心が純粋でピュア過ぎてほとんど白痴同然の少女達が重い病にかかったり、死んだり、酷い目にあったりするところを泣きながら「カワイソウ、ヒドイ」って言って自分の中のピュアな部分を昇華するみたいなもの。

 タイトルが安田理央の萌えアニメ分類のオチなわけですが、そう考えるならば、「心が純粋でピュア過ぎてほとんど白痴同然のオッサン達が重いブランド信仰病にかかったり、その製品があまりにも高価な上に実用性が低くて酷い目にあったりするところをシニカルに眺めながら『カワイソウ』、『ヒドイ』って言って自分の中のピュアな部分を昇華するみたいなもの。」とするとバス釣り業界の顧客と彼らの書くブログとかいう物語って萌えアニメみたいなものなんだろうなという結論に至ったところです。

 さてストラクチャー・フィッシングがいかに重要かという話は当ブログで何度も伝えてきたことですが、それがどういった理由で重要なのか、それがどう釣りに直結するのかという話題にはあまり触れてこなかったのではないでしょうか。触れてこなかったも何も誰も聞いてこないし、ストラクチャー・フィッシングがそもそも迷信ぐらいにしか考えられていないという偏見もあります。またはパターン・フィッシングの存在は認めるのにストラクチャー・フィッシングを知らない人も居るのではないかという偏見もあります。
 "I mean it's really cool, they all in one line and they just swim in a line right on that edge. I mean it couldn't be more picture-perfect."
 エッジに沿ってほぼ一列に泳ぐ模様が動画で確認できます。これがmigrationであり、その日、その瞬間にパターン・フィッシングが成立する理由です。スモールマウスだからラージマウスには関係の無いなんていうことはなく、水の透明度やその湖沼の存在する地学的な理由で好む水深が少し変化する程度で、体系化すると全く同じ習性を持っていると考えるべきです。この動画では25ftがそのエッジの一番上側なわけですが、地学的に南部へ、低地のダム湖となれば15ftあたりのエッジにこういった群れが形成されるという意味です。
 そして魚にしてみるとここから急激に浅いところに移動したり深いところにmigrationとして移動するということはほとんどないということです。動画中は潜水者に驚いて、身の危険を感じて逃げる動作としてレッジに対して垂直に深く潜っていますが、これはあくまで緊急事態だからだと考えるべきだということです。もちろん頭上の雲の動き、気圧によってその日の中で微妙な水深の上下をすることはありますし、捕食で餌を追うために瞬間的に水深を変えることもあります。それでもmigrationという考え方の基盤を固めるならば急にmigrationの水深を変えるのは産卵期だけだと考えるべきだということです。秋も適水温となり浅い場所に餌が集まることで大移動することもありますが、基本的に1日の中で5mも10mもmigrateの水深を変えないという意味です。大事なことなので何度でも言いますが、そのmigrationとは基本的に等深線に沿って平行に動き、等深線を深いところから浅いところへとは動かないということです。
 ここまで書けば、migration, structure fishing, patternという3つが全て結びつき体系化できそうなものですが、それができないからこの今の日本の惨状があるとも言えます。1981-1984年にもこういった正しい意味でのsanctuaryを探そうとしたアングラー達が存在していて、それはIn-FishermanのRalph Mannsだったわけですが、彼のその段階で出した結論も餌を捕食するための急激な水深の移動を除いて、基本的には等深線沿いにparallel/平行に移動するということでした。

