When ignorance gets started it knows no bounds.

 ちょっと針のことに、特にTriple Gripに関して言及し過ぎたことに対して反省しています。結局読んで理解したつもりでも、そこに分析がないのだということが良くわかる例をいくつか見たということです。ここのブログで普段から分析がない連中を相手にしているつもりは毛頭ありませんが、フックの形状をあまりにも酷いトレンド、ファッション、流行にしようという思惑には嫌気がしているということです。

 先に答えを述べてしまうと、1.hook point,2.bend,gapという2つの役割で構成されていると考えるべきだということです。
 1.の針先というのは、curved point/ネムリ、シワリとstraight pointの2種類があります。Curved pointに関しては、Circle hookなどを参照するとよくわかるかと思います。そしてStraightはその名の通り曲げられていない真っすぐの針先です。
 針先には、加えてヒネリという概念があります。
http://bassfishing-gurus.com/fishing-hooks.php
offset fishing hook point
 英語表記の針メーカーのサイトを見ると、"hook point:reversed"なんていう表記が見つかると思われます。これらのhook point/針先が何に影響するのかと言われれば、それは最初に魚の口に貫通するキッカケをつくる、つまり俗に言われる「刺さり」に影響するのです。

 2.のベンド、ギャップは何を意味するのでしょうか。どの部分のことかわからなければ"fish hook anatomy"で検索すればいくらでも出てきます。
http://www.mustad.no/www2010/?page_id=86
hook anatomy
 この部分は針を貫通させた後、英語では"hook hold fish"とholdという動詞を使っていますが、つまり魚を針に掛けておくための場所、バラしを防ぐためのものだということです。針先を貫通させた後、針先からberb/カエシの方向に向かって刺さっていきます。もちろんワイド・ギャップで魚の口の硬さのある部分に深く貫通させることができたのならば、それは針が最も外れにくい状態になります。

 この原則的な分析なくしてフックを語ろうものならば、非常に冗長的な表現になってしまうということです。そのあたりが読んだだけで何も理解していないし、設問を持っていないと言わせる理由なのです。


 さてElite proであるGreg Hackneyも面白い微調整をしているので紹介しておこうと思います。

Are Bent Hooks Good in Bass Fishing?
Hackney thinks bent hooks give him an advantage in bass fishing tournaments

 Bassmaster Elite Seriesのトーナメントが終わったその日、Greg Hackneyのボートには使用済みでもう使わないか、魚を逃したであろうフックとニードル・ノーズ・プライヤーが見えました。

 「そのフックに問題はありません。その形状で構わないのです。私はこの方向へわざと曲げてあります。」Hackneyは素早く説明しました。「私はフックをoff-center/ライン・アイと針先をずらすように曲げてあります。Senko-style bait, a Coffeine Shadやその他のプラスティック・ミノー・タイプのルアーにwide-gap/ワイド・ギャップ・フックを使う場合、常にそうしています。」

 「私の理論では、結び目のアイに真っすぐ向いている針先を外側に曲げておくことで、その針先はフッキング動作をしたときにバスの口の中のいずれかの場所を拾うようになります。」と彼は言います。

 「つまり、こう考えるのです。もしライン・アイが針先と完全にin line/真っすぐだったとしたら、フッキング動作をしたときに針先が(魚ではなく)ルアーの中に貫通していき埋まってしまう可能性を生み、魚に針が掛からなくなってしまうのです。わかってもらえた?」とHackneyは尋ねます。Hackneyは質問の答えに頷くのを見ると、彼が導きだしたこの方法に自身を持っていることがわかりました。

 プロ・アングラーとして200万ドルを越える彼にどのように反論できるでしょうか?そして、もしかしたら、より目覚ましく技術を磨き続けているかもしれません。

 Hackneyの故意に曲げた75セントのフックは、200万ドルに留まらずわずか数十万ドルでも積み重ねていこうとする探求に他なりません。

 「I wanna do better than I’m doing/今よりさらに向上したい。」と心からの内諾の瞬間を伴ってHackneyは言いました。Bassmaster Classicsに10度qualifiedしていることを考えれば、きまりが悪い瞬間でした。

 「いや、本当に・・・私には素晴らしい経歴があると思いますが、ただより向上していこうとしなければならないと考えているだけです。」とHackneyは言います。「バランスの取れた食事を取ろうとすることも同じです。Ken Hoover(スポーツ栄養士)が私のために作った、タンパク質が豊富なものを食べたり、多くの野菜を食べたり、トーナメント期間中でも規則正しく食べたりすることです。」

