ロンデス「人間の作った、最高で最低の発明がなんだか分かるか?テレビさ。テレビは情報によって人を操り、人から現実感を喪失させていく。そう、今やテレビこそが宗教なのさ。テレビがこんな馬鹿げた妄想のドラマに、簡単に騙されてしまう人間たちを作ったんだ。」

 普段からライトリグを握る人は精神面で、メンタルがブレる、トーナメントに出ているとしたらかなり弱い部類の人だよねと暗に申していたわけですが、随分前のエントリーで、それを理論的に分析してみたことがあります。

 つまり、ルアーのハーネスという話題に溺れているかと思えば、その少し前にはベイトフィネスなどという意味不明なジャンルをつくり、結局今年はそのどちらかの話題に溺れている人だらけで、流行や話題ではなく自らに持った課題を克服しようとしていくアングラーたちなど居ないという偏見があります。
 何が言いたいのかというと、ベイトフィネスに可能性があると言っている人の99%以上の人が初心者と何ら変わらないということです。それは、道具、ツールに解決策を持っていくのではなくて、あくまでアングラー、人に解決策があるという重要なことです。
 まず、ベイトキャスティング・タックルとスピニング・タックルの違いについて知る必要性があります。
casting and spinning
 画像に書いていること、そのままですが、under-cut bank(リンク先にスクロールで解説画像あり)/えぐれた岸際とdocks/桟橋、船着き場を釣るにあたって次のような道具の基礎知識があります。

ラインの流出を最大の要因としてバックラッシュも無く、水に入れたベイトをフリー・フォールさせるために、ベイトキャストではなく、スピニング・タックルを使います。

・スピニング・タックルは、キャストした軌道に合わせてベイトを沈めることが可能です。

・ベイトキャストは、バックラッシュを防ぐために親指でスプールを押さえなければなりません。スプールを止めると、つまりルアーの軌道は釣り人に向かって戻ってきてしまいます。

 つまり、通常スキッピングでシンキング・ベイトをキャストしなければならないとき、どちらの道具を使用しているでしょうかということです。
 シンキング・ベイトであっても、スピナーベイト、リップレスクランク、スイムジグといったリトリーブしてしまうベイトはベイトキャストでもそれほど問題ありません。しかし、ボトムまでの落とし込み、フォールやボトムに着底させてから誘う釣りにベイトキャストを使用すると、着水地点より釣り人側に寄ってきてしまうことから、せっかく奥に入れ込んでも目的のスポットへ着底させることができないということです。
 しかし、このような反論があるでしょう。「自分でスプールからラインを引き出してやれば良い。」もちろんその通りですが、果たしてその作業は、よく言われる「手返しが良い」と言えるのでしょうか?ということです。
 対してスピニングであれば、バックラッシュを恐れずに、誰でもスキッピングが可能であり、着水地点でフェザーリングをしたとしても、ラインは簡単に放出されることからほとんどフリーフォールで落とすことができるというのは「手返しが良い」、さらにユーザフレンドリーではないでしょうか?と言えるのです。

 それでもまだ「ピッチングの精度」という利点があると反論があるかもしれません。しかし、それはキャスティングというアングラーたちの技術的な問題であって、スピニング・リールという道具の問題ではありません。スピニングで釣りをしているときにフェザーリングを練習してこなかった己の問題だということです。さらに、スピニングでピッチングが難しいのであれば、キャスティング・コントロールが自分の中で最もやりやすい距離へ、スポットから自分のポジションを遠くして、わざわざピッチングにしないでキャスティングに変更してあげれば良いのです。ここで、ボート・フィッシングをしていない、オカッパリしかしていない人の(どんな種類の釣りに対しても)「距離感の無さ」が露呈するのです。つまり、一定の距離感で釣りをした経験がない、そして釣りやすい、ルアー・コントロールしやすい距離を知らないということです。

 またスピニング・タックルには、パワーが無いというのも妙な話です。日本ではスピニング・ロッドにミディアムやミディアム・ヘヴィーといったロッドがほとんどありませんが、北米圏ではそれがメイン・ラインナップとして存在しています。そしてラインサイズを上げて扱いにくいというのであれば、リールのスプールサイズを上げてやれば大抵解決します。そしてリール・サイズを上げればドラグ・パワーも上がりますから、パワーが無いとは言えません。

