個性とは何か?弱味を知り、これを強味に転じる居直りです。

 前回までのエントリーは2連続でタイトルがつながっているわけですが、ある意味でこのエントリーのタイトルもつながっています。個の戦略を立てることが重要であるとその3つある最初のエントリーで述べているわけですが、今回のタイトル通り、個性というものが賞賛されるべきものだと、当著者は考えていません。理想があるけれど「でもそこに落とし穴もありました。」とタイトルで述べ、このように考えるけれど結局(本来の意味ではありませんがシニカルに)「水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる。」と内容は肯定するけれど、そうしようとする態度については全否定したわけです。さらに個性についても今回のタイトルのように全面に肯定的な態度を示していないわけですから非常にトリッキーな方法でエントリーを作成したということを述べておこうと思います。
 理想が現実となることがない、一見理想通りに見えてもどこかしら目を瞑っているところがあるということです。ネットワークが既に下部構造と化し本来の目的を終え別儀を創造しているのだというならば、そこからは不可分ながら土台たる下部構造に対し確実に新義ある反作用を及ぼす存在となり上部構造へとシフトする、当ブログのような存在がその半作用を及ぼす存在には決してなれないということでもあります。

 さて、タイトルの通り個性なんていうのは居直りでしかないというのは、釣りのスタイルでも同様です。KVDの個性が速い釣りだとすれば、それは遅い釣りができないという弱みを知り、それを強みに転じた居直りです。日本独自のバス釣りスタイルなんていうのも、universal/一般概念化されたバス・フィッシングができないという弱みを転じた所詮は居直りでしかないのです。つまり個を獲得するには居直りが必要であり、それは図々しい態度でもあるということです。
 個性とは何か、アリストテレスは「人間は社会的動物である。」と集団によって構造化された社会は個の存在を保護する機能を持ち、個は社会に寄与するかたちで社会や他の個と関わりをもつと言いました。例えば、「やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく『無礼者』と呼びます。それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、人も同じように弱いということを証明してくれるのは、無礼千万なのであります。そればかりではありません。どんなに醜悪であろうと、自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。」というのはまさに社会の個に対する保護機能のことを言っています。個性的な人間ということはつまり自分は弱みを知って居直った人間なわけですから弱さを証明する『無礼者』に直接はあたりませんが、やたらに個性を全面に押し出す人は弱みを証明してくれているようなものですから、やはり『無礼者』です。何が言いたいのかというと、個性への羨望などは所詮幻想であり、日本独自のライトリグ然り、やたらに個性を持ち上げるべきではないということです。




 さて、2012年限りでElite Series trailから引退することを表明したDenny Brauerも十分個性的です。


Master Series on Flippin'
Winter
By Denny Brauer

 ほとんどの地域で本当の冬が訪れるとき、あなたの釣りの選択肢は限られてきます。しかしながら限られる、限定されるというのは、彼らが存在していないという意味ではありません。わずかに違った見方をしたり、考え方を違った方向へ展開する必要があるということです。最初に天候の話をしましょう。

 11月後半から12月は非常に不快なものでしょう。強風、身を切るような寒さ、the United Statesでは一般的にこの時期に悪条件が広がっていきます。釣りは非常に難しいものとなります。これらの状況に直面したとき、フリッピング&ピッチングは唯一の選択肢となります。常に有効であるとは言いません。可能性があるということです。

 ディープ・ウォーターの側にある最も濃く、複雑なカヴァーで釣りをします。魚は嵐の通過を待つためにヘヴィー・カヴァーに避難することがあります。私はほとんどの場合、Strike King社1/2-ounce Denny Brauer Pro-Model Jigを使用します。カヴァーを1インチごとにゆっくりと探れることを目的としています。水の透明度はおおよその場合高いことから、カラーはNumber 46(green pumpkin)を使用します。

 Slow and thorough/ゆっくりと綿密さが鍵です。バスが冬の嵐から避難しているとき、彼らは通常カヴァーに非常にタイトに居着きます。そして彼らは目の前に落ちてこなければ、何も捕食しません。1インチごとに、様々な角度から釣りをするべきなのです。

 もし水温は低いままで天候が回復傾向にある場合、ディープ・ウォーターに落ち込むriprapr/石積みの岸沿いに大型の魚が居ることは見逃されがちです。ほとんどの湖や河川に一つか二つはあると思います。通常私はriprapの岸にピッチングをしていきます。プレゼンテーションには適切な角度が重要です。私は45度ぐらいで釣るのを好みます。この方向で釣りをすれば岩に挟まって多くのジグを無くすことはありませんし、多くの魚を釣ることができます。(riprap bankを間違った角度で釣りをしたならばジグにかかる費用は高くなります。)

