スパイク 「あらゆる物を疑ってかかる事、それが重要だ。情報なんて所詮は情報。テレビで言ってる事が真実なんて思ったら大間違いだ。自分の目を見開いて、耳をかっぽじって世界を見聞きすること、そして自分の脳を使って考えること、全てを疑いつくした後にこそ、何かを本当に信じることが可能なんだ。そう、信じるために全てを疑うんだ。」

 先にお断りしておきますが、以下のエントリーは「なぜ我々、人間は見ることができるのか?」という設問に、錐体、桿体といった視細胞といったところまで理解していることが必須です。


 冬となると水の透明度が上がることがよくあり、魚は(液体の水)水中の快適な水深でサスペンドしている姿を見ることができます。魚が居るそのような水深に対して、アングラーが使うルアー・カラーは大きな影響となります。ウォールアイを釣るにしても、バス、パーチを氷の下から、オープン・ウォーターで釣るにしても、水深に届く光エネルギーといった自然の影響が、あなたのルアー・カラーの選択にも影響してきます。この投稿は、私たちに、季節を問わずディープ・ウォーターでのカラーの選択がなぜ重要かを教えてくれます。

魚はどのように見ているのか?

 魚の目は水中で見ていますが、人間の目は空気中で見ています。つまり、バスやその他の魚がどのようにカラーを見ているか、そして人間の目がどのようにカラーを見ているのか、比較するには隔たりがあります。我々の目にある錐体視細胞(すいたいしさいぼう)は色を見るためにあり、桿体視細胞(かんたいしさいぼう)は光量から陰影を見るためにあります。科学者や生態学者は、バスやその他の魚が、人間の見ることができるカラーより多くのカラーを見ることができると結論付けています。この理論は、バスの目に人間の目にもある、非常に似ている錐体視細胞を持っていることからも間違いありません。唯一の違いは、バスの目には瞳孔がないということです。我々の目の一部である瞳孔は、カメラのシャッターのように拡張することで、光量を調節します。

 これは、バスやその他の魚が、光を避ける理由としても説明することができます。彼らはストラクチャー・オリエンテッドという水深の変化に居着きますが、それは待ち伏せやシェルターといった自己防衛より、彼らが陰のある場所で光量の少ない場所を好むという方が大きな理由となります。バスやその他の魚が最も活発なのは光量の少ない朝や日没の時間帯です。同様に、彼らが少ない光量を好むのは、彼らの視覚が暗闇で、そして人では見ることのできないステインとマッディ・ウォーターといった視界の中で、15ft(約4.5m)以上見ることが可能なのです。

 バスの目に瞳孔がないため、光の調節にはまず桿体視細胞が反応します。明るい状況では、桿体視細胞の奥に隠された、錐体視細胞が主に使われます。薄暗い状況では、桿体視細胞が視覚にとって主要なものになります。暗闇では、錐体視細胞で見ることが減り、桿体視細胞で見ることが増えます。単純に言えば、錐体視細胞は色を見ることができ、桿体視細胞は陰影をみることができます。薄暗い状況では、バスは白黒で見ることができます。そしてバスの目は、人の目の機能と比べて、より多くの桿体視細胞があり、機能も上です。従って、薄暗い状況では、人間よりも見ることに優れているということです。

What about color choice?
 あなたは、水中にあるルアーのカラーが、時間帯によって変わったように見えることに気がついたことがあるでしょうか。この錯覚は、光が水の中で反応することによって起こります。バスが実際に、我々の選んだルアーでどのような色を見ているのか理解してみましょう。我々は、アングラーとして最高位の成功を収めるには、必ず理解しなければなりません。その日のなかで違った時間帯に、または「違った光」が魚の見える色に影響します。

(リンク先画像参照)
 プリズムを学ぶことで、我々の見ている白い光は、レッドから始まり、パープルといったスペクトルからなっていることを理解するのを助けてくれます。

