「俺は知ってる」が、モテトークだと勘違いするのは男の子の性(さが)。

 これこそがBassmaster Classicだという展開を見せてくれたEdwin Eversの活躍に惚れ惚れすると共に、Jason ChristieやBill Lowenの聡明なアプローチと見どころ満載だったわけですが、きっと当ブログ以外誰も話題にしないという偏見があります。

https://www.bassmaster.com/video/bassmaster-classic-live-archive
 そもそもLIVEで一番面白かったのはMark ZonaとDavy Hiteの初日のかけ合い、そしてKevin VanDamの懇切丁寧な解説だったことも当ブログ以外で語られることがないという偏見もあります。
 当著者が最も楽しかったのはKevinがスピナーベイトの解説をしている時にトレーラーにソフトプラスティックを使用する詳細を求められたわけですが、そこで彼はStacey Kingを例に挙げてフルサイズの7in RibbontailをStacey Kingは好んで使っているといった話を繰り広げてくれました。余談ですが、当方の友人も同じOklahomaで今年亡くなったKen Cookがリボンテールをトレーラーに使用することを好んでいたことを記憶していて当方との会話に交えてくれました。そして、Kevinはold rubber skirtが低水温に効果的で、自分もそう言った状況下で使うと言いました。以前、Bassmaster.comのInside Eliteの中で画像付きで紹介していましたが、今回を契機に"out of stock"の文字を見る限りweb shopでは相当売れたようです。
 またBill Lowenの釣りの話になった時、Bill LowenはJason Christirと同様にbank, 岸際にキャストしていたのですが、BillはJasonと比較して岸に対してparallel,平行に釣りながらさらに最も浅い1-2ftを釣っているのだということを指摘した話の中でKevinはGeorge Cochranを例に挙げて5ftより深い場所で釣りをしないアングラーの存在と彼らのパフォーマンスについて語ってくれたのもその懇切丁寧であると感じた理由です。
 そして最終日、日本時間では月曜日になった0:20頃、Bill Lowenが5 limitを釣り上げた後、水温が55 degrees(摂氏12℃)あるからと言いながらタックルボックスからバズベイトを取り出しデッキに置かれた1セットに結んだのは非常に聡明な判断であると感じたと同時に、正しくバズベイトが使われているということに感動を覚えました。この時点で眠気と月曜日のことなどどうでもよくなりました。しかし結果的にEdwinが勝ったこととJasonが打ち負かされた興奮状態のまま仕事ができたので何の問題もなかったのが幸いです。

