でもそこに落とし穴もありました。

 結局寒くなる前、そして寒くなってからも釣果をあげることに直接関わる鍵はバスの餌です。いくら魚が変温動物であったとしても代謝が完全に0となることはないのです。あくまでも、事実として代謝が0に近い状態になることがあっても、そんな最も釣りにくい難しい魚は最初から見切って、釣りやすい魚に焦点を合わせて狙いを絞ることが重要なのです。これがplan,プラン、釣行計画です。
 基本的に釣行計画というのを立てないまま釣りをすればプランBもプランCもあり得ないのですが、あたかも自分の釣果がプランによって上げられた成果であるかのようにブログに書かれるという偏見があります。つまりプランAすらない、計画をそもそも立てていないのに計画通りかのように錯覚しているということです。つまり釣果レポートを仕上げるのであれば、最初に自分が立てたプランAを記述し、追加でプランBやCまで代替案があればそれも記述し、そこから実際の釣行でどのような判断をしたのかということが最も重要なことだと言っているわけです。曖昧なプランAから曖昧なプランBに移行したところで、果たして自分がどういった経緯で成功体験をしたのかが曖昧となってしまい、その成功体験は次の釣行の参考にならないということです。明確な自らの失敗と釣果という具体的な内容がなければ反省も反復もできないということです。成功体験は反復するべきですし、己の失敗は反省して改善しようとする態度が必要なのです。
 ここで重要なのが自分用のノートだったりするわけですが、そもそも釣行計画を立てていないことに加え釣果をあげたことだけを書き残してもどうしようもないのです。釣行計画の何が問題で、または計画自体には何も問題がなかったことなどを含め、釣り場でどのように修正したのかということを主題、テーマとしなければ己の釣りの反省などあり得ないと言っているわけです。決断のギャンブルを含めて蓄積のない成功は次につながらないのです。

 さてプラン、釣行計画という話ですが、そもそも季節ごとに狙う、絞り込むべき地形の変化ことストラクチャーがあるというのが大前提です。魚という土台があり、その魚の特性ごとの地形が上に乗り、頂点にプレゼンテーションが乗るピラミッドのことです。バスが回遊しているnon-residenceなのか、カヴァーに待ち伏せするようなresidenceなのかで狙う場所が大きく変わるというのはその以前のエントリーで述べたことになります。そこから地図で場所を絞り込むというのはこのエントリーで紹介しました。この2点が揃って釣果をあげられないとなると、正直釣りを複雑にしすぎている、複雑に考え過ぎていると考える方が解決が早いと考えられます。
 例えば、トップウォーター、クランクベイト、ジグ&ワームという3種の手段があります。ここにプレイヤーとなる自分がキャスティングというカードを配っていけば良いのです。釣りは時間が限られているという意味で、全部でカードが10枚という制限を設けます。最初にトップウォーターに2枚配って反応がなければ、次にクランクベイトに4枚配る、それでも反応がなければジグ&ワームに4枚配るといった具合です。このカードの枚数とキャスティングの回数を全く同義にすることがゲームの組み立てとなります。そして、その日の環境や状況に合わせ、その順番や配分に独自のルールを持っているということが、己の理論を形成しているということと同義にもなるわけです。
 そもそもゲーム・フィッシングという語彙が使われている割に誰もゲームをしていない日本のバス釣りという偏見がありますが、果たして自分の言うゲーム・フィッシングが何ぞやと説明できる人が果たしてどれほど存在しているでしょうか。ゲームとは一体何なのか理解してみると、自分が全くゲーム理論にそぐわしい行動をしているとは言えないのではないかということです。
 単純に言ってしまえば、ジグ&ワームと名のつくライトリグという場所に10枚全てのカードを配りきってしまい、蓄積のない成功と失敗を繰り返すだけが果たして自分が口にしたことのあるワード、ゲーム・フィッシングなのかどうかという懐疑心を持つべきだということです。さらに蓄積のない成功を繰り返しているだけでは、飽きてしまうという態度に結びついてしまうということです。蓄積のない成功と失敗の繰り返しをさせるようなプロモーションやメディアというのは、果たして本当に釣り人にとって必要なのかどうかという提言でもあります。
 そして次に出てくる命題として、己にとっての蓄積とは一体何のか、何が足りないのかという点で単純な知識の問題なのか、それとも経験の問題なのかそれぞれの段階に合わせて必要な蓄積は千差万別です。さらに蓄積というのは蓄積された、蓄積されているという実感が少ないものでもあります。蓄積された果てに急に溢れ出てくるというイメージのものだと言えば理解できるでしょうか。最初は誰にも蓄積した感覚というのはありませんが、最終的に蓄積していこうという態度が重要となるのです。そうです、最後は全て自らの意図、決断に委ねられているのです。蓄積していくべき情報の精査を含めて、自らを見つめ直すことは釣果を上げるためにも非常に重要なことです。

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