その日、鳥かごが錆びた、だから鳥は外へ出られなくなったんだ。

 魚から釣りを組み立てるのが最終的な目的地であって、ルアーから釣りを組み立てるのは初心者だということをずっと言い続けており、従ってそこに踏み入れるためにはボートから釣りをしなければならない、ボートから釣りをしなければ決して到達しないと言い続けています。結局、多くの人にとって目標、終着点が明確になっていないことが飽きるという結果を招いているのではないかという仮説を流布してみるなどしてみます。つまり釣ってみたいと思ったルアーで釣ってみたところで「釣れたから何なの?」と思われてしまってはもう趣味として終わってしまうということです。何が言いたいのかというと、自分のスキルで、自分だけの力でどこまで釣りを組み立てられるのかということを釣りの最終目標にすることが、趣味を飽きさせない最大の意図となるのではないかという仮説です。
 岸からしか釣りを行ったことのない人たちがボートで釣り始めようとしたとき、地図、湖沼図を見てどこから釣りを始めたら良いのか分からないという人たちが多いという偏見があります。メディアがオカッパリキングなどと岸釣り、オカッパリしか特集していないのだからそれも仕方ないことなのかもしれません。さらにそれが原因となって「釣れたから何なの?」という疑問を持たれた瞬間に終わってしまうということもきっと考えられていないのだという偏見すらあります。大事なことなので何度でも言いますが、オカッパリは魚の方からアングラー側へ近づいて来てくれなければ決して成立しない種の釣りだという基本が忘れられているという意味です。そこで、不満を持った人たちがアングラー側から魚に近づいていくボートの釣りに移行していくという次のステップ、未来像が現状で誰も説明してくれない、自分が釣りをしている将来像が全く見えないのではないかという警鐘です。自分がどの程度自分だけで釣りを組み立てられるのかという挑戦を試みた瞬間、きっとあなたは自然の奥深さから逃れることができなくなるということでもあります。

 さてそんな釣りの手順を古い情報誌から、Rick Clunnの言葉を借りてみたいと思います。さらに今も言っていることが何も変わっていないことにも注目したいところです。当時33歳ですが、その分析力といった賢明さはやはり群を抜いています。現在のElite Seriesの基本思想はやはり当時の優勝者たちの賢明さによってつくられてきたということが良く理解できる資料となっています。