(リンク先画像参照)
 我々が空に虹を見るときは、同じ錯覚が起こっています。空気中にある水蒸気が、光を吸収して、屈折させることで虹が見えます。液体の水でも光に対して影響を与えます。水が光を吸収すると、それは熱エネルギーに変換されます。この過程は、いくつかのカラーは、その他のカラーよりも、すぐに吸収されてしまうことを意味します。我々がルアーを直射日光の下で見たとき、我々は全ての光の波長を見ています。これは水中に入ったとたんに、その「波長(の長短)」によって全てを見ることは不可能になってしまいます。実際に、水は光を吸収します。赤色系の波長はすぐに熱として吸収されてしまい、次々と他の色が吸収され、最後に青の波長が吸収されます。

 テレビで番組を見ているとき、水が映っていれば、それは光を吸収しているために青色に見えるのです。純水ぐらい完璧に透明度を保つ水で、赤色は17ftの水深まで届くと熱エネルギーに変換されてしまいます。赤が吸収された後、オレンジに属する全ての色が吸収されます。オレンジ色のカラーのルアーが深く潜っていくにつれて、ゆっくりと、dull yellow(鈍い黄色)となって消えていきます。黄色は、オレンジの後に徐々に消えていきます。そして、緑色といった暗い色が次に吸収されます。その水深を超えると青い光だけが残ります。青色が吸収されると、そこに光はなくなります。

 青い光はルアーカラーとして吸収されるときに、dark blueからindigoといった見た目に変化し、violetそして最終的に黒となります。白いルアーは水中に入っても白いままですが、光の反射によって、その見た目を水深に従って緑、次に青と徐々に変えていきます。赤いルアーは、表層では明るい赤に見えますが、深く潜らせると、徐々に黒に変わります。これは赤い光がディープ・ウォーターでは吸収されてしまっているからです。これを理解することで、ルアーの会社は複数の色を塗った、今では一般的となったcitrus shadから"sexy shad"カラーで成功しています。

 これらの理由から、professional anglerは、ディープで釣りをするときにカラーを揃えるのです。つまり、水深の変化によって日光の範囲が変わることを教えてくれているのです。

 20ft(約6m)の深さで釣りをするとき、明るい色のルアーが最適です。明るい色にする理由は、ひとつの特定のカラーが、ディープ・ウォーターの暗闇の中でわずかな光を反射してくれることにあります。

 ジグやスプーンやその他のルアーで15- and 18-feet(約4.5~5.4m)で釣りをするとき、魚が20ftに居着いているとすれば、魚が上を向いて捕食活動をしているパターンなのか、より深くにあるボトムのストラクチャーを叩くようなルアーで探らなければならないのか確認しなければなりません。クランクベイトの潜行深度が深く、それに対してバスの居る水深が浅い場合、ストラクチャーにある小さな障害物を叩きながら音を出し、暴れているベイトフィッシュを演出することもできますし、クランクベイトは湖底を叩くことで、泥煙や、砂利や砂を巻き上げ、逃げるザリガニのようにも演出できます。これらの時に発せられる音や振動は、魚を惹き付け、ストライクを誘発する要素となります。ディープ、曇り、水の色が暗い場合には、どのようなラトルでも、ルアーに入っていることで釣果を助けることがあります。



Reference
http://www.worldfishingnetwork.com/users/skippermark/blog/winter-lure-color-selection--174347.aspx



