あとどれだけ叫べばいいのだろう

 この時期というのは、Classicのウィニング・ベイトに踊らされている人たちを見てため息をついたり、プリスポーンの魚が釣れたとか、スポーニングに魚が動き出したとか訳のわからないことを言っている人たちで溢れて、ツッコミが追いつかないという、とてもショーモナイ時期です。魚が動き出すって氷結した湖でも、バスは活動する、それも水深の調整で3~5フィート、そして水平方向に50~100ヤード(約45~91m)も活動するわけですから、活動停止していると思い込んでいるのは人間だけです。冬のバスの生息環境に関しては、最近のエントリーでも紹介したことです。

 シャローにオスらしき魚がクルーズしてもいないのに、世間では少し釣れたからといってプリスポーンの大合唱が始まる頃でしょうか。目安として、その水域の最低水温に+10℃でスポーニング、産卵が始まると考えると、この時期に産卵前、プリスポーンというのは超不自然な話です。大事なことなので何度でも言いますが、その定義では秋だってプリスポーンになってしまいます。
 そして、何度もこの時期に申し上げるように、同じ瞬間、1度に全ての個体が産卵するわけではないということです。それは以下の動画内で、Stacey Kingによって序盤に言われている大切なことです。産卵する個体によって時間的なズレは必ずあるのです。つまり、アングラーが考えなければならないのは、majorとminor,多数派と少数派という考え方です。今バスの多数派はプリスポーンなのか、スポーニングなのか、ポストスポーンなのかという考え方です。

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http://nbcsports.msnbc.com/id/22825103/vp/46573193#46226585
 Stacey Kingはこういった釣りに、カヴァーを釣るわけではないけれど17- to 20-pound lineを使用していると言っています。しかし、日本ではライト・ラインが使用され、ライン・ブレイクが多発することで、それはすなわち魚の死に直結します。ベッドの釣りについての是非という話ではなく、ライン・ブレイクが魚の死を意味し、それが産卵期であれば、非持続可能性をバスを釣る人自らでつくってしまっているのです。
 確実に手元にたぐり寄せ、確実にその場でリリースすることがベッド・フィッシングの基本だと捉えらない人ほど、ベッド・フィッシングに執着している偏見があります。

Prespawn - secondary point
 さて、prespawn/プリスポーン期のストラクチャー・フィッシングは、secondary point/セカンダリー・ポイントに絞り込むことです。Secondary pointとは、大きな岬と岬の間にあるワンド、そしてその湾内にある小さな岬のことですが、ストラクチャー・フィッシングが理解されていない現状では、きっと「セカンダリー・ポイント」というワードだけが先行して語られることになるという偏見もあります。
 つまり、産卵床がつくられる場所を把握すれば、そこから急に水深の落ちる場所を探すわけで、結局は地形的変化の岬、馬の背になっている場所、secondary pointとなります。このCGの完成度が高く、ボート・ポジションを沖側にして、ルアーをキャストする場所も沖側であるのが素晴らしい点です。プリスポーンの魚を探すのであれば、水の透明度や溶存酸素量にも支配されますが、水深にして15ft(約4.5m)程度を視野に入れるべきです。プリスポーンからスポーニングが多数派となっていれば、10ft-7ft(約3m~2m)と浅い側で魚を探していきます。
 ここまで言えばわかると思いますが、多数派の魚がプリスポーンで15ftで釣れているのであれば、シャローで釣れた大型のメスであろう魚は、まだプリスポーンでない可能性があることに気がつくと思います。

Spawning - flat
 そして産卵床・ベッドのある場所は、まさしくスポーニングの魚です。しかし、オスのバスが産卵床をつくる気配を見せているときというのは、まだプリスポーンの段階です。確実に産卵床が形成されていて、ペアリングと言われる2尾がその産卵床の近くに居る時がスポーニングであるということです。
 大事なことなので何度でも言いますが、全ての個体が一斉に1度に産卵することはありません。スポーニング中のバスが多数派であっても、全体で見れば少数派としてプリスポーンもポストスポーンも確実に存在しているのです。



 実はこの季節というのは、本当にルアーに魔法があると本気で信じているわりにそのルアーで釣果を上げるまで使っていなかったり、バスの生態を調べようともしなかったりと、バスフィッシングにおける害悪をつくりだす人たちを見定められる時期でもあります。そもそも彼らはバス・フィッシングをしていない人たちばかり(例えば餌釣り思考の人たち)なので、本当は無視するべき存在なのですが、その数が多数派となっている現状には、その事実を叫喚せずにはいられません。
 そうです。この時期、この3月の月初めに、プリスポーンの話を著者にさせるような現実がここにあり、その虚しさといったらないのです。この時期にこんな話、何の役にも立ちません。
 それにしてもこういった話題を
「あとどれだけ叫べばいいのだろう」

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