Advice From a Bass Champ
BY RICK CLUNN
Rick Clunn, a Texan, is recognized as one of the country's top bass fishermen
 Casual fisherman/一般的な釣り人は多くの問題に直面しますが、ほとんどの人たちが釣りをする時間が限られているという問題より厄介なことがあります。あらゆる釣りの不安で、私たちは釣りをする時間をとることよりも集中させることがあります。それは最も有効に時間を費やすことです。
 私たちのほとんどが休暇、旅行、その他の日常の重要な職務を計画するときに多くの時間をorganize/計画・企画・体系化に費やします。釣りもそれと何ら変わらないのです。ささいな細部を見逃すことが旅の見所を台無しにしてしまうことがあります。あなたが観照的な釣り人であろうと競争的な釣り人であろうと、organization/組織化は水上での成功を収めるために、より楽しむために追加できる唯一のことになります。
 あなたが釣りをする時間を効率的に使用することを保証するために最も重要なステップは、それぞれの釣行であなた自身のsystematic/(組織が)秩序立った・整然としたアプローチを発展させていくことです。
 私のバス・フィッシングアプローチについて説明していきますが、それは過去6年で何度も何度も変化し、修正されてきたものであるということを覚えておいてください。あなたも同様に、時間と経験によって洗練させていくとで、その有効性に驚くことになるでしょう。いつどこで釣ったかは問題ではなく、time-proven/時を経たアプローチがあなたの成功と楽しい釣行を保証するようになります。
 複雑そうに聞こえるでしょうか? それが実際にはいかに単純であるか驚くことになるでしょう。
 どこに行こうとしているのかということは問題ではありません。あなたが有効に時間を使うこと、魚の居場所を見つけ釣り上げることを可能にするための4つのステップがあります: Do your homework/下調べをすること; "confidence area"を明らかにする; 代替案を特定する; 体系的に水域を除外・消去することです。
 あなたは一般的なアイディアとして、どのような水系で釣りをするのか、どんなルアーが最も有効なのか、湖のどの区域・セクションで釣りをするのか、そして段階的な計画で魚の居場所を探していくということを理解しておくべきです。
 必然的に、全ての釣行を始めるときには、あなたの道具が全て順序良く、体系化されている必要性があります。もしあなたが私のようにできれば、1日の釣行が終わった際に部分的に[組織化したものを]再建することができ、従って次の朝には新たなスタートが切れます。これが自動的に行われるようになります。
 釣りに行こうとしている水系に関して入手できる情報を全て調査します。Specifics/明細ではなく、generalities/一般的な概念を探します。明細(例えばhotspots/ホットスポット、super lure/素晴らしいルアー)は危険であり、時折水系に関して先入観にとらわれることになります。湖の状況という一般概念、季節、いくつかの有効なルアーの知識などを持つことは非常に重要です。しかし常に偏見のない、柔軟な態度を保っておかなければなりません。
 加えて、気候の動向を釣行する予定の期間とその前後を調査します。この季節[3月]のseasonal patterns/シーズナル・パターンは湖の上流部が通常は最適な場所であることを指図しています。しかし、季節外れの大雨があれば湖の上流部は濁り、増水すると考えられることから湖の中流部で釣りをすることを余儀なくさせます。
 釣りの初日は仮の計画です。あなたが収集した情報から、釣行日を1時間ごとで予定を決めます。私は最初の1時間半をweed bed/ウィード・ベッド・水生植物の広がる場所で、様々なベイトを試すという時間の費やし方を計画します。動きながら、ウィード・ベッドで有効に使用できる様々なルアーを使って、ウィード・ベッドの岬・突起部、窪み、そしてchannels/チャネル・川筋を釣っていきます。もしこの行動が予定通りにうまくいったり、空に雲がかかってくるような場合、あなたはそのウィード・ベッドに留まることになるでしょう。もしこの行動があまり振るわない場合、次の予定に移行します。もし日が昇ってきたら、あなたはプラスティック・ワームやディープ・クランクベイトを使用して岬や立ち木の並ぶ場所で数時間釣ることになるでしょう。
 要となるのは、どこから釣りをしていくのかを知ること、どんな水域が非生産的・効果がないのか消去していくこと、そして次を試すことです。代替案を心に準備しておかなければなりません。例えば日中に開けた湖のクリークに釣りに行こうと決断したとして、そこに行くまでにもし30mph(13m/s)の風が吹いたらどうするでしょうか? またはお気に入りのウィード・ベッドに行ってみたら既にボートがそこに居たらどうするでしょうか。あなたの代替案は何でしょうか? 湖上でそれらの決断を下すときは決して待ってはいけません。バス・ボートの上は世界で最も考えるのが難しい場所です。それも誰かがあなたのお気に入りのスポットで魚を釣り上げているのを見ながら考えなければならないのです。
 組織化・体系化することというのはpositive mental attitude/積極的心構えを持つということも意味しています。なぜ釣れなかったのかと釣行前夜に深く考え過ぎることに時間を費やしてはいけません。楽観的に、現在の状況をどのようにしてあなたの利点として使用するかを考えるのです。
 あなたの限られた時間を有効に活用する際に極度に重要なことは、集中して取り組むべきな"confidence area/自身のある場所"を明らかにすることです。湖や河川の大きさ、特定の場所が1年のとある季節で他の場所より優れているといったことは問題ではありません。
 通常私は湖をupper/上流、middle/中流、lower/下流と3つの区域に分割します。明らかに数日では全ての湖を釣れない、回れない場合は、1つの区域に焦点を合わせます。これが私の言うconfidence area/自身のある場所です。あなたはどのようにしてこの場所を特定するでしょうか?
 それは3要素に基づきます: (a)シーズナル・パターン、(b)local information/地域の情報, and (c)あなた自身の情報(これは最も価値があるもので、あなたの友人からの助言は最低となります。)
 あなたが魚の居場所となるconfidence areaを明らかにするためには、最も価値のあるツールとしてシーズナル・パターンを知ることが必要です。いつものように、最高の手段を習得するのは最難関となります。最も手助けとなる手段はあなたの釣行を記録しておくことです。あなたは記録が全く科学的ではないと考えるべきで、過去の釣りの経験を思い出すのを手助けしてくれるだけだということです。

