なりたかったんだろう、あんなふうに誰かに認められて、求められて、頼りにされるような人間に。だからインスタントに肩書きを貼りつけた。委員長というラベルをつけることで箔をつけ、誰かにレッテルを貼って見下すことで自分の優位性を確認したかった。それがお前の言う成長の正体だ。〜肩書きに終始して、認めてもらえていると自惚れて、自らの境遇に酔って、自分は重要な人物だと叫んで、自分の作った規則に縛られて、誰かに教えてもらわないと自分の世界を見出だせないでいる、そんな状態を成長だなんて呼ぶんじゃねぇ。どうして、変わらなくていいと、そのままの自分でいていいと、そう言ってやれないんだ。

 個人的な予定を急遽変更して久しぶりにドーデモイイことでも書こうかと思います。
 ICAST事前情報をながめていると、それほど変わった製品もなく今年は事前情報に大きな動向は無いかななどと思っておりました。しかし、Shakespeareが出してくれました。
http://www.kayakfishingmagazine.net/articles/325-in-the-news/1741-shakespearer-ugly-stikr-gx2r.html
Ugly Stikの新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
商標登録としての名前はSHAKESPEARE® UGLY STIK® GX2®だそうです。あのマグロが上げられそうなパワー、メジロクラスでも余裕がありそうなあのロッドに、Ugly Tuff™ Guidesという改良された壊れにくく、ガイド・リングも外れにくいガイド・フレームを搭載しての登場だそうです。ついでにMHクラスでの話です。
 1976年に登場したUgly Stikですが、その年代はBass fishingが学問的に整理された、体系化された時期です。パターン・フィッシングもその頃既に概念として存在していた時代です。丁度うまい具合にBassmaster.comにその記事があります。Roland Martin, Tom Mannの他にもBill DanceやJimmy Houstonも全盛期で、1976 Bassmaster Classic Winnerと言えばRick Clunnの時代のことです。
 1972年のBASS ClassicでBig-Oが話題になり、そこからディープ・ダイバーの有用性がバスプロたちに認められRebel Super-R, Norman Little Scooper, Rogers Deep Jim, そしてMann's Deep Pigがプロの間で使われているあたりの時代が1976年です。ついでにこの頃のクランクベイトの釣りは今の日本のクランクベイトの釣りより遥かに高水準でされています。既にラインサイズ別で潜行深度が変わることに触れられていたわけですから間違いありません。リップレスクランクの話題で軽く触れましたが、日本でラインサイズ別にクランクベイトを使うべきだと提唱している人材が果てして存在しているのかということです。
 そんな時代に販売され、今現在も購入可能なのがUgly Stikです。前述のルアーを例にしてもBig-Oがプラスティックになって残っているのとNorman Little Scooperがひっそりと残っているぐらいです。Norman Little Scooperに関しては、Lee Sissonは当時学生で、ルアーを作る道に入る前でもあり、あまり動きの良くないLittle Scooperを周囲から安値で買い取ってチューニングして釣っていたなんていうエピソードもあります。
 37年という歳月が市場という尺度で見たときにどれほど長く、厳しさを切り抜けてきたことか、グローバルに生きていたり、世間をよーくご存知の皆様なら理解できるのではないでしょうか。
 ロッドのブランクスであったり本質的なデザイン面は何も変わっていないので、また世界で結構な数が売れるのではないかと思われます。見た目だけのデザインというのは流行もあるので今後数年単位で色々と変わるのかもしれませんが、Clear Tipを残していたり物質的な中身も概念的な中身も含めたコンテンツが生き残っているのが素晴らしいところです。あらゆる釣具もブランド嗜好の日本の中で、たかだかMSRP of $39.95のロッドでテンション上がっている日本人なんて自分ぐらいしか居ないという偏見がありますが、ツールを選定してきた経験から生まれる選択肢の1つです。つまり購入候補だということです。
 Originalで最もバランスの良かったのは60MHです。今回もその路線で行くべきか、66MHというマグロを狙える路線で行くかで迷います。ついでにOriginal 60MH,66MH共にフィッシングエルモに在庫されていたはずです。Clear Tipの恩恵である素直なティップ、バスがストライクしたときにショックアブソーバーになってくれる・死んでくれるティップといった特徴はスピナーベイトに最適で、クランクベイトからジグ&ワームと何でも使えるのがOriginal 60MHです。若干、バランスがティップに傾いているので、リールに合わせグリップエンドにバランサーを自分で好みの分だけ足してあげると非常に快適です。一度Ugly Stikで魚を掛けると、国産で低価格軽量を謳うカーボン主体のロッドで魚を掛けた瞬間に鼻で笑ってしまうはずです。そのグラスのソリッドティップ故に感度が悪いなんて言いますが、感度はそもそも釣り竿という物質に宿るものではなくて、それを感じる人間側にあるものです。伝達情報がカーボンのチューブラー・中空のロッドと比較すると確かに劣りますが、逆にその劣ってくれることを利点として使用してあげれば良いだけですし、人間の感覚器官は機械で計測するそれに勝ることが容易にできるわけですから人側の意識の問題として対処すれば良いのです。言い訳をするかのように欠点だけを並べたてて貶すのは比較論ではありません。利点があれば必ず欠点がある、利点を選べば同時に欠点を選ぶのは必然です。どちらが優れているのか劣っているのかということは決してなく、適材適所で使う人が選択した結果によってのみ適合していたか否かだけが決まるのです。Ugly Stikの感度の悪さを欠点だとするならば、それに対する利点は魚がストライクした時のショックアブソーバーの役割を果たす点です。

