つるぎを振るうこと、それは生きるための証。夢を紡ぎ、野望を積み上げ、それでもこぼれてしまう純粋な物。誰かのために剣を振るう者、ただ己のために剣を振るう者、その果てにあるのは、本当に喜びなのだろうか。

 Classic Monthとしていますが、久しぶりに、引用なしで書き連ねようと思います。
 相対的濁度があるなら、相対的シャローがあるんじゃないの?と言ったところで、オカッパリしかしていない人には理解してもらえないという偏見があります。
 つまり、クリア・ウォーターのリザーバーで産卵床のある場所と言ったら3mに存在することがあります。3mは普通にシャローだということなのですが、以前、3mをディープだと考える人たちが居ると集計を取ったことがあり、その分析をエントリーにもしたことがあります。
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 しかし、相対的にシャローが深い水深になることがあっても、ディープの基準が浅くなるわけではありません。3mをディープとする釣り場なんていうのは無く、それは概念そのものが間違っていて、完全に水系そのものがシャロー・ウォーターだということです。つまりディープ・ウォーターで釣りをするというのであれば、せめて25ft,7.5m以上水深のある水系で、その4.5~6mで釣りをするという意味である必要性があるということです。
 なぜその概念の区別をする必要性があるかというと、確実に釣りの世界が変わるからです。6mの潜行深度を持つクランクベイトというのは、Rick Clunnも言っていましたが、そこまで到達するクランクベイトというのはメーカーが謳っているだけで、まず無いのです。条件さえ間違わなければ、別にその水深に届かなくても6m付近を生息環境に選んだバスを釣ることが可能であるのは間違いありません。ただし、あくまで基本は、バスの頭にルアーをぶつけていくことだということです。つまり応用が必要なのです。
 その世界の変容具合の大きな理由は水圧とラインに掛かる揚力です。つまり、狙っている特定の水深にルアーをプレゼンテーションし、バスにぶつけていくという基本が非常に難しくなるということです。3/4ozのジグを特定の水深に、キャストして送り込んだとしても、ロッドワーク一つで、ラインの揚力によって狙うスポットを大きく外してしまうということです。ここで十分ラインを沈める時間をとるといった工夫や、ラインをフロロカーボンに変えてしまうという手段もあります。
 さてここで、3mをディープと言ってしまう人たちは、ディープ・ウォーターで釣りをすると言っても結局、3/4-1ozといったウェイトを持って行きません。ディープだと思っているその水深が、普通に考えればシャローであるという勘違いもそうですが、そんな勘違いをしている人たちですから、ルアーのゾーンとスピードをコントロールすることができていないのです。先に述べたように、ディープ・ウォーターで特定の狙ったスポットを釣るのは非常に難しいことなのです。シンキング・ベイトであったとしても、ラインの揚力で簡単にゾーンを外してしまいます。そして、持っているウェイトの上限が軽いということは、スピードを速い側へコントロールしてやることもできないということです。例えば、冬だからスピードをスローだと決めてかかる人たちが居ますが、だとしたらジギングスプーンやブレード・ベイトの速いスピードで釣れるのは一体何なのでしょうか。そして、KVDの低水温期のクランクベイトというエントリーの説明もつきません。


 久しぶりに考えさせられたことがあります。金曜日と土曜日をまたぐ深夜に質問されたことなのですが、Denny Brauerのエントリーで、釣る場所を本湖側のチャネル・川筋だと記述され、そのまま訳したのですが、「冬に流れは欠点になるのではないのか?」というものです。
 冬には、確かに目に見えて急流な場所は、夏に比べてそれほど効果的ではない方が多いです。しかし、本湖側のチャネルというのは、基本的にそれほど急な流れではなく、流れはあるのですが、溶存酸素など快適な環境として、年間を通して安定しているという要素があります。
 その中からジグで狙うわけですが、チャネルの湾曲部、つまりアウトサイド側のinactive/活性の低い方のバスも狙い打つことができるということです。極端な例で言えば、同じ場所でKevin VanDamが釣っていたとしたら、KVDはクランクベイトでactive/活性の高いウェイトのある魚のみを釣るために、インサイド側のエッジで、捕食を意識しているルアーに対してaggresive/好戦的な魚を釣っていくといったことが考えられます。別にアウトサイドのエッジにいるinactiveの魚たちが居る中でもactive状態の魚を釣っても良いのですが、極端な例であることを繰り返しておきます。ただ、KVDの方が自分のスタイルで釣れる魚のみに絞って釣りやすい、自分に集積しているその日の情報(釣り雑誌、天候、水温など)から、不要な情報をeliminate/切り捨てていきやすいのは確かです。この集積した情報の全てを自分の釣りに生かそうとするために、スピードの速い釣りから遅い釣りまで全てに手を出して時間を無駄にしてしまいます。つまり釣りがブレるのです。集積した情報は、その釣行日ごとに取捨選択しなければならないのです。
 加えて、急流エリアが全く釣れないかと言われれば、むしろビッグ・フィッシュ・パターンであると、田辺哲男さんが昔紹介していたことがあります。朝はガイドが凍り付くぐらいの真冬の放水口周辺で、ジグやスピナーベイトをプレゼンテーションするというものです。
 いずれにしても、そういった場所をバスが生息環境として選んでいる理由があるわけで、それは概ね餌が豊富だということです。
 このように、考え過ぎてよくわからなくなるのを避けるためには、自分の釣りのスタイルから、圧倒的にシンプルなアルゴリズムを自分でつくっておくことが重要です。
 ストラクチャーを探し、その中にカヴァーを探したり、ベイトフィッシュを探したり、そして魚の状態に合わせて自分がどんなルアーをプレゼンテーションできるのかといったところです。
 自分の中に多量の情報を集積していくことは、非常に重要なことですが、1度にその全ての情報が必要であることはまずありません。釣行中に、自分の持っている情報の中で、今何が最も重要なのか分析して使うことが必要なのです。
 そして、考えることを諦めてしまった人たちは概ね分析する能力を持てなかった人たちです。せっかく自分に集積した情報を、どう使って良いのかわからなくなってしまった人たちだということです。そんな人たちは基礎が欠けているためであることも多いのですが、そうはならないために、一体自分に欠けていること、自分が今から何をするべきなのか気がついたことがあったでしょうか。


