言いよどめ、断じて禁じる、意志など廃退の夢ごと。目をふさげ、信じる教義の甘美を絶え間なく届けよう。

 数年前に登場した赤針についてもそうでしたが、議論しようとすると結論を急ぐあまりに必要か不要かの極論、二択にしてしまうのはどこの国でも同じなのですが、その際に必要なのは議論を極論に持っていかずに方向性を示す役割、ホストではないでしょうか。この賢明なホスト役が欠落したまま議論しようものならば、声の大きい者が主導権を握り少数派の意見がかき消され極論の二択のうちのどちらかが結論とされ、不毛な時間を過ごしたという落胆の比重が大きくなってしまうことことから議論そのものを避ける傾向にあるのが我が国日本だという偏見があります。
 例えば赤針の場合、特定の状況で効果がなかったという意見と特定の状況で効果があったという意見を参照してその有効性がどこにあっていつ利用すれば良いのかを議論したいわけです。しかし、多くの場合、特定の状況で効果が無かったように思えると全ての状況であたかも効果がないように意見する人が多いことから、極論で全ての状況において不要という結論を出してしまいがちなのです。この場合、ホスト役の人が効果が無かったように思われる状況を聞き出し、方向を修正する必要性があるのです。大事なことなので何度でも言いますが、必要か不要かという議論がしたいわけではないのです。それを使用するのに適した条件、時間がどこにあるのかをデータを収集して分析し、体系的に整理したいのです。
 個人的に赤針を整理した結果は、水深による色の見え方を軸にした体系でした。10ftを超えるか否かで結果が変わってくるというトピックで整理し、水の色による効果の変化はその分化として捉えるというものです。

 さて北米圏では非常に多用される二項対立のジャーナルです。タイトルにversusという対立構図にあるわけですが、基本的にいつも両方が必要であり、片方が不要という結論には至らないということです。北米圏では、この点が論客によって変わることはありませんが、日本では違うことの方が多いのです。片方が不要であるという前提で話が進んでしまい、読んだとしても不毛な時間を費やすことになるということです。
 敢えて片方が不要であるということを強調するならば、対立構図にする必要が最初からないということでもあります。最初から比較対象ありきでの比較論とはしないで、文中で参考資料としての比較対象を出す必要性があるということです。
 二項対立、比較論の誤解、誤用があまりにも酷い日本のバス釣り業界ですが、そのあたりのジャーナルの制作方法にも注意して北米圏のジャーナルを読むとやはり良く出来ていることが理解できます。



Short-Shank vs. Long-Shank Treble Hooks for Bass Fishing

 アングラーたちは「完璧な」ハード・ベイトを見つけることに多くの時間を割きます。多くのアングラーたちはキャスト性能、アクション、カラー、耐久性といった特徴からそれらのベイトを選択しますが、個人的には最も重要とする要素があります。ハード・ベイト市場を見渡せば、私たちは一つ最も致命的に重要な要素を見過ごしがちです。それは本質的に必要なフックです。

 近年、釣り産業では多くの画期的な躍進がフックのテクノロジーに見ることができます。その技術革新は、ハード・ベイトのフックにはショート・シャンクかロング・シャンクかといったいくつかの議論に火をつけました。トレブル・フックに関して、Kevin Shortはその点に詳しく、バス・フィッシングにおいてそのフックの両スタイルに明確な立場があります。

Short-shank trebles
 ショートシャンク・トレブルフックの導入は、多くのアングラーたちのハード・ベイトの釣りに大きな変化をもたらしました。活発で大型のバスに非常に有効である一方で、不活発なバスには理想的ではありません。そこでK-Pinkは木のカヴァー周辺の好戦的なバスに狙いを定めたとき、躊躇すること無くショートシャンク・トレブルに変更します。
「全てのアングラーを含めて、私も可能な限り引っ掛けることを避けます。ウッド・カヴァー周辺でバスがZoom W.E.C.のようなクランクベイトを口の中に全て吸い込んでいるような場合、私はMustad KVD Elite 1X Short Shank Triple Grip Treble Hooksに変更します。」とShortは言いました。

 長年の月日をかけて、Shortはウッド・カヴァーへの根ガカリの大半を占める原因がフロント・フックにあることに気がつきました。この問題を修正するために、彼はショートシャンクっ・トレブルを実験し始めたのです。これらのフックはベイトからそれほど離れることがないため引っ掛かりにくく、根ガカリ回数を格段に減少させより緊密なアプローチを可能にしました。

 もしバスが彼のベイトに対して好戦的でなかったとしても、Shortはベイトをヘヴィー・カヴァー周辺で使用する場合はショートシャンクを使い続けます。気難しい魚を掛ける確率を上げるために、彼はベイトの後ろ側のフックをロングシャンクのまま使用します。
「ロングシャンク・フックはバスを釣り上げる確率をわずかながらでも上げてくれることから、バスがうまくベイトをくわえてくれないときには、フロント・フックだけをショートシャンクに変更します。要するに、ハード・ベイトの根ガカリを回避しつつも臆病なバスも掛けたいという基準があるのです。」

