虚栄心、自尊心、独占欲、男性たることの対社会的プライド、男性としての能力に関する自負、こういうものはみんな社会的性質を帯びていて、これがみんな根こそぎにされた悩みが、男の嫉妬を形づくります。男の嫉妬の本当のギリギリのところは、体面を傷つけられた怒りだと断言してもよろしい。そう説明すると、「お前はまだ人生経験が足りない」と言いかえす人があるだろうが、私もすぐ、「お前さんは自己分析が足りない」と言いかえしてやります。

 北米市場で販売されているクランクベイトを見てみると、隙間が埋まっていないというか、どこもかしこもスクエアビル戦争に荷担してしまっていることが伺えます。日本市場なんてデザイナーだのビルダーだのどれもしょうもないのばっかりで見ても仕方がないという偏見があります。例えば、Kevin VanDamに「Elite Series Proになるために必要なことは何か?」と尋ねたら返答は"Marketing degree."でした。つまり何が言いたいのかというと、日本でルアーを作っている人たちはマーケティングができていないということです。従って、流行の後追いしかできない、勝負しない、商売ができないという連鎖に陥ることから、日本市場なんて見ても仕方がないと言わせるわけです。そもそもビルダーと言われる人たちがクランクベイトが何たるか、その存在意義すら理解していないのではないかという偏見すらあります。例えばどれぐらいの距離をリトリーブすればどれぐらいの水深に到達して、最大潜行深度がどれぐらいか、それはどれぐらいのキャスト・レングスでの前提なのかを製作者が解説できないなんて、ラインサイズ別で潜行深度がどの程度変化するかも示唆できないなんて何も知らないのと同じだと言っているのです。
 さてそんな日本のデザイナー・ビルダーが解説しようともしない、超絶不親切な態度を批判する意味を込めて、エンドユーザを馬鹿にするのもいい加減にしろという意味を込めて、基本的なクランクベイトのデザインの意義について見ておこうと思います。


 Gary Kleinは、アングラー側の視点からどのようにして目の前の状況に対して最適なベイトを選択するのかということを解説してくれています。どこ製の何が最も釣れるとかそういう意味ではなく、一般的に、全てのクランクベイトに対しての基本です。

Gary Klein on crankbaits
http://www.bassmaster.com/video/klein-crankbaits
Elite Series pro Gary Klein helps you select the right crankbait for bass fishing in a variety of conditions.

 市場にはたくさんのクランクベイトがあります。私もアングラーですから少し迷うこともあります。しかし、常に自分に問いかけることがあります。それはクランクベイトはツールだということです。適切なツールをその場の[状況・]水域に合わせて使用しなければなりません。
 最初にリップレス・クランクベイトです。水生植物に使用することができますが、基本的にオープン・ウォーターで使うようにデザインされたルアーです。つまり木に向かって使うと引っ掛かることになります。
 次に私のお気に入り、DT-10です。どのようにビルが突き出ているか知っているでしょうか。真っすぐに突き出しています。これが意味するのは、ベイトの姿勢が(動画のような角度に)変わるということです。そしてそれは障害物の上、倒木の枝、岩をcrawl/這うように泳ぎます。加えてこのような姿勢になることで、障害物にぶつかることでdeflect/ヒラを打つ、泳ぐ方向を変えることになります。しかし、この種のルアーは水生植物には向いていません。なぜなら水生植物の中に潜っていこうとしてしまうためです。
 RaPaLa/ラパラ DT-10/ディープクランク

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 他にも小さなビルのもの。小さなビルは深く潜らないことを意味します。姿勢は(動画参照)このような角度で、障害物の間を使うオープン・ウォーター・ベイトであり、引っ掛かりやすいため倒木などの障害物にぶつけていく種のベイトではありません。
 市場の中でも優れたベイトのShad Rapです。姿勢はこのような角度で、これもオープン・ウォーター・ベイトで、障害物には引っ掛かりやすくなります。

 私が立ち木にぶつけていく時に好んで使うベイトは、リップにこのような角度があるものです。これは[Bagley]ODKB3,優れた[オープン・ウォーター⇔]ターゲット・ベイトであり、全ての障害物を這わせるときに最適です。
 多くのアングラーたちが話すスクエア・ビルです。これはバルサ・ウッドのベイトで全ての始まりです。プラスティックに比べて浮力が高いことから、障害物にぶつけてもその浮力で回避してくれます。もし木の根に引っ掛かったとしても外しやすくなります。ウィードレス・ベイトであり、このような姿勢をとります。浮力が引っ掛かりやすさを軽減します。こちらのスクエア・ビルはプラスティック・ベイトであることから、素早く浮き上がりません。この2つは両方優れたベイトであり、違った水深を泳ぎます。
 繰り返しますが、これは[ツールとしての]選択肢にしか過ぎません。もし次にクランクベイトを購入するときには、何に気を使うのか、どのような種類のカヴァーを釣ろうとしているのか自問自答してみてください。正しい選択ができるはずです。
 カラーは、何について話すべきか、自分は好みのカラーを使います。なぜなら全て魚を釣ることができるためです。カラーについてはあなた自身で開拓してみてください。