 私はTexas州のPasadena Bass Clubに参加した1969年から記録しています。釣りに行った後、成功したか否かに関わらず毎回記録します。もし魚を釣ったら何を正しく行えたのかを記録します。もし釣果がなかったとしても同じ失敗を繰り返さないために私のアプローチを同じく記録します。2年が経過するとそれは価値のある記録となっていました。初年度の秋にどこで釣れたのかという経験を、次の秋にも繰り返し釣果を上げることで、どこで釣りをすれば良いのかということが明確になってきました。同じシーズナル・パターンは、与えられるどんな湖であっても時間がわずかに違うだけで、毎年繰り返し起こります。これらのシーズナル・パターンは湖の上流、中流、下流のどの区域で釣りをすれば良いのか、クリークなのか苔で覆われた場所なのか立ち木なのか、シャローなのかディープなのか、多くの場合どのルアーが最適なのかを教えてくれます。
 このアプローチを使うことで湖に到着する前に多くの水域を消去しておくことができ、あなたを優位にさせます。他の方策は地域のマリーナに連絡してspecific/特定ではない、general/一般的な、湖の状況についての情報を集めます。バスはディープなのかシャローなのか? クリークの奥なのか本湖なのか? 湖が増水しているのか減水しているのか? 水の透明度はmurky/低い、muddy/泥濁り、clear/高いのどれなのか? 水温は何度なのか? その湖に最近訪れた友人に話を聞くこと。(ここには落とし穴があり、多くの釣り人も同様に、友人は誇張気味で、ときに最も重要な細部を伝え忘れる傾向にあります。)
 地元の情報と助言は手助けになりますが、先に述べたシーズナル・パターンを支援したり検証するためだけに使用しましょう。
 Confidence areを明確にしたら、次にactive fish/最も釣りやすい魚をどのようにして素早く見つけ出すのでしょうか? あなたが覚えおかなければならないのは、多くの場所で魚が居るのは1か所だけだということです。彼らはどこにでもいるわけではないのです。水系を読むことを学び、あなたの選んだconfidence areの全域から魚が居るであろう場所を特定することができれば、あなたは多くの無駄な時間を除外することができます。
 例えば、小さな農業用ため池に行ったとします。池のdam/ダム・堰まで歩いていったとき、意識しようとしなかろうと、すぐにあなたはバスが居着いている可能性のあるvisible area/視認できる場所を特定することから始めます。バスはたぶん西岸のmossbed/苔の生える場所、クリーク上流部の立ち木、東岸のstump/スタンプ・木の根、または堰周辺の岩に居ると考えられます。同様にinvisible/視認できない代替案を考えなければなりません。小さな湖の上流へ向かう古いcreek channel/川筋の跡を追ったり、水中のディープ・ウォーターの広がりが終わる場所に堆積した枝や泥があります。つまり魚が居るであろう4つのshallow alternatives/シャローにおける代替案と2つのディープにおける代替案ができあがりました。あなたはこれらの条件をどこかでは探せないこともあるでしょう。
 私は自分の選んだconfidence areaに入ったとき、同じ手法を用います。大きな場所の中にはまだいくつかの代替案があるはずです。そこでシーズナル・パターンの良い記録があれば通常は事前にいくつかの場所を消去しておくことができます。
可能性の高い生産的な場所を見つけたら、あなたが行わなければならないのは体系的に魚を見つけられなかったそれ以外の場所を消去していくことです。簡単なことのように聞こえますし、実際そうなのですが、しかしそこには統制のとれた・よく訓練された作業が含まれています。
 魚を探すために湖の全てを飛び越していき、多くの水域を釣ろうとするにも関わらず可能性のないものを全く消去しない釣り人たちが多過ぎます。アプローチを進展させ場所を素早く消去しなければなりませんが、徹底的にする必要もあります。それには適切な出発点として、時間を有効に割り振る、適切なルアーの選択、規律・統制を含んでいます。
 代替案をシャローかディープに分けましょう。あなたの釣行の90%は、最初にシャローの代替案を消去していくことから始まります。限られた時間の中で、あなたが最高の結果を出すためには、私たち全員10 feetかそれより浅い生息域で多くの時間を費やすことが利益となるのです。従って、私たちは場所を消去していくことにより自信を持って、より効果的に行っていかなければならないのです。
 ある場所でバスの居場所を探すときは素早く、しかし徹底的に行うことが重要です。
 居場所を特定したとき、適切なルアーの選択は極めて重要です。私たちはルアーを、バスが何を欲しがっているのかという先入観、私たちが好む早朝のルアーといった基準で選んでいることが多過ぎます。それらは馬鹿げた理由であり、貴重な時間を損失させます。
 私はルアーを選択する際、何が最も効果的にその水域と水深を釣ることができるのかを基準にしています。もしウィード・ベッドから釣り始めるのであれば、どのルアーが最も効果的に使えるのでしょうか?
 クランクベイトは3回キャストすれば2回は引っ掛かってくるでしょう。ワームはウィードをすり抜けてくれて使用できるでしょう。しかし覚えておかなければならないのは、あなたは限られた時間の中で魚の居場所を探さなければならないわけで、ワームでは遅過ぎるということです。スピナーベイトかトップウォーターが私の選択肢です。水草の上を効果的に、さらに素早く釣ることができます。魚が固まっている場所を特定できた後に、他のルアーを試してみることはできます。
 違った水域を消去していくときに、1か所を消去して次に移動する前に徹底的に釣りをしたことを確認しておきます。これは我慢できなくなり、別のスポットに変更してしまうという一般的な誤りの始まりです。1つの間違った移動は通常他の誤りを生み、1日で様々な水域で釣りをしたが、本当は適切に消去できなかったことになります。
 もしウィード・ベッドから釣り始めることを決断したなら、outer edge/アウトサイド・エッジ、ポケット、穴、岸とウィードの間を釣ります。1か所のウィード・ベッドだけを釣ろうとせずに、数か所は試してみます。いくつか岬から離れたもの、cove/ワンドの奥のもの、大きなウィード・ベッド、小さな孤立したパッチを試してみます。徹底的にです。
 それには規律・統制と統制を徹底的に行う時間が必要とされます。1日が終わったら2,3種の水域しか釣りができずわずかな釣果しかないかもしれません。しかしあなたはその日どこで釣れなかったのかを知っています。場所とパターンを見つけたとき、それを貫き通して熱心に取り組みます。
 釣り人は釣れなかったとき用のほぼ無限の言い訳リストを持っています。しかしながら、私はバス・フィッシングを物事が順調にいったときにより楽しみ、アリバイは必要ありません。あなたの時間を有効に使い、あなた自身で進展させ、アプローチを体系化すると、あなたも同じようにアリバイを必要としないようになります。





