真実などたとえ思い通りであったところで、場合によってはくだらないということだ。

 日本の雑誌でふと読んでしまったのですが、KVDやRickがスピナーベイトをキャストしている映像を見てアメリカの釣りだなんて言うけれど、実際そのアメリカのとある場所へ行ってみればアメリカ人だってシーガーの日本規格の4lb使ったりするわけで、前者のイメージなんて極一部で全体を現しているわけじゃないなんていう主張を見たわけですが、当たり前じゃんという感想しか抱けなかった当著者です。結局これを書いた人はここ止まりなんだろうなと思うとため息をつくしかありませんし、本当にこれを読んだ時間が無駄だったことに落胆してしまいます。当ブログでも何度か申し上げていますが、アメリカ合衆国ってどれだけ広いかと言えば、普通に4時間ぐらい自動車でぶっ飛ばしても海に辿り着けない地域が山ほどあるというのもその広さを現しているでしょうか。日本全国どこにいようとも仮に時間がかかっても4時間もあれば余裕で海に到着できるのではないでしょうか。ついでに「ここ止まり」というのは、そのアメリカ合衆国の広さを知った人でも、逆説的にアメリカ人の多数派の水準が落ちているから日本のような道具ありきのモノ至上主義の釣りが受け入れられていて、それは非常に危険なことであるという考えには到底行きつかないという意味です。日本人もアメリカ人も釣りにおいては何ら変わらないなんていう感想は、日本の釣りは防波堤でファミリーがやるサビキ釣りが産業を支えているし、アメリカの釣りの桟橋での小物釣りが産業を支えていると言っているのと同じです。そうではなくて、分析するべき大切な要点は自分達の文化、言い変えれば自分達の今までの価値観からでは到底辿り着けなかったであろう価値にあります。同じところは同じで良いのです。しかし、明らかに価値が違う部分が出てくるのであれば、それが一体どういったプロセスや原因でそのように相違しているのか分析しないことにはそのトピックが絶対に盛り上がらない、小中学生が書いた感想文以下でしかないという意味です。スピナーベイトやクランクベイトを必ずといっていいほどキャストする彼らと、必ずといっていいほどスピナーベイトやクランクベイトをキャストしない我々と一体何が違ってそうなったのかという研究のことです。
 加えて述べると、当ブログで紹介しているアングラー達というのは基本的に教養のある人達です。仮に教養は無いけれど知的好奇心や狡猾さが優れている人はアメリカ人の本物の論理的なライターの手にかかればその人がとても優秀な人に見せることができます。さらに言えば、トーナメントで勝てるぐらい知的好奇心旺盛で、その賢明さも学習曲線が上げ止まりすることもなく生涯学習としてできる人達なわけですから、尊敬しないなんて失礼にあたるとまで当著者は考えています。ついでに当ブログで一度Rick Clunnのその敬意に値する活動を知っていながら「Rick Clunnって何が凄いのか説明できる? できないのにクランクベイトの神様とか言って崇めているなんて馬鹿だよね。」と反論を期待して煽ったところ見事にクランクベイトビルダーを自称する輩がまんまと罠に引っ掛かって「神様(笑)」と嘲笑したこともありました。ここから伺い知れることとして、日本でプロだとかテスターだとか言われている裸の王様を裸の王様とは見ずに、本気にしてしまって本物をナメてかかっている、甘く見ているということです。当ブログでBill Danceがどうやら民放で紹介されたらしく、見事に日本人の何も知らない人達と悪い商売をする連中にナメたこと言われているという事実を目にして悲しんだことは、当著者としては比較的新しい記憶なわけですが、こういったことが四六時中繰り返されているわけです。Bill Danceはバス・フィッシングの土台を築き上げてきた人物の一人です。悪い商売をしている連中が恩恵を受けているソフト・プラスティック・ベイトの釣りをこの世に広めた一人はBill Danceです。そんなことも知らずに馬鹿にして扱う連中とは口もききたくありません。Bill DanceやRick Clunnなど馬鹿にしている連中の方がよっぽど馬鹿にされるべき対象であるということに気がついていないのですから手に負えません。きっと当ブログでTom Mannって本当に意味不明だし参考にもならないよねなんて別のところで述べたらきっとそんな連中は乗じて調べるなんて事は一切しないで馬鹿にすることに終始するでしょう。そこから分析できることとして、彼らもその不勉強が祟ってネタ不足なのです。釣りを真剣に学問としてでも勉強しようと思えば物理から魚類生理学までいくらでも可能であるにもかかわらず、そういった面倒なことを一切しないと決め込んでいるため、結果的に何も生まないし、流行を追いかけることしかできないし、さらには製品・モノにしか焦点を合わせて話すことができないしといったどこのブログにも見られる記事のおおよそのトピックが生まれるのです。日本のSNSに関してはルアーのことしかトピックとして扱えない人だらけという偏見もあります。加えて言えば、そのルアー評も個人的な印象の話題ばかりで、誰が何年に製作したとか、そのデザインのどこが他と比較して優秀であるか、そのデザイナーがいかに優秀だったか、転じてその製作年の時代背景、当時の通貨の価値や為替といった大切な話題には決してならないという偏見のことです。

