人は何のために生まれるのか。あくせく毎日を過ごすためだけに人が作られたのだとしたら、それは何かの罰なのか。それとも皮肉なジョークなのか。そんなんじゃ遺伝子にプログラムされた生存戦略に忠実な動物の方がよっぽどシンプルで美しい。もしこの世界に神様と呼べるものがいるのなら、そいつに一つだけ聞きたい。人の世界に運命は本当にあるのか。もし人が運命を無視して本能も遺伝子の命令も無視して誰かを愛したとしたら、神様そいつは本当に人なのか?なんてね。俺は運命って言葉が嫌いだ。

 最近コメントをくれたジャガイモぐらいしかたぶん日本人は思い起こせないで有名な州に在住のとある米国人の方と仲良くメールし合っているのですが、それはもう親切な方で当著者が客観的に見てドン引きするぐらいの長文を送っても親切に答えてくださいます。その内容に、当方がとあるベイトを槍玉に正直な感想を送付したときに返信された内容がclever idea/賢明な思考だったことからその文面を紹介しておきたいと思います。
 ある日本製の特定ベイトを褒めてくれるのは日本人としては嬉しいんだけど、別に大したことがないベイトなのに多くの人が褒めてくれるのは申し訳ないなんていう内容への返信です。

I also feel that people get conditioned and the are not willing to step outside of what is comfortable to them. They continue to use lures that no longer work because that is what they are comfortable with. These are not serious anglers. Serious anglers learn what each and every lure they own can do and under what conditions they work best.
 「私は多くの人々が条件付けを持っていて、快適なものから踏み出すことはないと感じています。人々が特定のルアーを使い続ける理由はそれが快適だからです。しかしそれはserious angler/釣り師の態度ではありません。Serious anglersはそれぞれのルアー、持っている全てのルアーがどのような状況で最も有効なのか学ぶのです。」

 特定のルアーをやたらに褒めたり、特定のナニソレがあれば良いというのはserious anglerではないということです。大事なことなので2回言いました。
 どうでもいい余談ですが、自分が気がつかされたことがあります。いつのまにか自分が完璧なserious angler/釣り師となっていたということです。別にそうなろうという意図があったわけではないのですが、情報の並列化の果てに辿り着いたのがserious anglerだったということです。きっと最低でもあと20年ぐらいはヒロ内藤さんのように「僕は釣り師を辞めたんですね。」なんて言えないのだと理解したということです。同時に情報の並列化を続けた先に手に入れられるものがserious anglerなのだとしたら、ここの定期的な読者も例外なくserious anglerの領域に足を踏み入れているということでもあります。それでも多くの場合、道具、ルアーといった末端しか気にしない人だらけですから、本質的な情報を見ている定期読者という意味です。

閑話休題、続きで出してくれた例示も素晴らしいものがあります。
A good example where I experienced this was at Lake Amistad in 2001. I had been catching a number of fish on a Luky Craft B'Freeze 78 (Pro Blue Japan model) and on a Staysee 90SP ver 1 (Pro Blue Japan model). In two days I caught over 60 bass. The third day I noticed the fish wouldn't hit the lure. they'd only follow it. I felt the fish were either tired of the lure and didn't want to get hooked or the lure's action wasn't enough to trigger them to strike. I thought about it and realized that the Lucky Craft baits suspended. I changed to a Bomber Long A (floating) and started to catch fish. I feel it was the action on the pause (it would slightly float before I jerked it again) that triggered the fish to eat.
 「2001年にLake Amistadで経験したことが良い例だと思います。私は何尾もの魚をラッキークラフト社日本モデルのビーフリーズ78(プロブルー)と同社日本モデルのステイシー90SP ver.1(プロブルー)で釣っていました。2日間で60尾のバスを釣り上げました。3日目私は魚がルアーにヒットしないことに気がつきました。魚が追いかけるだけになったのです。私はルアーに見飽きたのか、針に掛かりたくないのか、魚にストライクさせるためのアクションが不十分なのかといったことを感じました。そこで私はラッキークラフトのベイトがサスペンドすることに気がつきました。私はBomber社 Long A(フローティング)に変更し、釣り続けることができました。魚にルアーを噛みつかせるためには、ジャーク・アクションにポーズを入れる(ジャーク・アクションの間にわずかに浮き上がる)ことが大事だと感じました。」

 大事なことなので何度でも言いますが、アメリカ人がビーフリーズやらステイシーを使っているからそれらが良いベイトだとかそういう意味では一切ありません。逆にLong Aに魔法があるわけでも何でもありません。要は適材適所に使用すればルアーなんて何でも釣れるという前提に続く話です。それぞれのルアー、ベイトがどういった状況で適切なのか経験し学んでおき、与えられた釣りの状況に対応したルアーを選択できるようになれれば、それはとっても素敵だなってということです。誰それがナントカ言う特定のベイトを使っていたからとすぐに乗っかるミーハーな人たちが多いのは日米共通なのでしょうが、serious anglerとして自覚したならばやはりそのベイトがどういった状況で使用されていたのかという状況、つまり天候、水の透明度、ストラクチャーやカヴァーに目を向けるべきだということです。そしてその特定のベイトだけに効果があったなどと馬鹿な考えは辞めて、類似したベイトでも、または類似したさらに優れたベイトがあるのではないかと考えるのが賢明な判断というものではないかということです。ルアーはツールだという基本はGary Kleinのインタビューでも取り上げたことがありました。

 当ブログではアメリカ合衆国内でも製品を売るだけの広告ばっかりで思考停止し始めていると何度か述べたことがあるかと思いますが、この親切な方も同じくその態度に対してdisappoint/失望していると同調しました。それでも、このような賢明なserious anglerが残っているということを忘れてはならないですし、彼らの言うことに我々がもっと耳を傾けなければならないのではないでしょうか。そしてそういった情報が重要であると読者が主張することによって何か変化が起こる可能性を生みだすのです。何もしなければ何も変わらないのは当然で、エンドユーザになめた態度をしている物書きの皆様方に声を届けなければならないのではないでしょうか。
 いずれにしてもこういった賢明な人との出会いは貴重であり、大切にしなければなりません。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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