 このように特筆してベイトフィネスに利点はありません。凡そ所有する優越感や自己顕示欲といったところだから、そんな人たちが利点を語ったところで所詮初心者だと言えるわけです。つまり、初心者を抜け出しているアングラーたちならば、スピニング・タックルでのキャスティング精度を見直す方を優先的に行っているということでもあります。

 Shaw Grigsbyのような古くからバスフィッシングをしている巧みなアングラーたちが、未だに何故ドックのスキッピングが必要な釣りに、ベイトキャストを使っていないのか理解できたでしょうか。別に彼らがベイトキャストでスキッピングができないという技術的な問題を抱えていたわけではなく、スピニング・タックルだからこそ狙える魚が居ることを、合理的に知っていたからなのです。
 同じであれば、このような安いセット竿の方がグラスがしっかりと混ぜてあって、瞬間加重を掛けても、脇を締めて腰を入れてフッキングを入れても折れる心配がほとんどありません。そして、同じライトリグで釣りをするならば、釣りの距離感と精度の基盤があれば、キャスティングも美しいわけで、そういった意味でこういったものを使っている方が、きっと巧いアングラーなんだと個人的に評価します。



Reference
p.59

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No title

こんにちわ 以前少しロッドの相談のって頂いたものです。
ウンウンと納得して拝見しました。奥の奥にルアーを届けたい時はPEラインにスピニングタックルを使ってます。少し固め/長めのロッドでスキッピングでオーバーハングを狙っています。私の場合オカッパリですが・・・
スピニングで精度よくキャストが決められるようにするのが課題ですね。
ベイトキャストでどれだけ軽いものを投げられるか?っていうことより、魚がいそうな場所にルアーを届ける手段を練習するってのが当然だと思います。
国内メーカーはどんな軽いルアーでも投げれるベイトリール?w 
みたいな宣伝ばっかりですね・・・
PEラインでリーダーをとってスキッピングしていますが、リーダーで沈下スピードやフォールの仕方もも変わったりして試行錯誤して楽しんでいます。
いつも拝見させて頂くたびに色々と学ぶことがあり、勉強になります。
拝見する度に今年はボートでクランクベイトを!

Re: No title

コメントありがとうございます。
 例えば、普通のMHクラスのクランキング・ロッドで、Rapala社Shad Rap SR05あたりを普通の何の改造もしていないベイトキャスト・リールでキャストしようとするのも、実はちょっとしたコツがありますから、リールをそれ用に高価なものにしたとしてもキャスティングの練習をしなければならないのは変わらないんですよね。
 つまり技術的にキャスティングの基本ができていないのに、リールに頼ることで自分の不甲斐なさを反省することなく、さらに所有感という名の優越感に浸って現実逃避しているといったところでしょうか。

 個人的にオカッパリだと風と水の流れといった条件で、ラインをコントロールしにくいことが出てくるので、ブレイデッドラインを組んだタックルには必ずスペアスプールにモノフィラメントかフロロカーボンを巻いたものを持っていきます。
 あと注意しなくてはならないのは、フロロカーボンはその比重の重さから、キャスティングの距離が伸びません。キャスティングの正確性を高めるのであれば、フロロカーボンすら使いにくいというのは覚えておいた方が良いかと思います。

 日本の現状のバスフィッシング情報では、ボート・フィッシングしたいと意図して実行する人というのはなかなか居ません。そしてクランクベイトはダウンヒルで釣るからこそ効果的なルアーでもあります。1年に1度でも良いから機会をつくって課題をもって釣りをされれば、きっとオカッパリしかしないアングラーよりも随分技術的にも知識的にも上回れます。課題を持った1回のボート・フィッシングは釣果を伴わなくても、オカッパリ釣行100回に勝ることの方が普通です。
 是非とも2次元イメージでしかなかった潜行角度と潜行深度を、3次元に戻すという経験を通して距離感を得ることなど、クランクベイトの釣りの面白さにシビレてくださいね。余談ですが、KVDは常に同じタックルを5セット用意してライン・サイズだけを日本規格だと12~25lbで変えています。きっとこの意味も経験を通して誰よりも早く理解できると思いますので、釣果がなくとも楽しんで取り組んでくださいね。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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