あくまで手助けするだけ。飢えた人に魚を与えるのではなく、獲り方を教えて自立を促すの。

 当ブログで名前を挙げたところのAOYポイントを見ておこうかと思います。
Terry Scroggins 46th
Alton Jones 21st
Ish Monroe 80th
Tommy Biffle 71st
Greg Hackney 6th
Todd Faircloth 5th
Bobby Lane 15th
Chris Lane 4th
Jason Cristie 12th
Ott Defoe 19th
 若干期待外れの感もありますが、前半1/3を終了したところで予想人物の順位を一番上と下を除外し平均順位を計算すると24.375位と上位1/4を予想できていますし、仮に全て計算しても27.9位で誤差の範囲です。やはり春の釣り、特に産卵床絡みの釣り、釣りの速度がスローが得意な人達を選べばこうなるのはある程度予想できるという当著者の話の根拠としたいわけです。
 予想とは別の個人的に注目しているところの順位では、一時的な上位はありますが、まだまだ勢いが足りないところです。
Kevin VanDam 24th
Gary Klein 53rd
Rick Clunn 70th
 しかし、AOYレースというのは名前の通り1年間でのポイントになりますから、この段階で見る意味など微塵もないと言って過言ではありません。春の釣りが得意な人を見極めたり選ぶために見るようなものです。言い変えればこの前半1/3を終えた段階の結果というのは、年間の安定感を見るものではありません。
 ここから何が起こるのかといえば、プリスポーンやスポーニングの魚が減り、ポストスポーン以降の季節感の魚が多数派になるということです。釣りの速度を相対的に上げた釣り、そしてディープの安定したウェイトのある魚を釣ってこられる人達のターンになるのです。そうするとAOYレースで現段階の春の釣りが得意な人達が貯金したポイントがどんどん下から煽られるかたちになります。そこで安定したままでいられるのか、メンタル的に試される時期がすぐそこまできています。Mark Davisに関して当ブログでTable Rockで「最終日まで残ることができれば」と述べましたが、まさにそういうことで、スローを得意とする彼がディープであろうとシャローのフリップであろうと、ファストが得意な人達による下から煽られ突き上げを食らい続けても崩れずにそのまま釣り続けることができるのかという視点で今後の展開を見ていくと非常に興味深く面白いという意味です。後半も現時点でわかっているCayuga Lakeと隠されている最終戦を除けばフリッピングが相対的に有利な場所が多いこともMark Davisの名前をわざわざ出した理由となります。

 さて当ブログで既にコメントで軽く触れているのですが、釣りの速度に関してのファストとスローというのは2視点で見ることができます。まず最初に簡単に見ることができるのは手元だけの速さです。リトリーブ・スピードというリール・ハンドルを回す速度を上げれば上げるほどにラインの先に結ばれたルアーは速くスポットを通過することになります。次に動画などでは相対的に判別しずらいボートを動かしながら釣りをしているか否かというファストとスローがあります。風や波に流されながら釣りをしているかトローリングモーターのペダルをずっと踏んでいる、Power Poleを使っていたりトローリングモーターのペダルをほとんど踏んでいないといった釣りの大局観的な速度という視点です。
 前者の手元はいくらでも動画で確認できるとして、後者の大局観的な視点での速度となったときKevin VanDamの得意とするpower fishingというのはファスト、速い側になります。今回話題にしているMark Davisはそれとは正反対にスポットから大きく移動することなく大局観的にスローという釣りを得意とします。言い変えれば、Kevinはcaster/キャスター・タイプであり、広い視点で周囲を見て次にどこにキャストするのかまたは遠くで魚がボイルしている光景を見逃さないことを得意とし、Markはflipper/フリッパー・タイプであり、目の前にある非常に細かい変化を読み取り、例えばザリガニ1尾が生息していることを見逃さずそこを正確に釣っていくことを得意としているということです。ただし、得意としているというだけで、我々が釣りをする際に要求される能力、タイプというのはその両方となるということも忘れてはいけません。どちらかが得意だから不得意に目をつぶって得意な方だけを磨くというのは大きな間違いであり、両方持ち合わせての得意、不得意でなければいけないのです。
