嫌だわ、早くすり潰さないと
Jerkbait Season Extended!
(you're welcome)
By STEVE PRICE
Senior Writer
Jerkbaiting isn't just a dead-of-winter technique. Elite Series pros explain exactly how to employ these lure while still wearing short sleeves
ジャークベイトを使うのは冬期だけのものではありません。Elite Series proがこれらのルアーを、半袖を着ているような時期に、どのように使用するか説明しています。
取材した場所はLake ForkのDale Creekのマウスからそう離れていない場所で、Kelly Jordonとの取材で特別な記憶があるところです。Jordonはこの場所を大型の魚が定期的に釣れるとガイドしてくれたところです。
そこはフラットで5-7フィートの水深があり、立ち木がroadbed(路床、ボトムの砂利を保持する)として30フィートの深さから存在します。そのエッジの外側はメインレイクとなっています。春後半の夕方、8ポンド以上の魚を5日間連続で釣ることを願い、Jordonはディープ・ウォーター側にボートポジションを取り、フラットへキャストしていきました。彼はわずかなバイトを感じフッキング動作に移りました。
「ルアーはそのまま引き続けられたので、フッキングを失敗したのだと考えていました。」とJordonは物語ります。「しかし、魚がフッキングされたと認識することはないと考えています。ルアーは水面近くまで寄ってきてしまい、魚はボートを見てspookして再び水中へ潜っていきました。そしてボートのフロントデッキぐらいの広さのボイルに向かって去っていきました。しかし、その時、ボートのすぐ側まで来たバスは止まって頭を振って自分の使っているルアーを吐き出しました。」
「これは自分の感じた中で5本の指に入るぐらいの大きなストライクでした。そしてこの魚は、その中でももう一度釣りたい魚でもあります。」
モンスターを逃した反面、学べることは、大型のバスがポストスポーンの時期という温かい水にヒットするということです。冷水期の細くスリムにされたクランクベイトとして有名なルアーですが、Jordonは、ジャークベイトが温かい水にも非常に有効であることを見せてくれました。事実、1年間使えるルアーですが、水温が上がり始めるとわずかにしか使われていません。
「冷水期と温水期でジャークベイトの釣りに対する大きな違いは、どのようにして、どこで釣りをするかということです」と、夏にもジャークベイトを使うことを躊躇しないMike McClellandは付け加えます。「バスは同じベイトフィッシュを食べ続けていますが、その餌となる魚は水温が上がるとより活発になります。つまりリトリーブをより多彩にしていく必要があります。」
「夏の間、ジャークベイトは非常に素早く動かします。同様に浮き上がるのはスローなものを求めます。冷水期に釣りをする時でもゆっくり沈むものより浮くものを好みます。ジャークベイトはアングラーたちが使う中で、活発に動くシャッドを模すのに最も有効なルアーです。そしてわずかな想像を加えると、ジャークベイトで様々な方法で、有効に使うことができます。」
1年間使えるジャークベイトを使う上で、最初に考えるべきことは、常にどういった場所で釣りをするのかということです。もちろん、湖によって様々です。例えば、カヴァーを好むバスが居る水系もあれば、ストラクチャーの周辺に居着くバスがいる水系もあります。それにもかかわらず、JordonとMcClellandは、季節に関わらず、どんな場所でも、ジャークベイトを使うには岬が最適な場所だと考えます。加えて、フラット、立ち木、ブラッシュ(小枝の束)や岩、ディープ・ウォーターに隣接する場所(Jordonが見せたLake Forkのスポットも)がより魚にとって魅力的な場所となります。
「ディープ・ウォーターに落ちるような、ブレイクラインを常に探します。または岬に絡んでいるditch(ディッチ/溝/掘れた場所)を探します」とJordonは言います。「なぜなら早春に、バスはディープ・ウォーターから上がり、スポーニングに適した状況になるまでそういった場所に集まります。春後半には、バスたちは同じ場所に、ディープ・ウォーターに向かって、再び戻るために集まります。」
「バスたちは良い条件を揃える岬を諦めることはありません。また、水温が温まっても、そこはバスが捕食する場所でもあります。Lake Forkでの自分のスポットも早朝と夕方に良かった場所です。その時は、バスがシャッドを捕食していたと確信していました。バスが捕食していない時は、多くの場合、ディープ・ウォーターに落ちるエッジの沖側にサスペンドした状態で居ます。」
