軽蔑すべき敵より、尊敬すべき敵を見よ

 とある人のとある要望に沿っているように見えて見事に期待を裏切るエントリー内容ができそうだったことから以下のようなものを紹介しようと思います。

Jimmy Houston's Angle Of The Dangle

 The College of Hard Knocksと水上での知識を通して、Jimmy Houstonはgeometry course/幾何学を学生のときに専攻し立体角を学んでいることが、バス・アングラーにとって重要であることを理解しています。
 彼はbassologyを牽引するprofessorであり、彼の好む授業は角度と幾何学的平面がバスを捕えることにどのように関連するかを題材としたものです。「多くの人々がキャストを数インチ外すだけでバイトが得られなくなると言っているのを聞いたことがあるはずです。」とHoustonは言います。「我々は15 to 25 inches(約38-63cm)の長さの魚に狙いを絞っています。もしカヴァーに対して完璧なキャストが決まったとしても、魚の居着き方によっては、魚の尻ビレ側にキャストすることにもなります。その場合、魚の口から12 to 14 inches(約30-36cm)も離れてしまうことになります。」
 彼は魚がストラクチャーやカヴァーに対してどの方向を向いて居着いているのか推測することしかできないため、その狙っている場所へ違った角度からアプローチをかけ、彼の使うルアーがいつかは魚の目の前を通るようにします。長期間TVでホストを務める彼は角度を変更してキャストしていきます。なぜなら彼はバスが定期的に居着き方を変えることを知っているためです。「魚は孤立したストラクチャーの中で日光の角度、天候の曇り、風、凪ぎ、水の干満によって位置を変えます。」

TARGET SATURATION
 Houstonはキャスト回数も角度にも決まった方法がないことから、狙いを定めたカヴァーの一部へ自分であらゆることを試すべきであると助言します。「それは状況によって変わるものです。カヴァーの一部へ何回キャストすればよいのか見極めるのは、パターン化するのが難しい部分です。」と彼は言います。
 長きに渡ってトーナメントに参戦する彼は、角度に関しての経験則を持っています。「複数のキャストは通常、一度や二度のキャストで特定のターゲットまたは特定の角度で釣るよりも、大型の魚を生みだします。」とHoustonは暴露します。「私は10から12回キャストすることで魚のバイトを得た経験があります。」

TARGET ANGLE
 Houstonがいくつかのストラクチャーとカヴァーで試す角度について見てみましょう。
・Points/岬 : 「どのような方向であれ、私は使うルアーがcurrent/流れに沿うようにすることを望みます。」とHoustonは言います。彼は通常、岬を円で囲うようにボートを動かしながらキャストすることで、違った角度から(岬を)釣っていきます。春には、Houstonは岬のディープ・ウォーターからシャローに向かうようにキャストしますが、秋にはシャロー側からディープ・ウォーターと反対になるようにキャストしていきます。

・Laydown logs/倒木 : 「これには丸太が水に侵入する角度、その丸太には小枝、丸太の先端と様々な交差点があります。」とHoustonは言います。彼は使うルアーを木の幹に対してparallel/平行から少し角度をつけて、狙うターゲットに存在するそれぞれの交差点を通過するようにリトリーブすることを好みます。

・Stumps/木の根 : Houstonは通常この種のカヴァーにはZara Spookをキャストすることを好みます。なぜならこのルアーは彼に木の根の真後ろと正面の両方をリトリーブすることができるためです。彼は木の根の反対側へキャストし、このプロセスを繰り返します。彼はボートを木の根に対して平行にします。向かって木の根の後ろ側へキャストし、角度を変えてそのカヴァーの周辺をthe Spookで誘います。

・Brushpiles/枝の束 : 「もしブラッシュパイルをよく知っているならば、核心部分を釣る前にそのoutside/外側を釣ってみるべきです。」とHoustonは推奨します。彼はブラッシュの真ん中にいる魚を釣ってしまうと、そのカヴァーの周囲にいる魚を脅えさせてしまうことを知っているため、ブラッシュの中心部を確認する前にそのエッジを先に様々な角度でアプローチするのです。

ANGLE CHANGING LURES
 HoustonはZara Spookのリトリーブ中にロッドで様々なトゥイッチを入れることでプレゼンテーションの角度を変えています。スピナーベイトとクランクベイトも同様にリトリーブの最中に角度を変えてやると効果的です。「スピナーベイトはロッド・ティップでリトリーブの角度を頻繁に変えてやることができるので最適です。」とHoustonは主張します。「非常に優れたfishermenを見ることがあれば、キャストした後に、彼らのロッドティップは頻繁に動いているはずです。その動作こそが彼らがリトリーブに角度をつけようとしている証拠です。」
 適切な角度を探し出すことが、次回の水上で待っている課題を解決する手助けとなるでしょう。

GEARING UP FOR ANGLES
 Jimmy Houstonは、カヴァーやストラクチャーの一部を様々な角度でアプローチするときには、ルアーに早いペースでのリトリーブが最適であると考えています。Zara Spookでスタンプやカヴァーの周辺を釣る場合、彼は6 1/2-foot medium-heavy Shimano Crucial rod にChronarch baitcast reel,ラインはBerkley Trilene XT 14- or 17-poundを使用します。彼は同じロッドとリール、ラインの組み合わせを様々な角度でアプローチする3/8- or 1/2-ounce スピナーベイトでも使用します。




