ゆとり教育で若者は土曜の半ドンで生まれる恋を失ったのです

 多くの人は待っていなかったであろう、エントリーがやっと完成しました。フッキングに関するデータのエントリーです。それでは、1980年代のBassmaster Magazineから、当時のアングラーたちは何を考え、何を行ってきたのか、自分はそんなイデオロギーに注目したということだけ先に申し上げておきます。


It Takes More Than A Big Jerk
By John Weiss
Driving the steel into a bass' jaw involves more tackle factors than you might think...

 1973年5月、私はそれをきっと忘れることができないでしょう。雪解けが通常より遅れたことで、五大湖周辺の州では、予測されるバスの行動がわずかに早くなっていました。あと数週間ですら待ちきれない思いへの唯一の代替案は、南に向かうことです。この救いようのない漁師的な追求への熱狂は、BASSerを何時間もかかる往路へと駆り立てます。
 私はここ数日、ボートを牽引して州を越えてドライヴするというとっさの思いつきをしても、衝動に駆られて行動することはありませんでした。しかし、そのときは全く違いました、Ol' Linesides[現在はスヌークの別称として存在、この頃は年齢を重ねた大型バスの意味]を探す1,000-mileの小旅行はgood ol' boys[粗野だが人懐こく、家族や友人を大切にするが知的関心は低い、南部の田舎に住む白人のステレオタイプ]にとっては、普通の、朝飯前のことでした。何が起こったのか、長い旅路には何もありませんでした。それには2人のプロフェッショナル・フィッシャーマンが関与しており、彼らのhook-setting/フッキング方法の多様性について、さらに焦点をより明確にした"technique/テクニック"という側面から知ることができるということでした。
 Ohio州からSouth Carolina州の旅行中に最初の到達地点で、Tennesee州でbrown bass[スモールマウス]にも通じる古くからの友人Billy Westmorlandと出会いました。誰もこの熊のような、屈強な見た目の男を、紹介しませんでした。特大の体型は、彼がフッキングするときには、フィッシング・ロッドもラインもブレイクしてしまうのではないかと、すぐに思いつかせるほどでした。しかし実際には、それは全く違うのです。
 Dale Hollowのultra-clear water/非常に透明度の高い水域で、Westmorlandはスモールマウス・バスを釣るために軽量のスピニング・タックルを使用します。それは、蜘蛛の糸のように細い、通常4か6-pound testラインを使用し、1日の釣行でバネばかりで魚を検量する度に絶え間なく確認をすることを意味します。モノフィラメントに保険をかけて、確実に1 1/2 poundsの力でドラグが滑り出すように設定します。
 彼はこの道具で、何尾ものスモールマウスを10 pounds以上釣り上げます。それは粗野なフッキングをして大きな魚をボートに釣り上げるイメージとは全く違うという証拠です。さらにそれには多くの経験が必要です。
 確かに、大柄な体型のBASSerが魚を釣り上げるのを見ていると、何の前触れもないように見えてしまいます。しかし、そこにはわずかな、正式な手首の使い方があります。彼は魚を掴むときに針が外れることで何尾かの魚を逃すこともあります。そして、彼は釣りをしているとき、フッキング動作をするときは座った状態です。
 後に、South Carolina州のSantee-Cooper Lakeで私が見た、Inky Davisは全くの逆のイメージでした。最初に彼の体格は、Westmorlandの半分のサイズです。しかし、Inky Davisはジャングルのようなカヴァーへ硬いベイトキャスティング・タックルに、30-pound testぐらいのヘヴィー・ラインを使って釣りをするのです。彼はドラグを完全に締めて、何があってもラインが一切出ないようにします。
 フッキングの前触れは、Davisが急に立ち上がり、足をしっかり着地させ、次に大声が響きます。彼のフィッシング・パートナーは、激しく交互に揺れるボートに、シートにしっかり掴まっているように警告します。
 Inky Davisは実際に、時折ロッドを折り、ラインも切ってしまいます。それでも、毎年彼は、他のアングラーたちが避けるような貫けそうにないカヴァーから、多くの10-pound-plusのウェイトのあるバスを何尾も釣ります。