 私がNumber 46の1/2-ounce jigをこのような釣りに使用することは、それほど不思議なことではないでしょう。もし私がもう少し体積の大きさが欲しければ、3X chunkをジグに取り付けます。重要なのは、大きく動くものを使わないということです。この季節、水の中を素早く動くものは必要ありません。自然な見た目が有効です。不自然な見た目は効果がありません。

 三つ目の選択肢は寒くてもまだ生きている水生植物のマット、またはいくらか緑が残っているマットを探すことです。植物が枯れているようなマットは避けます。この助言は今まさに重要です。どのようにして釣るのか、適切なルアーとカラーについては、私の前回のlessonを再読してください。

 これはflipping and pitching columnです。そうは言うものの、この時期にベイトフィッシュの小さな群れが形成されるのがディープ・ウォーターで見つかることについて指摘しなければ、完成したとは言えないでしょう。バスはしばしば群れの下に居着き、時に多くのバスが集まります。フリップやピッチングで釣ることはできませんが、スプーンやチューブを使用して釣ることが可能です。心に留めておくと良いでしょう。

 冬の天候に気を落とすことはありません。彼らはそこに居て、時折捕食します。もしあなたが釣ることができなかったとしても、他の誰かが釣る可能性があります。




Reference
http://www.bassmaster.com/blog/winter
 Flipping/フリッピングは、そもそも非常に丁寧な釣りであって、finesse/フィネス・アプローチを好む人たちに好まれるアプローチです。しかし、日本のらいとりぐを使用する人たちに好まれるアプローチではありませんし、そんな人たちが使ったところで無用の長物です。なぜなら基本的に自然のわずかな変化を捉えずに闇雲にキャストしているだけの人たちが本当の意味でのフィネス、繊細なアプローチができるはずがないのです。
 つまり、every inchと言うぐらい細かくキャストしていくわけですが、そもそも魚が居るという前提、予測から成り立つ広義の意味でのスポットが絞り込まれていなければ無駄な時間を過ごすだけだということです。そしてこのような水温が下がってしまってからフリッピングで釣るために、絞り込むべき場所はディープ・ウォーターが隣接しているカヴァーだと述べているわけです。そのような場所が探せないのにフリッピングしているようでは時間がいくらあっても足りませんし、前述の日本のらいとりぐの人たちというのはそのような根本的な要素が理解できていない、そのような場所が探せない人たちだということです。特定のルアーが釣れるだのと言っているのも全く同じで、特定のルアーがどうこう言う前に釣れる可能性のある場所の絞り込みができない人たちです。ルアーなんて何でも良い、割り箸でも良くて、根本的に、基本的に、まず行わなければならないことが、所謂ストラクチャー・フィッシングという水深の変化、地形の変化を探すことなのです。
 大事なことなので何度も言いますが、フリッピングは丁寧に細かいキャストを1か所で繰り返しますが、スポットの絞り込みができていない場合は無駄なキャストを繰り返しているだけです。
 日本で水生植物のマット、特にhydrilla/クロモで形成されたマットが冬期に緑を残しているのを見たことがありません。しかし、今頃の水温が低下してからのマットへのフリッピングでは、Floridaであろうとどこに行こうとも植物が枯れずに残っている、緑が残る場所を探すのが基本です。

 敢えてもう少し気温が低下して安定してから必要なものを取り上げてみました。これも大事なことなので何度も言うように、秋は浅いシャローフラットからファスト・リトリーブで釣り始め徐々に狙う水深を下げていく春の釣りと全く逆の手順が有効です。つまり、釣れると予測される場所を絞り込むために、春に重要となっていたコンタクトポイントというスポットが秋にも重要な役割を果たします。コンタクトポイントは常にシャローとディープの釣りの境界線、起点となるのです。

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また

寂しくなるっすね~…(´;ω;`)

Re: また

コメントありがとうございます。
 本人的にはツアーから退くもののトーナメントへの参加自体を辞めるわけではないみたいなニュアンスですけどね。ツアーの移動距離など時間を取られること、疲労に対して、加齢には勝てないというところですね。しかし、TV番組に出演すると言っているのでそういったホスト番組のディスク化やストリーミングに期待したいところです。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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