Everybody is ignorant, only on different subjects.

 たまには引用も何もないエントリーを連続投稿しておこうと思います。メインストリームは釣りのことですが、トピックは釣りとは少々違った視点からも見ていきたいと思います。


 釣りで「第六感」とは一体何のことを言うのでしょうか。
 まず国語辞典の定義を拾うと「理屈では説明のつかない、鋭く本質をつかむ心の働き。」とあります。

http://en.wikipedia.org/wiki/SixthSense
 彼らが考えている"SixthSense"というのは電子機器ではありますが、メタ情報を含めた様々な情報を自由に、そして瞬時に入手できる能力であり、常に正しい判断ができるようになるということです。
 この開発中のデバイスは、商品を見たらそれが環境配慮された商品なのかプロジェクターで手元に情報を映し出し知ることができたり、本を開けばAmazonのレビューを映し出しその場で知ることができるようになります。そして購入するという判断、決断を常に正しく下すことができるというのがこの"SixthSense"です。

 つまり、釣りで考えたときに「第六感」というのは、例えば魚の状況が、以前のエントリーのように3種に分類したとして、釣り易い魚がどこに居るのかというメタ情報を瞬間的に察知して、正しい決断を下し釣果を得るということです。メタ情報とは、つまりはっきりと具現して示されていない情報ということです。いくつかの確かな情報を読み取って自分の行動を決断し、不明虜な情報に辿り着く、つまり魚、釣果に的確に辿り着くというのは、確かに「第六感」と言えるのです。Bassmaster Elite Seriesで例示するならば、不明虜な状況の魚に対して、常に正しい決断を下したアングラーがトップになるのです。当ブログで追いかけているKevin VanDamや、2012 Classicを制したChris Laneのエリア移動という決断はその良い例です。

 さて、理屈では説明できないとありますが、釣りに関して果たして本当にそうなのかという点に当著者は疑問を持っているわけです。ただし、ここから先は哲学の範疇であり、答えが容易に出ない世界の話となるため、区切りとして自分の中で納得できる答えを持っておくことも大事なことだと考えています。
 簡単な例で言えば、産卵期のバスは、産卵に全く関係の無い小さなバスとで、理論的に釣り分けが可能だということです。
 そして、2012 ClassicのChris Laneの例で言えば、ベッドの魚を1か所で連日釣ってしまえば再び同じ場所に魚が供給されるまで時間がかかってしまうことから、移動回数を増やしたと考えることができるというのも理論だということです。しかし、1か所でどこまで釣り続けるのかという加減の判断があるわけですから、理屈ではない何かがあってもおかしくはないといった禅問答になったりするわけです。
 このようなことを"sixth sense"とは言わずに、"right decision/適切な決断"とUSA prosは言ったりもします。その"right decision"を常に理論化しているのではないかと、ジャーナルなどから読み取れるのは、やはりKVDとなるわけです。2011 Classicで、ベイトをスピナーベイトからスクエア・ビルに変更して結果を出したあの決断はまさに"right decision"であり、当著者が痺れるほど感動し、当ブログでは何度もそれについて言及してきたわけです。

 結局、僅かな違いに気がつくという感覚が必要なわけです。つまり、何も意識せずボーッとしているようでは、決して成せることではないと当ブログでは何度も申し上げてきたつもりです。
 大事なことなので何度でも言いますが、五感を研ぎ澄まそうと意識せずして、第六感も何もないということです。そう「第六感」という感覚は、USA的な捉え方をすると自ら正しい決断を下すという、受動的ではない、能動的な意味なのです。

 これも大事なことなので何度でも言いますが、意図することなくして高みを目指すことはできないのです。もし本当に理屈では説明のつかないことだとしても、「第六感」という正しい決断をしていこうという自発的な試みをなくして、「第六感」を使うことなどできないのです。

 以上のようなことを常に心に留めておくと、意識と無意識の境界という新たな疑問との出会いが待っています。これが自分の"interest-driven learning"なのです。




 さてここからは余談です。"Interest-driven learning"というのは、例えば、自分が釣りに関してのデジタルコンテンツをつくりたいと考えるならば、それ専門の知識、つまりプログラミングを勉強する必要に応じて学んでいく態度のことです。
 「バスを知ることが釣りの上達につながる。」と言ったのは故西山徹さんだったと記憶していますが、それもinterest-driven learningと言うことができます。
 さて当の本人は読んだことがないのですが、偶然見つけた興味深い書籍を紹介しておこうと思います。
 「なか身検索」ができるので、少し読んでみましたが理路整然としていて、さらに非常に読みやすい文体かと思われます。「視力の測定」、「色覚」、聴覚にあたる「内耳と側線」、「味覚と嗅覚」といったトピックがあり、釣りの対象の魚種が違っていても日本語で読める内容であることから参考になるのではないでしょうか。事前に知っていることだと、英語で読むことになってもそのバックグランドから情報を補完することができ、理解というプロセスを手助けしてくれます。
 索引に「オオクチバス」との語があるので、少しは触れられているのが確認できます。

