たいくつな午後、去勢されてオリの中をうろつきまわる

 Bassmasterの公式スポンサーとなり、個人でもKevin VanDamの今年のトーナメント・ジャージの左胸にその文字を見ることができるGo ProというPoint Of ViewことPOVカメラが大々的な広告を展開している今日この頃ですが、果たしてこれをメディアとしてどう取り扱うのかということを考えている日本人というのは存在するのでしょうか。

 その前に、Ayrton Sennaの走行データから当時を再現するという試みが行われたようで、取ってつけたような賞をもらっているようです。世間的に認知させるために戦略的に新規の賞をつくって地位や名誉をあたかも確立したかのような錯覚に陥れるよくある手段です。そして、このメディアが多様化している現在に至るまでその稚拙な戦略を続けているのは、あの当著者的に最も気にいらない電通が指揮をとっているためです。
http://www.honda.co.jp/internavi-dots/dots-lab/senna1989/
 肩書きや権威、名声がなければ評価できない連中が多数派であることと戦略的に古くお粗末であることについては今回のトピックではないので、横に置いておくとして、こういった記録を残しその記録を再現するという試みは個人的には釣りの世界で注目されるべきであるという主張をしておこうと思います。いつぞやの当ブログの投稿で、Kevin VanDamの名を冠したWiiだったかのTVゲームが約4年前に販売されたわけですが、そのゲーム内容について、正直アングラー達が本当に求めている釣りのシミュレーションなんてできっこないのであれば、最初からElite Seriesが開催されたそのままの湖で、彼らが経験したwinning patternを再現し追体験するようなフォーマットにしてくれた方がアングラー達にとっていくらか有益ではないだろうかと思うという主張をしました。そこで、我々が釣りをしている8時間なり、トーナメントそのものの8時間という中身がいかに違うのかという出発地点が揃わなくてはなりません。まず多くの人と釣りについて会話しようとしても、まず刻一刻と過ぎる時刻という概念があまりにないがしろにされていることが多いという偏見があります。与えられた限られた時間の中で釣りをする、英語ではgiven timeの中で釣りをするという概念はまず出発地点として揃えておかなければならないという意味です。なぜこのような時刻を気にしなくなったのかと考察してみれば、雑誌でもTVでも釣りを見れば全て編集されたものであり、長編であっても1日の釣りをせいぜい60分以内で、DVDなどの媒体で90分表記であっても2-3日分の編集であるため、ほとんどの人が気がつかぬうちにそのトリックを自発的に利用しブログやその他の動画などの個人が生みだしたメディアが同じフォーマット化されているのではないのかという仮説を提唱しておこうと思います。
 前提を揃えたところで次に、未編集の8時間の釣りの映像が果たして面白いのかどうかという話がきっと出てくるはずです。きっと何も知らない、何の情報も無い人にとってその映像は間違いなく何も面白くないはずです。ただ見所がない退屈な時間が過ぎていくだけでしょう。中には、きっと他人の釣りなんて見ても面白いはずがないと言っている理由の一つにもなっていると当著者は考えています。そこで編集側は面白いと思うところと派手な魚が映っている映像だけを切り取るわけです。しかし、「それって観察者が単に鈍感なだけだよね?」という率直なツッコミを入れる必要もあると考えています。例えば当ブログを例にして、最近であれば、Classicの話題として映像を取り上げた投稿があります。釣りの映像を見続けてきた当著者からすれば、ウェイトのある魚が釣り上げられるシーンなんて特別珍しくも何ともありません。しかし、その釣り上げて次のキャストを繰り出す合間に「ノットの結び直し」の映像が残っており、その意図と意味だけで投稿の1トピックとして取り上げ、それだけの長さの説明を繰り広げたわけです。自分と他者との間にある違い、差は一体どこにあるのだろうかという視点が必要なのです。それは同じ過失を繰り返してきた経験があるからかもしれませんし、根本的に見過ごしてきたことかもしれません。そういった観察眼が鋭い人にとってみれば、8時間の未編集映像は一気に見ることがなかなかできないにしても、そういったノットの結び直し、ルアーまたはカラーのローテーション、キャストとリトリーヴのリズムといったことを観察する有益な情報源・ソースとすることはそれほど難しいことではないはずです。それでも、確実に一般的な、ライト層に向けるべきものではありませんから、そこに住み分けが必要なのは先に述べたことからも明白です。
 さて、これも編集側にしてみれば、こと日本に限定するといかにその中身の空っぽさが蔓延しているわけですから、そんなことを考えてもみないわけですし、最初から否定的で拒絶から一切受け入れられることなど絶対にありません。しかし、Go Proから当著者が見たPOVカメラというコンテンツは、最終的に見たいと思わせるのは何気ない未編集の部分にあるのではないかという仮説を立ててみたわけです。もちろん何の解説もなしナレーションもなしというのは、当著者みたいなよほどの人でなければ見ないでしょうから、その時何を考えてそうしたのか時系列でいくつかキーポイントとなったところを本人または本人でなくてもSenior Writerさんたちの腕の見せ所とした解説を入れながらも、時間を表示しながらいくつかの映像中で変化のないところは倍速を利用しるなどし、いくつかの釣り上げる映像やルアーの変更などの重要な特殊な動作のところで一度標準速度に戻すなどしながらすればそこそこの映像が作成できるのではないかという未来像です。それは様々な角度、視点から撮影された映像であったりすれば、最初のテレメトリー的な疑似体験になるのではないかというトピックです。一体それが我々に何を提供するのかと言えば、釣りにおいて重要なスキルのいくつかが露呈し、その他人の成功や失敗から学んで自分に適用することでより巧くなる可能性です。「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」と賢者は自分が失敗する前に他者の失敗から学びその過ちを犯さないという有名な引用句もあるぐらいです。

 いずれにしても、映像を撮影したからそれが視聴者にとってすぐに有益なメディアになるなんてことはなく、その中で一体何が重要なトピックとして拾えるのかといった思考能力を持った編集者がいて初めて有益なメディアになります。日本でこのあたりを勘違いしている人達というのはブログも含めて莫大な数で存在しているという偏見があります。POVカメラにしてもその辺りをよく考えておかなければならないのではないかという提言です。それを使ってどう良くなるのかというビジョンの全く見えてこない、何となくスゴイ製品というあまりにも短絡的な話題が占めることで、簡単に終わってしまうただの一時的な流行にしてはいけないのではないでしょうか。ルアーなどのツールを例に挙げても日本ではそのような一時的な流行で終わり、本国では定番として売れ続けるというのもそういうことではないかという主張です。
 今回の件から学ぶべきことは、新しいinnovationを利用することで自分達にどのような良いことが起きるのかそれぞれにビジョンを持っておく必要性が出てくるということです。そして、評価なんて自ら下せば良いものを肩書きや権威に任せてそれを無批判に受容する態度なんて早急に捨てるべきだということです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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