 これらを総じて見て分析するならば世間一般で言われるオタクの大衆化に反していると当著者は考えるわけです。時代背景といった歴史などを含めて語れる本当にオタクを自称することができる人ってもう絶滅危惧種なんだなという分析のことです。当著者が見る「大衆化されたヲタク」と軽蔑している対象は、自分の気持ち、自分の感動でしか物事を語れなくて、それ以前にあった類似する事象とその事象で同じ感動を受けた他人については全く無関心である人達です。「オタク」はいくらでもトピックを繰り出すことができ楽しい会話が可能ですが、「ヲタク」は自分という井の中の蛙状態で会話をするためトピックが非常に限られおり盛り上がることが非常に難しくなるということです。


 さて久々に前置きを存分に書いたので、非常に大切なことをどう読み取るのかという提案をしていこうと思います。まず最初に念頭に置かなくてはならないことは、基本を見過ごさないということです。動画などで例えばテキサス・リグ一つの作り方について「知っていることだから」と見ないでいると、いざそれを他人に教えようとしたときに伝わらなかったりするということです。例えば、ウェイトまたはシンカーと呼ばれる金属の塊の形状の向きを無視したりするかもしれませんし、フックの選択やフックの刺し方を、そのテキサス・リグとして必要とされる要素を無視してつくるかもしれないわけです。従って、テキサス・リグ一つ教えるためには、なぜそのリグが必要で、どうしてそうするのかというツールとしての役割とその理由について正しく理解しておかないと本当に「真似て作れば良い! 何も考えるな!」と怒鳴ることになるやもしれませんし、釣りに一緒に連れて行った初心者や女性にこのようなことを実際にしている人達というのを個人的に頻繁に見てきました。
 さて、日本の雑誌なんていうのは読むだけ完全に時間の無駄ですし、学問とするために、問題を解決するために必要な情報にすらならないと断言できるわけですが、逆説的に悪例を探すのに好適だったりするのも事実です。しかし、それが悪例と判別できる知識がなければ本当に時間もコストも無駄にするというカルト宗教にはまるも同然であるという偏見があります。さてそんな悪例をバッサリ切っておきましょう。To Peg or Not to Peg, 「テキサス・リグにペグを入れるか否か」本当にその2種をあなたはツールとして使い分けられているでしょうか。
 きっと日本の雑誌でテキサス・リグを見かけたらほぼ間違いなくペグを入れていることでしょう。なぜそうするのかと彼らに聞いたところで、「カバーに入れたときにウェイトとベイトが離れないようにするため。」と知ったような口ぶりの返答があり、即ちそれは「何となくそうしている」という意味の答えしか返ってこないはずです。
 「ペグしない方が・・・」と当著者もたまに口にするのですが、きっとShaw Grigsbyに言われないとその真価を理解してくれないことでしょう。Shaw Grigsbyの結論は
テキサス・リグはペグを入れない方が釣れる。
ということです。しかし、どちらか一方だけを使うのではなく、ペグを入れる場合はnasty coverといったヘヴィー・カヴァーに入れる時で、強いて言えば稀にベッドの釣りで狙いすましたピンスポットに落としたいと思った時に使うぐらいだと言っているのです。この時点で日本人的な感覚でどちらかが絶対的に優勢であって、どちらか一方があればそれでいいといった思考停止の断言を自ずと求めるわけですから、日本語ではこの英語での説明の聡明さに勝ることなどできないという偏見があります。Grigsbyはペグを入れなければ、バスを針に掛けている状態でファイトしてもウェイトがラインをスライドしてくれるため、ウェイトが針を外す動きをほとんどしなくなるという利点やウェイトとベイトが離れて時間差で水中を落下するため魚のバイトしてくる数が増える利点も挙げてくれています。逆に言えば、ペグを入れなければいけない状態というのはウェイトがその自重でバスが暴れる動きと同調して針を外してしまうリスクと魚がベイトに噛みついてくれないリスクがあるのを承知の上で、それを使わなくては釣りにならない状況が必ず出てくるということを意味しているわけです。
 さらに針への結び方、ノットについてはダブルラインを使うことを推奨し、巻き付ける回数は3回で十分でウェイトがノットを傷つけることも心配しなくて良いと言ってくれています。しかしそれには条件があり、魚が1尾でも掛かればre-tie, 結び直すのが絶対であることを付け加えています。巻き付ける回数の少なさは強度としては保証できることに加えて、何かと擦れてラインが傷付きやすいテキサス・リグで結び直す時間を省略する意味もあるのです。当ブログは2014 Bassmaster Classicの動画を引用しながら、プロ達の結び直しについて言及した最初のブログだと自負していますが、結び目ことノットへのこだわりというのはそういったところにも留意しなければこだわりでも何でもないということを自覚しなければならないことを教えてくれています。
