A remark generally hurts in proportion to its truth.

 バスの生態について何も理解していない人として、秦拓馬に続き川畑文哉が追加されました。あとクランクベイトやスピナーベイトを何も考えずにキャストしてリトリーブすれば釣れるとか考えている、理論が全く無い人の釣り見たって、他人が釣っている魚を見ているだけなんだから何にも面白くないという代表に伊豫部健が挙げられます。
「琵琶湖のガイド連中って本当に何なの?バカなの?死ぬの?」
 これぐらい煽っておけば彼らも少しは「勉強」を始めるのでしょうか? ええ、きっと始めないという偏見があります。

 さて、その全く推奨できないchaotic actionの詳細ですが、
・水温は14.5℃
・すぐ近くに桜がまだ咲いている。
・釣っている当人は産卵床を確認できず。
・ソフト・プラスティックでボトムまで落として釣った。
・釣った場所は岩盤質の岬。
・狙いは岬にある小さな張り出し(secondary point/セカンダリー・ポイント)も含む。

 これってプリスポーンを狙っている基本だなと思っていると、釣っている当の本人は
「ポストスポーンの魚ですね。」( ゚д゚ )と言ったわけです。
 もしポストスポーンの魚が多数派なら産卵床が見えるなり、稚魚を守っているオスが少なからず見えないとおかしいですよね? しかも水温15℃まで到達していないし、従って卵が孵化するのに時間がかかるわけですから、もしポストスポーンの魚が存在していたとしても非常に少ない、超少数派になるわけですから狙いをつけて釣るには全く見当外れの魚ですよね。Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
 加えて、彼らが良く言う尻尾が欠けたり、切れているからポストスポーンという、(ベッドの卵や稚魚を守っている魚の可能性もあるのに)よくわからない判断基準があるはずなのに、その釣った魚体の尻尾は美しく切れてもいませんでした。

 つまり、ポストスポーンを釣っていると本人は考えているけれど、それってプリスポーンの魚ですよね? という横文字、カタカナを使いたいだけの、言葉の意味や本質を全く理解していない、酷い内容を見たわけです。釣りビジョンの編集も気がつけよというツッコミを同時に入れらるわけですが、バス・フィッシングを勉強してちゃんと理解している人なんて日本に住んでいるわけがないので修正されるはずもない無理なお話です。

 プリスポーン、スポーニング、ポストスポーンという、たかだか3つの言葉の意味がちゃんと理解されるのはいつの日になるのでしょうか。日本でバス・フィッシングが流行、トレンド、ファッションとなって専門雑誌が20年以上発行されている現状で、そのあたりが理解されていないというのは、いかに趣味に体系化や理論化という楽しみが持ち込まれていないのかということがよくわかります。
 どんな趣味であったとしても、趣味に理論をなくして、一体何を楽しめというのでしょうか。趣味の中に理論を見出すからこそ飽きずにいつまでも楽しめるのではないでしょうか。

 前のエントリーで触れていますが、プリスポーンとポストスポーンの魚は、産卵床まで同じルートを辿るわけですから、同じセカンダリー・ポイントなどのスポットで、ゾーンとスピードをコントロールして釣り分けることが可能だということです。水温が15℃を越えて安定していないのにも関わらず、プリスポーンの魚が探せないからといって、ポストスポーンと言ってしまうのはラージマウスの生態について何も知らないのと同じです。そういった場合、ディープ側で少し季節を戻した釣りを展開してやる必要性があるのです。
 そしてポストスポーンの魚を探すならば、ソフト・プラスティックを使った場合、ボトムを意識した釣りではなく、落とし込みのフォールで釣る必要性がでてくるのが基本です。
 ここ数日のその辺の適当なブログを読んで、ベッドの魚が見えない状況にも関わらず、ポストスポーンなんて魚の存在に言及している人がいたら、間違いなく魚を分析して釣りをすることに長けた人ではないということが言い切れます。そう、そんな魚が10尾居たところで、間違いなく少数派であって、メインで「狙えるような魚ではない」、または狙ったところで数が居ないのだからそもそも成功しないのです。つまりそんな魚の存在に言及したところで、多数派はプリスポーンや産卵に関係のない魚なのだから「最も釣り易い魚を釣る」釣りの基本を崩しにかかっているとしか考えられないのです。
 そういう連中が、前回少し言及した、フロッグなどを使用するような、わざわざ難しい釣り方で釣ろうとして、本当に伝えなければいけない大事な基本を廃れさせる原因となるわけです。何が言いたいのかというと、ガイドなんてやっている連中のほとんどが、まずバス・フィッシングの基本ができていないということです。

