スパイク「俺は運がいいわけでも、腕がいいわけでもないんだ。」 フェイ「じゃ、何が?」スパイク 「気風がいいのさ」

 釣れる釣りと勝てる釣りについても、「最近、トーナメントにおいて、得意な釣りと勝てる釣りは別物だとかいう論調」と同じように批判します。釣れる釣りだから勝てるのあって、それが勝てないわけがありません。しかし、2011年のKVDのようにAOYとして勝てるのであって、1試合1位になれるかどうかというのは、相手が魚から人となってしまうことから、相手が何ポンド魚を持ち込むかある程度予想して釣りをしなければならないこという意味で、別問題となるという意見には同意します。いずれにしても、パワーフィッシングが一番安定的に釣る方法であるのは間違いありませんし、ライトリグを持ってしまう精神面でブレる人たちに言えることではないという批判です。

 さて、エントリーにして欲しいと言われたネタがありましたが、別に深く触れるほどのものではなかったので、それよりもっと大事なことがあるということをエントリーにしようと思います。

 昨年からUSAに便乗して日本もSquareBill Warに荷担しました。しかし、それらのルアーを全て一括りに「パクリ」だという揶揄で終わらせてしまって果たして良いのでしょうか。
 ここに典型的な2種類のスクエアビルがあります。
SquareBill
 この2種の違いについて語れる人が居ないという偏見の話です。作っている工場が違うとか、メーカーが違うとかそういうことではありませんし、デフォルトのフックやスプリット・リングが違うといった話でもありません。それは、リトリーブした時に、Bandit社の方が暴れて泳いでくれることにあります。北米で良く言われる"hunt"アクションが出やすい、または軌道が逸れる幅が大きいといった違いがあります。ついでに、ウェイトの入れ方は全く同じと言える場所にあります。
 リップ、ビルの形状がBandit社の方が、根元は絞られているものの、わずかに幅広いリップを持っているといった違いに気がつくなんていうのは、かなりルアーを見ている人だと言えるということでもあります。リップの幅を広げてやるとアクションは大きくなりますから、それだけ暴れやすくなるということです。しかし、それだけの違いではないのです。
 そう、この2つのボディの違いについて、語る人など居なかったということです。別に素材の話をしているわけでもありませんし、そんなことはウェイトを変更するなりすればどうとでもなる、正直どうでも良いことです。問題はその形状にあります。この写真から、Bandit社のものが、Strike King社のものと比べて薄い、または比較対象を逆に見て、KVD2.5の方が全体的に丸っこく、ファットにできていると見られる人は、たぶん100人に1人居れば良い方ではないでしょうか。
 そういった見た目の違いの話なのに、誰もその違いに気がつくことがなく、それがアクションに大きく影響しているという事実に気がつかず、あたかも常人が理解するのが難しい話かのように隠されているのです。こういった事実に触れると、その事実を知らなかったはずの人たちが「それは商売上秘密だった。」と言い訳し始めるという偏見の話です。気がついたのであれば、主張すれば良いのに、「パクリ」といった一言で片付ける程度の底の浅さな人が、体のいい言い訳するのが鼻につくということです。

 さて本題の大きな違いですが、ボディの形状にあると述べました。しかし、それは前掲の写真だけでは情報不足です。
SquareBill-bandit
SquareBill-KVD
 一定の角度から、ある一点を撮影しているから、何を言いたいのか、わかると思います。そうです、ボディの腹の形状がそのアクションの安定に起因したり、逆に暴れるようにすることができるということです。
 つまり、平たくて薄いBandit社のスクエアビルは暴れて、船底のようなStrike King社のスクエアビルは比較的安定して泳いでくるということです。

 たかだかこの程度のことで、違いが出るというのを知るには、ルアーアクションをしっかり観察して、ルアーを観察することから可能となります。もしかしたら、この2種類を使ってアクションが大きく違うことに気がつくことすら、少数派のアングラーしかできないのかもしれません。そして、アクションの違いは、ルアーの形状に出るということに気がつくのは、さらに少ないと必然的に考えられます。
 つまり何が言いたいのかと言えば、ルアーなんてパッケージに入っている段階で、ある程度どんなアクション、動きをするのか、普通に釣りをしてそこで経験として「気がつき」があれば、予想がつきますよね?ということです。普通のことのように思いますが、ここまで知っているアングラーなんて10万人に1人程度ではないでしょうか。

 大事なことなので何度でも言いますが、「コピー」とか「パクリ」でルアーデザイナーの心意気などを全てを簡易化、切り捨てて片付けようとしている情報源なんて切り捨てて、全く同じルアーだと思われていても何か違いがあるのではないかと、慎重に吟味するアングラーの出す情報の方が価値がありますよねということです。
 スクエアビルにはこういったリップとボディの形状に、誰でも気がつけるはずの大きな違い、秘密(笑)があるわけですが、こんなことを言っているクランクベイト好きってまず居ないという偏見にも基づいています。
 大事なことなので何度でも言いますが、ルアーに魔法なんて宿っていません。存在するのは、それぞれのデザインの違いだけです。

 さて、実はこの手の話というのは、ルアー・デザイナーの心意気に通じる話です。パクリと片付けられるルアーの中に、デザイナーごとのオリジナリティを組み込もうと一生懸命編み出したアイディアがそこにあるわけです。そういった細かい「気がつき」ができるのは、アングラーたちしかいないのです。
 つまり何が言いたいのかというと、モノが溢れて、技術が進歩して、想像力などのほとんどの感性を失った人たちに、使い方が工夫されるわけでもなく、評価されるルアーたちがそこにあるのです。
「全くルアー・デザイナーが気の毒だ。」

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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