「誰かを頼る、みんなで助け合う、支え合うってのは一般的には正しいことこの上ない。でも理想論だ。必ず誰かが貧乏くじを引く。だから人に頼れとか言う気はない。でも、お前のやり方は間違っている。」

 誰も期待していないし、誰も言及しないMajor League Fishingのとあるepisodeについて言及しておきたいと思います。IkeだとかBobby Laneあたりがブチギレてロッド折ったりする程度にはみんな真剣に負けず嫌いを発揮して競っているため、身内が集まってグダグダ何の役にも立たないトーナメントやってるショーモナイ連中とは違います。Major League Fishigの中でもGEICO Q&Qというコーナーでショーモナイことをやっているのですが、Elite Seriesにしか出ていないKevin VanDamとFLWにしか出ていないBrent Ehrlerがどういう関係性を持っているのかといった視点やElite Seriesで普段顔を合わせている顔なじみとの間柄がわかって面白いこともあります。競技中に皮肉混じりに互いに敬意を払っている旨の発言をしていたりするのも印象深く残ります。
 そんな中で爪の垢を煎じてのませたい程度に素晴らしい発言を繰り広げるGary Kleinが見られるepisodeがあります。2014 Challenge Cup - Denton, TXの最後のepisodeである"2014 Challenge Cup Major League Lessons
Major League Lessons, Denton, TX - We take 6 of the event's top anglers back out on the water to show you how their keys to success!"という最後の6人がそれぞれ鍵となった考察やテクニックを紹介してくれる内容です。Gary Kleinの名前があるだけで自分だけが得しているような気がして仕方ありませんでした。
 別にJeff Krietのスピードワーム・テクニックと呼ばれていたグラス・エリアを時には1/16や1/8 ozといった重量まで落とすこともあるウェイトを使用したテキサス・リグで、リールのリトリーブで釣るという手法が面白くなかったわけではありません。むしろこの釣り方自体はメーカー的にYumが新製品としてThumpin Dingerを出したりしているためJeff KrietやJason Cristieの在住地Oklahomaのどこかで見直された小さな流行となっているのかもしれません。2003 Bassmaster Classicを制したIkeもMann's Dragin Swim Wormというテールはパドル形状の似たようなベイトを使っていたこともふと思い起こされます。
 Gary Kleinは、冒頭の話のフックとなるであろう逸話としてElimination Round 1を挙げ、Tommy Biffleと同じリップラップではち合わせたとき、KleinがBiffleに"Hey, Biffle, fish not bite the Biffle Bug this lake."とエンジンで軽く走りながらBiffleに言い放ち、Biffleの後ろを通り過ぎてすぐのリップラップでトローリングモーターを下ろし小さめのクランクベイトをキャストしてキーパーを釣り上げ"Biffle, I told ya!"と言っている映像が流れます。秋という時期にこの両者のベイトで何が違うかと言えば、ボトムを常に引きずってしまうか否かという違いがあります。KleinがBiffleに言い放ったのがただの皮肉ではなく、そのあたりの有用性について彼が語っているのだと、きっとこのパートを最後まで見れば理解できるはずですし、そのような構成にしている編集者が非常に有能であるということを指摘しておきたいところです。さらに続けて出てくる言葉は"Reason why I bale to advanced, because of decision."と釣る場所をどのようにして絞り込み、どのように決断して移動したのか詳細に語ってくれています。さらに細かいテクニックとしては小型のスクエアビルの使い方に触れてくれます。シャロー・カヴァーにベイトをキャストしていくわけですが、angleが重要であると語り同じカヴァーに対して全く別の角度で10-15回キャストすることや正反対の角度からキャストすることを恐れないことの重要性を語ってくれます。