危険を載せた天秤の傾きを操作するには、反対側に実利を載せるのが手っ取り早い。

 Graphite rodの始祖がG.loomisだとか言う人を前に「またまたご冗談を」と言い放てる人が日本にはいないのではないかという偏見があります。
http://bassfishingarchives.com/features/graphite-rods-from-aerospace-to-bass-boat
鷲のマークナメんなよ!

(元ネタは当方がとあるブログのコメントでPowellのロッドについて摘要を書いたときの「100年の歴史ナメんなよ!」でしたが)と言いたいところです。航空宇宙の素材をbass fishingへ採用するというのは確かに胸くすぐられるところかと思います。しかし、未だにこういった肩書きに弱いままの顧客というのも考えものです。これが一転「NASAが開発」とかの日用品だと一気に胡散臭さを感じ、手を伸ばさなくなったりするから馬鹿にしているわけです。そしてJAPANモデルも含まれていません。
 1974年同時期、18か月遅れでSkylineがgraphite rodを販売しています。そこからはLamiglass, Loomis, St.Croixといった今でも存在しているロッドメーカーにgraphiteが提供されていった歴史が書かれています。
 しかし、Gary Loomisという人物はgraphiteが出始めた頃にはLamiglassに口を出して製品を出したりと、今と変わらぬ口うるささです。ただの工場長が本物の釣り師たちに口を出し過ぎてダメにしてきた展開が今も昔も変わらない、学習していないという意味です。それは彼の名を使うメーカー側もそうですし、それを見てきた客側もそうです。
 ここまで言っても「良いものは良い」的な反論があるのかもしれませんが、典型的な高弾性GLXなどを触って良いロッドと言ったりできる感性は完全に商売上のものであり、釣り師としての誇りある意見では決してないということを断言しておきたいと思います。高弾性にし過ぎ、張りの強過ぎるロッドでキャストすると間違いなく手首の負担となるのは触った瞬間から、普通にキャスティングの釣りをしたことがあるならすぐにわかるはずだということです。最近のロッドの軽さであれば7ftロッドでもシングルハンドでキャストしても十分に振り抜けるものがたくさんありますが、これはあくまで曲がるロッドであるから可能なわけで、張りのあるロッドではまず難しくなるというのが感覚的にわからないのだとしたら、きっとキャスティングの基本ができていないということです。
 そうだとすれば、Kistlerだの、North Fork Compositeだのといったここ数年の高弾性ロッドを見て、触って、使ってそれらが良いロッドだと言う人たちというのはほぼ間違いなくキャスティングができていない人たちだということです。もちろん同価格の日本メーカー製ロッドよりかはマシなわけですが、果たして本当にbass fishingを快適にしてくれるツールなのかといえば疑問のあることばかりしているわけです。先に言うただの工場長が口を出して失敗してきた展開というのはそういうことです。加えてbass fishing本国の釣り師が絶滅危惧種であると同時に一般的にもその知的・技術水準が落ちていることから、そういった劣化が止まらないという背景もあります。例えばグラスコンポジットの安いロッドを使って釣りにハマってGLXを購入して釣りをしたら全く魚が釣れなくなっても何ら不思議ではないという意味です。ロッドが曲がらなくてキャスティングの精度が上がらないことに加え、張りが強過ぎるあまりに魚に針を掛けても曲がらずバラしてしまうといったところです。さらにクランクベイトを使用するときにロッドに張りを持たせるとティップがショックアブソーバーの役割を果たせず確実に魚を逃しやすく、結果的に釣りそのものを下手にしてしまいます。

http://northforkcomposites.jp/jc20
http://youtu.be/7H0zAxFrPYY?t=35s
 35秒から開始のリンクも貼っていますが、案の定キャスティング中にロッドが曲がってないシーンが何度も見られます。
 せっかく見るならキャスティングが完璧な映像もしくは画像です。
http://advancedangler.com/?p=3313
3:25あたりから何度も十分にロッドを曲げたKVDのキャスティングが見られます。
Paul Elias - Crankbait fishing
Rick Clunn - Crankbait fishing
 これらの十分曲げられたロッドから正確にプレゼンテーションされるルアーという一連の動作がキャスティングです。上のPaul Eliasの画像はMann's 20+あたりですが、下のRick Clunnの画像はショートビルのスクエアビルです。
http://youtu.be/u4p0YBA6Cp4?t=2m7s
 このあたりのスライドショーでも鮮明に見ることができます。このとき使用していたラインがTrilene XL 17lb(.381mm)ですから日本製の一般的な20lbより太いかS.A.Rと同程度です。ベイトは2.5inのSeries 3とスクエアビル1.5と同じです。
 キャスティングというのは、体力、技術、ツールで成り立っていますが、これらを見る限り日本人でもどうとでもなる、すぐに修正できるものは後者二つ、技術とツールが確実に足りていないということです。体力的な面は生まれつきもあるためどうしようもありませんが、技術は磨けば良いだけですしツールは目利きで選別してあげれば良いだけなのです。どうしてそのどうとでもなる部分を磨こうともしなければ、目利きができるだけの感性を持とうともしないのかという話です。肩書きに騙されっぱなしという先の話はそういうことです。肩書きがただの肩書きであるということが情報が溢れた今現在は簡単にいくらでもできてしまう、情報が出ていれば出ているほどメッキが剥がれるという今現在に盲目な態度を貫くというのはそろそろ限界がきているのではないかと、それらの売り手側の問題も同時に指摘しているわけです。そのような肩書きと肩書きの煽りで商売しようとする態度の売り手が悪いのはもちろんですが、そんな肩書きや煽りに簡単に騙されてしまう買い手の態度もあまり擁護したくありません。
 ここで改めて質問してみましょう。製造されてたかが40年しか経過していないgraphite rodですが、本当にその素材、ブランクが進化していると言えるのでしょうか。
 この件から得られる教訓は、肩書きに煽られて購入するツールに良いものなんてないということです。ましてやキャスティングのできていない人たちが薦めるロッドが良いツールとしてのロッドであるはずがないのです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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