この世の中では、他人から見て、可笑しくないほど深刻なことは、あんまりないと考えてよろしい。人の自殺だって、大笑いのタネになる。荷風先生の三千万円かかえての野垂れ死にだって、十分、他人にはユーモラスである。そこまで考えたら、人に笑われるなどということは全く大したことじゃありません。だから我々は大いに他人の失敗を笑うべきなのであります。

 全米を巻き込んで「anti-fishing」つまり全面釣り禁止運動が行われているわけですが、日本ではアメリカがどうとか言う連中に限って誰もその件に関してツッコミを入れない不思議な空白の1か月を(実際は前回のエントリー内容を微増し続けて)当著者は過ごしましたが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)が主導の政治運動の一環と言ってしまえばそれまでですが、歴史的に見て禁酒運動のそれと同じ動きであるとすれば、今後本当にどこかの州が全面釣り禁止となる可能性が存在するということでもあります。つまりUSAの民主党系の動きであり、バス・フィッシングを産業として見なして擁護するのは共和党系の動きとなるわけです。従って日本人が共和党を応援するべきなんて言う気は更々ありませんし、それは内政干渉でしかありません。しかしながら、こういった細かい動きを注視しておかなければ、日本でも仮に同じことをされたときにアングラー側がそんなことは一切知らないでは済まされないことになるわけです。いかに建設的に、論理的に解決していくのか我々アングラーにとっては非常に大切なことですから、「政治運動の一環でしょ」なんてバカにしてはいられません。それでも「全面釣り禁止」に現実味があるのかといえば、全米でバス・フィッシング産業の金銭ベースの影響力を考えれば可能性は薄いと言えます。大事なことなので何度でも言いますが、この運動は注視しておくべきです。

 さてこの時期、未だに浅い、浅〜い、あっさい水深しかない野池でターンオーバーが発生するとか言っちゃうのって魚を釣らずに人を釣ろうとしているにしては釣り針が大き過ぎやしませんか?
シャローの水が悪くなったから=ターンオーバーってネタですよね?

ということを既にエントリーにしたことがあるのですが、野池でターンオーバーとか言っちゃうのが普通にまかり通るとか似非科学にもほどがあります。人を騙そうとしているのなら即刻やめて頂きたいところですし、「やたらに人に弱味をさらけ出す人間のことを私は躊躇なく『無礼者』と呼びます。それは社会的無礼であって、われわれは自分の弱さをいやがる気持ちから人の長所をみとめるのに、人も同じように弱いということを証明してくれるのは、無礼千万なのであります。そればかりではありません。どんなに醜悪であろうと、自分の真実の姿を告白して、それによって真実の姿をみとめてもらい、あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは、甘い考えで、人生をなめてかかった考えです。 」と言うように己が無知であることを開き直っているのだとすればそんな無礼者には容赦なく罵声を浴びせたいところです。
 つまりシャローの水が悪くなったからたーんおーばーなんてワードを使用するのは稚拙で恥ずかしいことなのだと自覚するべきだという偏見に基づきます。


 実際に十分な水深のある極々一部の日本の湖、例えば池原ダムではターンオーバーが発生するわけですが、ターンオーバーでない場合の「シャローの水が悪くなった」場合も含めて我々はどのような決断を行わなければならないのか考えたことがあるでしょうか。
 年中ライトリグでワームしかタックルに組まない人たちとってみれば風が吹こうが、水が悪くなろうが、魚の活性が急上昇しようがそんなことはおかまいなしに小さな小さなワームを使い続けるだけなので、釣れなくても反省する以前の問題なわけですから手のつけようがありません。しかし、様々なルアーを適宜使用していこうという基本、王道に忠実な超少数派の正当アングラーにとってシャローの水が悪くなった時期には少し考察しなければならないことがあります。
 特に雑誌などマスメディアやブログをはじめとした情報配信者が「上から目線」で「どうせ初心者にはわからないから適当なことを、専門用語でボカして書いておこう」みたいな態度の連中に「秋と言えば?」と質問すれば間違いなく「速巻き」とかいう答えが返ってくるでしょう。確かに水温が適水温になり、ラージマウスをはじめとする捕食者が餌となる小魚を捕食しだせばそれも間違いではありません。しかし、今回問題としているシャローの水が悪くなる時期に、バカに一言伝えればそれでいい「速巻き」という語だけが釣果という成功例を生みだすには物足りないのです。