 日本人ももはやそれぞれの色に関しての固有の言葉を失いつつあります。しかし、英語圏の人間にはindigoとvioletといったわずかな色彩の彩度に敏感で、その言葉を使い分けています。日本人は本来数えきれないほどの色の名前を持っていたのに、言葉に対して我々は、文化的に野蛮にはなっていないでしょうか。
 あと文化圏によって色の見え方が違うなんて言いますが、ある意味赤道直下での日光の反射とそれ以外では違いがあるといった見方もできますし、各個人で、色覚障害といった、特に緑色に反応する錐体視細胞の一部が遺伝的に少ない人が必ず存在する(男性の約20人に1人ぐらいの割合で存在する)ことから、我々が見えている世界が他人と違うというのは、あり得ることなのです。例えば、そのような人が、黒板という名の緑色の背景に赤いチョークで何か書いたとしても、見えないという事実があるということです。未だに黒板という緑色の背景に、赤いチョークで書こうとする人も居ますが、視覚とは一体何なのかを理解しておくことで、そのような相手への配慮といった身近なところに役立つこともあります。

 さて、ルアーカラーの選択について、訳文中に触れていますが、釣果ゼロを1にする魔法の力なんていうのはなくて、1色では10尾しか釣れなかったところを、色を合わせていって20~30尾、誰よりも圧倒的に釣ってくるためのものです。
 大事なことなので何度も言いますが、カラーの選択に、色を変えたからといって釣果ゼロを1尾にする役割はありません。

 久しぶりに『Knowing Bass: The Scientific Approach To Catching More Fish』並に物理学的なソースを使ったものを読んだ気がします。このリンク先のブログは文字数がそんなに多くないので、比較的楽に読めるかもしれません。

 そして、皆さん疑問に思われるであろう、この事実を理解してKevin VanDamは使っていたのかということです。以前のエントリーで個人的な見解を書きましたが、たぶんKVDはmatch the hatchという餌に合わせるということを優先していると彼の著書で語っていることから、それほどこの科学的根拠に基づいたことに関しては気にしていないように考えられます。KVDの場合、実績が伴うので、科学的根拠に基づくのは、後付けで良いと思っています。つまり、別にKVD本人がそう考えていなくても、我々が知る上で、科学的根拠もあるのだと知れば、より深く考えて釣りを楽しめるわけです。そして、そういった科学的根拠から、また新しいカラー・パターンが生みだされることもあるといった可能性を秘めています。

Post a comment

Private comment

No title

お久しぶりです。明けましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。
さて、今回も非常に興味深い内容ですね。知らないことも多々ありました。KVDがディープクランクにsexy shadを多用したのは経験やconfidenceからだと僕も思います。KVDの経験が科学的に証明されただけだと思います。KVDの経験値が半端ではないということですね。改めて驚きです。

Re: No title

コメントありがとうございます。
 明けましておめでとうございます。こちらこそ本年もコメントでの気がつき、アイディア、意見など、よろしくお願いします。
 本当のことを言えば、Strike King社のルアー・デザイナーがシトラスシャッドをrefine/調整したんじゃないかという事実もありそうなんですけどね。しかし、実績という釣果を叩き出したのがKevin VanDamだったわけですから、彼の目利きというか鼻が利くというか、そのセンスというところですよね。
 後付けで科学的理論に則っている的な話って面白いですよね。Whiteが、最後まで色が残る。白という色ではなくなって、青や紫といた波長を反射してくれるから、水深によっては青や紫に見えるなんて話は、まず日本じゃ聞けないですね。
 あと、光が波であるという話もしなきゃマズいのかなと思ってましたが、一般教養と見なして大丈夫ですよね?(笑)

No title

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
返信ありがとうございました。
ルアーカラーは、自分自身の経験からカラーの強さと弱さの基準を作り、相対的濁度によって使い分けたり、バスに視覚的錯覚を起こさせる為にセクシーシャッドカラーにタイガー模様を書いたりしていましたが、今現在、タックルボックスの中身はブラック、ブルー、クロームが多いです。ちなみに釣り場は年中透明度が3m以上のクリアーウォーターです。
ケルビンや紫外線によるカラーローテーション取り入れようと試みたことがありますが、もっと大事なことが他にあるはずだ!!(言い訳)ということで諦めてしまいました。
ところで、人間の目では『赤』く見えるアメリカザリガニは、実は『緑』という話は本当なんでしょうか?
前に暗室でアメリカザリガニにブルーライトを当てる実験??をしましたが、青黒い色でした。