 ちょっと検索してみればわかることですが、立ち木に対してゾーンの深い側を狙えるベイトというのがDiving Killer B3ぐらいしかないということです。スクエアビル戦争が勃発した割にスクエアビルがカヴァー・クランキングに最適なベイトであり、それを使い込むことでより水深の深い側でも同じようなsnag-less性能が欲しいという要求が出ないあたり、適切にクランクベイトが使われているとはとても思えないということです。これはマーケティングとして見ても完全に隙間であり、スクエアビルがもし適切に使われているのだとすれば、そのユーザには素直に受け入れてもらえるベイトとなる可能性が十分にあるということです。勿論、適正価格といったマーケティング要素もありますが、こんな基本的なこともできない人たちが日本で主に商売しているわけで、考えられない世界が広がっています。流行に乗ってコピーとダンピングなんてビジネスとして続かないという前提から、自分からスタイルを提言してビジネスを進めるなんて成功するための基本ではないのでしょうか。それこそSteve Jobsが故人となり話題になったこともありましたが、一体何を学んだというのでしょうか?
 いずれにしても日本でDKB3のようなルアーが売れることはありません。なぜなら先に言うようにデザイナーとかビルダーとか自称する人たちがアクションなどドーデモイイことに夢中でクランクベイトの意義を理解していませんし、そんな彼らのルアーを使うユーザも次のビジョンや要求が出ないドーデモイイことに夢中なわけでビルダー側の考察のズレを修正することができません。
 しかし、北米にはまだ賢明なしりあす・あんぐらー、釣り師たちがわずかながらに残っていますからチャンスがないわけではありません。逆に言えば日本のアフォな連中程度ならテキトーに神がかったアクションだの、連発して釣れている映像を流しておけば1ロットぐらいは売れてくれるということでもあります。日本では前述のことから定番なんてできませんから市場として見限るべきだとも言えます。ただし、隙間があるのに勝負しないという保身思考は北米圏でも同じです。例えばスピナーベイトでツイン・アーム、Vアームと呼ばれるものは、マスプロダクトで、販路が広いものでTerminator社のTitanium Twin Spinぐらいしかありません。隙間なのに勝負をかけていないのです。スクエアビルにしても昔から存在した、むしろクランクベイトのオリジナルだったものが今現在流行しているわけですから、いずれ再販されて再び一般的になるだろうと考えられますが、やはりそのタイミングにはセンスが必要なのです。これがMarketing degreeを取得しておく必要性の意味、Kevin VanDamからの助言の意味ではないでしょうか。

 つまり何が言いたいのかというと、こういった商売してる人たちの驕り、エンドユーザを「秘密の~」とか言って騙す、馬鹿にする態度は辞めるべきであること。そして、14lb・標準直径.014インチ(.355mm/日本規格で約16lb)のモノフィラメントで、立ち木・スタンプなどのカヴァーの10ftという深い側のゾーンを効率良く釣ることができるフルサイズ・クランクベイトがDiving Killer B3ぐらいしかない、オプションがない、代替ベイトが存在しないのに困ってるんじゃヴォケということです。ついでにDeep Diving Killer B2もラインサイズは同条件、キャスト・レングスも同条件の20mと30mで最大潜行深度12-14ftは狙えます。20lb標準直径.40mmを使用しても10-13ft程度潜ってくれるものです。しかし、いずれもBagleyで輸入代理店があるとはいえ、ルアーがそもそも売れないわけでカラーなども含めて安定して入手が難しいのは同じです。ついでに両方生産の目処がついていないdiscontinue,廃盤商品です。正直、なぜこの種のリップの取り付け角度を持たせたプラスティック製クランクベイトが存在しないのかも理由がよくわかりません。浮力が高い方が障害物の回避能力に長けますが、プラスティック製でも不可能なわけではありません。元々十分に釣る価値のある立ち木が存在する水系自体が日本にそれほどないことから非常に隙間ではありますが、Bagleyに対抗できる価格であれば欲しいということです。そういった要望が0ということ自体悲しむべき現状であるとも言えます。
 最後に、もしクランクベイトに秘密だのシークレットだのと言うのであれば、キャスト・レングスによる限界潜行深度の具体的な数値とその違い、ラインサイズ別の潜行深度の数値と違いについて言及すべきだということです。





http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-376.html
 当エントリーは以前のエントリーを自分で再編集、トピックを変更したものです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



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