 さらに具体例として2014 Elite SeriesのDelaware Riverでの出来事として、初日にRage Bugをテキサス・リグで使用して何尾もの魚を逃し結果は60だったか70位であったのを、2日目に5位までジャンプアップしたことを明かします。その違いは何だったのかといえば、初日はグラスなどカヴァーが多いだろうと考えてペグをしていたことと、2日目にそのペグを外したというただそれだけのことだったと言っています。さらにペグを外してからの2日目と3日目で逃した魚は1尾か2尾程度だったとも言っています。なぜそうなったのか、Grigsbyはウェイトからわずかに離れてウェイトを追いかけるようにフォールするベイトは魚のバイトを増やしてくれ、さらにフッキングした後のファイトでウェイトがフックを外す働きをしなくなると繰り返し強調して説明してくれています。そして、「可能な限りペグをしないで釣ってみて。」と締めくくっているあたりもその自信と経験、そして解説動画としての結論の明快さ、そこから伺える彼の聡明さを見ることができます。日本語の解説動画ってどれも結論が明快でなく、下手すると結論なんてない視聴者に疑問を投げっぱなしにする動画だらけだという偏見があります。解説している人が無教養なのか、作っている側が無教養なのか、またはその両方なのかは表面的には分かりかねますが、きっと全員が無教養だろうなという偏見もあります。
 きっと日本語でテキサス・リグを解説している入門用の記事や動画のほぼ全てでペグが使われているし、ペグを使わないときの利点を解説してくれるものは今はもう無いという個人的な情報網があるのですが、Shaw Grigsbyのような金言を懇切丁寧に解説してくれた日本人ってきっと存在しないし、これからも出てこないだろうなという偏見があります。なぜならテキサス・リグごときに2セットもロッドとリールを組む人なんて見たことも聞いたこともないからです。この記事を読んで悪い商売を企む連中は急にそんなことを言い出すかもしれませんが、リグだってツールの一部であるといった根本的な理解と意図がなければ、このたかがテキサス・リグですら到底本当に巧い人達に追いつくことすらできないのです。これこそが「日本の力を、信じてる」ってやつの日本の力(笑)なんでしょうか? 「今こそ、流れを変える時」って流れ程度で変わることなんでしょうか? それとも「日本を、取り戻す。」っていう取り戻さなきゃいけない日本ってやつなんでしょうか? 当著者としては存在しないものを信じたり、変えたり、取り戻したりすることなんてできないと考えているわけで、文化あるいは価値というのは先に述べたように全く、根本的に違っていたりするわけです。例えば普通の日本人にいきなりカマキリの素揚げを食べろと言ったところでそれを食物と認識しないように、食べられる食べられないというのは摂食して栄養になるか否かなど一切関係無くて、全く別の価値基準によって定められていることに気がつくことができるかと思います。これが文化なのです。焼鳥ってそもそも串刺しにしたスズメの丸焼きから生まれた文化なわけですが、スズメの丸焼きを躊躇無く食べることができない人だって存在するように、その文化または価値というのは時間の経過と何らかの要因で変わったりもします。釣りにおいても何にしても我々が本当にしなくてはならない文化の比較というのは、その背景に何があるのかという研究です。その背景というのを専門的にイデオロギーと言うのですが、この程度のことも理解できない連中が当ブログを読んで悪用しようと企んでいるという偏見があります。
 世間的には浮かれている時期に最も厳しいことを書き連ねる当ブログですが、今回の件に関してはその厳しさを理解してもらえないという偏見があります。あまりにも基本的なことであるが故に、その質の差というのを丁寧に研究してみなければ理解できないためです。当著者が「釣りを考える」ということができる人とできない人ぐらいの大差があるように見えているにも関わらず、世間的には小さな差でしかないと把握されてしまうという意味です。本当に「釣りの楽しさは?」と問われてその理由を論理的に説明できるかどうかブログにでも書いてみてましょう。日本語で書けたならば、英語が堪能な皆様は英語で論理的に「釣りの楽しさ」について書いてみてください。きっと渡米したての当著者と同様の苦悩を味わうことができるはずです。それこそが我々の抱える問題であり、根本的な価値の違いによって生み出せないものができてしまう、コンテンツの差なのです。最後に述べられることとして、到底追いつくことができない目標に立ち止まるのがいわゆる思考停止した人達で、その目標に何とか追いつこうと努力する人達は知的好奇心旺盛な聡明さの証明です。ロバが旅に出たところで馬になって帰ってくるわけじゃありませんから、既に身の振り方は定まっているはずです。自分がどちら側に居るのか判断するのは簡単です。ブログ等のコンテンツの配信側に居る人達、かつて居た人達を見ればすぐにわかります。更新が止まっている、閉鎖した人達は勉強しなくなったかできなくなったかで結果的に向上心や知的好奇心を失い何も生み出すことができなくなった人達であり思考停止側にいるということです。世の中わからないことだらけなのに、自分の意思決定のために調査かけて調査の限界も含めて妥当な解釈することですらできないから流行だとかトレンドだとかに乗じるという偏見があります。つまり何が言いたいのかというと、その思考停止が大学という研究機関を含めて正しいとされているのが日本って国じゃないだろうかと勘ぐってしまうほどに当著者が危機感を感じているということで、敢えて新年に述べてみるという趣向でした。