Re: No title

コメントありがとうございます。
 明けましておめでとうございます。繰り返しになるようですが、こちらこそ、本年もコメントでの気がつき、アイディア、意見など、よろしくお願いします。
 カラーは自分も自信のあるもので使っていましたが、5mぐらいある透明度であっても、ヒロ内藤さんが普通にfire tigerカラーの、通常濁っている場所で強いとされるFat Aの6Fを使われているのを見て、ルアーの選択にもブレがないと思いましたが、それはカラーでも同じなんだなと実際に自分の目で見て少々感動したことがあります。実際、fire tigerというのは、濁った水だけでなく、水の透明度が高くてもグラス/水生植物に絡ませて使うと釣果を上げやすいですしね。

 確かにカラーより、ゾーンとスピードを見極めるのが最初ですから、全然間違いではないと思います。そこからどうやって変えていくかというのは、成功者を参考に、このような科学的根拠で後付けしながら、どう効果があるのか理解すると、より自信を持ってカラーを変えていくことができますよね。


> ところで、人間の目では『赤』く見えるアメリカザリガニは、実は『緑』という話は本当なんでしょうか?
> 前に暗室でアメリカザリガニにブルーライトを当てる実験??をしましたが、青黒い色でした。
 ヒロ内藤さんっぽい言い方になりますが、人がなぜ色を見ることができるか、ご存知ですか?という疑問を持たれてみると良いと思います。人間が見ている色というのは、基本的にRGB(赤、緑、青)の光の3原色と呼ばれる色です。なぜその色が見えるかというと、視細胞の錐体という色を見分ける細胞を持っているからです。例えば、犬の目には緑色の錐体視細胞がないので、人間が見るパプリカとピーマンという、赤色と黄色と緑色という違いを、濃淡で(つまり桿体視細胞で)見ることしかできず、赤と緑は同じ濃い色としてしか見ることができません。陸上生活で緑を見ることができるのは、いわゆる草食か雑食の生き物です。そして、人間に近いところで言えば、類人猿は食べられる葉と食べられない葉、つまり熟しているか否か、という判断を迫られて視細胞が進化しました。つまり緑色の錐体視細胞は、進化の過程では新しい機能であると考えられていることから、人の中には遺伝的にそれが欠落してしまうぐらい繊細なものでもあります。そして、類人猿は緑の錐体視細胞を持っていることに、指で選別して食するというのが、他の生物より人に近い脳の発達に寄与しているとも考えられています。
 そして、錐体視細胞が色を見分けていることがわかったところで、光が物に当たったときに、反射するものが見えているということも知っておかなければなりません。つまり光が物にあたると、吸収される色と反射されて見える色があるということです。例えば赤色に見えるものがあれば、それは短い光の波長を反射して、他の光の波長を吸収しているということです。この原理を利用して、現在、車産業なんかでは、塗料で色を変えるのではなく、塗装面に光を反射、吸収される加工をしてカラーを出すという試みがされています。これは昆虫の蝶で羽に青く光るように見えるのが居るのですが、それは昆虫の羽に青色の色素を持っているのではなく、太陽光の中で青色だけを反射するような凹凸がつけられていることからそのような色に見えるという発見から得られたものです。
 一応、本文中にも触れていますが、赤い色を持つ光の波長が、浅い水深で吸収されてしまって届かないので、深い水深では赤には見えず、人の目には黒く見えます。しかし、バスの目に緑色に見える可能性があります。つまり人間の持っている緑色の錐体視細胞はバスのそれに比べて劣っているからです。そして緑を識別する錐体が脆弱なのは先に述べた通りです。さらに人間は紫外線をみることができません。
 つまり、蝶の羽と同じことで、日光全体を当ててやると確かに赤に見えるけれど、赤色が届かなくなる水深で、ザリガニの体表面が緑色を反射する構造であるか、その色素を体にもっていれば良いわけです。その実験を自分はよく知らないのですが、たぶんブラックライトだと思われる光を当てる実験で、青く見えるというのであれば、ザリガニは緑色や青色の色素を体に持っているというのは納得できることです。
 なぜかというと、アメリカザリガニの青色は存在します。「アメリカザリガニ 青」など画像検索されてみると良いと思います。つまり、なぜ青いのかというと、青い色素を赤色より多く持っていることで、赤色の光を吸収してしまい、青色を反射するためだと言えます。そこから考えるに、光の青より緑の方が先に水中で吸収されてしまうので、下手をすると深いところでは緑に見えるのはもちろん、青色にも見えるのかもしれませんね。
 そして、種族的に緑色のザリガニというのも存在しています。
http://ameblo.jp/erectorsjp/image-11131603547-11726332134.html
 つまり、体表面の構造なんて難しいことを書きましたが、ザリガニは自然の中で保護色である必要性から、赤色、緑色、青色の色素を体内に持っているのだと考えられます。これってRGBカラー全部持っているということで、3色の色素が同量に体表面に強く現れると人の目には、真っ白なアルビノが生まれる可能性があるとも言えます。そしてザリガニのアルビノというのもまた存在しています。真っ白なアルビノは、文中にあるように緑→青と反射してくれますから、ザリガニが緑色にも見えるというのは間違いではないと考えられます。