Reference
Field&Stream, March,1979, p.127-129

 先に述べておくべきは、Rick Clunnが比較的他のアングラーと比べると良く口にするdisciplineという語彙があるわけですが、日本語では文語体つまり辞書的な訳を見れば「規律、統制」となります。しかし口語体で訳を表現すれば「ルール」と言ったりするでしょうか。しかし、彼の言いたいことを読み取れば、厳密に言う「人の行為の基準として定められたもの」として「規律」という語彙になります。
 つまりバス・フィッシングというものを楽しむために、キャスティングの距離感を一定に保つなど自分の基準を持つという重要性を何度も説明しているわけですが、それを一言で表現するならばRick Clunnの言う"discipline"となります。これを英語で読み解いて日本語に翻訳した際に意訳として盛り込むべきことなのかもしれませんが、個人的に文章の読めない人たちが読んでもどうせワカラナイ形式の方が面白いという要らぬ配慮から当ブログは構成されています。

 言いたいことを流れ図のようにすれば以下のようになるでしょうか。

広義の意味の場所(エリア)、天候、水の透明度
  ↓
狭義の意味の場所(structure,スポット)、相対的濁度 →適切なルアーの選択
  ↓
狭義の一義(cover,ホットスポット)、相対的濁度
  ↓
適切なルアーの選択

 大きな問題は限られた釣行時間です。いつ見切るのか、またその時間配分のことです。一朝一夕で達成できることではありませんし、これこそが釣りにはまると抜け出せないと言われる所以です。どんな魚種を狙うにしても、岸なのかボートなのかも関係無く同じことです。ここに楽しみの焦点を合わせる、注目することができなければ釣りを趣味としていたとしてもいずれ飽きて辞めてしまうのです。そこが釣りを趣味として続けられるか否かの思想の境界です。従ってバス・フィッシングを岸から行うということは、このRick Clunnの言うルーティンワークに最大の枷が付いて回るということであり、それは果たしてバス・フィッシングとしての楽しみなのかどうかという疑問の提唱なのです。
 ついでにラージマウスが愚かな人たちの言う通りに進化して賢くなって釣れなくなっていたり、シーズナル・パターンが変容しているのであれば、それはバス・フィッシングの終焉、死を意味するということであると理解されていないという偏見があります。業界の人たちが言っている偏見もありますが、それって自分で自分の首を絞めているだけということに気がつかないとかいう愚かしさです。