Hook-Setting Method That's Right For You?
 この2つの両極端な例の中に、あなたに適しているフッキング方法があります。または普段どういった場所で釣りをする機会が多いかという、水系やカヴァーの種類といった状況によって、両方が必要になるかもしれません。
 Du Pont社とBerkley社の2社のタックル・カンパニーは、フッキングに物理学の何が主に関与しているのか調査したいと考えていました。なぜなのか、理解するのは簡単なことです。両社は高品質のナイロン・モノフィラメントを生産しています。そして、それぞれのラインの特定の性質が、バスがバイトときにアングラーがそれに反応できるように、常に役割を果たしているのかということです。
 Stren lineを作るDelaware州WilmingtonにあるDu Pont社は、エキスパートのHomer Circleと偶然同じフッキングへの疑問を持っていたこともあり、その疑問を調査し始めました。強いチームワークで、様々なロッドとリールを使用し、フッキングのテクニックが研究されました。(If you want to review the detailed study, obtain a copy of the May, 1978 issue of Sport Afield.)
 要約すると、Homer Circleの使ったロッドは、ultra-light to heavyで、フッキングの距離は5 to 55 feetで実験しました。様々なロッドで、ラインの先へどれだけの物理的エネルギーが伝達するのかを実験し、そのためにファイバーグラスで5-poundのバスのレプリカも作成されました。
 この[レプリカの]「魚」はneutral buoyancy/中立浮力で、ダイヴァーによって様々な水深に設置されました。その中には、アングラーがフッキング動作のために振り切る様々なロッドに違った距離からラインの先にどれだけのエネルギーが伝達されたかを示すポンド数がわかる計測器が組み込まれています。
 Regular Hook-set -  この調査で、Circleは2種類の方法が、その他の方法より優れていることを発見しました。彼は最初の方法を"regular set/通常の"と名付けました。
 この方法は多くのアングラーたちが、キャスティングやフリッピングを問わず、ワームやサラマンダーといったソフト・プラスティック・ルアー、ポーク・リンド、大型のsouthern shinerや小型のミノー、ミミズといったライヴ・ベイトを使っているときに、行っているテクニックです。それは魚からの感触があれば、腕を伸ばしながらロッド・ティップを魚に向けて倒し、同時にこれによって生まれるスラックを巻き取り、ロッドを持つ手を頭上高く鋭く振り上げます。
 The Speed Set -  2つ目の方法は、"speed set"と名付けられ、これはクランクベイト、スピナーベイトやその他のtight line/糸張りで使うartificial luresで使うものです。
 驚くほどのことではありませんが、Circleは"speed set"が"regular set"よりも36%以上の確率で魚を掛けられる、効果的であることを究明しました。「私は、一つの理由、時間的要因が関与していると考えています。」
 言いかえれば、"regular set"には時間的にわずかな遅れが生じますが、"speed set"はバスがルアーに反応してきた瞬間に反応することができます。これはBASSerに語られている、プラスティック・ワームや他のソフト・ベイトが、スプーンやプラグ、スピナーベイトといったハード・ベイトと比較して、ストライクしてきたバスの多くを逃す理由の一つであると説明できます。
 ソフト・ルアーを使っている場合、アングラーが、いつも長く遅らせてフッキングをするということは、フッキングを成功させる機会を失っているということを意味します。しかし、ハード・ルアーでは、バスへの状況が大抵少し違っています。(1)プラグやスプーンは通常スピードが速く動いていること。(2)そして、ラインが張っている状態であることから、バスが動いているベイトにヒットしてきたことが明確にわかります。
 ほとんど自動的に、瞬間的な接触がフッキングになるのです。しばしばアングラーたちによって、保険としてロッドでフッキング動作を行います。
 Two-Handed Set -  Homer Circleは他にも興味深い、BASSerにとって有益になると確信できるいくつかのことを解明しました。始めにスピニングであろうとベイトキャスティング・タックルであろうと関係無く、a two-handed hook-set/両手でのフッキングが、one-handed/片手より2倍以上効果的であるということです。
 これを最初に行ってみたところ、不快でぎこちなく、そしてジャグラーのような器用さが必要であるように思いました。しかし、何度か練習すればすぐに、他の方法より明らかに優れていることがわかりました。
 両手でのフッキング動作は、リール・ハンドルを回す方の左右どちらかの手を、ストライクを感じたら瞬間的にリールの上にあるフォア・グリップに持って行くというものです。
 アングラーは、鋭くロッドを煽った次の瞬間、フォア・グリップを握っている側の手は後ろに引っぱり、下でグリップを握っている手を前に押し出します。このとき針は確実に魚に掛かるので、フォア・グリップを握る手をリール・ハンドルに戻して、バスと対当します。
 この片手は引っぱり、もう片方を押し出すという、2つの全く別方向に作用する力をhand-shuffling/手の動作でつくると、瞬間的なエネルギーが生まれます。これによって、片手をリール・ハンドルに残したまま釣り続けるより明白な違いが出ます。
 Long Vs. Short Rods -  これは多くのBassmastersを驚かせることになりました。特にフライロッドや、一般的なフリッピング・ロッドを使っても、ショート・ロッドと比べて、ほとんどの検証でフッキングの角度を上げて、フッキング率を高めることができないということです。全てのロング・ロッドはアングラーにわずかに遠くまでキャストの距離を伸ばすことを可能にするだけだったのです。
 違ったレングスのロッドが曲げられるか、"loaded/ロッドが重さを担ぐ"ことで生じる、いくつかの主要な働きを見ていくことにします。多くのアングラーたちは、ロング・ロッドは大きな円弧をつくることから十分な長さのラインを運ぶことができ、後ろに長い距離を引っ張ることが可能であると、誤解してしまっていることです。ラインのstrech/ストレッチ・伸びという要素は無視できるほどになっています。しかしながら、より多くのエネルギーはロッドのレングスを伝わって結局はフックまで届きます。これは両方ともに虚偽と真実があります。
 それは、ロング・ロッドで、アングラーはより長いラインをコントロールすることができるのは事実です。しかし、フッキングに関しては、ロング・ロッドの長さによる必然的な柔らかさという特徴によって、アングラーが集めようとしたエネルギーを吸収することで、いくぶん相殺されてしまうということを意味しています。
 ショート・ロッドと比較すると、より短いロッドは大きな円弧をつくることができず、アングラーはスラック・ラインやライン・ストレッチを無くすようなコントロールをすることができません。しかし、ここにも同様に相殺が存在します。一般的に使用されている多くのショート・ロッドが、stiff-action/硬くつくられているという事実から、結果的に、バスのストライクがあっても、ラインの先端には十分なエネルギーを伝達することができるのです。
 ロッドに使用される実際の素材もフッキングに大きな作用をもたらすことはなく、全てが同等でした。我々はロッドがグラファイトかボロンか、そのコンポジットか、十分に把握していましたが、どれもわずかなバイトでも察知できるほど感度の高いロッドでした。Homer Circleは、従来のファイバーグラス・ロッドでも、フッキングで得られるエネルギーは同等であると断定しています。
 これを書いている時点で、我々はケブラーを混ぜたファイバーグラス・ロッドについては良く知らず、それはフッキングへの有効性に関してもそうです。産業からの最初の見解は、新しいファイバー・コンポジットは、ファイバーグラスだけよりも、多くのエネルギーを伝達するとしています。
 Standing Vs. Sitting -  Homer Circleが発見したフッキングに関してもう一つの要素は、釣りをしているときに座らずに、立つことを選ぶということです。
 今日では、多くのB.A.S.S tournament prosは、以下に示すいくつかの理由から立って釣ることを好みます。
 プロたちは、それによって注意を怠らない、油断しないと信じています。
 彼らのキャスティングの精度が上がった。
 水中のカヴァーをよく見ることができる。
 ストライクがあり、フッキングするときに"leverage/てこの作用"をより有効に使うことができるため。
 最初の3つは根拠の確かなものです。しかしCircleの実験結果は立ってフッキングすることでの利点は得られませんでした。またフッキング方法の"regular"でも、立っても座っていても同じleverageが得られます。そして、"speed set"の方法では、座っているときでも18%以上の効果を得られます。