 さてBassmaster LIVEではそんな楽しい時間を楽しんでいたのですが、今回のwinnerといえばEdwin Eversです。
 彼の勝利を語る前に、当ブログの立場的にJason ChristieもEdwin EversもClassic winnerとしてはあまり好ましくないと感じていました。2014のRandy Howell, 2015 Casey Ashley, 2016 Edwin Eversと地元在住アングラー達が3大会連続で勝つということについて、存在意義に関わらないかという意味です。もし地元が有利などというadvantageがテクノロジーの進化などで本当に存在してしまっているのだとすれば、もう競技にする意味がないのです。当方はそれを覆してくれるアングラーを心より望んでいたのは間違いありません。従って、最終日は日本時間の2時を過ぎたあたりでその順位が確定し始めたEdwin EversではなくてTodd Fairclothあたりにその大逆転を演じてほしいというのが本音でした。この辺りは2017 Bassmaster Classicで本当に地元有利などという幻想は存在しないのだとファンにまざまざと見せつけてくれることを期待したいところです。
 まずEdwin Eversの釣りはLIVEではあまり出てきません。映像を見ればわかりますが、電波のフィードが悪い場所で映像と音声が簡単に途切れる場所に居たためです。その前に比較するべき2日目までトップだったJason Christieの釣りに焦点を当てる必要もあります。Jasonの釣りはまずMark ZonaとDavy Hiteの初日の会話で"parallel approach"ではないという点を踏まえることが必要です。きっと日本人の誰もリスニングできていないという偏見があります。Jasonは”top to bottom approach”をしていました。それはDavyの指摘通り、低水温期の大型のメスがサスペンド傾向にあり、そのビッグフィッシュを狙うためだということです。そのLIVEでの推定水深は4-6ftでした。2日目はMark ZonaがJasonのスピナーベイトについて"heavy, heavy spinnerbait"と重さを強調していたのが印象的です。
 ついでにアプローチにおける"top to bottom"と"parallel"は当ブログの目玉記事として2つあったりします。
http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-195.html
http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-471.html
かつてここまで懇切丁寧にアプローチを解説したweb上の日本語記事などなかったという偏見があります。
 閑話休題、Jasonは恐らく刻印と湾曲具合から推測するにHildebrandtであろうNo.6 Colorado bladeを取り付けたフルオンスこと1ozヘッドのシングルコロラド・スピナーベイトを使用しました。スカートは先に述べたフラットのオールドスタイルラバースカートで、取り付ける際に瞬間接着剤で固めていることをLIVEで確認することもできます。さらにトレーラーとしてYumの新製品となる予定のPulseというスイムベイトを取り付けました。フルオンスという沈下率が最も速いものを使うものの、Hildebrandtであれば最もカップが浅く揚力を生みやすいブレード、テールが揚力を生みやすいスイムベイトというトレーラー、フラットでこれも抵抗や揚力を生みやすいスカートと、目の前の状況に最適に使えるスピードを完全に調整したベイトを使っていたことは最終日に興奮できる要素でした。Jasonやプロからすればスロー・リトリーヴだったでしょうが、日本人からすればきっとノーマル・リトリーヴぐらいのスピードでビッグフィッシュをボートにランディングする姿は必見の価値があります。そんなベイトを使って釣っていた場所は、45度を超える60度ぐらいの急斜面の岸でした。アプローチとしては岸際ギリギリにスピナーベイトをキャストするものの、いくらブレードやトレーラーを取り付けたからといってそう簡単に落ちるわけもないフルオンスの沈下率を利用して、岸ギリギリのストラクチャーや恐らくところによって存在したカバーを舐めながら、そのまま沖側のサスペンドしている魚に向かってリトリーヴしていました。映像によってはキャストから回収するまでのリールハンドルの回転数や挙動で岸に寄り添っていたであろう魚と沖側に浮いていたであろう魚の両方を釣っていたことがわかるはずです。
 安定するだろうと考えられたこの釣りですが、最終結果を見ても安定していたとはっきりと当ブログでは断言します。決してJasonの釣りは間違いではなかったと見ています。最終日に若干の狂いを生じさせた原因としては22 mph South wind(日本であれば8.8m/sの南風でしょうか)だったと感じます。それまで2日間釣っていてそこまで強風が吹いてこなかった場所に強風が吹きつけ、濁りがぶり返したようにも見えました。最終日は逆に午前中の段階でTodd Fairclothがこの風を利用して勢いに乗ろうとしていたことがLIVEでも見ることができます。恐らく、Kevin VanDamに初日にこの条件が訪れていればまさに神風になったのではないかと見ています。話は逸れますが初日のKevin VanDamはそれぐらい魚を根本的に探すという作業に追われ、魚を探しきれていなかったという印象でした。それぐらい風というのは状況を好転させることもあれば、今自分が自信を持っているパターンを簡単に崩すこともあるのです。日本時間の当時3時頃、風が強く吹きつけJasonが現地の観客にEdwinがトップであることを聞き出したあたりJason本人が本人の言うところの"beat"敗北感、完敗を感じていたように見えました。
 転じて、映像で見られなかったEdwinは最終日の午後に素晴らしいゲームを展開していた模様であることがEvers' epic Day 3 afternoonから伝わってきました。22 mph Sという条件は、風裏ができ強弱が出るのも間違いありませんが、基本的に同じ条件で全員に吹きつけます。そこでEversの画像を見れば、その風と風による水の流れをどのようにして活用して釣りをしていたのかが垣間見れます。水面とボートの船首を見れば一目瞭然で、lay-downというカバーの裏を有効に使ってシャローゲームを展開していたのです。そもそもClassic史上でも珍しい1種類のルアーで勝負していたJasonに対して、Edwinは3箇所をめぐって複数のルアーを使い分けていました。その瞬間ごとにその瞬間に適したアプローチを繰り出したEdwinの圧勝だったことは間違いないのですが、先に述べた安定感という意味でJasonが間違っていなかったという再認識にもつながります。それぐらい目の前にある瞬間を掴んだEdwinの恐ろしいまでの能力があったという認識なのです。
 Dee Thomasが提唱したoriginal flippingを押し通したJason Christieがいて、modern flipping(only shallow)近代的なシャローゲームのみのフリッピングを繰り出したBill Lowenもそこにいて、勝利をさらったpost-modern flippingを我々にこれでもかと見せつけたEdwin Eversが存在したという構図は一週間を本当にあっという間に過ごすことができるぐらい興奮度の高いeventにしたという結論です。即ち結果的に地元有利といった懸念を飛ばすには十分な内容だったということです。

 大事なことなので当ブログでは何度でも言いますがwinning baitなんて思い出以外そんなものどーでもいいのです。ウェイトの数字なんていうのも指標であって、問題は中身だということです。そして2016年も当ブログ以外にに中身に言及した物書きなんて存在しなかったという偏見があります。

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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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