References

p.210-211     p.184-186



 昨日、すっかりRegisterするの忘れてて、Twitter経由であと1時間で放送開始と言われて、登録、視聴しました。
http://advancecast.majorleaguefishing.com/majorleaguefishing/event/challenge-cup-elimination-round-one/14
 内容は、期待せずに見ていたので、面白かったとだけ言っておきましょう。KVDの精神的先制攻撃が入ったあたりなんかは笑いました。
 どこまで言及して良いのかわかりませんが、「それってやっぱり黄金律みたいなのが、1/fゆらぎってあるのだろう。」と思わされました。決してルアーに魔法が宿っているとかいう考察ではなくて、それを最も効果的に使える、釣りやすいスピードやタックルバランスという意味です。条件の揃う場所に頻繁に釣行するなら間違いなく自信を持って使い、釣ってくると思いますが、そういう場所に行かないし、USAのいくつか想定される釣り場でなら使いたいと思う程度のものです。
 そして、基本的な自分のスタイルの釣りについて、そういうことなのかといくつか納得した非常に細かいことがありました。自分のスタイルといっても、いつもKVDを見ているわけで影響されないはずないのですが、このスタイルってそういうことなんだなと気がついたということです。
 そして、秋の釣りというのは最近のElite Seriesでは無いことなので、久しぶりにElite prosの秋の釣りが見られるという点で、感じた面白さには補正が入ったかもしれません。
 個人的な見所は、2011 Bassmaster Classic以来見ていなかったGary Kleinの姿でした。
 不満な点と言えば、もう少し俯瞰したどのような場所で釣りをしていたのかを見たかったということです。岬で釣りをしているななどとわかるところが無いわけではありませんが、釣りの基本を示すのが得意なUSAメディアにしては、試合としての結果に力を入れているような印象です。等高線の入った地図を示してくれたり、ストラクチャーを3Dイメージで示してくれたりすると、もう言うことなしの最高の作品です。
 ついでに日本の釣り動画も、手元や釣り人ばっかり映して、どのような場所のどのようなストラクチャーで釣りをしているのかわからないことの方が多いです。一体皆さんどこを見ているのでしょうかと甚だ疑問です。大きな魚とどのルアーのどのカラーで釣れたのかわかればそれで満足なのだということでしょう。
 ルールも色々と面白く18ftボート、150馬力の船外機と全員同じ条件です。GPSも全てマークが入っていないプレーンなものですし、プラクティスも無しです。確実に狙っていますが、あたかも80年代後半から90年代前半のClassicのようです。
 一風変わった点では、no limitでkeeper sizeを延々釣り続けた総重量で競われます。つまり、釣れたバスはlive wellには入れず、審判にウェイトを確認してもらったら即リリースです。そして、その重量と数はリアルタイムで参加者全員にネット経由で知らされます。「自分が釣れていないのに、彼はさっきから釣り続けて順調にウェイトを伸ばしている。」なんていうプレッシャーとの戦いがあるということです。このあたりが、ゲームを盛り上げて、試合の結果に焦点を合わせる理由だとは思います。そして、3ピリオド制、1ピリオド2時間30分です。そしてピリオド間には、30分のブレイクタイムが入ります。釣る場所も3ピリオドそれぞれ違う場所で、全て定められたエリア内で釣りをしなくてはなりません。つまり、ピリオド1では誰よりも釣れていたのに、ピリオド2では全く釣れなくなるというのもあり得るし、その逆もあるということです。
http://www.majorleaguefishing.com/news_details.aspx?id=331
 いずれにしても字幕なんてないし、何言ってるかわからない人には、ただ辛いだけの視聴時間だと思うので推奨はしません。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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