そこからさらに有用性を高めるために即座にdepth & speedを変えるためにデッキには同じベイトが2サイズ、2カラー並べてあり、ラインサイズは15, 17, 20 pound-testが巻かれた4セットのクランクベイト・タックルを使うことについて語ってくれています。次にreading waterが重要であると、等深線の入った地図を見なくともすぐにわかるようなフラットとチャネルの入り方とその曲がりの変化について、それに従って動くシャッドのmigrationについて説明してくれます。加えてロッドを動かしてベイトを故意に不規則に動かす、directional changeという動きを作り出すことにも言及します。ついでにKleinの使用しているベイトがLucky CraftのLC 1.5であったとしてもです。次にtimber(立ち木)の見方について説明しています。特にlaydowmに注目すると言い、"vertical vs horizontal"として考察したときにバスがhorizontalを見逃さないことがあるということも詳しく説明してくれます。ここで大切なこととして"fishing lures only tools"と考察する人こそが優れた釣り人であることを定番として説明してくれます。「何千というカラーやスタイルの違うルアーがある中で、自分が好むルアーとあなたが好むルアーは違うでしょう。そこで大切なのはツール十分に知るだけ釣りをして自分だけの自信を持った自分だけのルアーを持つことです。自分のルアーに対する自信を発展させるために、その瞬間のその湖、自分の選択したその種類の湖、多くのことを自分で学ぶのです。自分はクランクベイトを7 feetのロッドでキャストしますが、あなたの好みが6-10でも6-8でも構わないのです。最も大切なのはあなたにとって有効であるということです。これがこのスポーツの素晴らしいところであり、正しい方法も間違った方法もなく、自分自身の方法があるということです。自分自身で学ぶ釣りをしていたときに魚を逃してしまっただとか、ライト・ラインでラインが切れてしまっただとか、様々なことが起こるはずですがそれが問題点であり、その問題点を一度時間をかけて分析するべきであり、そこが自分自身にとって修正すべき部分なのです。Don't fall in love a fishing lure! 私はもちろん自信を持った良いベイトをたくさんの種類で持っていますが、それはシークレット・ルアーという意味ではありません。シークレット・ルアーというのはある瞬間にキャストすれば魚が最も釣れてくれるルアーのことを言うわけですが、それは必要性のあることではありません。もし私があなたの隣で間違った別の角度から釣りをしていたとしても素早く数多くあるルアーの中から特定のルアーを選択して同じ魚を釣るでしょう。Don't fall in love a fishing lure. ルアーよりもcurrent(流れ)の状況、time of year(季節), type of lake(湖の種類), main species of fish([ラージマウス、スモールマウス、スポテッドなど]魚の種類), そしてツールを選択し、自信を持って釣りをして良い時間を過ごしましょう。これらを理解した後はchanging angle,角度を変えることを忘れないようにしましょう。」
 もちろんGary Kleinがflipperであってその1つのカヴァーへのアプローチの丁寧さが他と比較にならないということも踏まえておく必要性があります。しかしながら2回も"Don't fall in love fishing lure."「ルアーに惑わされてはいけません。」と注意喚起してくれている点を見過ごしてはなりません。Lures are just tools.と言い切る姿勢を忘れてはいけません。本当にシークレット・ルアーに必要性などないということが、Gary Kleinのこの教えから伝わらなかったり、TV番組という公衆の面前で何の秘密も無いStrike King製品で釣りまくるKevin VanDamを見ても伝わらないのだとすれば、もう思考として何かしらの先入観というか恐怖心があり、その恐怖心から洗脳されていると言っても過言ではないという偏見があります。
 ついでにLC RTO 1.5だとわかったのは映像が拡大されたときのsignatureです。もちろん小技としてGary Kleinがテール・フックだけKahle styleのトレブル・フックに変更しているのを当著者が見逃すはずがありませんし、それがきっとMustad製品のTG76BLNのショート・シャンクではなく普通のレングスのシャンクのものであるというところまで見ています。サイズとしては#2あたりに上げているように見えます。さらにDean RojasがGander Mountainのロッドを使用していたり、Speed Trapのリップとフロント・フック・ハンガーの間にSuspen Dotを貼り付けていることももちろん見逃していません。そしてRojasも漏れずにNorman Deep Baby Nだとか基本的な製品しか使っていないことが理解できるはずです。