What Is Your Hook-Setting Quotient?
 Iowa州Spirit LakeのBerkley CompanyはTrilene nylon lineのメーカーとして、フッキングのこの実験に参加しました。彼らは一体何を学んだのか、そしてアングラーたち自身に何を示すのか、多くの見識を提供することができます。
 1979年のBerkley's Sportfishing Workshop/研修会で、私たちは最初にフィッシャーマンがあまり重要視してこなかった、フッキングを試みたときに最低でもどれだけのエネルギーが伝達されるのかということについての発見がありました。
 How Much Force? -  これを裏付けるために、大勢のフィッシャーマンに、彼らに選ばせたロッドでフッキング動作をして、バネばかりに何ポンドぐらいの力がかかるのか「予想」してもらいました。何人かのアングラーたちは、最低18 poundsの力がかかると推測しました。
 次にそれぞれのアングラーにスラック・ラインをつくってもらい、ダイヴァーにラインの結ばれた計測器を水中へ持って行ってもらいます。様々な距離にダイヴァーはそれを設置して、魚がルアーにヒットしたように少し引っ張って準備ができたことを知らせます。疑問をもったアングラーはフックのバーブまで貫通させようとロッドを振り上げます。どれぐらいのポンド数が伝達されたのか、皆に見えるように計測器に記録されました。意気揚々としていた多くの人々が意気消沈しました。計測器には平均でわずか3-poundまでしか引っ張ることができなかったのです。そして数名の非常に体格の良い人でも、6 to 8-poundsのエネルギーしか集めることができず、50%の人々は2-poundsの力すらかけることができなかったのです。
 この実験の目的は、多くのバス・アングラーたちがフッキングで伝達される力を過大評価していることの良い例となります。彼らは、魚がストライクしてきたことを感じても、考えていた以上に、フッキング時の力は達成されていないのです。フックを貫通させるのに多くのエネルギーが必要だと一般的に広く信じられているのに対して、実際にバスの口へフックを貫通させるのにそれほどのポンド数は必要ないことを後述します。
 Hook-Setting Result -  1980年、Florida州Ocalaで行われたBerkley's Workshopまで様々なフッキングの実験が行われました。しかし、1つづつのテストで定期的にデータを確実にとっていたのは、参加した中でたった一人のアングラーでした。それがなければ、アングラーは、水中の計測器を様々な距離に置いて、最大ポンド数がどれだけ計測されるのか再現することができません。以下は、2種類のラインを使用して、多くの距離から計測した結果です。
hook-setting2
 アングラーたちは、ライト・ラインを使っていようと、ヘヴィー・ラインであろうと、ショート・キャストという条件でフックに多くのエネルギーを伝達することができるという明白な結論が出ました。これは特定の高い数字のフッキング・エネルギーが必要な、例えば"Texas-style"のプラスティック・ワームを使用した釣りなどに、非常に貴重な情報です。
 実験結果から得られたいくつかの発見に戻りましょう。アングラーがフッキングによって集めたエネルギーは、ほとんどの距離において、20-pound test(現在Trilene XT=.48mm, 30lb/7号=.435mm, 8号=.47mm)より8-pound test(現在Trilene XL=.254mm, 2.5号=.260mm)の方が高い数字が出たのです。
 どうしてこのようなことになるのでしょうか。BASSerは20-pound lineを使わずに8-pound lineを使うべきなのでしょうか?答えとして、それは違います。
 20-pound test lineは、大型のバスを濃いヘヴィー・カヴァーから確実に釣り上げるのに必要となります。ただ、フッキングをするときに、細いpound testラインがわずかな利点を持っているだけです。
 Line Diameter? -  BerkleyのPaul Johnsonの説明によれば、それは表示されるpound-testの数字ではなく、line diameter/ラインの直径が関与しているということです。以下がその理由です。
 「フィッシャーマンがフッキングしようとするとき、彼はフックから真っすぐ伸びたラインを引っ張るわけではありません。そこにはラインに大きな弛みがあるのです。低いポンド・テスト・ラインは水の抵抗が少なく、結果的に太い直径、高いポンド・テストのラインを超えた結果を出したのです。つまりアングラーはフッキングするためにはより大きなエネルギーの伝達が必要なのです。」とJohnsonは説明します。しかし、彼はこう続けました。
 「しかしながら、同じポンド・テスト・ラインでも、太い直径よりも、小さな直径のラインを使用している方がフッキングが効果的であるということが言えます。」
 推察するように、Trilene linesはより小さな直径のラインを作っています。Berkleyの公式見解でも「私たちは魚に可能な限り見えないラインを、それだけでなく私たちはアングラーに魚がストライクしたときにフッキング率を上げることを考えています。」と言っています。
 様々なルアーの会社からも近い将来大きな急進展を見ることができるでしょう。「Rebel lureをつくる人々は、私に、彼らは今彼らのベイトを使うときには特定のラインをだけを使うことをフィッシャーマンに推奨していると教えてくれました。」とPaul Johnsonは言います。「Plastic Research and Development Company(Rebel)は水中でのルアー・アクション、振動、音といった実験の最前線にいます。そして彼らは市場にある大きな直径のラインは、本来のルアー・アクションを抑制したり、ラトル音を弱めたりすることがあると学びました。単純に大きな直径のラインは水の抵抗を受けてしまうためです。」
 「さらに、ルアー・アクションや水中の音を弱めてしまう効果は、ループ・ノットを組んだり、スプリット・リングやスナップを使ったとしても、簡単に除外することではありません。」とJohnsonは続けます。「ラインの直径は問題の原因です。予想されるカヴァーや魚のサイズに合わせてラインの直径の小さなものを選択することが、メーカーがルアーに込めた最大限のアクションを達成させることができるのです。」