 あと釣れてくる小さな魚をオスだとすぐに言う人たちがいますが、どのように判断しているのでしょうか? 生物学者でも解剖してみないことには正確な性別はわかりません。つまり、小さいからオスだという分類は間違いであって、もしこの季節に魚を分類するならば、産卵に関係がある魚か、関係のない魚かの2種類にするべきだということです。

 大事なことなので何度でも言いますが、基本がなければ、応用もないのです。

Post a comment

Private comment

No title

『そもそも基本て何??自分が正しいなんて姿勢で話されても困るんですけど(笑)』って地元ベテランアングラーに言われたことがあります...
こういう人ほどトーナメント思考が強く、日本のバスプロ大好きなんだよなぁ。まさに負のスパイラル。

Re: No title

コメントありがとうございます。それも非常にコメントしにくい内容にして頂いて感謝です。
 さて基本ですが、「バスの目の前に、アングラーが自らベイト(ルアー)を持って行く、プレゼンテーションしてやること。」です。従って「バスが好む生息環境を知っていないことには、ベイトをバスの目の前に効率的に持って行けない、無駄にキャスト回数が増えてしまうだけ。」ということですね。

 バスの生理学的に好む場所へベイトをプレゼンテーションしてあげることが、釣果への最短距離になるということが理解されていない状態かと思います。つまり、ルアーをバスの目の前にプレゼンテーションしてあげるという前提がないのだと思います。そして、魚の目の前にベイトを送り込むのは、実はルアーだけの話ではなく、餌釣りでも同じだったりします。このような分析をすれば、「アユのおとり釣り」も鮎の目の前に鮎をプレゼンテーションすることが基本ですから、日本独自の釣りと言ったって魚種と方法論は確かに特殊でも、釣りとしての「基本」は同じなんですよね。

 「教える」というのは「実践する」ことよりも非常に難しいことだと思います。まずは教える側が丁寧に「なぜそうなのか?」ということを理解しておくことはもちろん、相手が質問してこなくても、自分で「どうしてそうなると思いますか?」と質問を相手に例示することで、相手を少し考えさせながら、適切な間をつくってやり、話を論理的に説明する必要もあったりします。この話術は、会議で行うプレゼンテーションの技術と同じです。つまり、プレゼンテーションなのですから釣りと同じで、相手に合わせた、相手が理解しやすいような方法論を示すことで相手を「理論」に食いつかせるように仕向けてやるわけです。もちろん相手のことを外見、会話というわずかな情報の中から瞬時に分析し、方法論を構築しなければいけませんから、魚釣りと同じぐらい難しいものですが、楽しさを見出せれば自分のものとなったも同然です。

 以上のことから、普段から「なぜ?」、「どうして?」と絶えず設問を持ちながら情報を収集し、分析するといった「勉強する」ことが重要なのだと思っています。問題は、その設問へ答えるために必要な情報が、日本語の文献からはまず見つからないということですね(;´Д`)

Re: Re: No title

追記
 正確には鮎は「友釣り」です。しかし、"bait/ベイト"というのは活き餌もルアーも含まれた語彙であって、"bait pricing/おとり価格"のようにも使われることがあることから、あえて「オトリ釣り」と表記しています。「ベイト」という語が広義であることを認識してほしいところです。
 つまり、「ベイトフィッシュ」のことを「ベイト」って略して言うけど、活き餌もルアーも「ベイト」でしょ?というメタなツッコミです。
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4