 何より、彼は昨日の彼より向上しようと努力しています。「だからフレンチ・フライも最近は食べていないんだ。」と、彼は別のwide-gap hookの針先をプライヤーでわずかに曲げながら、はにかみながら言いました。



References
http://www.wired2fish.com/Are-Bent-Hooks-Good-in-Bass-Fishing-WhatsUp6556
3/27/2012 8:01:00 AM

 Greg Hackneyの針先の曲げる方向は、前掲画像のreversedの方向です。一つ注意するべきなのは、焼きの入れ過ぎたフックで行うと折れてしまうということです。最近の日本のフックはこの傾向が非常に強いため簡単に折れてしまう可能性があることを示唆しておきます。

 とにかく魚の口に針を掛けるためには最初のキッカケが必要です。もちろんそのためには、切れる針先であるのが前提ですが、針先が魚の口のどこにも触れられなければ、ギャップの形状なんて考えても意味がないのです。
 EWG(Extra Wide Gap)のフックが良いなんて流行をつくろうとしているようですが、それは果たしてそのフックの本意に触れる的を射た表現方法なのでしょうかということです。ギャップなんて針を貫通させた後に重要な要素であって、針先が魚の口に刺さらなければ意味がないのです。
 Mustad社Triple Gripはそこで針先をヒネリの派生としてin lineのままシャンク側、内側に曲げてあるのです。ギャップを広くした分だけ、針が回転しようとするため、それを防ぐ工夫です。

 さて、この2つの1.hook point,2.bend,gapという原則で一つだで触れていないのが、bend/ベンドの種類です。Round bendという形状が最も多いのですが、VMC社Barbarianトレブル・フックというのが合理的な形状をしています。
VMC Barbarian Hook
 画像は想像しやすいようにシングルフックを採用しました。注目するのはベンドつまり針先が貫通してからです。通常のラウンド・ベンドには無い、スムーズにベンドの最奥までフックを貫通させて魚を逃さない形状をしているということです。先に述べたように、EWGが良いという表現をするならば、このバーバリアンの方がもっと優れているということです。つまり何が言いたいのかというと、そのフックの特徴を表現する語彙を使って全然関係の無い性能のことを語るからおかしな話になるということです。バーバリアン・トレブル・フックを採用していた日本のメーカーがありましたが、分析間違いで、ベンドが利点なのに「刺さり」が良いと謳ってしまったということです。「刺さり」が良いのではなくて、「掛かり」が良いのです。一度刺さったら深く貫通させることができるためにバラしにくいというのが正しい表現だということです。
 大事なことなので何度でも言いますが、1.hook point,2.bend,gapという原則を分析しておかなければならないのです。その分析があってこそ、その他のフックを見たときにそのフックの利点が見えてくるのです。
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 さて、利点があれば欠点があります。どんな状況にも完璧に適したツールなど存在しません。Mustad社KVD Triple Gropで言えば、クランクベイトに使われています。クランクベイトというのは、バスの口の中に完全に飲み込まれる状態でバイトしてくる状態が最も適した条件です。従って、針先が貫通するための機会が多いため、針先を何としても掛けなければならないということは考慮されていないのです。逆に何としても針先を貫通させたいときには、Triple Gripやcurved pointは適していないということです。
 これがツールの使い分けということです。流行しているのだからそれが正解だろうと使い始めるというのは、キッカケはそれでも良いのかもしれませんが、そこから自分がどう分析してどう使うのかというのは、結局自身で決断しなければいけないことなのです。
 なぜラウンド・ベンドが今まで残っているのか、なぜその形状をしているのか、それらにはどのような機能や意味があるのか、一つづつ着実に自らに設問を重ね分析を行ったときに、自分に適したフックが見つかるのではないでしょうか。
 大事なことなので何度でも言いますが、全ては自分の収集した数々の情報を分析をして、今回の1.hook point,2.bend,gapという原則のような非常にシンプルな概念として、体系化をしておくことが非常に重要だということです。ただ音読するだけなら誰だってできますが、そこから得られるものを自ら見つけ出そうとしなければ、結局何も学べないということです。


 何が言いたいのかというと、わざわざKVD Elite Triple Grip TG76NP-BNをずっと取り上げていたのはTriple Gripという形状だからじゃねーよ(笑)Triple Gripなんて10年以上前からあるものを今更何を言ってるの?ということです。つまり、TG76NP-BNが他と優れている点はエクストラ・ショート・シャンクであるということです。さてシャンクという3つ目の役割が出てきました。あなたはどのような分析をするでしょうか。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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