勝ち取るだけで生き抜いてきた者にとって負けることは許されない。そこにどれほどの苦しみや悲しみがあろうと、背を向けることはありえない。夢を掴むことは血を流すこと。それもまた若き心の定めなのだろうか。

 勝負の世界で、Kevin VanDamは負けることが許されないとすると、Angler of the YearからClassicまで勝ち続けて面白くないと言っている人たちが、いかに勝負の世界に身を置いていないのかということがわかるのだという偏見があります。
 さて大事なことなので、何度でも言いますが、Kevin VanDamはクランクベイトの人ではなく、
スピナーベイトを巧みに使うアングラーです。


Spinnerbait for the late season chill
Jan 22, 2009

 Kevin VanDamにとって、初冬は水温計を確認し、スピナーベイトを準備する時期です。ラージマウス、スモールマウス、スポッツといった種を問わず、大型のスピナーベイトは大型のバスを秋から冬にもたらします。

 「理想的な水温は、45 to 55°F(7.2-12.7℃)です。」と彼は言います。「MichiganからMissouriにかけて、スピナーベイトを使うのは、私のお気に入りの手段です。この時期には、大型のスピナーベイトが効果的です。」

 水温が落ちると魚もスローになります。KVDにとって、スピナーベイトを寒波に使うときは、シャローであれディープであっても、スローにすることが鍵となります。

SELECTION
 彼の選択するスピナーベイトは、Bass Pro Shopsで販売されている彼のデザインしたStrike King社 Kevin VanDam Spinnerbaitです。それには、Mustad社 Ultra Point Bleeding trailer hookが標準装備されています。

 「1年の内にこの時期だけは、スカートを調整しませんし、ブレードも曲げません。しかし、リア・ブレードのサイズをNo.6 or 7に上げてよりスローに釣ることを可能にすることがあります。」と彼は言います。「私は大きなプロファイル・形状を求めます。バスは、ほとんどシャッドを捕食していることから、スピナーベイトは大型のベイトフィッシュを模すのに適しています。」

 餌と水の透明度によってスカート・カラーを決定します。クリア・ウォーターでシャッドが生息し餌となる湖は、"natural shad"が彼の一般的な選択です。ステイン・ウォーターやより濁った水では、チャートリュースと白が飛び抜けて効果的なカラーです。他にも彼の好みのカラーはbluegillに、彼がデザインした"smokey shad"があります。

 魚が岸に近い側に居るときは、彼は1/2-ounce のタンデムNo.3.5とNo.5ウィロー・ブレードを好んでよく使用します。水深が8feetを超えるようであれば、彼はシングル・ウィロー・ブレードで釣ります。

 「しかし、ほとんどは水の透明度に依存します。」と彼は言います。「もし濁っていれば、私は大型のコロラドかインディアナ・ブレードを使うでしょう。クリア・ウォーターかステイン・ウォーターであれば、ダブル・ウィローかウィローとコロラドを合わせたものを使います。どの状況でも、大型のブレードはベイトをスローにリトリーブすることを可能にし、ゾーンを浅い側に保つことができます。」

 ディープを釣る場合、特に北部の自然湖にあるディープ・ウィードラインを釣るとき、彼は普通とは違ったアプローチを採用します。そのような水域では、彼は3/4-ounce No.5のウィロー・ブレードか、ダブル・ウィローを使い、ディープで生え残っているグラスを狙った、スロー・ロールで釣りをします。

THE HIGHLANDER
 大型のスピナー・ブレードは、高地にあるリザバー、Ozark, Bull Shoals, Beaver Lake, Table Rockでも効果的です。

 「ときには、私はディープ・ウォーターをスロー・ロールで釣りますが、ほとんどの場合、リトリーブ・スピードをスローにするだけで、ほとんど表層をウェイキングしてくるように使います。」と彼は説明します。「私はロッド・ティップを上げておき、ベイトを表層に保つか、表層に引き波が出るぐらいで使います。」

 彼は常にベイトフィッシュの動向をソナーか、表層を目視して観察しています。シャッド、特にgizzard shadは、岸際に近寄っていることの方が多いです。

 主に狙う場所は岬、岸際に大きな岩があるか倒木がある場所です。急深な場所にある倒木は特に魅力的なスポットで、彼は、岸際の木の幹の根元から枝の先にかけてのディープ・ウォーターに沿ってベイトを落とし込み、スロー・ロールで釣ります。

 「私はベイトをシャローに、岸に対して45度の角度でキャストして釣っていきます。」VanDamは説明します。「あなたは魚がどのゾーンから来たのか、岸に近い場所からなのか、ディープからなのか分析しなければなりません。それはしばしば1日の中でも変化することがあります。バスたちは、ディープへ移動することもあれば、シャローに上がることもありあす。もし水の透明度が高く適切な状況であれば、魚は水深15 feetからヒットしてきます。それは常にスローなプレゼンテーションをしていることが前提です。」

