Nothing hurts like the truth

 さて前回のエントリー、タイトル通り、真実によって傷ついたでしょうか。本来、既成の価値を覆されるというのは傷つけられるものだという偏見があります。そして、それは男性にとって「虚栄心、自尊心、独占欲、男性たることの対社会的プライド、男性としての能力に関する自負、こういうものはみんな社会的性質を帯びていて、これがみんな根こそぎにされた悩みが、男の嫉妬を形づくります。男の嫉妬の本当のギリギリのところは、体面を傷つけられた怒りだと断言してもよろしい。~」というところにつながるわけです。しかし、その既成の価値を覆されるからこそ学問が面白いと考えていたわけですが、多くの場合その面白さに気がつく人というのは多くないのだという偏見があります。そして期待なんて書いていましたが、著者側がどうすることもできない読者側の意図に期待したところで基本的に何も変わらないこと、期待するだけ無駄だというのは想定済みというか、読者に期待しないのは書き手側の態度の基本です。


 今回は、そんな定義について紹介しておこうと思います。比較論をするにしても条件を揃えることが絶対です。釣り不足による、条件を揃えること・定義付けの曖昧さが許される偏見のある現状は好ましくありません。さらに2013 Bassmaster Classicの序章と言ってもいいかもしれません。水の透明度という前提・定義についてです。

Cracking The Clarity Code
Clarity is the key to decrypting bass patterns in any water
POSTED BY: Steve Price


 Bill Huntleyの計画は、これから大きなトーナメントが開催されるWheeler Lakeで、それもAlabama州北部を襲った激しい雨の後のmuudy/濁った状況での釣りを紹介することでした。状況は最悪で、アングラーたちは泥に穴を掘るシャベルをタックルに詰めてくると良いとジョークを言いました。つまり彼らは魚を釣ることができたのです。

 雨が止んだ後の朝、Huntleyと彼のパートナーは68,000-acre(約275㎢)の湖に下り、そこから最も大きな支流・the Elk Riverに向かいました。中でも大きなcove/ワンドの中の散在した木の根・スタンプと倒木にボートを進めていきました。4時間後、彼らはlivewellをバスで満たして返ってきました。

 「1番のルールは、muddy water/泥濁りの水であっても希望を失わないことです。なぜならthe mud/泥はいつもバスを最も浅い側の、一般的にカヴァーに身を寄せることから、釣るには最も簡単なシナリオだからです。」と彼は言います。「水の透明度は文字どおり私たちがどこに行くべきかを示しています。」水の透明度は朝ボートを降ろすときにアングラーが最初に気がつく特徴の一つではあるものの、それを主要なツールとして、実際にバスの所在をつきとめるために使う人たちはわずかしかいません。事実、特に季節と相関して、水の透明度は魚を発見するための最も重要な要素の一つとなり得ます。

 「このように、私は透明度がバスが一般的にどの水深に居るのか、またはどのような種類のストラクチャー、カヴァー、同様にどのような種類のルアーを使うかを教えてくれます。私は多くのアングラーたちが、水温に関わらず、非常に泥で濁った水と、非常に透明度の高い水で非常に浅い場所でバスが見つかることに驚くと思っています。」とLake ForkでガイドをしているLisa Craigは説明しています。

 彼女やHuntleyのようなトップ・アングラーたちは、水の透明度の状況がバスの居場所をつきとめるパズルのピース、手助けとなると考え、その精神・メンタル・フロー・チャートに忠実です。

Extremely Clear
Visibility/透明度: 最低8フィート(約2.4m); ときには20 feet(約6m)以上。通常は湖の最下流部で、水深が深くなる場所で見られます。

Tactics: 「春と秋は、バスがシャローに動くことから、ultra-clear water/透明度が極端に高い水系で釣りをするのに最適な季節です。」とHuntleyは言います。1年で他の季節について彼はわずかにoff-colored water/水に色・濁りがあるか、ヘヴィー・カヴァーか水生植物といったシャローに魚を居着かせるものがある場所を推奨します。「透明度が非常に高いとき、バスは急深な場所、急深な岬、スポーニング・フラットにつながるチャネル・川筋、水中に沈んだ道路跡といった場所をstaging area/中間準備地域・集結地としてシャローに上がる前に使用します。そのようなときは、ジグやディープ・ダイビング・ジャークベイトを使用します。」

 ベイトフィッシュと他の餌を模した自然なカラーが明るい、派手なカラー・スキームより優れています。

 書き記しておくべき重大なことは、論理的に思われることに反するということです。透明度が極端に高い水系が、シャロー・ウォーターで釣れないということを意味するわけではないということです。事実、PowellやMeadといった透明度の高い湖では、驚くほど浅い場所でバスを見つけることができます。

 日が高く昇る前のそのような状況にはトップウォーター・ルアーが最適ですが、日が昇った後は小さなプラスティック・ワームやジグを影となるcoveで釣りをすることに変更するべきです。