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こんな記事

これを読んでてふと思い出したのですが Walker Smith による "10 worm fishing secrets you may not know" という記事にも A pegged sinker loses more fish という項目があります。Larry Nixon のワームフィッシングについての記事です。
参考になればと思います。時間の無駄でしたらすいません(;・∀・)

Re: こんな記事

いつもコメントありがとうございます。何をおっしゃいますやら、当方としては最近Wired2Fishの過去ログが非常に見辛くて確認できてないことがたくさんあると思います。ふと思い出せるぐらい、普段から英文であろうとも文脈のトピックを読み取るセンスがついてきている証拠ではないでしょうか。
 Worm fishingと言えば、1990年代初頭までは'There he is'よろしくブルーのワームでもバスは釣れると言ったBill Danceの存在が創始者としての立場で不動だったわけですが、トーナメントを引退していたこともあり1993か1995あたりからはLarry NixonがBassmasterの記事ではworm fishingのエキスパート扱いになりましたね。このように話なんていくらでも広げようがあるわけですが、そういうインテリジェンスに欠けた自称アメリカ通ばかりで嫌になってしまいますね。本当に賢い人というのはそうやって適切なタイミングでそういった本当に大切なことを言い直してくれるため非常に参考になりますね。おそらく確認できていないだけでペグをしない方が良いといったニュアンスのことを言っているプロ達は多いと思います。逆にペグをいれなければと言っている人はカヴァー・フィッシング専門で本物のはずですから、それはそれでカヴァー・フィッシングの参考になると思います。
 おそらく2014年のバスの月刊誌をどれか1種類選んでバックナンバー12冊を写真だけで追ってもテキサス・リグにペグを入れない方が釣れるだなんて特集を組んだ人なんて日本には居ないという偏見があります。みんな揃いも揃ってペグしているはずです。そうするとナスティー・カヴァーで釣りをしているのかと思えば写真から伺うに全く複雑でもないところで釣りをしていたりするからもう本当にファッションであって、みんながそうしているからと自分も漫然とそう同じようにしてしまう、全くもってセンスというか五感が鈍っているんだなと思わせます。これを読んでそんな記事を急造しちゃう雑誌ライターやめでぃあくりえいたーがいるんだとしたら、それはそれでアイディアにおける想像力が足りない訳で、物書きとしても釣り人としてもセンスが疑われますね。

 ついでにBill Danceはカヴァーの中でもcypress treeの釣りが得意だと自負しており、Al Lindnerがpiers, Tom Mannがwillows, Jimmy Houstonがlogs, Roland Martinがtree topsの釣りが得意と評価していましたね。これもまたブログ的な引用に引用を重ねるスタイルの醍醐味で、彼らの得意なアプローチやベイトと合わせて分析すると面白い結果が期待できそうで、しばらく楽しめそうな予感がします。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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