水温が上がるとジャークベイトは岬だけを釣るベイトではなくなります。Jordonはリップ・ラップ、フラットに続くチャネルやディッチが絡んでいる場所、水生植物の上っ面やそのエッジ、エッジに絡むボート・ドック、bluff wall(垂直岩盤などの水中にあるストラクチャー)に平行にアプローチする、そして流れの絡む場所です。Jordonにとってジャークベイトを使う時、水が動いている場所は、暑い時期に選ぶ好みの場所です。
「放水路にジャークベイトをいつの時期でも、キャストするのは決して無駄ではありません。流れ/カレントの中でバスは常に群れになって居ます。傷ついたベイトフィッシュがダムのゲートを開けた放水によって流されてくるのを待っています。」「実際、見知らぬ湖に行って、何をしてよいのかわからない、どこから釣り始めるべきかわからないような場合、常に水の動く場所を探して、ジャークベイトからキャストし始めるべきです。」
「プレゼンテーションの方法は、カレントを交差して、わずかにアップストリーム/上流側へキャストすることです。これによってルアーをバスが通常居着くような小さな渦や流れの弛みの中に入れていけます。もし流れに向かって真っすぐ投げてしまうと、自分の方向へルアーが流れに乗ってしまうためルアーへアクションを加えることができなくなります。」
「ジャークベイトはクランクベイトのように岩やスタンプ(木の根)にコンタクトしていくベイトではありません。」と何年もジャークベイトをデザインしてきたMcClellandは追加します。「多くの場合、ジャークベイトは水の透明度が高いか、わずかに濁った水といったバスがルアーを視認することができる場所に最適です。そして、バスはジャークベイトをlifelike/生きたものとして追いかけていると考えています。そしてディープ・ウォーター側からバスを引っ張り出せるルアーとして認識しています。」
McClellandはバスをディープ側からバスを引っ張り出して釣る場合、通常、冠水した立ち木の表層側で釣ります。このテクニックは数年前、彼のホーム・レイクであるTable Rockでで発見した時から、Amistad,Bull Shoalといった同様のダム貯水湖(impoundments)に適用しています。2008年にAmistadで行われたBassmaster Elite Series tournamentでは、彼は6パウンダーが、増水によって冠水したメスキート(木の種類)とシャローを彼のデザインしたジャークベイトで釣りをしていた時に、ディープから追いかけてくるのを見ました。この一つのストライクから、その日に最適なリトリーブの種類を見つけ出しました。彼はそこから4位でそのトーナメントを終えました。
バスがボトムにべったり着いているような状況では、特にボトムがgravel/砂利で、10フィート以浅では、McClellandは自身がつくったSpro社McRip 85でボトムノックさせます。これはクランクベイトの代わりとしてよく使用します。デザインとして、ボトム近くに留まるようにしてあり、"hunts"アクション(千鳥アクション)に加えside to sideアクションが組み込まれています。見た目が、ボトムを掘るように使う普通のクランクベイトとは全く違うことが、これを使う主要な理由です。
このジャークベイトは、多くの"普通の"ジャークベイトとは違っています。これは、多くのジャークベイトが6フィートより浅いぐらいにしか潜らないのに対して、7-10フィートに急潜行していきます。McRip 85はダイビング・リップを長くしていることで、他にも通常のtwitch-twitch-pauseのリトリーブで、"rip baits"として知られているその他のルアーのようにロッドを激しく動かさなくとも、様々な動かし方ができます。
「多くのジャークベイトがロッドをトゥイッチすればside-to-side,walk-the-dogアクションをするようにデザインされていますが、これらの種類のルアーは普通のクランクベイトよりウォブルします。」とMcClellandは言います。「早春には、リップ・ベイトをロッドで激しく引いて(リッピングして)、一度に2-3フィート動かすということを試します。これらのルアーは急潜行することから、水中に沈む立ち木の上を釣るには最適な選択です。事実、この釣り方は気に入っていて夏にも有効です。」
「Lucky Craft社Stayseeは15フィートに届きます。」とJordonは付け加えます。「しかし、ジャークベイトの釣りでは、クリア・ウォーターで釣りをするため、常にディープ側で釣りをする必要はありませんし、バスはルアーを捕えるまで長距離を移動します。」とJordonは言います。「しかし、もしバスより下に潜らせても、稀に潜ってルアーを捕えることがあります。また、ジャークベイトは濁った水系でも使うことができますが、信頼できるほどではありません。使う水の透明度の基準として2フィートより見える水系で使うのを好んでいます。そして、ジャークベイトではルアー・カラーが重要だと確信しています。」