 さてTable Rock LakeでのKevinはどうやら大局観的に速い釣りをしていたということが、Live Blogより「岬の先端と少し湾内に入ってはすぐに次の岬に移動している」といった文章からもわかります。Major League FishingのときのKevinについて書いた投稿が当ブログにありますが、そのときとは正反対です。Major League FishingのときのKevinはボートをほとんど1か所から動かさずに釣りをしてた、従ってスローの釣りでした。ただし、手元のリトリーブ・スピードだけで見ていれば比較的速い釣りをしているようにも見えなくはありません。しかし、1か所から固めて複数尾の魚を釣り上げようとしたときに人側から極端に何かを変えた仕掛けを取り入れるのは非常に聡明な態度です。仮にリトリーブ・スピードも落としてしまって複数の魚をボートの近くまで引っ張ってきてしまうようであれば、リトリーブ・スピードを上げてしまって瞬間的に魚にベイトを見せた方が日本人の多くが呪詛のように言い訳として唱える「魚がスレる」ことを防ぐと言ってしまうと納得できるかもしれませんし、当ブログの投稿から語彙説明をしたことのあるbiteではないstrikeを起こすことができると言うと当ブログの読者的には納得できると考えています。従って、Kevinの釣りに関しての「速い釣り」といのは、日本という狭い狭い非常に狭い世間的な偏見として手元の速さだけに注目している、その固定観念を払拭することはもはや無理に等しいと見ることもできます。それはつまり日本人は"power fishing"が何たるかというその概念を誰も理解していないという偏見につながるわけです。それを裏付ける証左として挙げられることがあるとすれば、多くの人達がボートに乗って釣りをしていない事実があります。日本の釣りメディアとかいうショーモナイ連中のショーモナイ分析、頭の悪い分析がつくりあげてしまったイメージ、ステレオタイプというのはこういったところで猛威を振るうのです。反対にMarkがクランクベイトをキャストしていたとしても、Kevinと比較すると大局観的にボートの移動している速度と距離が随分違うという点に注目するとよりその大局観的な釣りの速度を理解しやすくなります。従って、当ブログで大事なことなので何度も言っているようにwinning baitなんて関係ないのです。その人自身のスタイル、得意な釣り、その季節感の魚といったプロセスで見ると、仮にKevinがクランクベイトを使って勝ち取ったeventとMarkがクランクベイトで勝ち取ったeventがあるとすれば、ルアー、ベイトだけで見てしまえば全く同じことであるにも関わらず、本当の釣りの中身は全く別物であるということが出てくるのです。大事なことなので何度でも言いましょう。トーナメントの中身について見るのであれば、道具のことに注目するなんて馬鹿のすることです。例えば、当ブログで産卵に絡む時期のトーナメント、今季のSt. Johns Riverが典型でしたが、魚が見えていようと見えていなかろうとサイト・フィッシングが得意な人は結局スローが得意な人なので、使われているベイトがチャターベイトだろうとリップレスクランクベイトであろうと何だろうと、展開として釣りの中身として大差ないというのはそういう意味です。断言してしまえば、釣りというのを仮にメディアから勉強したいというのであれば手元の道具ではなく、「ボートの動かし方と魚へのアプローチを見ろよ」ということです。これらの誤解は、ボートで釣りをしていない現状とボートで釣りをしていても岸からの釣りをそのままボートの上でしてしまっている、例えば遠投してしまっている現状が明確に伝わってくる事象であると当著者は考察しています。
 そんなことを考察し、分析していくと、日本では、実は当著者や当著者に共感する読者自身が考えもしなかったような、考えることができないほどに低水準で釣りという行動がされているのではないかという偏見があります。本当に想定外と言わせるほどの低水準が平均として扱われているのかもしれないと思うといくつか合点がいくと同時に何も考えていないという事実におぞましいという感情を抱きます。当ブログでも散々大事なことなので何度も何度も頭を使え、脳を使えと言っているわけですが、それに共感できる人だけが頭一つ以上抜けることができる世界というのもある意味で生存戦略、サバイバルが行われている、そこに感情など介在しない残酷な世界です。