Needle-Sharp Hooks Are Crucial
 他にもPaul Johnsonは、魚の口の様々な場所に違いのあるフックを使用して、どれだけのポンド数の力をかければ良いのか調べました。バスは2 1/2 pounderを丁寧に押さえ、バネばかりを使い、新しいフック、新しいフックを研いだもの、切れないフックの貫通する能力を計測します。鋭さの他にも、全てのフックは、多くのBASSerがプラスティック・ワームの釣りで使うフックと同じように、ロング・シャンクのSproat 2/0サイズを使用します。
 Point Of Order -  バスの口の4か所で判断しました。(1)左側の口の中で、皮膚の薄い場所、(2)右側の口の奥で、硬い骨板で覆われた、厚い軟骨がある場所、(3)下顎の口の中、舌のある場所、(4)上顎の口の中。
 以下の表はそれぞれの場所に、それぞれのフックで貫通したポンド数に対応しています。
hook-setting1
 Sharpen All Hooks -  この実験結果から得られた確かなことは、昔からアングラーたちへアドヴァイスされていたことです。
 新しいフックは、魚やカヴァーに繰り返し接触して切れなくなったフックより、簡単に貫通させることができます。
 新しいフックを箱から出したときに、既に鋭さはありますが、もしアングラーが1分でもヤスリや砥石で研ぐ時間をつくったならば、そのよく研がれたフックはより優れた貫通性能を持ちます。
 一つ、研がれたフックが、研いでいない新しいフックより、バスの下顎[#3]を貫通するのにより大きなポンド数の力が必要なことに、「科学者」から何の説明もありません。Paul Johnsonは、時々起こりえるこのような予測できない出来事の一つだと結論づけました。
 「バスの口の中は均一ではありません。」とJohnsonは説明します。「その場所は薄い皮膚に厚い軟骨、硬い板のような物質でできています。ときにフックが上顎に接触してすぐに貫通することもありますが、刺さる前にわずかに滑ってしまったり、刺さらずに完全に滑って魚を逃してしまうこともあります。」
 「ルアーのフックを付ける位置は、フックがバスの口の中のどこに接触するかわからないにも関わらず、無意識に統一されています。我々はフックを間違った場所に刺すことを学ぶことで、わずかに刺す場所を変えていき、ストライクしてきた魚をフッキングできる割合を大きく増やすこともできます。」
 「我々はとても多くのことを学ぶことができるはずです。しかしながら、我々はこれらの事象を正しい視点、正しく俯瞰していなければなりません。我々は常に、不透明な世界に居る生き物と、ある一定のレヴェルの不確定要素を除いた予測や計算できない、変わりやすくコントロールできない無限の謎を解くように、対峙していくことになるでしょう。」とJohnsonは指摘しました。