補足

 ちょっと補足しますが、あくまでバスの目から緑色に見えるのであって、人の目には黒くしか見えません。なぜかというと、バスは暗いところでも、桿体視細胞も錐体視細胞も発達しているため、人が見えないところでも見ることができるためです。陸上生活する生物にとって、人も含め、十分な「明るさ」がないと錐体視細胞が反応することができないのです。逆にバスは桿体視細胞が発達していることもあって、人が黒くしか見ることができない水深でも色を見分けているということです。一応原文にはそのニュアンスが含まれていたのですが、伝わらなかったのであれば書き手の力量不足ですね。
 また質問などあれば、別にコメント欄が延々と続いて長くなっても一切気にしないので、ためらわず、書き込んでくださいね。

No title

返信ありがとうございました。非常に理解しやすかったです。早速保存&コピーしました。
色を合わせていって釣果を増やした、サイズがアップしたなんて話や映像を見たことがありますが、それが本当に正しかった、正解に近かったかどうかは、その後に検証作業をして初めて正しかったと判断できるのではないでしょうか。検証作業しているアングラーなんてほとんどいないという偏見があります。
個人的な経験として、カラーによって釣果が増したとはっきり感じられるのは、光量が少ない早朝、夕方、特に夜にブラックカラーを使用した時です。アメリカではミッドナイトスペシャルと呼ばれているという話を聞いたことがありますが、内藤さんの言葉で『闇夜の中でバスが一番認識しやすいカラーがシルエットとして見える黒』と言われるように、ブラックは本当に圧倒的な釣果をもたらしてくれます。
理屈では理解していても、人間からすればホワイトやチャートを選んでしまいそうですが、やっぱりブラックが強いです。
ちなみに、リザーバーのナイトゲームにて、ブラックカラーで連発している時、蛍光塗料の光るカラーにチェンジしてノーフィッシュ。またブラックカラーに戻して連発なんて経験がありますが、
光るルアーはバスからすれば違和感ありまくりなんですかね。人間からは一番見やすいのですが・・・
水面を光で照らすとオイカワが大量に集まってくれますが、バスは完全に沈黙するので気をつけるようにはしています。
夜、ワームにフィッシュフォーミュラーを付けて、バスがいそうなスポットに放置して、何もつけていないワームと比べるとバイト数に確実に差が出ることから、光量が多い時以上に嗅覚を使っているのではないでしょうか。
他にもスティックベイトを使用して、あえてラインスラッグで水面を激しく(スラッグ出しすぎた状態で)叩きまくると釣果が落ちてしまうことから、光量が多いとき以上に聴覚や側線を使っているように感じます。その途中でヘッドライト付けるとバスはチェイスしていたみたいですが、バイトすることはありませんでした。


