Truth finds foes, where it makes none

 Bassmaster Classic 2013は見事に何も触れられずに始まりそうな勢いです。わかっていて別のことを書くわけですから何かしらの重大なトピックがあるということは本来は著者が説明することではなく、読者が察するべき点ではないのかという偏見から久々の当ブログのnew-entryを書き始めようというところです。
 引用の引用を紹介してみるという試みです。元のbassmaster.comの記事はこのエントリーにて紹介しています。同じ記事をソースとして読んだ賢明な人が何を分析するのかという点に注目してみようということです。

One Reason KVD Fishes So Fast
 なぜKevin VanDamはそれほどまでに速く釣りをするのでしょうか? 彼本人はそのようには考えてはいませんが、しかしそう見えます。彼は何億兆というキャストを繰り返す中で、頭の中で少々異質なリアルタイムでの微調整をプレゼンテーションの中に組み込んでいきます。ベイトやその他の要素をそういった異質さの中にある計算に組み込むのです。

 昨秋、偶然bassmaster.comでスピナーベイトの記事に出会いました。それは私が見たことがなかった、KVDのスピードに関して少なくとも一つの理由からくる洞察を与えてくれるものでした。以下が私の言うところ(KVDの談話)です。

 私は、バスには常に自分の使うスピナーベイトの反射光(フラッシュ)や動きを見て欲しいと思っています。見て欲しいところは、ブレード単体やワイヤー、スカート、ヘッドではなく、フラッシュと動きです。または、スピナーベイトが持つイメージを見せることでストライクを誘発します。もしスピナーベイトが見え過ぎるような状況では、バスが見切ってしまうことが多いでしょう。

 ルアー・スピード、カラー、ブレードの反射光、または水の中の表層はルアーを見えにくくし、より自然にアピールすることができます。

 このように、ハイスピード・リールを推奨するのはゾーンを浅くしたいためです。水温が低い場合は、スローダウンしますが、釣っているゾーンは浅い側です。

 水面がわずかにさざ波が立っているような場合、1か2インチぐらいの水面下ギリギリを通すことにより、バスから見えるさざ波は見えにくい背景であることから、その状況にスピナーベイトを調和させます。

 3フィートぐらい波立っている状況でスピナーベイトで釣りをしている場合でも同じです。ルアーを表層側へコントロールしますが、しかし魚から見え過ぎるほど深い水深ではありません。つまり、波は光量を抑えるため、常にルアーの視認性について気にしておく必要性があります。

 カラーは水面という背景に調和するようなナチュラルなものを選びます。このカラーの選択が最も重要な要素となるので、可能な限り最もナチュラルになるようなものを選びます。

 鍵となるのは、可能な限り反射光を生み出して、ベイトをバスにはっきりと見せないようにすることです。

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 ここにKVDと私との間に(おそらくあなたとの間にも)違いがあると思われます。私はブレードの回転を感じることで魚がそれを鍵として釣れることを願っているか、または素早くリール・ハンドルを回しているときには魚が本能的にベイトを壊しにこようとしていることを願っています。

 私はワーム・フックとウェイトはflash/光らないものを(私は通常は黒を)使うことに執着するのですが、私はスピナーベイトでこのようなことを考えたことがありませんでした。なぜなら私はスピナーベイトには[自然に]flash/反射光を求めていたのです。

Crazy.




Reference
admin mostly Jay Kumar
http://bassblaster.bassgold.com/reason-kvd-fishes-fast
June 17, 2011


 最後の1文の"Crazy"をpositiveに捉えるか、negativeに捉えるかで全体の印象が随分違ってくるように思います。もちろんpositiveに捉えた言い方で、方法を変えて自らを見つめ直したときに見える何かというプロセスについて説明してくれているわけです。一体何が言いたいのかというと、こういった記事を読んだときに自分の中に整理された・体系化された理論ができあがるということです。今回の場合、スピナーベイトはブレードの回転やスピードという整理の仕方ではなく、反射光という整理の仕方があるということに気がついたということです。