 ミーハーな高価なものしか見ていない読者にしてみればドーデモイイ内容なわけですが、安物とバカにして使わなければ絶対に理解できない性能がそこにあります。誰も手に取ろうともしないロッドですが使う状況にロッド・パワーさえ間違えなければこれほど乱雑に折れずに魚を掛けられるロッドというのは他にありません。
 ドーデモイイ内容に歴史的背景などを含める最低限文化的な内容であろうとするのはいつもの通りです。

http://www.shakespeare-fishing.com/UglyStik/UglyStik,default,sc.html
 公式ページができあがっていることに加え、販売は9月予定だそうです。

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No title

こんにちは。
以前、こちらのブログからアグリースティックの存在を知り、7フィートのライトモデルをトラウト&シーバス用に購入したのですが、グラスのソリッドティップってものすごく良いですね。

一応、食い込みの良さを期待して購入したのですが、それ以上に水中におけるルアーの状態把握が楽になったことに驚かされました。
例えば、ラパラのカウントダウンがロールアクションを始めてさらにウォブルになる瞬間、シンキングペンシルやスプーンが水を噛み始める瞬間。
そういったルアーにかかる抵抗の変化がティップに出やすく、今まで手元で感じていた情報が視角的にも確かめられるのは、流れのある場所で釣りをする人間にとって大きなメリットになるかと思います。

ルアーの巻き抵抗を操作するような釣りではある意味、高感度なロッドでしたよ。

Re: No title

いつもコメントありがとうございます。
 Ugly Stikを正しく評価してくださる超少数派の意見も加えてありがとうございます。糸張りの釣り、リトリーブで釣っていく分には仰る通りです。グラスのソリッドティップが良い仕事をしてくれるんですよね。America's #1 Most Strongest, Most Sensitive Rodと謳うだけあります。
 反対に糸フケの釣り、ジグやワームのキャスティングの釣りとなると確かにグラファイト(カーボン)のような手元に明確にくるアタリが若干ですが落ちてしまいます。特性の理解していれば欠点となる部分をどうすれば良いのかとアングラー側で工夫してあげれば良いのは書いた通りです。ジグ&ワームでもフリッピングといった近距離でどうしても糸が張り気味になる釣りや、糸を張らないと感度が完全に無くなるブレイデッド・ラインを使用する釣りには向いていますね。
 日本だとグラファイトのソリッドティップを高感度で謳って販売していますが、あれもバスがベイトを食い込んだ瞬間のショック・アブソーバーの役割を持たせたものなので感度は若干落ちています。そう考えると誤解というのは時に恐ろしい偏見を生みます。

 そんなわけで糸張りの釣り、総称的にクランキング・ロッドとして最適な低価格ロッドですが、やはり価格で馬鹿にされてしまうロッドです。安いからこそ、その特性を試しやすいとはならない、アメリカの製品を使っている人であってもしょうもないブランド信仰が蔓延している現実を思い知らされるロッドでもあります。
 そんなわけで、そういった底知れずの探究心を忘れずに今後もツールの選定をしていきたいものですね。
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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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