 自分の身の振り方をどうするべきなのか、そしてメディアから学べる点というのはどこにあるのか、ここまで書いていればいくつかの誤解を解消することができるはずですが、心理学的に固定観念を脱却できない人には一生縁のない話となるということも覚えておくべきです。

 例えば、リンク先ではスクロールで探して欲しいのですが、"GoPro: Rick Clunn Table Rock day 1 Catches"は非常に素晴らしい映像が残されています。またそれを編集して収めた編集者も非常に素晴らしい観察眼を持っています。
 Luck E StrikeのFreakを使っているのですが、4:02あたりからの映像で、10ft少し超えるぐらいの水深でしょうか、クランクベイトが何かに引っ掛かりいつものようにRickの推奨する弓矢状にラインを引いて簡単に根ガカリを外すのですが、その後すぐに魚を掛けるという映像です。Rickは常にこれを可能にするためにはモノフィラメント・ラインを使うことを推奨しています。なぜならモノフィラメント・ライン自身が持つライン・ストレッチ、ラインが伸びることによりこの根ガカリを外す方法をより効果的にすることができるためです。これを言った通りに実現しながら魚を掛けるところまでつながっているわけです。道具立てという利点を最大限に利用した考察背景から実際の釣果という結果に結びついた映像として残っているから非常に素晴らしいわけです。
 仮にトーナメントでツール・道具を見るとしてもこういった点に注目するのが大事なのです。何とか言うベイトが釣れるとか釣れたとかそういうことではありません。


 さて、多くの人達がそこへしか興味を持たないところについても書いておきましょう。
http://www.bassmaster.com/gear/table-rock-something-old-something-new?page=3
"I think there are some crankbaits out there now that are just as good or better than Wiggle Warts," Davis said.
 Strike King 3XDを使ったMark Davisの非常に重い言葉として受け取るべきなのですが、Wiggle Wartより優れたクランクベイトはいくつか存在するというものです。本当にその通りなのですが、日本では悪い商売をする連中がショーモナイ、科学が何たるかも勉強してこなかった理論も立てられない中でそれっぽい屁理屈をこねてそういったモノへ注目を集めさせようとします。本当に屁理屈でなく理論だと言うならば、この投稿のpostscriptに当著者が書いたように、クランクベイトを数字で語れば良いのです。それが科学で理論であるというのならば、数字で説明できるはずです。つまり、痛いところをつかれて腹が立って悔しかったら、話にもならない喧嘩を売る前に自分で勉強して出直して来いということです。
 ついでにKevinは画像を見る限りStrike King KVD Jerkbaitの他にもSeries 5と3XDを使っていたようですし、Rick Clunnの動画を見ればLuck E StrikeのFreakを使用していたことがわかるはずです。第一最近のRick Clunnがオールドの何とかだとかバルサの何とかなんて使っているなどと聞いたことがありませんし、画像を見る限り普通にLuck E Strikeの何かをキャストしているようにしか見えません。
 この件から学ぶべきことは、Wiggle Wartについてもpre-Rapalaだオールドだと言っているプロなんて滅多に勝てないAOYレースにもほとんど名前が出てこないような類いであり、釣りの中身で勝負できる類いの人はそんなベイトなどのツールに固執するようなことをせずメンタルなどを含め本当の意味での強さがあると見るべきであるということです。我々がそこから何を見るべきなのか、固定観念を持つ人以外はここまで説明すればもう明白なはずです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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