 いずれにしてもルアーから釣りを考える、ルアーの選択のことしか考えられないということがいかに釣果を損ねるのかということが理解できたでしょうか。ルアーの色だったり、細部であったり、ロッドワークであったり、アクションであったりも同様です。まず最初に注目するべきは何なのかということです。まず最初は対象魚です。ラージマウス、スモールマウスの生態を知るということは、いつどこを好んで生息環境とするのか知ることであり、それがシーズナル・パターンという体系的な分析に集積されます。次にあなたが行うべき行動は地図を見て、釣行で使える限られた時間の配分を考えるということです。そして、日本であろうとthe USであろうと、国を問わず、釣りをする水域の大小も問わず同であり、同じであるということは基本ということです。勝手にアメリカの釣りが広大な湖の釣り方であって日本には適用できないかのような意味不明な言論がありますが、どこに行ってもいつでも釣りたいという願望が少しでもあるならば、日本に居ようとも基本を学ぼうとする態度を持つべきだということです。どこに行ってもバスはバス、ラージマウスはラージマウスなのです。

 さて自分の見据える目標として、ボートに乗って自分のスキルのみで魚を釣り上げるという将来像を少しでも思い描くことができるキッカケとなるのでしょうか。どこそこのメーカーのナントカ言うルアーが良く釣れるなんて非常にドウデモイイ情報で溢れた現状に嫌気が差すかもしれません。しかし、それは釣りを永らく楽しめるという諸刃の剣なのかもしれません。

 当時33歳のRick Clunnはここまでclever/賢明だったわけですが、彼より年齢が上なのにも関わらず彼より愚かな人たちがバス釣り業界に溢れているという事実をそこらじゅうで見ることができるわけですが、せめてここのちゃんと文章の読める読者だけでもそういった愚かな態度を改める、反省するという態度を持つべきではないのでしょうかという、現状に対する警鐘です。個人的にKevin VanDamをclever/賢明だと普段から褒め讃える当ブログですが、その賢明さをつくりだした先人たちが存在したという歴史を忘れてはいけないという意味でもあります。そろそろスポンサー関連で資金集めをしているところを見ると引退間近なのではと勘ぐってしまうRick Clunnの動向ですが、せめて引退してからでもこういった内容をまとめた、貴重な情報を残した書籍を発表して欲しいものです。
 最後になりましたが、大事なことなので何度も言っておかなければならないのは、ノートを取ったからといってその記録、己の経験が科学的などと考えるのも愚かしい行為であるということです。科学的であるためには検証材料、比較対象が存在しないため(科学的に)立証できないということです。加えて、魚の胃の内容物を電子顕微鏡すら使わずに調査しようとするのも愚かしい、非科学的行為です。同じことが繰り返されるという回数だけが増えたところでそれは科学的ではあらず、科学的であるためには多角的な検証、立証作業が必要だということです。当ブログは非科学的な、似非科学など科学を装う連中を非議していきます。



 Rick Clunnについて何も知らない人たちが彼を神格化しているという偏見がありますが、なぜ彼のこういった賢明さや先見の明を褒めようとはしないのでしょうか。
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 Season 5以降、"Art of Angling"のコーナーはなく、Rick Clunnも出演していません。しかし、Season 4までで伝えてくれる内容は知っておく価値があります。話題にならないのは、英語であるが故に何を言っているのか理解できていない人たちがほとんどだということに原因があるという偏見がありますが、それにしてもRick Clunnを持ち上げる連中ほど彼の賢明さに言及したことがないのは、KVDについても言えることであり、悲しい現実です。