BIG IS BETTER
 大型のスローに使うスピナーベイトは、低水温期では多くの利点をもたらします。

 「まず広く釣りをすることができます。」とKVDは言います。「そして、ドック、グラス、倒木といったどのような形状のカヴァーであっても、非常に有効に釣ることができます。それは魚を魅了する多くの力を持っています。加えてフック・アップ率も良いのです。」

 それともうひとつ・・・

 「私は、特にOzark lakeで、他の人たちがリップレス・クランクベイトで釣っているのを見ることがありますが、彼らは私がスピナーベイトで釣るような、あまり良いサイズの魚を釣っていません。」と彼は言います。「それは大型の魚を釣ることができるのです。」

GEAR AND RETRIEVAL TIPS
 KVDはそのツールについて、彼が使うスピナーベイトのテクニックを理解するだけでなく、いつスピナーベイトをキャストするのかも理解しておくことが同じぐらい重要であると信じています。以下が彼の選択です。Quantum社 Energy PT 6-foot 10-inchか7-foot, medium heavyのロッドに、Tour Edition PT 1170(6.3:1ギアレシオ)リール、ラインはBass Pro XPSの20-poundモノフィラメント(.460mm)をほとんどの[スピナーベイト・]タックルに使い、フロロカーボンはディープを釣るときに使用します。

 スピナーベイトを低水温期に使うとき、パズルの最後のピースとなるのは、あなたのリトリーブにあります。

 「私はリトリーブしているとき、ロッド・ティップをよくシェイクします。」とVanDamは言います。「5 feet以上の間隔で、私はロッド・ティップをシェイクし、スカートをフレアさせています。これがストライクを誘発するのに非常に重要なアクションとなります。」

 水温が落ち、45°F(7.2°℃)を記録するようになってくると、彼はlift-drop yo-yo/リフト・アンド・フォール・リトリーブが、特に、急深なレッジや岩盤で非常に効果的であることを発見しています。このアプローチをするとき、彼はシングル・ブレードのスピナーベイトを使用します。インディアナ・ブレードを8 feet以下の水深で、シングル・ウィローをより深い側の水深で使用します。



Reference
http://www.bassmaster.com/node/99332
 何気ない初心者向けのエントリーのように見えますが、一体、果たして、これを読んでいるどれぐらいのアングラーたちが今まで紹介したKevin VanDamのエントリーに書いてあることを実際に運用したことがあるでしょうか。
 クランクベイトですら、形状を見てルアー・アクションの判断ができない人が多いように、スピナーベイトのブレードを見ただけでどのように動くのかわかる人が居るとは思えません。
 ハチェット・ブレードはその良い例です。きっと想像できなかった回転をすることになるでしょう。
 そして偶然というか、狙ったように『Largemouth Bass Presentation: Dynamic Lure Trends That Boat Bass Anywhere (Critical Concepts)』を読んで知ったダコタ・ブレードを発見しましたが、これもきっと想像しなかった回転と使い心地を生むことを保証できます。違いに気がつかない人は、スピナーベイトのゾーンとスピードといったコントロールについて考えたこともない人ですから、実際に運用したことも無いのに加え、こういった非常に重要な基礎を軽く読み過ごしてしまう人でもあるということです。
 ひとつづつ積み上げなければ、何をするにしても巧くはなれないことが、人生経験の中で知っているはずなのに、何の積み上げも無いにも関わらず、理解したつもりになってしまうということです。

 そしてこのエントリーは初冬向けになっていますが、水温が少し上がってプリスポーンぐらいまで使えるテクニックです。その際は、No.7 or 8といった大型のブレードのスロー・ロールが効果的になるのは、何度か紹介したことがあるかと思います。
 どれもスピードがスローというのが鍵になります。しかし、Kevin VanDamが言うように、ゾーンをボトムに落とし込んで行くのか、表層側でバーニング・リトリーブにするのかといった判断が要求されます。
 つまり、プリスポーンにはボトム・クロールといったボトムをきっちりぶつけていくリトリーブが概ね効果的ですが、プリスポーンのまだ前、捕食行動を始めた大型のバスにはゾーン・コントロールをしっかり考えておかないと釣果が伸びないということです。毎年のように、このプリスポーンに入っていない2月に、プリのプリの魚を「プリスポーン」だと騒ぐバスの生態について何も勉強しないブログ著者が居ますが、プリスポーンの大型のメスがプリスポーンならば、オスのバスがシャローでベッドをつくっている光景を見ないと辻褄が合わないということに気がつくべきです。プリスポーンのオスが産卵床をつくりにシャローに来てスポーニング・ムードとなるのに、メスの方が先にプリスポーンになるって不自然だとは思わないのでしょうかと毎年のことながら疑問に思います。大事なことなので何度でも言いますが、オスが産卵床をつくってもいないのにメスがプリスポーンなわけがないということです。

 閑話休題、Kevin VanDamのエントリーに限らず、基本的なことを再確認し、自分が果たしてその経験を積み立てたのかという自分自身への設問に、どれぐらい詳細に答えられるかというプロセスを常にしておかなければ、アドヴァンスド・アングラーにはなれないということです。
 そしてそのような積み立てなくして、Kevin VanDamの輝かしい功績もないのです。

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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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