Consider Line Strech
 1980年Berkley's Sportfishing Workshopの最後の実験は、8種類の有名なナイロン・ラインを、50 footの長さでそれぞれ切れるまでのstretch/伸びの傾向を比較調査しました。
 ナイロン・モノフィラメントに加えて、seven-strand wire line/7本縒りのワイヤー・ラインとbraided Dacron/ダクロンのブレイデッド・ラインを含めて実験します。それを追加する理由は、最近の多くのCalifornia州のアングラーたちが、夏のSan Diego City Reservoirsで、同じ州内で他のアングラーたちがstriped bass/ストライパーをディープ・トローリングで狙っているときに、巨大なバスを水深80 feetで狙うためにワイヤー・ラインを好んで使用しているためです。これらのテクニックはより洗練され、国内の他の地域にもすぐに広まったと考えられています。同様に、多くの場所で、ブレイデッド・ラインは伸び率が非常に低いという特性から、特定のBASSerに普及しています。
 Line-Strech Study -  以下がライン・ストレッチの値を示す表です。
line stretch_hook-setting
 この比較は、同じpound-test表記のラインで行われ、それぞれのブランドのラインの幅広い固有のstretch/伸びの特性を見ることができます。これはアングラーたちにとって、最も採用する釣りのスタイルに従って、どのようなラインを購入するのかを熟考するために非常に重要な情報です。
 言いかえれば、もしBASSerがgin-clear/水の透明度が非常に高い場所で釣りをすることから、ロング・キャストが必要になったとすれば、ストライクがあったときにフックに十分なエネルギーを伝達するために、ライン・ストレッチは最小のものを選ぶことになります。覚えておかなければならないのは、前述したラインの直径の役割もあります。
 反対に、off-colored water/濁った水でフリッピングをする場合、ルアーとボートの距離から、数ヤード以上のラインが必要がありません。そして大型のバスは簡単に吐き出してしまうため、不快な衝撃を吸収するために多少ライン・ストレッチのあるものを必要とすることになるでしょう。
 もう一つ触れておかなければならないのは、表の上部にあるbraided Dacronの特性です。これは他に実験したどのナイロン・ラインと比べても伸びが少ないのですが、特筆した違いがないようにも見えます。しかし、確実に伸びは少ないのです。
 そして、この実験データはdry state/乾燥状態でのものです。ナイロン・ラインで釣りをすれば、ラインはすぐに水を吸収し、伸縮性を増し、40%も伸びるようになってしまいます。しかし、Dacronは水を吸収しないことから、ライン・ストレッチは変化しません。