Clear
Visibility: 4 to 8 feet(約1.2-2.4m). 湖の支流の下流側、特に支流の河口で頻繁にこの程度の透明度を見ることができます。

Tactics: スピナーベイトを結んでburn it/速巻きします。深い側の水深では、特に急深な岩盤質な岸際に小さなプラスティック・ワームのドロップショットを使用します。

 Extremely and clear waterの両方において水生植物は、魚を釣りやすくします。季節を問わず、それらのグラスライン
のエッジはバスを探し始めるときに良い場所ですが、近年水生植物の上をトップウォーター・フロッグで釣ることが急速に一般化し、効果のある代替案となっています。Dean Rojasはプラスティック・フロッグを年中結び、マット状のグラスだけがフロッグをキャストする口実ではありません。全てのシャロー・カヴァーが標的となります。

Moderate-To-Stained
Visibility: 1 to 4 feet(約30cm-1.2m). この視認性は南部のリザーバーのクリーク最上流部でよく見られます。

Tactics: この透明度の範囲の中の最も透明度が高い側は、バスの釣れる水系としては最適だと考えられます。特に藻類が生長して、小さな粒が発生しているような状況です。

 「バスは年中クリークでこの種の色と透明度に生きています。」とCraigは言います。「秋は、夏に本湖側に居たバスが冬のための捕食をするため同じクリークに上ってきます。もしベイトフィッシュがクリークの奥に上っていくのを見ることができれば、そこはバスからも遠くないということです。」

 そこで、彼女はジグ、スピナーベイト、クランクベイトを使い、チャネルによる水深の変化に沿って釣っていきます。

Dingy
Visibility: 1 foot or less(約30cm以下). もしこれが突然の降雨によってつくられたものであれば、その状況・透明度は通常クリークの最奥やリザーバーの最上流部に起こります。

Tactics: この透明度はバスをシャローに、カヴァーの近くへ留めます。夏であっても、バスは2 feet(約60cm)の水深に、またはより浅い場所にも居ます。

 「この透明度は与えられたリザーバーにとって普通のことではありません。バスはシャローに、カヴァー近くに素早く、時には1日の中で移動します。」とCraigは言います。「私が最初にすることはルアーを変えることです。多くの振動を発生させる大きな、wide-wobbling/ワイド・ウォーブリング・クランクやNo.5コロラドのシングル・ブレードのスピナーベイトに長いスカートとトレーラーを取り付けます。私はこれらのルアーを視認性が低いことからゆっくりと使っていきます。」

 CraigはLouisiana州のRed Riverで早秋に、激しい雨の後の水が濁ったときの別の代替案を発見しました。彼女は小さなプラスティック・ワームをワッキースタイルで、巨大なヒアシンスの生育する場所のエッジ沿いに、水深が3 to 10 feet(約90cm-3m)に落ちる場所で釣りました。そのエッジはスタンプと倒木も含まれており、何度もプレゼンテーションしてストライクを誘発しても魚はそこに居続けました。

 「このプレゼンテーションは効果的でした。なぜなら私は同時に水深の変化とヒアシンスのエッジという2つが遷移するゾーンを釣っていたからです。Transition zone/遷移するゾーンは常に良い場所となりますが、私は、dingy water/濁った水ではその他の多くのバスが待ち伏せる場所が除外されてしまうことからさらに重要になるということに気がつきました。」

Muddy
Visibility: Inches(約数センチ). 釣り場全域に広がることもありますが、多くは流入部に、通常湖の最上流部の流入域で最も強烈です。

Tactics: dingy waterと同じように、バスはシャローそしてカヴァーにタイトに居着きます。しかし冬は、どのように適応するか知らなければ、事実上その理論は崩壊します。

 「低水温、muddy waterは最悪の状況です。私は中でも透明度の高い場所を探すことで対抗します。通常、湖の下流部でジグやソフト・プラスティックをリップラップや急深な岩盤で釣りをすることになります。」とCraigは言います。

 Huntleyは素早く濁った水は素早く透明度も上がると言い、彼は上流部か支流の下流部に移動します。小さなcoveやポケットに驚くほど透明度の高い水を見つけることもできます。

 しかし、本湖は問題外です。

 「強い泥濁りの流入は魚を本湖の岬に押し上げます。濁りの原因であるsilt/沈泥は、muddy waterの下、数フィートの水深に透明度の高い水の層をつくることから、バスがそこに集中することがあります。」とCraigは言います。

 彼女はそこでジャークベイト、スピナーベイト、クランクベイトを使用します。

 その他の代替案は、muddy waterが透明度の高い水域に侵入しようとしている場所で釣りをすることです。この境目のゾーンは釣りやすい場所で、普通は数フィートの両サイドのmudline/濁りの境目となります。Huntleyは前もって、クランクベイトを使って1回のキャストで非常に広く釣っていくことを好むと言いました。

 水生植物は濁りの回復が遅かったり、沈泥の動きによってはもう一つの解決策となることがあります。「私はウィードラインの内側に集中します。」とCraigは言います。「そこは透明度の高い水を留めています。可能であれば、私は水生植物に別のカヴァー、岩、スタンプ、倒木が混じる場所を狙います。そういった場所は魚が移動する場所となります。」