Reference
Bassmaster.com : Bassmaster Magazine ; Jul 1, 2007, pp.85


 確かに日本では誰も紹介しないJimmy Houstonの賢明さがここにあります。一体何が最も大切なのかという設問を立てると、広義にはプレゼンテーション、狭義にはキャスティングとなります。この「魚の口から12 to 14 inches」というわずかな距離が非常に大きな違いになるということをもう一度よく考えてみるべきではないのかということです。
 ロッドによくある受け答えとして、6ft6inが良いとか、7ftが良いだとか言われるわけですが、総じてそんなことを言う彼らにはこのようなキャスティングの精度、そしてその距離感というものを全く持ち合わせていないということです。そもそも、釣りというのは「(生餌も含めた)ベイトのついた釣り針を魚の目の前にプレゼンテーションすること。」という大前提すら理解されていないのではないかという偏見があります。餌釣りを馬鹿にする連中というのは「釣り」を定義できていない、そういうことだと考えられるわけです。

 魚の居ない水域にベイト付きの釣り針を落としたって釣れるわけがないのです。そして魚の居ないスポットにベイト付きの釣り針を落としたって一向に釣れることはないのです。魚の居る場所がそもそも特定できないというのは、非常に初歩的な誤解で可愛いものですが、魚の居場所がわからないのにキャストの精度がどうというのも不毛な話です。両者が揃って初めてこのエントリーの目指す先に進めるのです。しかし、これもまた自身の大きな過失であるのに両方を見過ごして今に至っている人たちがどれほどいることでしょうか。ロッド・レングス6ft6inから始まった7ft至上主義者や、そもそもロッド・レングスの意味を理解していない人たち、そんな彼らが誰かにロッドについて聞かれて答えたところで何の役にも立たないということです。
 大事なことなので何度でも言いますが、見た目ですぐわかるぐらいキャスティングができてないやつ多過ぎということです。魚の居場所を見つけられるか否かは考察が含まれることから外見から判断できない面がありますが、キャスティングなら見た目でわかります。
 つまり12 inches刻みでキャスティングができるかどうかということです。仮に可能であったとして、それはどの距離までスポットから自分を遠ざけられるのか知っているのかどうかということです。
 従って、キャスト回数を重ねて自ら検証しなければならないわけですが、カヴァーに対してルアーが根ガカリしてしまうことを恐れてはいつまでたってもその精度は得られません。そこで自分の限界に挑むわけで、ルアーが何かに引っ掛かることを想定してライン・サイズを上げておくというのが最も合理的なわけですが、なぜか日本ではその理論が理解されず、ライン・サイズが大きいから釣れないといった本末転倒なことが言われ続けているのです。トライリーンXTに17lbというサイズが日本では簡単に購入できないことからもそれは明確です。それは標準直径が.017in(.431mm)日本規格でいう30lbあるわけですが、普通にZara Spookとスピナーベイトに使われるラインなのです。何が言いたいのかというと、ラインが細すぎてカヴァーに対して適切な角度でアプローチ、キャスティングすらままならないからいつまでたっても上達しないのだということです。

 さて、Jimmy Houstonは1か所に10回以上キャストすることもあると言っており、複数回キャストすることが大型の魚へつながるのだと結論付けているわけですが、これはつまり我々がいかに魚の頭にルアーをぶつけていけていないか、魚の目の前にルアーを持っていけていないのかということにつながります。先に述べたキャスティングができていないのだから当たり前というところでもありますが、もしキャスティングができていたとしてもこの程度は試してみる価値があるということです。大事なことなので何度でも言いますが、先に魚の居場所が特定できている状態で有効なわけで、そもそも魚が居ない場所に何度キャストを繰り返したところで釣果が上がるわけがありません。それを克服したところで、次に出てくる難しい問題は、どの状況でその場を釣り続け、どの状況になったらその場所を見切るのかというものもあります。

 一体何が求められているのかといえば、魚の居場所、魚の向きという要素を瞬間的に見出し、キャスティングで魚の目の前にベイトを持っていってやるという過程を自身で克服するということです。

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Private comment

師曰…

「上級者ほど、長いロッドを好むんやで~」…

それにみんな簡単に騙されるから(*´∀`)♪

Re: 師曰…

コメントありがとうございます。
 しかし、海の船釣りならば縁がこうなっているから7ftは必要てな反論も出てこないんですよね。それは日本特有のバス・フィッシングでも同じで、和船を改造したものだからとか、船の構造上ロッド・レングスがこれだけあると便利、不便というのがもっと語られるべきなんですが、何せオカッパリに妙なコダワリを持っちゃったりしている人たちが多過ぎなものだからまずそういった意見が出てこないんですよね。
 船外機が付いていれば船尾より船首の方が高くなるという基本さえ知られていない偏見があります。吃水とか船脚と呼ばれているわけですが、きっと何のこっちゃというところだと考えられます。

因みに・・・

マジレスすると、ガンネルの高さやデッキの作り、エレキの取り付け位置とか、レンタルボートでも前もってどんな船か調べといて、持って行くロッドを選択するなんて基本っすよね~(-ω-`;。)

快適に釣りがしたいならね・・・

とりあえず竿は長けりゃいいと思ってる「長尺うましか」が大杉・・・

そもそも、ショートロッドの選択肢が今みたいな状況って、当方にはマイナスにしか思えないしね。。。(*´・ω・)

Re: 因みに・・・

重ねてコメントありがとうございます。
 仰る通りで御座います。ただ、マイボートでもない限り持っている道具をボートに合わせて自分のスキルで調節するのは避けて通れない課題ですよね。
 ショートロッドの必要性にしても、しっかりと「釣り」してる人たちがcommunicator/啓蒙家として伝え続けるべきことだったんでしょうね。ただ現状からの修正は最早手遅れですし、黎明期からやり直すしかないと考えています。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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