Pulling It All Together
 さて、このような関連性の無いように思える実験を、どのようにバス・フィッシングに適用するべきでしょうか。
 我々は今、フッキングに身体能力が重要ではないことを明白に理解しています。思い出して欲しいのは、水中でダイヴァーがバネばかりの計測器を持って、フッキング・エネルギーの平均値を出した実験で、参加したアングラーたちの平均値がたった3 poundsだったということです。
 それは不十分かに感じられますが、次に示した生きたバスへのフックの貫通性能の実験で、我々は通常そのわずかな力で十分だということを学びました。中には、よく研いだ新しいフックであれば、魚の顎の左側にはわずか1/8 poundの力で貫通させることができました。
 私たちはロッドの素材がフッキングにおいて重要でないことを知っています。そしてロッド・レングスも関係ありません。
 Hook-Setting Pointers -  以下はその極めて重要なことのリストです。
 アングラーの使用するフックの鋭さの程度。
 アングラーが、フッキングの方法に、片手で行おうと、両手で行おうと関係ないこと。
 アングラーが、"regular set"か"speed set"のどちらを使っても同じこと。
 バスのストライクがあったとき、アングラーは立っていても座っていても変わらないこと。
 使っているラインの直径。
 アングラーがロング・キャストをしようと、ボートの近くでラインのレングスが短くても変わらないこと。
 アングラーが特定のブランドや種類といった様々なライン(ナイロンと比較してワイヤーやダクロン)の"stretch/伸び"の傾向を熟考しても、それぞれ採用する釣りのスタイルによって最適なものが変わること。