Re: No title

返信ありがとうございます。
 様々な検証作業をされているようで、本当にアドヴァンスド・アングラーの鏡だと思います。同じように疑問をもって様々な検証や実験、研究されているアングラーたちがちゃんと存在することに感動を覚えるぐらい、出会うのは稀ですよね。

 知っている文献に登場する生物学者の意見では、バスは視覚を主に使用した捕食者、sight feederです。逆にキャット・フィッシュ(ナマズ)は、それに比べて視覚が非常に弱く、嗅覚や味覚を主にした捕食者です。ナマズはそこから、口の中はもちろん、ヒゲでも味を感じることができるように進化しています。そして、あくまでエントリーは、日光があるという前提になりますね。
 そして更に説明不足な、桿体視細胞というのも、バスは人のそれより発達しています。この桿体視細胞というのは、人が暗闇でもわずかな光さえあれば、黒い影を把握することができます。それで光る部分と陰影を見分ける白黒映画のような映像を我々に見せてくれる視細胞です。この桿体視細胞が発達している(人のように光を調整する瞳孔がないため進化した)バスは、人間よりはるかに少ない光でも色を見ることができたり、陰影を見ることが生物学的にできるというわけです。
 そして、光の反射、吸収と何度も書いていますが、どんな色をしていようと全ての色が吸収されてしまった後は、最終的に黒になってしまうわけです。つまり、色が吸収されて最後に見える黒が、浅い水深にあるということは、バスにとって非常にunnatural/不思議な存在ではないかと考えられるのです。これがバスの興味を惹いているのではないかと考えられなくはないでしょうか。もちろん赤金にしても自然界に存在しないわけですから、真っ黒というのは、非常にルアー・カラーとして理に適っていると思っています。逆に言えば、黒はバスに違和感しか与えていないとも言えなくもないと思います。しかし、それが釣れる、釣れないとなると話は別ではないでしょうか。バスは、あたかも猫がネコジャラシに手を出すような、本能的にそのようなものにストライクする性質があるため、蛍光塗料も釣れないことはないと思ってしまいます。ただ、自発的に光っているものは、光であることから、バスにとってみれば、瞳孔がないために、そんな眩しいと感じるものに向かいたくないといったことがあるのかもしれません。つまり、人間が思う以上に水面下の魚たちというのは敏感に光を感じ分けていると思うことが最初のステップなのではないかと思います。

>光量が多いとき以上に聴覚や側線を使っているように感じます。
 これも視覚を補うのは、人間も本能的に同じなので、その通りだと思います。ただその2つには共通点と違いがあります。聴覚という内耳(inner ear)で聞く器官で、高周波の音を聞きます。側線(lateral line)は低周波の音を聞く器官のことです。そして低周波の音というのは水の中では、ディスプレイスメントという水の動きとなって表れます。
 そのうちこのような器官のこともエントリーにしたいなと思うのですが、科学的過ぎて翻訳に時間がかかり、いつも後回しになってしまいます。

 あとミッドナイト・スペシャルに関してですが、最近は黒はもちろん、紫というカラーが採用されているものが出てきています。エントリーを読まれているのでわかると思いますが、黒になる前に見える色ですよね。ルアー・デザイナーの心意気として1つ持っておかれても検証作業に幅が持てて面白いかもしれませんね。
 もしよろしければメールフォームからメールしてみてください。説明しきれない面白いデータが送付されるかもしれません(笑)

