人はいつの日か忘れ去らねばならないことがある。人はいつの日か乗り越えねばならない壁がある。胸を張り、目を凝らし、進むだけの時、若さ故の生と死もこの世では儚いものなのだろうか。

 2012 Classic Qualifiersの中から、彼らの釣りのconception/構想・概念がわかる記事というのはなかなかありません。その点で、著書のある現役Elite ProであるKevin VanDamは非常に特集しやすいアングラーです。別に他のアングラーたちを特集するのが不可能ではないのですが、得られるものが全てにおいてペラい本程度のものでしかないのです。そのペラい本というのは、書店に行ったら必ず置いてある、ちまたに溢れるhow to本の数々のことです。そんな中身の無い薄っペラいことを言うために、わざわざ書籍にしたのかという呆れ果てるような、日本の出版業界の問題のことです。ネットに溢れる情報というのは、大抵がその程度のものだと考えておかなければならないでしょう。


 一応内容はペラいですが、Terry Scrogginsのflipping and pitchingを紹介しておこうと思います。2012 Classicでは、そういったスタイルが得意な彼らがカヴァー・フィッシングの醍醐味を見せてくれるのでしょうか。

Scroggins on flipping and pitching
BASS Signature Series Terry Scroggins on flipping and pitching matted vegetation

Name:

Terry Scroggins

 

Hometown:

San Mateo, Fla.

 

Technique:

分厚い水生植物へのフリッピングとピッチング。ヘヴィー・タックルを使用した、分厚い水生植物で形成されたカヴァーを近距離で狙う釣り。

 

History:

Flipping/フリッピングは1960年代後半から1970年代前半に、"tule dipping(チュール・ディッピング)"の代替として、Dee Thomasによって生まれたテクニックです。Tule dippingとは、アングラーがリールの無いa long pole/延べ竿を使って、ジグやその他のベイトをバスの居るであろうヘヴィーカヴァーへプレゼンテーションする釣りです。そのとき、トーナメントのルー ルはtule dippingを禁止したことで、Thomasはフリッピングを発展させることになったのです。Pitching/ピッチングはその数年後、アングラーたち によって、彼らの使うフリッピングの道具を使い、アンダーハンド・キャストで、より正確で静かなプレゼンテーションができるということを学んだことによっ て生まれました。

 

When to Use:

南部では、Scrogginsは冬から早春、11月から4月がにかけてが理想で、最高の時期だと言います。そして彼はほとんどの場所で、年中flip and pitchが使えるとも言います。

 

Where to Use:

Lily pads/ハス、hydrilla/クロモが生育し、水面にマット状に形成されるか、風によって集められた浮遊植物の集まりが、主にフリッピングとピッチングで釣りをする場所です。

 

Tackle:

フリッピングとピッチングはルアーを分厚い、マット状のカヴァーへ入れるため、それに適したタックルが必要です。Scrogginsは、Castway 7-foot, 6-inchのヘヴィー、Terry Scroggins signature flipping stickを使用します。それにリールは、PfluegerPatriarch 6.3:1ギアレシオを合わせます。ラインは、カヴァーから素早く魚を表層まで引っ張り出す必要があるためStren Super Braid 65-poundを使用します。Scrogginsの使用するフックは、特別なスピナーベイト・フックにキーパーを取り付けたもので、その大きなバーブは 濃いウィードの中で魚を逃すことを減らします。彼はどこへ行ってもXcalibur社タングステン・ウェイトの1/2- to 1 1/2-ounceから選択します。分厚いマットを貫通させるため、シンカーはベイトの上でペグ止めします。

 

Lure:

Scrogginsは彼のデザインしたYum Big Show CrawVibra King tubeを使います。彼はCooter Brown, black, brownカラーを好んでいます。

 

Basics:

キャストするべき適切な場所を探しているとき、Scrogginsはボトムに何らかの方法でつながっているカヴァーを探します。Reeds/葦、背の高 いグラス、木の根が、彼が熱心に探すカヴァーで、次にそれらのカヴァーにある穴が狙うべき場所です。彼は同様に、そのカヴァーがある水深が2 or 3 feetあれば、キャストする価値のある場所だと言います。もしそのような良いカヴァーを見つけたならば、ピッチングかフリッピングであなたのベイトを キャストするべきです。ベイトがカヴァーに入れた後、Scrogginsはベイトがボトムに到達するまで、自然に落とし込みたいと考えることから、ラインを出しておきます。ベイトを1回か2回ホップさせたら回収します。あなたが"the pattern within the pattern(カヴァーの釣りというパターンの中から、その日釣れるパターンの細部を見つける)"で、カヴァー、水深とその他の状態が狙い定めるスポッ トを生産的にするため、そういった釣りやすい細かいパターンを釣りながらの同期調整で見つけるまで、1日に100回または1000回以上のキャストを、カヴァーに沿って目の前に居る限られたバスを自分のベイトで釣るために、していかなければならないこともあるでしょう。ストライクを感じた瞬間には、可能な 限り激しくフッキングし、バスをカヴァーから引っ張り出そうとします。もし魚にベイトを持って行かせることを許せば、カヴァーに潜り込んでしまうか、フッ クを外す機会をつくってしまいます。

 

One More Thing:

Scrogginsはフリッピングとピッチングを使っても素早く釣っていきます。もし魚が彼のプレゼンテーションに、わずか数秒の間でも反応が無ければ、彼は別のカヴァーに狙いを定めて釣り続けます。





Referemce
http://www.bassmaster.com/tips/scroggins-flipping-and-pitching
 こういった釣りは比較的スローになってしまいますが、反応の無い場所で、無駄に1か所で釣り続けることがないようにしているというのは参考にするべき点でしょうか。様々な細かい変化を観察する必要のある、非常に繊細な釣りであり、成功を収めるためには、自分が今一体何に狙いを定めて釣りをしているのか常に分析していなければならないという、理詰めの釣りでもあります。漠然としか釣りができない人には、決して大きな成功、釣果をもたらすことがないスタイルだということです。
 ただし、日本でこのスタイルを練習できる釣り場というのは、非常に限られています。つまり、見つけた細かいパターンを再現して釣り続ける、シナリオを完成させられるほど豊富なカヴァーが存在する釣り場が少ないということです。
 大事なことなので何度でも言いますが、カヴァー・フィッシングもクランクベイトと同じように理論立てから立証するまでのプロセスが必要であることから、ボート・フィッシングでなければ決して巧くなれない類いのスタイルです。

 あとがきも短いので、動画も加えておこうと思います。
 Snell Knotですが、本結びを少々改変したものになっています。ついでに、「snell knot」で画像検索するといくらでも本結びの結び方が見られますが、「本結び」で画像検索すると見事に見つかりません。日本では認知度が低過ぎて、「内掛け結び」を「本結び」と勘違いしていたり、「内掛け本結び」とか「外掛け本結び」とかいう訳のわからない名称が生みだされました。それが一般に普及しているのだから、リクリエーショナル・アングラーの勘違いがどれだけ害となるかわかるでしょうか。

 使うフックも別にワーム・フックである必要がないという良い例です。こういった発想のできないアングラーたちほど、流行に簡単に流されて、良いものなのかどうなのか検証するまでもなく製品を褒め讃え、結局他にあるもっと良い製品を駆逐する偏見があります。
 しかし、日本ではflat-eyeというのが障害です。60度アイのjig hookは探せばあるかと思いますが、アイレットの向きを気にしてフックを購入している人なんてまず居ませんから、USAのweb shopでinternational shipping可能な店を探すしかありません。


 多くの人にとって、いくらでも試すべきことというのは存在するのに、それを検証するというのは大きな壁となっている偏見があります。意図して行動できなければ、いつまでたっても先に進むことはできないのです。

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おっ(。・ω・。)

キャスタウェイのスクロギンスロッド、以前持ってましたょ~(・∀・)ノ


今まで所有した竿の中でも、TOP3に入る剛竿でしたね(^ω^)

リコイルガイド使った高級ロッドでした(o^o^o)


日本じゃ抜けないカバーは無いって位の竿でしたけど、北海道の方に譲ったから、今頃はドデカアイナメでもブチ抜いてるんじゃないかなw

Re: おっ(。・ω・。)

コメントありがとうございます。
 本当に何でも手にしていますね( ̄ー ̄;)
フロリダのマットの釣りなんていうのは、総じてカヴァーから引き抜く必要がありますから、ロッドの感触はそうなると思います。しかし、フリップとパンチングを混用して誤解している人だらけなので、そういうロッドも理解されずに忘れられていくでしょうね。

今では、Terry ScrogginsもDuckett rodユーザですから、スポンサーも年々加速するように様変わりしていますね。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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