 いずれにしてもクランクベイトに4セット組むということを平然と説明してくれるあたりはさすがとしか言いようがありません。結び変えている間にボートが流されて別の角度からベイトをキャストできずに逃す魚が居たとしたらそれを見過ごし続けても良いのかというトピックについてです。当著者はその可能性があることについて見過ごす態度が許せなくなりクランクベイトについては同じタックルを組むようにしてしまいました。何も2万円もするロッドとリールで1セット合計4万円も出費する必要性など微塵もありません。納得しようとできなかろうとセットでBPSのCrankin Stickで2万円程度で収めたり、BPSのBrawlerだとかPower PlusだとかShakespear Ugly Stikだとかでそれ未満にすることもできるわけです。ここで安物だからと馬鹿にする人ほど結局ルアーに恋してツールの有用性を見出すことができていないと言わざるを得ないわけです。道具の価格を気にするぐらいなら釣り場で今その瞬間釣りをしている場所がどういう状況なのか分析することに気力を使った方が遥かに有用性が高く合理的なわけです。きっと一度有用性や合理性に触れてしまうと買い物が購入するならば3個セットなどと完全にアメリカ人と同じ感覚になるはずです。ついでに言えば金を使わずに経済を動かすことができるほど釣りという業種は大きくないのに、釣りという趣味に金を使わない人が増えればこの釣りという趣味がどうなっていくのか想像できない人達がとても多いという偏見があります。そういった意味で釣りという趣味が廃れ行く運命にあることを既に当著者は達観していますが、まだ希望があるだのどうだと言う想像力の欠片も無さそうな連中がいると嫌悪感が生まれるのはそういう理由なのだと分析しています。適度な出費が自分の趣味の立ち位置を支えるならば出費しようと思えるのならばそうすれば良いことですが、それを広めようとするには受取手に想像力が無さすぎですし、金を持つ比較的上流階級層がとっくにロジックと科学の無い悪い商売をしたことが原因で離れてしまった後なので手遅れであることも伝えておかなければならないでしょう。結果的に道具は高価になり貧乏人から搾取するのかといった的外れな、トピックがズレた批判しか生まれない誰も得しない堂々巡りという悪循環がそこにあるわけです。批判をするならば問題点を先に明確にするべきであるのですが、批判しようとする書き手にその情報収集能力や分析力が欠けていると結局そういった的外れな結論しか出てきませんし、最悪の書き方でもある結果ありきの書き方しかされないという偏見もあります。
 釣りを観察と経験だけではなくもっと論理、科学にも注力し、元々あった釣りの方向性に戻して聡明にしていこうと言ったところで誰も追従してくれないという偏見がありますが、これこそがアメリカ合衆国に存在するイデオロギーなのです。多くのアメリカ人達が何となく共有している感性の正体かもしれませんし、聡明な人はそれをもっと簡単な言葉にして、今回のGary Kleinのように、Bill Danceや近年のKVDのように説明してくれるはずです。
 Major League Fishingってショーモナイ連中が悪い商売のためか結構取り上げたという偏見がありますが、本当にepisodeの中身に誰も触れようとしないのは英語だからでしょうか。これほど大事なことが語られているのにこの瞬間最新episodeである2014 Challenge Cup - Denton, TXに誰も触れないというのはただただ悲しいと思うだけです。今回の件から学ぶべきことは数あれど、"Don't fall in love fishing lures!"このフレーズは比較的口当たりが良く、肝に銘じておくべき概念ではないでしょうか。そして、忘れてはならないのは当ブログにも何度も書いているように当ブログにもどこにも正解が書いてあるはずがなく、そこには正解の方法も不正解の方法も無く、あるのはあなた自身の方法があるだけということです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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