No title

メールを送りました。『説明しきれない面白いデータ』見てみたいです。宜しくお願いします。

Re: No title

返信ありがとうございます。
 届いてませんかね(;´Д`)
もしかしたら迷惑メールboxに、または受信に時間がかかっているのかもしれません。

No title

メール届いてました!!ありがとうございました。
バスの動体視力が人の数倍優れていることは知っていましたが、この数値は凄いでね。(視力は動体視力のことで正しかったでしょうか?)
やはり鯉は敏感ですね。鯉釣りはたまにやっていたのですが、最近ではルアーを使ってチャレンジしましたが(スピナーベイト、ミノー、ポッパー等)見事に不発に終わりました。
しかし、ログのファーストリトリーブ&キルでウグイは釣ったので満足です。
お言葉通り、色々と考えて遊んでみます。色々ありがとうございました。!!

Re: No title

届いていたようで安心しましたが、送ったものの一部を間違えて解説していました(;´Д`)
動体視力は、Critical Flicker Frequenciesの方を送らないといけないのに普通の視力の方を送ってしまっていました。修正用をまた送り直しますね。

No title

返信ありがとうございます。メール届きました。
バスの視力は、人間で言えば約0.1だと雑誌や図鑑で見たことがありますが、これほど優れているのかという驚きと、図鑑で見たデータ(毎週発売されている日本の○釣り)が間違いであったことに結構ショックです・・・

お疲れ様です(・∀・)ノ

心配しなくても、あんだけ打ち解けてたんだし大丈夫っす♪(*´∇`)


んでこの話、多分『光(or色)の三原則』から説明しないと、みんな理解しにくいんじゃないっすか?(´Д`)

赤外線とか例に出して、魚類に限らずそれぞれの類による可視光線・不可視光線の違いとか、ある程度前提がいるよね(^o^;)

まぁ、記事の最初で言ってるけどね〜(笑)

No title

上の続きになりますが、日本にある雑誌の中では読み応えのある内容になっているとは思います。
しかし『バスの釣り方』を読んで頂ければすぐにお気づきになられるとおもいますが、魚の釣り方は面白くない内容となっています。
しかし、日本の釣りの起源やノット別強度データ、魚の視力や適水温、そのなかでもカーブドポイントフック、ネムリバリの形状や特性が書かれていることからも、日本のバス雑誌よりは優れていると思います。

Re: お疲れ様です(・∀・)ノ

またしてもボケがない・・・だと・・・
コメントありがとうございます。

 「これしき、一般教養の部類よ。」とか言ってみたいものです。実はこの記事には大きなツッコミどころっていうのが存在しているのですが、今のところ、メールやり取りする内に「あさのっちさん」にしか直接伝えてないので、多くの人にはブラフでしかなかったりします(笑)ほら、最初の一文も然ることながら、ちゃんとタイトル読みました?ということです。

Re: No title

>juneさん
 視力と言っても、いわゆる明確に見える角度で見ているから、あれだけの鋭さがあります。人間でも死角や意識していない場所を見るときの視力なんてほとんどありませんから、ある意味で間違っていて、正しくもあります。このあたりは真剣に『Knowing Bass』みたいな生態学系の本を読んで頂くのが、理解への最速切符です。正直日本語でも視覚について勉強したことがないとなると、厳しい内容であることも何度かお伝えしたかと思います。

 こんな週刊誌が出ていたんですね。確かに様々な釣りに興味を持っている自分向けの内容ですね。その記事ごとに誰が書いているのか著者や編者によって大きく内容が左右されそうなので、そのあたりを見ておくと今後著書を買う参考になるかもしれませんね。

Re: Re: No title

>修正
例えば、犬の目には緑色の錐体視細胞がないので、人間が見るパプリカとピーマンという、赤色と黄色と緑色という違いを、濃淡で(つまり桿体視細胞で)見ることしかできず、赤と黄は同じ濃い色としてしか見ることができません。
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4