How To Battle A Bass
 バスに針を掛けてから、バスを釣り上げるまでのファイティング動作には、今までのような表にできるような、適切な一つの方法というのがありません。それは単純に、非常に変わりやすいことが含まれているからです。
 前述のBilly Westmorlandは、バスと対峙するときは丁寧な方法を選びます。なぜなら彼は、featherweight tackle/ライト・タックルを選択して使用しているためです。そしてWestmorlandは、カヴァーのない水域で釣りをしているため、うまくやり過ごせるのです。
 全く反対の例がInky Davisです。私は彼が12-poundsのバスを素早く、ちょうど10秒でボートに取り込んでいるのを見たことがあります。彼は硬いロッドにライン・サイズを25 to 40-pound testを選択して、うまくやり過ごしています。
 つまり、Davisはカヴァーの種類に合わせたこの強さを求めます。バスはカヴァーの奥に縫い込まれたラインによって素早く抜き上げられます。
 全てのBassasterにとって、先の科学的な調査と並行してこれは重要なことです。正しい判断によって調整していくことが賢明です。柔軟な発想を持ちながら、様々な実験から得られた発見を、あなた自信の釣りのスタイルに適用するべきです。あなたに最適なものが見つかると同時に、例示した方法が必要ない場合もあるでしょう。
 Rule To Remember -  今まで述べてきたことを除いて、全てのバス・アングラーたちが覚えておくべな、いくつかの一般的な経験則があります。
 最初に、ライト・タックルは小さなフックを必要とします。
 もしあなたが6-pound test lineに2-ounceのスピニング・ロッドで釣りをしていたら、魚のストライクにロッドを激しく振り抜くとラインを切ってしまうことになりかねません。鋭い針先を持つ小さなフックを使うことで、小さな力で貫通させることができ、しっかりと掛けることができます。
 様々な釣りの状況に合わせて、タックルのサイズやウェイトを上げなければならないことがあります。そしてそれに合わせて徐々に大きなフックが必要となりますが、可能な限り鋭さを保っているようにします。
 BASSerがしてはならないことは、大型のバスとファイティングしているときに、ロッドティップを直接魚に向けてはいけません。
 これによって、魚がラインを直線的に引っ張ることができるため、瞬発的な魚の動きによってラインが切れてしまいます。
 加えて、避けなければいけないことは、ロッド・ティップを水面まで下げてファイティングすることです。多くのアングラーたちが魚がジャンプしてフックを外されないよう防ぐためにこれを行います。
 アングラーがこのロッド・ポジションにもっていくと魚をコントロールする力がわずかになってしまいます。結果的に、バスが深くに潜るのを手助けすることになってしまい、濃いカヴァーに潜られる可能性を高め、リスクとなってしまいます。
 最善の策は、魚と対峙しているときはロッド・ティップを高くしておくことです。
 ラインを一直線にせず、魚がロッドを曲げる状態をつくっておきます。これによって魚をより速く疲れさせることができます。またリリースした後の生存率を上げるためにも致命的に重要なことです。ロッドを正しく持っていれば、バスをボートの側まで寄せてきたときに、逃げようと最後の抵抗をしたときの急激な衝撃でも吸収することができます。
 加えて、重要な要素はラインを常に張った状態にしておくことです。
 そうしていなければ、魚はスラック・ラインを使って、ルアーを暴れさせて、その重みでフックを外してしまいます。また、ルアーが振られることで、フックで空けられた穴が大きくなり、外れてしまうことも起こりえます。
 きっと、バスは水面を跳ね回り、大騒ぎとなり、その空中での曲芸は魚を逃してしまうこともあるでしょう。しかし、このようなバスが水面をジャンプするスリルは、それがほんの一瞬であろうとも、時間が経過しても忘れることのできない、あなたの記憶にしっかりと刻まれることになるでしょう。このような希有な喜びや楽しみを抜きにして、bassin'とは一体どんな意味があるのでしょうか?




Reference
Bassmaster Magazine; Volume 13,No.5; July/August 1980, pp.21-22,25-28

 変わらず言い続けられていることがここにあります。そして、道具は、豊富な材料と技術力によって軽量で使いやすくなったり、リール・ハンドルはギアによって楽に巻き上げるようになったりしましたが、ロッド・レングスや素材が影響することはほとんど見受けられなかったのです。つまり、釣りのスタイルが革命的に違っているわけではないのに、針を掛けるという動作、体の使い方に関しては逆行、衰退しています。
 さて"speed set"というのは日本語で言う「巻きアワセ」にあたるでしょうか。しかし、現在のElite Seriesを見ても、1980年当時はロッドの振り抜きは保険で入れると言っていますが、そのロッドの振り抜き方は非常に鋭いものがあります。Kevin VanDamがスピニング・タックルを持っているときに行うリンク先の動画参照「巻きアワセ」が"speed set"に近いものかもしれません。それにしても、KVDのこのフッキングは、ロッドは高く構えられているものの脇を締めている、または肘が体から離れるということがありません。

追加動画:

Breaking sports news video. MLB, NFL, NBA, NHL highlights and more.

