You can take a horse to the water, but you can’t make him drink

 Langmuir Streaks, langmuir circulation, ラングミュアー循環流という現象がMajor League Fishingの"2013 Summit Cup - Sudden Death Round 2"ではっきりと見られたことから、ついったーネタにしようと考えましたが、そもそも当ブログで登場させたことのない語彙であったことを思い出した次第です。
 滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの1ページ
http://www.lberi.jp/root/jp/pict/top_pict/top_langmuir.htm
紹介されているように、琵琶湖でも見られますし、普通のダム湖でも見られる現象です。写真やイラストの解説に関しては、Wikipediaの画像の方がわかりやすいと思われます。
 画像を参照していることを前提に話を進めますが、この循環流の回転は皆さんご存知サーモクラインの上でのみ発生します。なぜかというと、水温によって水の比重は変化することから、水温の明確な差が形成される層・サーモクラインを境界線として深い側の比重の重い水には同じような循環流ないし鉛直方向への流れが発生しないのです。秋のターンオーバーでしか説明されない水温による水の比重ですがこんな現象にも関係しています。そして、サーモクラインが崩れる場所であれば、鉛直方向への流れがディープ側にも及んでターンオーバーという現象が起こるわけです。大事なことなので何度でも言いますが、サーモクラインの形成されない野池でターンオーバーは発生しませんし、サーモクラインが形成される湖であったとしてもターンオーバーと呼べる現象が起こるとは限りません。単純に季節による風向きの変化やシャロー側での植物の死滅が関係して水が悪くなった、またはそれらの複合である場合がよく見られるということです。あくまで水の比重を原因とする対流によって生まれる現象のみをターンオーバーと呼ばなくてはならないということです。
 釣り関連の話で誰も解説してこなかったわけですが、北米圏ではしっかりと解説されています。R.Wetzel, Limnology(1983)陸水学のイラストを使用した書籍が存在します。

p.113
 散々紹介してきたような気がする書籍なわけですが、Fundamentals/基礎を名乗るのにふさわしいことが書かれているわけです。

 そもそもなぜ、このLangmuir Streaksが重要であるかというと、Kevin VanDamがDVD Classic Patterns;Clear Water Spinnerbaits(このDVDの映像でもラングミュアー循環流が見られます。)でも言っているように、プランクトンというのは風によってのみ寄せ集められるということを示唆するからです。通常の河川などの影響による流れでは、流れては来るものの密度は薄いということです。今回紹介している風によるラングミュアー循環流というのは、水面に白い筋が見えるぐらい水がプランクトンと混ざり合うことで泡立ち、その密度の高いプランクトンを狙った小魚の捕食活動も活発になり、従ってバスも捕食活動を活発にするということです。餌の密度が高いということは、捕食活動に最も効率的な時間となるわけです。
 なぜ冬にこんな話題を取り上げるのかというと、意外と冬にも風の当たる側のバンク・岸際で捕食活動を行うバスが存在するということです。その瞬間に出会わないことにはにわかに信じ難いことだと考えられますが、寒いから風裏だけを釣るというのも進歩がありません。冬に成立する条件としては温められた水が風下に流れるというのも忘れてはならないことであり、ラングミュアー循環流と同様に自然をしっかりと観察しなければ気がつくことさえできないものであることを心に留めておく必要があります。太陽が東でもどの方角寄りで昇るのか、風がどちらの方向へ吹いているのか、時間によって風向きが変わっていないかということを釣り場で観察する必要性のことです。ついでに太陽は春分の日、秋分の日にズレがなく東から西へと移動します。そして夏至には東北東から西北西へ、冬至には東南東から出て西南西へと移動します。ここまで書けば、陰がなく最も温められる水がある場所がどこにあるのか、初めて行く釣り場でない限り想像がつくはずです。
 こういった特殊な専門用語には逐一反応するのに、基本的な知識が欠落していたり、自然観察すらまともにできない人たちで溢れているという偏見がありますが、ちゃんと釣りをするということは基礎・基本なくしてできるものではないのです。


 2013 Bassmaster Classicまであと2日となりましたが、事後報告になる可能性が濃厚です。ショーモナイ特定のベイトの話をする人だらけだという偏見があるので、可能な限り使用するベイトなどからの逆算でプレゼンテーション、行き着いた過程に注目します。そんなことを普通に解説してくれるアングラーはKevin VanDamしか居ないという悲しさに共感できる人が増えないというのも、ルアーにしか興味がない連中の痛さとしては重傷ではないでしょうか。

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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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