 一旦まとめてみましょう。「バスはディープ・ウォーターに基本的に生息していて、捕食のためにシャロー・ウォーターに移動する。」これが間違っているということです。昔の定説がそうだったわけですが、In-Fishermanの努力によってそれを覆しました。つまり「ディープ・ウォーターに生息する魚はディープ・ウォーターで捕食し、シャロー・ウォーターに生息する魚はシャロー・ウォーターで捕食する。」のが現在の定説であるということです。そして、沖でボイルが起こる、エッジの上をリトリーブするトップウォーターで釣れる魚は急激な浮上で捕食するディープ側の魚であるということに間違いはありません。
 実はストラクチャー・フィッシングを体系化したBuck Perryの話から考えても矛盾はしませんが、そういった少し例外的な沖でのボイルといった行動が昔の定説をつくったのだと考えられます。そして現在では、カメラやネットワークといった機材的な進歩によってそれが事実であることを実際の我々の目で確認することができます。
 ストラクチャー・フィッシングであれ、migration/マイグレーションであれ、全ては食物連鎖の一環にある合理的な考え方であるという理解が最もシンプルに体系化された考え方であるという結論が理解して頂けたでしょうか。

Reference

p.94



 さて、あとがきで余談かと思いきや本題がここからだったりする当ブログです。古い資料を見るときにこういった魚の習性に関する最新情報とその過程を知っておくこと、そして過去、当時の人たちが何を見て感じて何を組み立てたのかという歴史的な視点を持っておくことは非常に重要なことです。昔の記事を見て、現在の記事を見て、その両方を鵜呑みにしないで、そこから得られるべきこととそれをどう有用性として生かしていくのかという考え方に焦点を当てるべきです。そうしたいがために当ブログでは翻訳のみならず、必ずあとがきを入れるわけです。当著者がその記事を読んで、今後どう考えていくべきかを提示する、つまりゼミ形式なわけです。ここまで書いて当ブログの有用性を否定するのならばどうぞして頂いてかまいませんが、それは散々当ブログを読んだのに何一つ理解していない、何も考えていない証拠であるということも同時に認めるべきです。アカデミックに考えるというのはこういうことであって、インスタントな答え、正解を求めようとはしないということです。ここで勘違いした人達、アフォな連中は回文や禅問答してしまうわけですが、一般的に結論の出しにくい話題にどう着地点を見るべきか、どう考えるべきかというのがアカデミックな考察であるという視点を忘れてはいけません。軽々しくアカデミックとかいう語彙を使う人達にそのあたり、禅問答していないだろうかと読んでみると見事に当てはまったりするからお試しください。
 新旧sanctuary(an area in deep water where the fish are in a neutral or inactive state; The home of the fish.)という考え方が変わっているという前提のもとで見て欲しいわけですが、非常に有用性の高い資料が転がっているのを発見しました。
[PDF]http://www.fishnmap.com/structured/Structure-Fishing-Guide.pdf
 最初の"Definitions"「語彙集」もさることながら、topographic mapを3次元に復元する手助けとなるはずですし、そういった地図がなくとも類似する地形を実際に目視したときの参考にもなるはずです。ストラクチャー・フィッシングと言っても、結局自分が釣りしている目の前の景色から水中を想像できなければ何も進歩が望めません。全ての釣りにおいて、少しでも巧くなりたいと望むならばボートに乗るべきだと何度も言っているわけですが、ボートに乗れば嫌でも水深の変化を常に意識していないと釣りにならなかったり、釣果が伸ばせなかったりします。ついでに注意事項として、ボートに乗ったところで自分が操船するという前提であり、ガイドとかチャーター船に乗ってしまってはほとんど意味がないのは自明です。そして、ストラクチャー・フィッシングを提唱したBuck Perryはトローリングからそれを組み立てたわけで、なぜラージマウスやスモールマウスをトローリングで狙おうとしないのかという点も結局ボートに乗ろうとしない態度の現れです。餌は使いたくないけれど、効率的に魚を釣りたいのであればトローリングという選択肢が出てこないことがおかしいのです。