 リール・ハンドルの回転を主軸として針を掛けていますが、ロッドでもフッキング動作を入れていることが見られると思います。

 気がつかれたかどうかわかりませんが、先のエントリーより前のページに書かれている、いわばその記事の前提が今回の内容になります。つまり、この当時、Homer Circleの方法からBobby Murrayのフッキング動作へと進展があったことが伺えるのです。

 フッキング動作によって集められるエネルギーは、ラインの直径による水の抵抗によって距離を伸ばせばそれだけ伝達されるエネルギーは少なくなっていきます。その点で、ロング・キャストしているのにフッキング方法について考えていないという態度は改めるべきであることを伝えています。ついでに水の抵抗と圧力という話は、ジャークベイトを50cm以上潜らせたときや、キャスティングの距離を50m以上取った場合、動きにキレがなくなるというのもそういうことです。しかし、ライト・ラインを使用してロング・キャストすればキレが出るということにはなりません。なぜなら瞬発的なジャークという力は、フッキングのような比較的徐々にかけ続けられる力とは違い、ライン・ストレッチという問題が出てきてしまうのです。つまり一定の距離と一定の水深で不可能なわけではありませんが、多くの人はキャスティングの距離感がないために再現することは難しいと考えられます。

 切れない針を使うことがどれほど致命的なミスの結果につながるのかということを、既にこの当時から数値で示しているのが感動した点です。見た通り、貫通させるのに8ポンドの力が必要である場所に、それ以下のpound-testラインを使用すれば、その場所に貫通せずに滑っていき、口からフックを離してしまうことになり得るということです。良く皮一枚などと言いますが、確実に針を抜けない道具を自ら選んでいるのだからという言い訳に見えて、実は自分のミスなのだと認める必要があります。

 ラインに関しては、標準直径もまだまだ太く、現在売られている製品とは比較できませんが、ライン・ストレッチを欠点だとしてしまわず、どのように利点として生かすのかという点に触れています。ロッドとラインという関係でどこに衝撃を吸収させるのかという話はまたどこかでしたいと思います。

 ロッドを持つ角度については、以前エントリーとして、イラスト付きで紹介したこともあります。曲げられたロッドに、バットからティップに補助線を引き、その線とラインの角度が90度になると魚にとって一番逃げるのが難しくなります。そしてロッドをそのまま絞り込んで、そのラインと補助線のつくる角度が90度より浅い角度になると、どんなロッドでも折れてしまいます。ルアーは気にするけれど、魚と対峙するときのロッドの持ち方を気にしないというのも、なんとも皮肉な話です。


 さて、この古い長文記事から、一体何が今の自分の釣りに欠けていたか、または今後の釣りにどれが役立ちそうかメモをとっておくのが正しい使い方でしょうか。
 それにしても、これほど長い記事が掲載されているところを見ると、やはり現在ではない歴史にバス・フィッシングの奥深さや面白さがあります。最近のBassmaster Magazineは月刊とはなっているがゆえに、このような長文記事が書けないのだとは思いますが、古い方がhigh qualityだと思わずにはいられませんでした。

 ついでに、このエントリーの引用元だけで35枚です。論文かよ(笑)と自分にツッコミを入れてみます。論文を作成したことがある方なら理解できると思いますが、それは400字詰め原稿用紙の数です。つまり14,000字から成り立っています。誰も読み返さないこと間違い無しですね。繰り返しますが、そういう意味を込めて必要項目をメモすることをおススメします。

Post a comment

Private comment

No title

たいへん興味深く、とても参考になる記事の紹介をしていただいたと思います。感謝です。

Re: No title

コメントありがとうございます。
 どこの誰にもできないcurationまたはarchivingだと自負しております。
 これぐらいの情熱を持ってこそのBassmasterだなと少々現状の編集について、個人的には考えさせられました。もちろん今でも主にラージマウス、スモールマウスに絞った内容を扱う中では、書き方についてはquality magazineだと思います。
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4