 YouTubeのサイトも面白い試みとして"automatic captions"という音声を文字化するという機能を追加しています。文面を翻訳ソフトの使用で読めば少しは彼の賢明さに触れることができるかもしれません。ついでに聞きながら音声の文字化の正確性について確認してみましたが、まだテスト段階です。または、話し手の発音ミス、話しにつまる、訛りなどがあると文字化もスムーズにはいかないようです。さすがにナレーターの発音はClunnなど人名、特殊なワード以外は比較的正確に文字化されています。しかし、いかに言語の発声、音声というのが曖昧なのかということがよくわかります。つまり、我々は音を言語として理解するために多くの部分を文化的な側面で補っている、補完して会話しているということがよく理解できます。つまり、相手が何を話しているのかという理解から常に内容の先を予測したりしているということがわかるのです。
 もし文字化したものを個人レベルで修正可能にするなどすれば新しいコミュニケーションツールとしてオモチャ程度に遊べそうです。



 Rick Clunnからの引用としてp.82に地図を3セクションに分割して考えるというカラーのイラスト付きtipsが掲載されています。2006年に出版された書籍ですが、書いてあることは1979年と変わっていないのです。バス・フィッシングは30年も変わっていないからこそバス・フィッシングとして成立するのです。大事なことなので何度でも言いますが、基本が変わればそれはバス・フィッシングそのものの、概念の死なのです。

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No title

いつもありがとうございます。
今回は特に読み応えがありました。

メディアで、バスボートに乗って番組中にバスが2本しか釣れない時とかありますが、そんなの釣りを視て視聴者はバス釣りって楽しく思えるのか甚だ疑問なんですよね。

取材という限られた時間だからこそ、その日のベストを尽くして結果を出すのが「プロ」だと思うのですが。
もしかしたらベストを尽くしているのかもしれませんが、そのプロセスが全くみえないのでバス釣りの楽しさが伝わってきません。

少し冷めた見方をすると、莫大なお金と時間をかけて手に入るものが釣り合っていないように思うのです。

長文になってしまい大変申し訳ございません。
日本のバス釣りが少しでも充実したものになるよう、今後とも貴重な情報発信をよろしくお願いします。

Re: No title

コメントありがとうございます。
 釣り番組というのは、増水したからタフ・コンディション、減水したからタフ、雨が降っているからタフ、快晴だからタフ、曇りだからタフ、風が吹いているからタフ、風が吹いていないからタフ(以下略)というRick Clunnが30年以上前に言っているそのまま、無限に近い言い訳で、タフ・コンディションというのが前提になります。そこから1尾または複数尾もの魚が釣れたというドラマ仕立てにするわけです。そうですね、全ての番組がこんな三文芝居、茶番なわけですから視聴者に飽きられる、見限られるのも無理はありません。
 何が何でも釣り難い状況であると説明してからの感動的な1尾というドラマ仕立てを毎回連発されれば少しは疑問を持つのが普通ですよね。是非とも番組宛てにこういった具体的な感想を送ってあげてください。地方局でそれも小さなTV局制作の番組でしたらそういった具体的に修正して欲しい点などは案外聞き入れてもらい易いのではないでしょうか。
 しかし、釣り番組のディレクターがドキュメンタリーを自負していたら最悪ですね(笑) 自分たちが入れているナレーションがそもそもドラマ仕立て、虚飾した三文芝居であるという自覚がないわけですから手に負えないでしょうね。逆に言えば、フィクションを自負していて、魅力が無いアングラーでも虚飾すれば十分見られる番組にできると考えているディレクターの方が釣り番組の場合、優秀だと考えています。

 事実をありのままにナレーションするのが本来のナレーションなわけですが、多くのディレクターを始めとした製作陣は「どういった地形の何mが釣れる場所だと想定して主役のアングラーは釣りをしています。」という内容が視聴者にとって重要なのだとは考えていないのだと思います。事実その想定からズレて釣れたとしても修正した過程が見えるわけですから仰るような楽しみが可視化できるのだと思います。
 個人的にはそういった視点を自分で補完しながら視聴するわけですが、体系的で賢く釣りをしていると思える人は日本で希有な存在です。

 いずれにしろ安っぽいドラマなんて見ても面白くありませんから、最終的には基本を繰り返すBass Pro Shopsが出すDVDに行きつくわけです。釣っていない場面でも細かいアングラーごとの工夫を説明しながら見せてくれたりするのも面白いわけです。個人的にはBass Pro Shops製DVDの筋が通っている、概念がしっかりしている映像であれば1尾も釣れなくても満足できると思っています。日本のそれと違って映像の中身は誰でも実践できますしね。

追伸
 当ブログは少しコメントしようものならば、長文コメント以外は難しいと思います(´∀`)
長文の熱いお言葉いつでもお待ちしております。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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