 反対に、明確なバイトが得られるときは全てショート・シャンクにするときです。両方のフックをショート・シャンクにすることで湖の中でもより複雑なカヴァーへキャストすることを可能にし、釣りながら自身を持つことができるでしょう。

Long-shank trebles
 疑り深いバスや濃い水生植物に直面したとき、アングラーたちはハード・ベイトにロングシャンク・トレブルを使用することでフックアップ率を上げる必要性に気がつくでしょう。Shortは早春の釣りに最も頻繁にこれらのフックを利用します。
 水温が[華氏]40度台後半から50度台前半(7-12℃)に到達したとき、水草・グラスに関連するバスは、針に掛かることなくクランクベイトにぶつかってくることで悪名高くアングラーたちを困らせます。Shotはこの状況に対して、フックをベイトから離れた位置にぶら下げることで、はたくようなバイトしかしないバスを釣り上げる確率を上げます。
「もし余分な長さのあるロングシャンク・フックを使用するならば、私はリップレス・クランクかスクエアビルをキャストしてグラス周辺を釣っていくでしょう。私は可能な限りベイトから離れた位置にフックをぶら下げます。」とShortは言います。

 多くのアングラーたちは、何尾かのバスがバック・フックに浅く掛かってくることに気がつくとベイトのカラーを変更しようとしますが、Shortはこの問題に対して多くの場合ロングシャンク・トレブルフックで解決できると考えています。もしロングシャンク・フックを使用してもフックアップ率が改善されないと気がついたならば、サイズを上げることが次に行える最善策となります。
「バック・フックだけに掛かるバスを減らす最善策はバック・フックのサイズを上げることです。もしバック・フックがno.4だとしたらno.2に上げることを恐れてはいけません。魚がバック・フックに非常に浅く掛かってくるようであれば、より大きなロングシャンク・トレブルが釣り上げられる魚の数を増やす機会を与えてくれます。」

 市場にある条件別の最適なハード・ベイトと合わせて、なぜそしていつロング・シャンク・フックとショート・シャンク・フックを使うのか知っておくことで、あなたの釣果を劇的に変えることができます。もしShortのガイドラインに広く偏見の無い心を持って従えば、より多くのバイトを得られ、より多くの魚を釣り上げることができるでしょう。



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Reference
http://blog.wired2fish.com/blog/bid/80760/Short-Shank-vs-Long-Shank-Treble-Hooks-for-Bass-Fishing
Posted by Walker Smith on Wed, Dec 05, 2012 @ 07:00 AM

 ルアーも同様に、全てをツールとして使うserious anglerとしての態度がよく表現されたジャーナルです。ツールというのは適切な条件下において使用された場合パフォーマンスを発揮する道具という意味です。そして今回のこれはルアーもツールであるのと同様にフックもツールであるというジャーナルなわけです。
 2010年にMustad社KVDトレブルが販売さたわけですが、Kevin VanDam本人がレッドアイ・シャッドにこのフックを使用してClassicを制しました。当初はウィニング・ベイトがリップレス・クランクベイトであったことも相まって日本では注目もされていませんでしたが、2011年にはClassicウィニング・ベイトがそのフックに変更したスクエアビルであったことも相まって一気に売り上げを伸ばしたとも言えます。つまりそこで必要か不要かの極論の議論が展開されたわけです。どちらか一方があればそれでいいというserious anglerではない人たちの不毛な議論のことです。
 結局、KVDトレブルは当ブログでも軽く紹介しましたが通常のロング・シャンクも販売しました。それでも今までのTriple Gripより数mm程度短くはあります。この辺りをツールとして自分で整理、体系化して適切に使用していけば良いわけで、どっちが必要でどっちが不要かという話ではないのです。
 そして、ルアーに取り付けられている標準装備のサイズについても釣っている環境、魚の状況に合わせて変更していくというのもアングラーにとって必要な態度ではないでしょうか。不用意に変更するとルアー・アクションが変わるといった脅迫に近い文言で変更させない論調がまかり通っているという偏見がありますが、ルアー・アクションは確実にフックサイズによって変わりますがそれが釣果に直結する結果に結びつくのかといえばそうではないということをKevin ShortことK-Pinkは教えてくれているわけです。
 変更してみるという実践をした人のみが理解できることですが、どの程度変わるのかといえば、変更した1個とデフォルトを同時に動かして比較してみない限り違いなんて非常に些細なものだったりします。いずれにしても、自分で試してみるという自らの意図以外に釣りを楽しむ方法はないのです。誰かに言われたからそうしないではなく、とにかく自分でも試してみるということが重要です。
 つまり何が言いたいのかというと、日本でそういったことを試すために必要なツールが揃っていないことに加えてそれらを試そうとするアングラーたちが少な過ぎるという現状に危機感を持つべきだということです。



追記
 Kevin Shortのクランクベイトについての微調整は以前紹介しています。
http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-272.html

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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