People's minds are changed through observation and not through argument.

 タイトルの通り、人って非常に厄介なところがあります。「人々の知性、つまり判断力は観察という過程を通して変えざるをえないもの。しかし、それは議論によるものではない。」ということです。
 何が言いたいのかというと、基本的に普段から観察できる人なら良いけど、「観察できない連中」の方が圧倒的に多いじゃないですかということです。フック・サイズを変更してビルト・イン・アクションが変わったルアーを、目の前で見てもその変化にすら気がついていない人たち、「観察できない連中」で溢れかえっているということです。
 何度でも言いますが、五感が鈍っているというのは、状況が常に変化していることに注意しない、見過ごしてしまうという普段からの態度にあるのです。
 つまり、いくらこんな注意書き満載のブログを書こうとも、そもそも観察できない、五感が鈍った人の目に触れたところで、その人が読んだ内容は議論になるために不毛な時間というコストを消費するだけになるということです。つまり、以前とあるコメントをくださった例で言えば、「議論するのではなく、相手の観察力に任せるように、話者が言葉巧みに導いてあげれば良い。」という目的から方法論を考えれば良いわけです。
 大事なことなので何度でも言いますが、方法論なんていくらでもあって、どの方法論にしても利点と欠点がありますし、どの方法論をとったとしても結果は誰にもわからないのです。つまり、「目的」が一体何のかということを素早く把握して解説する必要性が出てくるのです。
 方法論なんていくらでもあるという例を釣りで考察するならば、ライン・サイズを下げることで魚をさらに釣り上げようとするのも、ライン・サイズを上げることでルアーのギヴン・アクションを変えてやることで魚をさらに釣り上げようとするのも、目的は魚の数をより釣り上げるという同じことであって、違うのは採用している方法だけだということです。そして、そのどちらが成功するのかという結果は、採用して実践してみないことには誰にもわからないのです。
 しかし、そもそも五感が鈍っているわけですから、根気よく観察するように促さないと、知性は決して急には得られないものです。脳が衰え始めるまでに習慣化しておくことが重要な課題です。これも大事なことなので何度でも言いますが、その脳が衰え始めるまでに習慣化する過程のことを「教育」と呼ぶのです。
 人の脳は、基本的に年齢と共に新しい情報をシャットアウトしていく傾向がありますから、とっくに脳が衰えている人にいくらそんな習慣化を促したところで、時間の無駄ということも十分にあり得ます。年齢を重ねてからも観察、勉強ができるというのは、教育過程で知性を得る習慣化ができていた証拠でもあるのです。年齢を重ねた人が「今更、新しいことは覚えられない。」という言い訳は、教育という学習、知性を得る習慣化という過程をいかに無駄に過ごしてきたのかということです。
 知能はその知的なことを解決する能力を言いますが、知性は知的なことに興味を持つことを言います。つまり、知能が低くたって、知性を得ることは誰にだってできることだったし、知的でいることは誰にだってできたはずなのです。

 さて前回のエントリーの意味で、メタ情報を分析して判断するという第六感を働かせてみると、他人の釣りをしている映像がどのように変わるのでしょうかという提案をしてみようと思います。
 産卵期にジャークベイトでどのようにして釣るのかというトピックですが、トピック以外のところを見てみましょう。
 Mike McClellandの後ろには、立ち木が1本立っています。つまり、ボート・ポジションは浅い場所にあるか、それとも立ち木があるその場所だけが水中では隆起していて、岬を形成しているのかもしれないという、具体的には示されていないメタ情報を読み取ることができます。
 そして、「なぜそのような浅い場所で釣りをしているのか?」という設問には、産卵期でバス、動画の場合スモールマウスが浅い場所に移動する時期だからということが言えます。
 もし、ボート・ポジションを含めて、釣りをしているこのエリア、場所全体が浅かったとしても産卵床が作られやすい地形、シャロー・フラットであるのは間違いなく、産卵床の有無の確認や、釣り易い個体の多数派がプリスポーンなのかポストスポーンなのかという確認をすることもできます。動画の場合では、Mike McClellandは釣れたスモールマウスをポストスポーンだと判断しています。
 加えて、もう一つの条件、立ち木の場所が岬になっていたとしたらという場合、やはり岬の先端の深いゾーンから浅い場所をベイト(ルアー)のゾーンを確実にコントロールしながら、産卵床に辿り着くまでのルートとなる地形の変化、ストラクチャーを探し釣り易い個体を探していくことになります。単純に隆起しているだけのハンプだった場合でも、沖のゾーンが深い側に近いシャローになるため、同様にゾーン・コントロールで産卵床までのルートを探していくという方法が有効です。

 冒頭は、Aaron Martensがクランクベイトを飲み込まれている場合、針を外すのは慎重にという解説です。
 しかし、これはトピック通り、"Fish the Contours"という等深線に合わせて釣りをしていくというのを見ていこうと思います。
 岸に向かって45度でキャストしていき、8-9ft(約2.4-2.7m)のゾーンをクランクベイトで釣っていくと動画内でも本人が解説しています。もし岬があった場合、深い水深は岸からは離れていくためボート・ポジションもそれに合わせて沖側へ移動させるということを解説しています。
 このように、別に等深線の入った地図がなくとも、湖岸線の変化を「観察」することから、水深が変化しているということを判断していけば良いわけです。その水深の変化に狙いを定めて釣っていく、これがストラクチャー・フィッシングです。

 大事なことなので何度でも言いますが、ストラクチャー・フィッシングの推奨は議論ではありません、今までの自身の観察から理解できないのだとすれば、それは第六感どころか五感すら衰えているのではないかと自分自身を疑う必要性があるということです。
 何が言いたいのかというと、バス・フィッシングの現状を考察すると、観察力が優れていないのだから、いくら時間というコストをかけようと、相手が議論で理解してくれたり、知性を得てくれる方がよっぽど楽だということです。

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