A「内部告発、暴かれる真実、英雄的行動、民衆の支持、新社長就任。」B「局長のどす黒い野望はばっちり口に出ていました。」A「やはり私も同行しようじゃないか。なぁに地位など失ってもどうということはないさ。民のためだ。」B「偉い人のものの考え方はとても勉強になります。」

 順調に閲覧者数が安定して減りだしていることを良い機会として、割と重要なことをエントリーにする当ブログはタチの悪いブログです。
 こういった問題を出してから1ヶ月は焦らしたわけで、全ては著者の手の上で踊らされているということに気がつけば、他人のブログの更新を楽しみにしていることがバカバカしいと思うのが普通だという偏見があります。そこで当ブログが楽しみにされるぐらい周囲がどうしようもないのだとしたら、それは非常に悲しい現実であり当ブログの役割が果たされていないということになります。


Nine Reasons Why Bass Strike
by Roland Martin and Bill Dance

 1.Hunger/空腹は、なぜバスがルアーにストライクするのかという理由の1番目です。空腹基盤のストライクの数は1年で3分の1を占め、その内の約35%は早朝と夕方近くの時間にあります。

 2.私たちが釣ってきたバスの25-30%はa reflex strike/反射性のストライクです。バスの起こすthe reflex strikeは、猫がネズミに飛びかかろうとするように、どんな捕食者と何ら変わらない習性です。

 3.第3の最も重要なバスがストライクを起こす理由はanger/怒りです。Sheer anger/純粋な怒りです。大抵の場合、あなたがスポットへ最初にしたキャストでreflex strikeかhunger strikeが生まれます。しかし、もしあなたがそのスポットにバスが確実に居ると考えられる場所ですぐにストライクが得られない場合、あなたは魚をストライクに持ち込むためにキャスティングを何度も何度も繰り返すことで苛立たせることができることがあります。

 4.産卵期のthe protective instinct/保護本能を忘れてはいけないでしょう。バスはわずかな時間、産卵床に釘付けとなって彼らの産卵床に近づくものから産卵床を守ります。

 5.何尾かのバスはcuriosity/好奇心からストラクしてきます。それは1年で見てもたぶん私がストライクさせてきた中でわずか2-3%ぐらいのものですが、このわずかな確率は水の透明度が高い状況で重要となります。

 6.A string motivation for strike/ストライクしたいという強い欲求、特にディープ・ストラクチャーという状況で、バスが群れになって互いに競争するときです。彼らが集団となっているとき、1尾のバスのストライクは群れを成す他のメンバーの興味を刺激し、feeding frenzy/激しい餌の奪い合いをつくりだします。

 7.バスがストライクする通年の理由として彼らのstrong territorial instinct/強い縄張り意識があります。これは通常大型のバスがその縄張りを守っている状況で起こります。

 8.Killer unstinct/殺害本能という理由もあります。あなたはなぜとても小さなバスがa Musky Jitterbugのような巨大なルアーに攻撃してくるのか想像したことがあるでしょうか? バスはそれを口に入れて捕食することは不可能でしょう。全てはそれを殺そうとしているのです。

 9.バスがストライクする理由の最後には、sheer ignorance/純粋な無知があります。今日ではルアーを1度も見たことがないバスを探すのは難しいのですが、しかしもし探せたとするならば、それを活用することができます。



Reference
North American Fishing Club, Bass Strategies, 2006, p.13


 日本人が絶対に正解することができない理由は8番以外の何物でもありません。USAのこういったところは科学的というか非常に正直な側面です。殺害本能の存在を認め、言葉そのものに否定的な意味を含まないというところは見習いたいところです。
 そして出てこないものと言えば、次いでignorance/無知・無学といったところでしょうか。好奇心で片付けられてしまいそうなものをあえて分別しているというところです。動物の本能的に学習能力がバスにわずかでも存在することから別の理由として挙げられているわけです。学習能力によってルアーが魚に避けられてしまうという逆の反応はこの理由に当てはまるとして考えれば分別されているのが理解されやすいでしょうか。

 総括として、日本ではこのようにキッチリと数字が打たれてバスがなぜルアーにストライクするのかという理由が語られたことがまずないと思われます。そこに全体のストライクの1/3はバスの空腹感によるものだとか、25-30%のストライクがreflex strikeによるものだとか、普段からしっかりと魚の反応を意識して釣っていなければとても出せるような意見ではないというところに注目すると日本のメディアや釣り人の生温さといったら超がつくほどのガッカリ感が出てくるということです。
 特にRoland MartinやBill Danceという彼らは大量生産時代より前からこの産業を考えてきた人たちですから、最新の技術に囲まれて生温い環境で五感を研ぎ澄まさずに釣りをしている多くの人たちとは一線を画す感覚で釣りをしてきたわけです。現在は高齢ですから、そういった能力もやはり年齢と共に落ちていることは否めませんが、それでもTV番組を未だに続けられているのは確実にその業界の創世記に培ってきたもののおかげだと考えることができます。

 最も多い「逃げ」の言い訳として「魚に聞かなきゃ分からない」といったものがありますが、この2人は間違いなく自分たちの経験則から魚に問い続けてきた結果であり今でも続けていることかと思われます。そして生物学的、科学的データも大学で研究されて揃っているわけですから「魚に聞かなきゃわからないから、今から魚に質問というプレゼンテーションでこのルアーをキャストします。」ぐらい言える釣り人が居ても良いと考えています。
 例えば、A「魚に聞かなければ分からない。」B「それじゃあ、あなたは魚に何を問いかけるの? そのためには何を与える、何をプレゼンテーションするの?」というツッコミを自身で入れてみるということです。