 Edwin Eversによるクランクベイトの速巻きを主題にしたエントリーですが、非常に賢明な判断によるルアーの選択例が掲載されていたものを紹介しておきます。
http://www.bassmaster.com/tips/crankbait-or-spinnerbait-fall
 Evers uses speed and deflection to generate strikes with a crankbait in the fall but takes the opposite approach when slinging a spinnerbait. "I'll use a slower gear ratio reel for my spinnerbaits," he says. "It helps me slow the bait down and let the big blade thump. My goal isn't to burn the bait back to the boat — I want a slow, throbbing action." When it comes to spinnerbait blades, Evers favors a large No. 7 willowleaf. The size of the blade mimics the larger baitfish and also allows for a slow and steady retrieve.
 Eversは秋にクランクベイトを使用して速度を上げることとdeflection/クランクベイトの不規則な動きを利用してストライクを集めますが、反対にスピナーベイトをゆっくり使用することがあります。「私はスピナーベイトにギア・レシオの遅いリールを使用します。それによってベイトのスピードを落とすことができ、大きなブレードの振動を使うことができます。私の目的はボートに素早くベイトをburn/巻き返してくることではありません。ゆっくりと、振動するアクションが欲しいのです。」と彼は言います。そのときのスピナーベイトのブレードに関しては、EversはNo.7のウィローリーフ・ブレードを好んでいます。このサイズのブレードは大型のベイトフィッシュをイメージできる他にもリトリーブをゆっくりと安定させることを可能にします。

 秋という時期が、その時期に使用するスピナーベイトが速巻きだけではないということを顕著に表す例です。
 つまり何が言いたいのかというと、どんな時期であろうとも自分の駒としてスピードという幅はいつでもどれでも使うような賢明なアングラーでいるべきだということです。バカの一つ覚えみたいに「秋=速巻き」ではなく、「水が悪くなっているからスローもあり」といった知識を蓄積しておき、釣り場に立ったときの判断に役立てなければならないということです。ご存知のように既存のマスメディアというのは「上から目線」で専門用語を多用し釣りを始めたばかりの人を馬鹿にして、結果的にアングラーを定着させない、釣りを始めたばかりの人が呆れて離れるということを繰り返してきました。そのマスメディアがエンドユーザを見下している、バカにしている一例が「秋=速巻き、巻物、ターンオーバー」ということなのです。ついでに小さなワームしか使わない人たちほどそんなマスメディアに最も鴨にされている、見下されている存在に成り下がっていることに気がついていないという偏見があります。

 さて、スピナーベイトと言えば、Kevin VanDamです。最新のエントリーでもブレード・サイズについて言及しています。KVDの場合スロー・ロールを使用するのは最後の手段と思って間違いないことから、No.5のブレードで、春先にブレード・サイズを落とすのとは逆であり、水深の浅い側をリトリーブしてくることを考えることができます。もちろんリトリーブ・スピードを上げるならばブレード・サイズを下げることも知っておかなければなりませんが、ブレード・サイズを下げてリトリーブ・スピードを同じまま使ってしまうとゾーンが深い側へ落ちてしまうということは意識しなければならないことです。
 エントリー内に、"I’ve found that southern bass don’t chase spinnerbaits the same way northern bass do. In Michigan, the fish want the bait moving fast; in the south, they want it a tad slower."なんていうDouble EことEdwin EversがなぜNo.7ブレードに行き着いたのかを証明するかのような、KVDならではの非常に繊細な違いを積み立てていることがわかる面白い記述もありますが、時間があれば個別のエントリーになるかもしれません。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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