Reference
http://www.northamericanfishingclub.com/magazine/articles/articletype/articleview/articleid/582/categoryid/34/cracking-the-clarity-code
December 01, 2008

 透明度の尺度という問題なわけですが、このように数値を出して全てを一度に説明されるという機会はそれほどありません。例えば個人、KVDの尺度といった場合であれば、白のスピナーベイトが何フィートで見えなくなるのかという尺度で水の透明度を体系化しています。そういった尺度無しに、自分の釣り場を一概にクリア・ウォーターと言ったりしていないかということです。通い詰めた場所であればあるほど、なぜ水の色のわずかな変化でさえ気がつかないのだろうかということです。Algae bloomというアオコの発生といった大きな変化は認識できても、夏にかけて藻類が大きくなって水の透明度が若干落ちることに気がついていないことについてです。

 濁りが釣果に大きな悪影響を及ぼすといった方へ考えないメンタルについて2人のプロのエピソードが付いています。日本の釣り番組の製作方法を見れば一目瞭然ですが、全く逆のメンタルしか持ち合わせていません。濁り=タフという言い訳というかあざとい、わざとらしいドキュメンタリー風に仕立てるための理由にするわけです。日本のアングラー側から濁りが全く問題ないという態度を見せないように脚色されているのではないのかという偏見についてです。それも風が吹けばタフ、無風だからタフ、雨が降っているからタフ、快晴だからタフと無限の言い訳しかしないメディアから、何を学べというのか、一体何の価値があるというのか、当著者は未だに理解できません。
 このように濁っているから釣れないという印象を語ること自体が、バス・フィッシングに対する態度として、メディアが広く啓蒙するべき概念として間違っているということです。啓蒙するべきは、言い訳できる状況であっても、いかに好ましい状況として、魚の居場所を確信させる条件として捉えるかというトピックにするべきだということです。

 さて、クリア・ウォーターと一言で説明されても、具体的に透明度を数値化できないのであれば、それは説明として成り立っているのかどうかという疑問を持つべきではないかという話です。つまり、自分なりの基準を持つという概念に通じるわけです。キャスティング・ディスタンスにしても、キャスティングの精度にしても、クランクベイトの潜行深度にしても、全て数値化できるのであれば数値化することが体系化、バラバラの情報を系統立てて整理するということにつながるということです。そういった体系を持たずして、それをスタイルだなんて言うのはミーハーの証以外の何物でもありません。せめてスタイルと言うのであれば、体系化しようとする態度を見せるべきだということです。「何も考えずに巻けば釣れる」とは非常に口当たりの良い、誰にでもウケる言葉なのかもしれませんし、英語でも"idiot bait"なんて言われることもありますから世界共通なのかもしれません。しかし、そんな誰にでもウケるスタイル、広義に見た思想は、本当の意味での思想ではありません。思想というのはもっと誰にでも受け入れられないからこそ、毒となり得るからこそ思想として成り立つのではないかという話です。万人にとって口当たりの良いものは「コピーライターによる広告」だけで十分で、そのあくまで広告だったものを「コンセプト」だなんて言ってしまう文化に対しての提言です。


 とても長い前置きでしたが、2013 Bassmaster ClassicはOklahoma州Tulsa,Grand Lakeにて2月22-24日(現地時間)にて開催されます。2012のLouisiana州Red Riverのwater clarityは今回のmuddyに相当するものでした。しかし、今回はLouisiana州より北側に位置し、Oklahoma州の中でも北側に位置するGrand Lakeでの開催です。既に忘れられているという偏見もありますが、国内でも季節の進行に差があるということです。High landに隣接するhill landにある湖であることもリンク先から理解できます。そして水の透明度は2011,2012年とは違いよほど急激な天候の変化さえなければStainからClear waterであるということです。さらに季節はプリスポーンなんてまだ先の話という段階の冬の釣りが見られる可能性があるということです。2010 Bassmaster Classic Alabama州Lay Lakeのようになるかもしれませんし、2008 Bassmaster Classic South Carolina州Lake Hartwellのようになるかもしれないといったところです。標高的にAlabama州のLay lakeが一番高い場所で、立地条件として似ているのはLake Hartwellの方です。
 また事前情報として水の透明度という話がbassmaster.com内に出てくるとは思いますが、そのときに使用されている透明度に関しての語彙を見るときに、今回紹介した尺度を利用するべきだということです。そして、そこから導き出せるある程度の釣りのパターンを考えるというちょっとした練習の一環となるということを毎年紹介しておこうというわけです。Elite Seriesのシーズン中に行わないのはイベントごとの期間が短いことから紹介しきれないことと、普通に釣りをすれば釣れてしまう季節に何を言っても無駄だという偏見によるものです。
 水の透明度に関しての尺度を持った今、釣りの予想、想定ができる下地が整ったということです。

Post a comment

Private comment

Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4