてドロップショットはボトムに固執しているバスにはシェイキーヘッドより見やすいのだと言います。また岩などのカバーから針が離れてくれるため根がかりも少なく済みます。
 しかし、KVDはバスがボトムからサスペンドしている場合には、さらにリーダーを長くしていきます。これは五大湖のような場所で、スモールマウスがsmeltalewivesを捕食している場合によく行います。Lake Erieで行われた試合では彼は3フィートという長さのリーダーを使用し、大きな違いが出たのだと言います。

ウェイト
 KVDは円筒状の XPS Finesse Drop Shot Weightsを好んで使用しています。この形状はグラスや岩といったカバーの上を通す場合に、何度か引っかかってしまうと注意します。そんな時KVDはニッパーでウェイトをカットしてトリミングしたものを使用します。
 通常、KVDは1/4ozのウェイトで12フィートを、3/8ozで12〜20フィート、1/2ozで20フィート以深といった使い分けをします。ウェイトは素早く落ちて、引きずられずにボトムに常にコンタクトしていることが望ましい状態です。

ワーム
 DirtカラーのStrike King 4-inch Super Finesse WormがKVDのドロップショットでのgo-toベイト、コンフィデンスを持ったベイトです。このベイトにNo. 2 Mustad Drop Shot Hookをルアーの鼻先に、写真のように掛けます。
setting_dropshot_hook

 「このベイトの柔らかさと浮力がこの釣りに合っている」のだと彼は言っています。
 使用するタックルはスピニングタックルで8lbのフロロカーボンが巻かれています。この細いラインは風の中でもキャスティングディスタンスを伸ばしやすく、ベイトの沈下速度も早くすることができます。これらの要素は太いラインを使用するよりバイトが得られやすいとKVDは語ります。

ヴァーティカルプレゼンテーション
 ディープにいるバスは1ヶ所に固まっていることがなく、散っています。バスはハンプやドロップオフなどに留まっているわけでもないのがデプスファインダーからも見ることができます。また、2日間同じスポットで魚を見つけられることもほとんどありません。
 VanDamはこれらのジレンマをLake Erie, Lake Champlain, Table Rockなどの湖で克服してきました。KVDはエレクトリックモーターで動き続け、デプスファインダーでバスが見つかるまでドロップショットを水の中に入れないという方法です。
 バスを探している間はスピニングリールのベイルを返しておき、ラインに指をかけすぐにでもリリースできるようにしておきます。「もし長く待ち過ぎたなら、バスを逃すことになる。ベイトをバスに向かって正しくアプローチできたならば、バスは最初のフォールでバイトします。」とKVDは言います。
 ボトムにシンカーが付いたら数秒待って、バイトがない場合、ベイトに数回トゥイッチを加えます。もし何もバイトを得られなければ回収してまた動き続けます。
 トーナメントの前に散らばった魚を探すときは、エンジンをアイドリング状態で走らせ、デプスファインダーにバスが見えたらドロップショットをリリースし、エンジンもニュートラルにします。
 「私はこのようにして素早く多くのバスを見つけます。この方法はバスが位置するエリアやクオリティの高い魚を見つけるのに効率的で、トーナメントの出発にはこれらが必要な要素です」と締めくくっています。


 前回Lake Erieで優勝したのはご存知、桐山孝太郎さんでしたが、エリアは違っていたものの、ほぼ同じ戦略で優勝しています。違ったのは桐山さんの場合、もっと細い2.5lbまでラインを落とすことがあるということと、湖が大荒れのコンディションだったため、大波の中でボトムを取るために3/4ozのウェイトも使用していたことです。
 個人的には五大湖のスモールマウスバスがこのようなものであれば、日本でも普通に8lbラインで1/4ozのシンカーを使用してスモールマウス系の湖で釣れないのでしょうかと常日頃思っています。散っているバスを釣るのであれば、確実にその規模から五大湖の方が難しいように見えます。野尻湖のような湖では、パワーフィッシングの人はスピナーベイトとか投げてる偏見がありますが、このパワードロップショッティングも検証していただきたいところです。
 別にディープダイビングのクランクベイトとか引けないレンジならこういうドロップショットってのはありだと思っていて、こういうドロップショットでもし釣ってくることができれば、日本であってもそれはパワーフィッシングで釣ったきたということであり、パワーフィッシング通用するという立証になるという偏見がある。

 またKVDはBass Pro Shopsの"The Bass Pros"DVD(写真を上に貼付)では、ディープウォーターだけでなく6〜8フィートのシャローでも有効だと言っています。セッティングは1/4ozにNo.2のフックと変わりませんが、もしボトムに何もないような場所であればタングステンシンカーが最適だとも言っています。基本的に上記と全く変わらないことを言っていますが、ワームの紹介ではチューブワームもドロップショットに適したワームとして紹介しています。

引用
Mark Hicks (BASS Times Contributor)
http://www.bassmaster.com/power-drop-shotting-kvd
Bass Pro Shops "The Bass Pros Season 3"[DVD] 2009

tag : KVD

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Private comment

No title

lunamaggotさんは
本当にKevin VanDam(ケビン・バンダム)を
リスペクトしてるんだねー
他の記事を読んでもそれは伺えますが( ・∀・)

Re: No title

 事実、KVDをコンテンツにしているサイトやブログってそれほどありませんし、他のエリートシリーズプロも同じくコンテンツにはまずされていません。
 そしてこういった隙間的なコンテンツというのは、求めている人がどこかにいるはずなので、貴重な情報ログになると信じてやっています。また戦績を見ても明らかなのですが、やはり注目されているだけにエントリーにできるだけの情報量がかなり多いです。

 そして、パワーフィッシングがライトリグでじっとしてるより、飽きなくて面白いって思ってくれた方がいいと思っていますし、自分もライトリグには飽きたといった感じがあったのでそういった面でも面白さの再確認をしてほしいと思っています。そんなときに彼の戦績を否定できる人って日本人にはエリートシリーズやBASSにでも参戦していない限りまずいないので、論破できない部分もあります。
 そういった点に気がついたときにKVDを自分の象徴的存在として見たら自分の様々なスキルが伸びるのではないかと考えたわけです。最初は半分冗談でしたが、最近は真摯に彼の情報をなるべく日本語で公開していこうと思っています。

 確かにリスペクトって言葉が合っているなと納得しました。
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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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