 閑話休題、そしてこのファイルに目を通していくと、魚の居着くであろうエッジとなり得る水深が定まっていることに気がつくでしょうか。10ft, 15ft, 20ftが最も大きな変化となりやすい水深だということです。水という流体からその流体力学でストラクチャーを説明することも可能ですが、長くなるので詳細は割愛しましょう。例えば、ラングミュアー循環が世界中のどこにでも起こる可能性があるのは、水という物質が地球上でどこにいても水素と酸素から成立しているからであるということです。同じように、微妙な不純物の違いはあれど水という物質がその不純物ごときで大きくその性質を変えることがないため、湖沼も世界中どこにいってもほとんど同じような形状をしているということです。そしてその湖沼が存在する地学的な違い、標高ごとに特徴が変わっていきます。そこから、10ft, 15ft, 20ftという数字を見たときに感性の鋭い人なら気がついたと思われますが、どの水深もクランクベイトの最大潜行深度の数字とリンクしているということです。近年ではStrike Kingがクランクベイトで6XDや10XDといった製品で20ftを基準として謳っていたことを思い出せる人は多いはずです。1995-2008年あたりであれば、当初Xcaliburブランドから販売されていた現BobmerのFat Free Shad 7Fは15ftを基準としたベイトです。10ftはそれこそRick ClunnがClassicのWinning baitとしたBomber Model A 6Aが世界的に販売されている有名どころです。ルアー、クランクベイトどれもこれも「どうしてそれが釣れるのか?」と問われれば、「そのルアーに特別な、神がかりな秘密の動きを持っている。」とか「魔法が宿っている。」とかではなく、「そこに湖の地形的な変化があって、そこに魚が居て、ちょうどそこへプレゼンテーション、送り届けられるモノ・ベイトがそれだったから。」と答えられるのです。「秘密」とか肩書き商売に踊らされてはいけません。ルアーなどのツールがどうこう言っている連中の知的水準が上がらないのは、結局ボートに乗ってそういった大局観的な釣りを理解していないからだということです。当ブログで何度でも言っていますが、「魚から考えて釣りを組み立てる。」ということはこういうことなのです。
 こういった大局観的な釣りを理解した上で、次に出てくるのは応用です。例えば、その年は大減水で例年と釣りができる水深が違うといったことです。そういった場合、例えば普段は意識的に除外するような例年の平水位のときの35ftだとか60ftといった水深の変化を見ることから始めれば良いのです。そこでサーモクラインといった細かい知識などを適用し、サーモクラインの上か下かなど今までの経験も付加していけば、そういった変化からくる応用は何も恐くありません。
 全てにおいて、基本ができているかどうかです。自分が基本を真摯に学んでいるか、それを応用にするだけの発展性がある正しい基盤となり得るのか、こういった自問自答なしにそういった基本が積み立てられるとも思えません。そして何が基本であるのか、そこから他人と違っていて良い部分である自分にとっての基本をどこに置くのか、そういったことを考えながら釣りをするならば巧くならないはずがありません。釣果はその釣り場の魚の生息数に依存するため重く受け止めたり、気にすることではありません。何も管理されていない水域が何もしないで肥沃な水域になるはずがありません。所詮、釣り好きを自称する多くの人達はそういった釣果至上主義であって、本当に釣りが好きな人達ではないという偏見があります。しかし、当ブログを読み込んでしまうどうしようもなく釣りが好きな人達であるならば、必ずしも釣果が楽しさにつながらないことをゆっくりとでも気がつくはずですし、そうなるべきだと考えています。もう一度、自問自答してみましょう「本当に釣りが好きですか?」との問いに想像力豊かに答えてみるべきです。
 最後に以前当ブログに投稿した1951年のアメリカ人からの翻訳した至言を置いておきます。オリジナルの英文も掲載しています。
「私たちは魚が釣れなければ釣りを楽しめない人を哀れだと考えています。そんな彼はきっと釣りの最も大切な要素を見過ごしています。なぜなら釣りは多くのことから構成された楽しみがあるためです。日常の世界の気遣いや問題から離れて屋外に出かけるのは素晴らしいものです。きれいな空気、美しい空、鳥、動物、全ての要素が釣りの喜びです。最も大きな要素といえば、魚を捕えることであり、それはおいしい食事の後のデザートのようなものです。」

Post a comment

Private comment

Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4