 そういえば、reflex strikeをなぜか日本ではリアクションと言いますが、USAの中でもreactional bite,reaction biteと言われていたりします。文語としては同じ意味でも別の文字の羅列になる表現があった方が良い、つまり同じ語彙を何度も何度も使用するのはルール違反だったりするので正直その点に置いては英語の方が文語としては羨ましかったりします。翻訳中に何度も同じ日本語を使わなければいけないこともあるというのは、美しくないなという個人的に納得していない部分だったりします。
 そして、日本語のリアクションの対義語が「食わせ」というのも何か上記の9事項をいくつも忘れられているという物悲しさを感じずにはいられないところです。
 表現豊かに釣りを語るためにも、釣り人が魚のルアーへの反応一つに敏感であるというのは重要なことではなかったのでしょうか。


 リージョン1ですが価格が求めやすいRoland MartinのDVDとBill DanceとTim Tucker共著の書籍を紹介しておこうと思います。
 リージョンについてはリージョンフリーとか検索すればいくらでも対策があります。

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遅くなりましたが

 以前コメントさせて頂いた中の一つに、威嚇によるバイトを挙げましたが、その中に怒りと、縄張り意識によるバイトを含ませていまして、これらに基づくバイトや、他にも好奇心からくるバイトを行った結果、対象物を死なせてしまうものだと考えています。ここまでバイトの種類を細分化できていなかったことは反省するべきだと思う反面、以前のコメントの中で前提とした、「バスは本能で生きている」から外れ、バスの擬人化になってしまうのではないかと思ってしまい、考えがまとまらないまま今に至ります。
 それぞれ何を持ってバイトの種類を区別しているのかが分からないので知りたいと思っているのですが、ご意見お聞かせいただけないでしょうか?

Re: 遅くなりましたが

コメントありがとうございます。時系列は全く気にしないのでどのエントリーにいつコメントしてくださっても、当方は歓迎します。

 分類方法はマクロに見るとき、ミクロに見るときで随分と変わってくるので難しいところですね。もし釣りとして考えるならば縄張り争い、産卵期の威嚇・防衛、本能的な怒りの3つは別物として扱った方がそれぞれ季節と場所とベイトといった釣り方が具体的に見えてくると思います。例えば、縄張りはresidence/居着きの魚を狙うことになりますし、産卵期のそれは春の産卵場所、そして本能的な怒りは活性が高くないときの工夫でプロップ・ベイトのシヴァリング・アクションなんかはその典型といった具合になります。

 バイトの種類の基準についてというのは非常に良い点を突いていますね。実はこれはページの中のメイントピックから派生したジャーナルになっています。つまりメイントピックを読んだ上でこれを読むとさらに理解が深まるというものだったのです。仰るように、前提もなしにこの記事を読んで納得してしまうという態度は、実は何も考えていない証拠だったりするのです。考えているからこそ自然と出てくる質問であることに自信を持って良いと思います。

 つまり、「大きな釣り針に釣られる、何も考えない人たち」という(人間の)釣りエントリーだったわけです。

 そしてその基準が色々とあるのですが、"Mode of Attack"の項に書かれている'Ram-feeding','Suction feeding','Ram-suction feeding'というバスのストライクを3種類に分けたものがあります。'Ram-feeding'の左からオープン・ウォーターでベイトフィッシュやその他の群れに対する攻撃的なストライク、次にボトムや分厚い水生植物にいる獲物を捕らえるとき、最後に前者2種の混合でボトムからサスペンドしたベイトフィッシュやその他の獲物を捕らえるときのもの。最後のものにはウェイトレス・ワーム(ノーシンカー)が最適なベイトとなる捕食シナリオです。
 釣りをしていれば分かると思いますが、'Ram'は活性が高く、'Suction'はボトムのものを拾ってストライクするわけですから中間ぐらい、'Ram-suction'はウェイトレス・ワームを使っているように、釣りが難しくなることから活性は高くないといった見方ができるわけです。もちろん生息環境と餌の相関で成り立つものですから一概に言うことはできません。しかし、後者2つが活性が高いときにも起こり得るだけで、'Ram-feeding'は活性の高いときにしか起こり得ません。

 こういった捕食行動を細分化して定義しておくといった、結局は動物の、この場合魚類の行動学を基準にしてbass proたちの意見をすり合わせたものなのです。つまりラージマウス・バスの学者、研究室という後ろ盾があります。
 そして著者はあとがきでこのようなことも書いています。
 "We present these ideas for you to compare with your own observations, and consider as you select your own bass fishing presentations."
 「私たちはこれらのアイディアを、あなた自身のobservations/観察と比較して、そしてあなた自身のバス・フィッシングのプレゼンテーションを選ぶ際に熟考するときに役立たせるためであることを伝えておきます。」
 つまり、プレゼンテーションを決めるとき最後の決定権は自分自身にしかないわけです。Observation/観察とconsider/熟考がなければ、ずっと釣りに対する考えはそのままで、次の段階には進めないということです。
 実は他にも色々と前提をぶっ飛ばしていますが、エントリーになるぐらいの量なので、捕食行動を分類するこの前提条件で随分と変わるのではないでしょうか。
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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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