 さてスピナーベイトでKevin VanDamは"I still keep it high in the water column"という言葉を使用しています。スピナーベイトを使用する際に多くの人々が何も考えていないという前提はもちろん、スピナーベイトを正しく使うということはどういうことか全く理解されていない点についての指摘であることを伝えておかなければいけないと考えてみました。
Retrieve of Spinnerbaits
 一体何が言いたいのかというのは見ての通りですが、少々解説するべきことでもあります。
 通常、スピナーベイトというツールをツールとして最適に使用する際のリトリーブ・パスは"Standard"で表現したものです。着水してから巻き始めるまでの時差を利用したゾーンの変更という基本があるわけですが、それ以前の根本的な問題として一番上のようにリトリーブ・スピードが遅過ぎて一定のゾーンをリトリーブできていない人たちが多過ぎるということです。ツールがツールとして最大限効果を発揮できていない、またはスピナーベイトの意義を理解していないということです。スピナーベイトの意義とは、ファスト・リトリーブにおいても一定のゾーンを保つことができることにあるわけで、ゆっくりリトリーブするのはoptional/選択肢の一つであって基本ではないということです。さらにそのオプションから始めてしまい一定のゾーンをリトリーブできないとなるとスピナーベイトで釣果を伸ばすことはできないということも意味します。こういった理由が日本でスピナーベイトが売れない事実と関与するのではないかという偏見を生みます。早い話、リール・ハンドルを回転させる手元の速度でその人がスピナーベイトが得意かどうか、ルアー・フィッシングでゾーンと共に重要な要素としてのスピードを使い切れているかどうかという基本ができているかどうか、一目瞭然の踏み絵となるとも言えるわけです。
 それではなぜ日本人のほとんどがスピナーベイトを速くリトリーブできなくなってしまったのかという理由を考えると、「スロー・ロール」という言葉だけが先走ってしまった流行があるのではないかと考えられます。その発祥は主に田辺哲男さんが提唱していたことにあったように思いますが、田辺さんの場合、通常のリトリーブ・スピードが遅過ぎてファスト・リトリーブができないアングラーであるという基準を知っておかなければなりません。そこからスロー・ロールというグラス・水生植物の上っ面などをボトムと仮定して、上っ面にスピナーベイトをぶつけながらリトリーブする方法を提唱しました。そして、同様に湖底、ボトムを這うようにリトリーブすることもスロー・ロールとしたわけです。ここが日本における大きな誤解を生んだ分岐点であることを主張したいと思います。なぜならグラスの上っ面をボトムと仮定してリトリーブする方法と実際のボトムを這うようにリトリーブする方法は、北米圏では別物としてそれぞれの方法に名前があるのです。その名前とはイラストにあるように"Slow Rollin'"と"Dead Draggin'"です。なぜ分別した名前があるのかと言えば、それはその両者が全く別の状況での釣りであるからに他なりません。
 Dead Draggin'を基準に比較して説明した方が良いでしょう。Dead Draggin'はSlow Rollin'とは違い、ストラクチャー・地形の変化を基本的に狙った釣りであり、ストラクチャーにカヴァーが絡めばより良い場所であるとカヴァーが副次的要素であることを忘れてはいけません。そしてリトリーブ方法はロッド・ティップでジグやキャロライナ・リグを操作するのと同じように行い、常にボトムに接触させ続けることが基本です。逆にSlow Rollin'はカヴァーに接触させ続けなくても釣果が望め、カヴァーに接触したらリール・ハンドルで1-2回転ほど急速に回すなどして、リールでリトリーブしていくのが基本なのです。
 ここで田辺さんの言う「スロー・ロール」がSlow Rollin'とDead Draggin'のどちらだったかという話に戻すと、当事者本人はSlow Rollin'を基本として応用としてDead Draggin'があると説明したかったが、伝播していく上でDead Dragginが基本かのように変化してしまったのではないかという指摘なのです。さらに先に述べたようにファスト・リトリーブできない種のアングラーであることもその誤解を加速させたのではないかと考えられるわけです。本来、ファスト・リトリーブにおいて最も釣果を出せるルアーであるにも関わらず、オプションが基本であるかのように伝わってしまったことで、多くの人たちがスピナーベイトでの釣りを難しく、ゆっくり過ぎるリトリーブでゾーンを一定にできなくなってしまったのではないかという偏見です。
 考察背景、基準が違うといった誤解は、時にこのような深刻な問題を引き起こすという良い例ではないでしょうか。スピナーベイトを使い込んでいる人と会話したとき、仮に「スロー・ロール」という言葉が出てきたとしても間違いなくSlow Rollin'の基準で話を進めることを個人的に確認しています。もしDead Draggin’の基準で話を進めているようであれば、間違いなくスピードの上限を使い切れていないエキスパートとは決して呼べない種の人です。

 さて日本では、そんなリトリーブが遅過ぎてゾーンが下に落ちていってしまい、ゾーンを一定に保てない人だらけだという偏見があるわけですが、解決策はどこにあるのでしょうか。単純に「もっと速く巻けよ、リール・ハンドルもっと速く回せよ。」の一言で済むわけですが、スピードの上限を使えない、基準が遅過ぎる人がそう簡単に変わるとは当著者も考えません。そこで、少し頭を使うアングラーならばブレードを1/2か1サイズ、または2サイズ上げてしまえば良いということに気がつくはずです。ゆっくりリトリーブしてもブレードが回転して十分な揚力を得られる大きなブレードであれば良いのです。しかし、そういったことを理解できない修正するべき相手の脳みそは鶏以下だと思った方が賢明でしょう。そういった意味で、日本で売られているスピナーベイトのブレードというのはサイズが大き過ぎるぐらいのものが標準装備となっています。既に理解のある人からすれば3/4や1ozというウェイトのスピナーベイトを見ればすぐに理解できることです。平気でNo.5やNo.6のウィロー・リーフがタンデム・ブレードのリア・ブレード側に採用されていたりします。3/4ozというのはリトリーブ・スピードを速くしたいか、ディープ側で使いたいかという典型的モデルであるというのが基本なのですが、使われる際に想定されるリトリーブ・スピードが遅過ぎてゾーンを一定させるには大きなブレードを付けざるを得ないということです。それでもゾーンが一定しないということは根本的にルアー・フィッシングを理解していないということなのですが、たぶんそういった人々の方が圧倒的多数であるという偏見は、リール・ハンドルの回転速度をちょっとサンプルとして採取すれば実証されることでしょう。そういった背景から日本で売られているスピナーベイトに賢いデザインの組み込まれたものというのはまず見ることができません。アメリカ合衆国内ではHildebrandtのDouble Deepというスピナーベイトが新商品として、Strike KingのKVD Spinnerbait, Bottom Dweller, Scorcher, Burnerと肩を並べられるであろう賢明なデザインが組み込まれたスピナーベイトが生み出され続け、販売されています。いずれにしても少し頭を使えば、ブレードを交換すれば済む程度の話なわけですが、ブレード・サイズを意図して下げリトリーブ・スピードを上げるという方向性を持たなければならないということを忘れては行けません。スピードを上げてその上限を使い切れるということはルアー・フィッシングの基本・基準が生まれることに繋がるのです。

 スピナーベイトを一定のゾーンでリトリーブできていますか、沈み込む一方で狙ったゾーンを外していませんか? 基本があっての応用を忘れて応用から始めていませんか? この2つの質問でほとんどの人々が自分の釣りを見直すことになるのは言うまでもないということです。


Reference 2

p.40-42

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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