全く最近の人類というものは教訓というものを知らないから困ります

 日本の釣り人というのは、自分にとって都合の良いインスタント釣果が出せるライトリグの投稿や興味のあるツールの記事にはすぐにでも反応するけれど、本当の釣り、釣りの中身の話をしている記事には一切触れようとしないという偏見があります。あまりに完璧過ぎる、映画でいえば『バリー・リンドン』のような完璧なものを見せられると人は語りたくなくなる、語りたいとは思わないというのはある意味真理だということは認めますが、当ブログなんていうのはツッコミどころをあえて多数残しているわけで、釣りの中身についてもっと広がりが出ないというのはそういうことなのだという確信を当著者に持たせます。
 例えば、「秋の釣りって何を目安にして組み立てていますか?」という質問をしようものならば、質問された側はまるでなぞかけやクイズを出された鳩が豆鉄砲を食ったかのような顔をされるという偏見のことです。当著者であれば質問側として、優しさを追加して「秋の釣りって水温でいうとどれぐらいを目安にして、それを組み立てていますか?」と詳細さを加えようとも誰もその基準について語ってくれないという偏見についてです。釣り歴がどれだけ長かろうとこんな基本的な基準すらない人達と「釣り」のその中身について会話できるはずがありません。会話できるところを妥協しても結局のところは釣果かツールについてという至ってドウデモイイ内容となってしまうという先に述べる事態に陥ってしまうわけです。さらにそういった釣果やツールの話であっても魚そのものや基準が伴わない会話なわけですから、ラージマウスという先進的にわかっていることの多い魚でさえまるでalien,地球外生命体のような未知の生物を釣っているかのような内容となるのが通例だという偏見もあります。


 Ken Cookが良いことを言ってくれています。彼は既にツアーからは引退してしまっていますが1991 Classic Championであり、それ以前は13年間Oklahoma Department of Wildlife ConservationにてFisheries Biologistでもあったという非常に有用性の高い人物です。もちろんZoologyの学士号持ちです。
 Bassmaster.com内のトップページに持ってこられた記事の2つのパラグラフです。
Remember, the air temperature doesn't have any affect on bass.
気温はバスにいかなる影響も与えないということを覚えておかなければなりません。
 以下がその詳細です。

" For much of the year, temperature really isn't that important. Bass can tolerate high and low temperatures pretty well. Cook says he only pays attention to his boat's thermometer when it's very hot — above 85 degrees — or very cold — which to him is anything below 50. But if it's between 55 degrees and 85 degrees, temperature really doesn't affect bass behavior all that much. They'll usually be in shallower water.

Remember, the air temperature doesn't have any affect on bass."

 1年の大半、気温はそれほど重要ではありません。バスは高低どちらの温度にもかなりよく耐えることができます。Cookはボートに装備された温度計を確認し、それが非常に熱いとき、85°F(29.4℃)以上、または非常に冷たいとき50°F(10℃)を下回るときのみに注意を払うと言います。しかし、それが55-85°F(12.7-29.4℃)の間であれば、気温がバスの習性に影響することはそれほどありません。彼らは通常浅い水域に居ようとするでしょう。
 繰り返しになりますが、気温はバスにほとんど影響を与えません。

 こういった基準を持つ、基本を知る、自分の釣りを積み立てるための基盤をつくるということが釣りが巧くなりたいと願うのならば大切な意図となるわけですが、何も考えずに釣りに行ったところで瞬間的に巧くなれるはずがないというのは誰にでも経験的に理解できることではないのでしょうか。釣行回数が少なければ少ないほどもっとそういった釣りの中身について考えてみるべきだというのが当ブログの提案です。何も考えない釣行の回数を増やしたところでそう簡単に感性も磨けるはずもありません。全ては自分が「感性を磨く」、「考えてみる」といった意図することから実践的な釣行という動作に結びつけて初めて有用性の高い自分だけの積み立てができます。
 加えて言っておかなければならないことがあるとすれば、こういった好条件を引き算して考えようとしないことです。例えば、水温、日光の透過率、溶存酸素、餌といった細かい要素が自然界には複合的に存在しているわけですが、それの中の1要素が良かったから魚が釣れたといった考え方にもっていくことです。好条件が足し算として多いからそういった場所で釣れると考えるべきだということです。アカデミックという前提を持つならば、その日良かった複合要素の中の1要素、1条件なんてそれこそ統計学的な膨大な情報ソース、数字データが必要であり、1人で仮説を立てることすら不可能に近いことです。そうであるにも関わらず、TVや雑誌といった古いメディアから流れてくるのは「テナガエビ」、「ワカサギ」だとかそういった1ファクターに注目して自然界の現象を引き算的な考えに持ち込もうとすることです。考えてみれば、そうやって読者を混乱させ、難しくすれば純粋過ぎて白痴同然の人達に向けてダイレクトマーケティングとして特定のルアーを売りつけやすくなるわけですから都合が良いわけです。大事なことなので何度でも言いますが、複合的な好条件、要素を分割してどれか1要素が原因で好釣果につながったなどと考えないことです。あくまで好条件の要素が複数重なっていることから好釣果につながると考えるべきです。そして仮に釣果が出た条件でマイナスとなる要素があったとしてもそこに捕われないことが後に自分の積み立てを体系化、整理していくときに有利に働きます。この段階までくれば釣りがメンタル・ゲームであることをより深く理解するはずです。
 魚の生態、水温、溶存酸素、水中での日光の透過率、ストラクチャー・フィッシングなど多くのことを知っていれば、より多くの基準を持つことができます。そこで一体自分は何を基準として釣りを組み立てるのか、どの程度を基準として基盤を固めていくのか、それぞれのスタイルや好みがあって良いところですから自分なりに基本を持つが重要です。最初は何から基準を持って良いかわからないでしょうから、そういったときにこういった先人の知識を利用してやれば良いのです。今回の投稿は水温という点から基準を考える手助けとなるはずです。複合要素を釣り場に到着した瞬間に全て結びつけて釣りに応用できるのが目標地点です。直接釣果に結びつかないメタ情報を結びつけて釣果につなげること、すなわちsixth senseのことです。経験的に「なんとなく」移動だとかプレゼンテーションの変更で釣果を出すことというのがいずれ出てくると思われますが、それは具体化されていないにしても自分の中の基本が積み立てられ、整理されているという証拠です。
 さて、「秋の釣りの基準」は何でしょうか。そろそろ釣りの中身の話をしようじゃありませんか。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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