 さてinterest-driven learningという知的好奇心をくすぐれたでしょうか。もし読者がそのようなタイプだとすれば、次に行うのは本に記載されている参考文献や論文といった資料を収集することです。
 「なか身検索」で示されている参考書は
(1)魚類の聴覚生理(添田秀男、畠山良己、川村軍蔵編)、恒星社厚生閣、東京、1998
(2)Chemoreception in Fishes (ed. by T. J. Hara). Elsevier, Amsterdam, Oxford, New York, 1982
(3)Sound Perception in Fishes. (ed. by A. Schuijf and A. D. Hawkins). Elsevier, Amsterdam, Oxford, New York, 1976
(4)System of Ophthalmology. vol.1 The Eye in Evolution. Sir S. Duke-Elder, Henly Kimptom, London, 1958
 1本目は日本語で読めるはずですし、残る3本はNew YorkとLondonと表記されていることからも英語であることがわかります。
 「国立国会図書館サーチ」を使用すれば、2本の書籍は簡単に探せした。右欄に所蔵している図書館も確認できます。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002680031-00
2本目も国立国会図書館に所蔵されているようです。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003116221-00

 最も簡単なことは同じ著者の書籍をAmazon内のリンクで探すというのもあります。
 生物学的な知識をどこまで噛み砕いて解説してくれているのかはわかりませんが、入門としているからには噛み砕かれていると思われます。
 同じリンクでも、万人に向けて読めるということを目的とした文庫本も出てきました。
 つまり文庫本というのは、知的好奇心をくすぐるキッカケとなるような内容を選択して装本されているのです。最初から知りたい詳細を自分で設問として持っているのならば、専門書を探せば良いですし、己の設問が一体何なのかがわからない場合は、文庫本のような入門書を探して読むのです。
 自分のような場合、設問はそれぞれの分野にそれぞれあるため、専門書を開くことが増えますが、他人に興味を持ってもらうという意味では、そういった文庫本のような内容を学んでおくことで、よりわかりやすい解説することができることもあるため、必要となることがあります。


 さて文献の検索ですが、何も商品リンクのAmazonだけが検索場所ではありません。
Webcat Plus」  例えばこのWebcat Plusは、蔵書検索に「連想検索」機能が発達していて、調べたい内容を文章で入力しても、それに関連した蔵書を検索結果に示してくれる優れものです。
CiNii」  そのまま論文を探せる検索サイトです。そしてオープンソースであれば、PDFで内容を閲覧できるという、これも便利なサイトです。目的のものは公開されていなかったのですが、「日本水産学会誌」はオープンソースで読むことができます。
 中でも「琵琶湖南湖における超音波テレメトリーを用いたニゴロブナ成魚の行動測定(短報)」なんかは面白いのではないでしょうか。日本でも超音波テレメトリーが使われているのです。リンク先「この論文を読む/探す」という欄の「CiNii 論文PDF - オープンアクセス」をクリックするとPDFファイル形式で読むことができます。
 このように知らないからと、「魚に聞いてみなければわからない。」と言い訳し、そのまま放ったかしにしていることが山積しているわけですが、このような地道な実験をされている方々がいることを忘れてはいけません。

 このようにinterst-driven learningで何を学んでもらっても構わないのですが、元々自分の興味というのは、以下のような書籍の内容にあります。
 レビューにもありますが、「意識」を扱うことによる「主観的感覚」という問題です。軽々しく扱える課題でもないので、詳細はご自身のinterst-driven learningにお任せします。いずれにせよ、最先端の研究を見れば見るほどに、設問いうのは増えていきます。そこで必要となるのは、理解していることで今出せる最適な解は何なのかという自分なりの合意だということです。今わかっていないから、わからないのではなく、今わかっていることから導きだせる自分なりの答えを持つということです。
 つまり、どんな趣味であろうと、バス・フィッシングにだって学ぶ楽しみを見つけてしまえば、死ぬまで楽しめるのは間違いないのです。以上のような楽しみを見つけた上で、何を実践していくべきなのかということが、理論や体系化と普段から申し上げていることなのです。

Post a comment

Private comment

Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4