Sandwich every bit of criticism between two thick layers of praise

 当著者はたぶん読者がご存知のように道具の細かい特徴だとか性能といったところに言及することは少ない類いの書き手です。むしろ、「軽い」とか「感度が良い」とか、「だから何なん?」とツッコミがわりに言い放つ類いです。そんな当方をイラッとさせた道具の選択肢についての話題を取り上げておこうと思います。
 釣りを全くしたことのない人を含めて数名でルアーのキャスティングの釣りに行くという前提で道具を選んでいたのですが、最初に頭に浮かんだのはキャスティングの方法を教えるのだから身長ぐらいのショートロッドという条件でした。それはベイトキャスティングかスピニングかという以前の条件でした。別にベイトキャスティングで釣りを始めてもらっても何の問題ないのですが、バックラッシュというトラブルで時間を潰してしまうのはもったいないことから、自然とそういった話の流れでスピニングに決定しました。これが受難の始まりでした。5フィート半のベイトキャスティング・ロッドがthe U.S.市場でも姿を消しつつあるのは知っていましたし、普段から嘆きの対象でもあります。しかし、日本市場という特殊な環境はそんな嘆きすらも可愛いと思えるぐらい重度の危機的状況にあったのです。何が言いたいのかというと、ベイトキャスティングのショートロッドどころか、スピニングで普通に使えるショートロッドすら市場から姿を消し始めていたのです。そのモデルというは間違いなくthe U.S.市場でも標準となる「6フィート M/ミディアム」です。キャスティングを覚えるにしても、少しウェイトのあるルアーでも使えることから今回の条件にも最適なモデルでした。当著者は「標準設定のロッドなんだからどこにでもある。」などと簡単に考えてしまったのです。ご想像の通り量販店に行くなり、安い2ピースロッドが並ぶ商品棚を見たわけですが、まず6フィートが見当たりません。仮に6フィートが見つかってもパワーがL/ライトとかUL/ウルトラライトとか、使えるルアーの幅が狭いものばかりだったのです。個人的にはロッドの表記なんて超テキトーに付けられた数字であるということを知っているので表記なんて本当にドーデモイイのですが、どれも弾性率が低く振るだけでロッド全体が曲がるようなもので今回の条件に見合うものが一切ありませんでした。「日本の釣りって本当に終わってるな。」と言い放つことにためらいなどありませんでした。そこから日本で名の知れたメーカーのwebサイト、製品一覧を閲覧するなどしましたが、そんな中で唯一見つけたのがシマノ バスライズ 2602-2というモデルです。それだけかと言われれば、これだけでした。もちろん大阪漁具系の素性のわからないものがなかったわけではありませんが、M/ミディアムクラスであると個人的に確信のもてるものは本当にそれだけだったのです。
 大事なことなので何度でも言いますが「日本のルアー・フィッシングは終わっています。」。結局のところ元を辿ればライトリグ信仰がもたらした弊害でしかありません。ロングロッド信仰はキャスティングもまともにできないような類いのプロを自称する連中の所業です。そう考えると、どちらもJBとかいう団体が全ての元凶ではありませんかΣ (゚Д゚;)
驚くことではありませんでしたね。「うん、知ってた。」が正しい反応ですね。前者は不要なほどに柔らかいロッドを販売し、後者は製品ラインナップから6ftというレングスを消失させます。そして小さな小さなソフトプラスティック・ベイトを初心者がキャストするのが当たり前というイデオロギーの釣りが蔓延しているわけです。そういったルアー・フィッシングという思想をどんどん衰退していく日本を前衛的などとは決して言うことはできません。ルアー・フィッシングの思想というのは、あくまで臭いも味もない木、プラスティック、金属を使用したベイトを遊び心と共に、人が魚に自発的に仕掛けていくことにあるのです。ヒロ内藤さんがヘドン自身が削ったプラグのコストを持ち出して、「当時の金額でプラグを購入しようと思えばその金額でステーキ3,4枚は食べられた。それでもルアーを買って釣りに出かけて魚を食べた。」という話があります。潜在的に釣り人は、仕掛けだ餌だといったコストを考えれば魚屋さんやスーパーに並ぶパックされた魚を買った方が安いにも関わらず、釣りという楽しみを共有しています。キャッチ&リリースを実行している人ならばなおさらその思想に共感するはずなのですが、どこかで釣果至上主義になったり、本来共有されるはずの釣りの楽しみを見失っているということです。1951年にthe U.S.という国ではこのような思想・概念・イデオロギーが形成されていたことを忘れてはいけません。1951年当時の日本と比較して、そして現代の日本と比較して、我々は一体何を歴史から学ぶべきなのかというところは学問の領域を問わず一生の課題となるはずです。そういった既に共有されているまたは潜在的に共有されている思想を利用しながら、あるべき思想に修正していくという作業が必要となるはずなのですが、その根幹の思想をJBだのメディア関連は誰一人理解していないことから修正も何もないというのが現状なのです。そもそもルアーだの餌だのを除いた「釣り」の思想そのものを理解していなかったりするから手に負えないところなのです。
 そんなわけで、道具の選択肢から見えてくる根深い問題があると誰も考えていないのだと言わせるぐらい酷い状況が広がっていることを実感しました。

 さてショートロッドの必要性ですが、きっとオカッパリ、岸からしか釣りをしたことのない人には何のことやらサッパリ理解してもらえないという偏見があります。そういう類いの人たちというのは大抵自分のキャスティングが未完成であったり、精度が出せないことに気がついていないという偏見もあります。そして、ベイトキャスティングであればシマノ製digital controlことDCを使用している人というのもキャスティングができていないと思って間違いありません。なぜならバックラッシュしない、キャストが楽になるといったことを道具に頼っているわけですから、キャスティングの精度を自らのスキルでどうこうしようとしていないわけですからキャスティングが巧くなるはずがありません。ボートに乗ってショート・キャストでカヴァーを狙い打つ釣りをした瞬間にライナーでベイトが飛んでいかず、フライで狙ったところにすら届かなかったりと自分のキャスティング・スキルの低さが露呈するはずです。そこから自分で何とかしようと練習する人には救いがありますが、多くの場合何かと理由をつけて棚上げされることになります。狙った場所にキャストできる、精度の高いキャスティングはロング・ロッドで簡単に学べるものではありません。ロング・ロッドである程度精度のあるキャストできる人がショート・ロッドを持つとより高い精度のキャスティングをするものですが、ロング・ロッドしか使ったことのないブレるキャストをする人はショート・ロッドでも基本ができていないことから精度の高いキャストをすることはできません。キャスティングというのも割と簡単に考えていた節がありましたが、明らかにセンスの問題があることにも気がつかされました。教わったことを忠実に守ってくれる人とそうでない人というのも大きな違いを生みます。いずれにしてもショート・ロッドでキャスティングの基本を学んだ人がバス・フィッシングで最も効率的に釣果を上げる要素となることは間違いありません。従ってショート・ロッドというのはルアー・フィッシング、それもキャスティングの釣りで欠かすことのできない存在なのですが、メーカー、顧客を合わせて見た市場はその概念・コンセプトを理解しようとはしていないということです。

 大事なことなので何度でも言いましょう。「日本のバス・フィッシング或いはルアー・フィッシングは終わっています。」

Post a comment

Private comment

Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4