「ジャークベイトを使う時、いつもサイズとカラーを多数派となる餌に合わせていくようにします。そして、透明度が高いほどよりナチュラル・カラーを必要とします。バスをディープ・ウォーターから浮き上がらせる理由には次のようにも考えています。バスを浮き上がる時には、バスがちょっかいをかけてくるためで、そのためにtwitch-and-pauseというリズムが重要になると考えています。」
ジャークベイトで釣り始めるアングラーは、twitch-and-pauseというリトリーブ形式を理解していますが、アングラーはトゥイッチ中ではなく、ポーズ中にストライクが集中することをあまり意識していません。ポーズの時間は、冬には15秒かそれ以上といった長さで、夏には2秒といった短さと幅広く使います。
「ルアーの動きがバスの目を向けますが、バイトはポーズ中にあります。」とJordonは言います。「全てのルアーに言えることですが、プレゼンテーションされたルアーによって魚が何を求めているか教えてくれます。つまり、いつもジャークとポーズのリズムをストライクが得られ始めるまで変えていきます。最初はjerk-jerk-pauseで始め、jerk-jerk-jerk-pause次にjerk-pauseと、全てを1回のキャストで行い、そこからまたバリエーションを変えていきます。」
McClellandの好みのバリエーションは、特にディープランニング・ジャークベイトを使用している時には、可能な限りロングキャストしてポーズ無しにリーリングで潜らせていきます。彼の最初のポーズは、ルアーが最大潜行深度に達した時だけです。次に、ジャーキングを始める前に、ロッドをスウィープに動かしてルアーを前方へ動かします。
「ほとんどの場合、ボートポジションはディープ・ウォーターにあり、シャローへキャストして、バスがサスペンドしているであろうブレイクラインを通過させてきます。」「シャローからディープへ動かすことで、シャロー・ストラクチャーを十分にカバーすることができ、同様にディープの落ち込みもカバーすることができます。もし自分がルアーをディープからシャローへキャストしてしまうと、ボトムかカヴァーを釣っているときで、魚はシャローに居ることから、ボートの動きでspook/脅えさせてしまいます。」
Jordonは10ポンド・フロロカーボンラインを、6-7フィートのミディアムロッドに組み合わせることで、最適なルアー・アクションとコントロールができると言います。長いロッドはロングキャストを簡単にしますが、ラインを大きく引っ張ってしまうことから、ジャークベイトをトゥイッチング時に動かし過ぎてしまいます。McClellandは、それでも8ポンド・モノフィラメントラインをクリア・ウォーター(シャロー・ウォーターには12-14ポンド)を、フロロカーボンは沈んでしまいポーズ時のルアーアクションに影響してしまうことから、好んで使用しています。彼は6ft9inの極端なファストティップを持った、十分な強さを持ったロッドをよく使用しています。
JordonはLake Forkでヒットしてきた大型のバスをどんなリトリーブのリズムで釣っていたのか正確に覚えていません。ただポーズ中に来たということだけです。それ以来、そのスポットへ毎年何度も行き、多量のクオリティ・フィッシュを釣っています。一つのスポットから、一尾のバスから得られた確信によって、彼は常にジャークベイトを1本か2本必ず結んで、どこに行ってもすぐに使える準備をしています。そしてMcClellandもいつもタックルを組んでいる一人です。
Reference
STEVE PRICE - Senior Writer "Bassmaster Magazine"bassmaster.com, Volume 44, No.9, SEPTEMBER/OCTOBER 2011, p.24-26,28-29.
なげーよ(笑)と自らツッコミ入れるぐらい長い引用文ですが、ここから先も言いたいことが盛りだくさんのため覚悟して読んでください。
先の述べておくのは、以前から申しているように北米のプロの質は下がっています。ジャークベイトにside-to-sideという横に動くアクションを求めてしまっています。しかし、その中でもMcClellandの「リップ・ベイト」という考えは、さすがにシグニチャーモデルのジャークベイトをつくっているだけあって、自分も似たような考えを持っています。
つまり、個人的にディープランニング・リップ・ベイトもスラッシュベイトも所詮クランクベイトでしかないということです。McClellandも言っているようにクランクベイトのボディシェイプが好まれない時のクランクベイトの代替品でしかないのです。
それではジャークベイトを使う釣りとは一体どういった釣りのことなのでしょうか。大事なことなので、何度でも言っておこうと思いますが、1回のロッドワークで動く距離はトゥイッチで20cm以内、ジャーキング50cm以内、リッピングはそれ以上という違いがあります。トゥイッチの20cmというのは、個人的にジャーキングと差別化するために30ではなく、あえて20cmとしています。
ジャークベイトは主に、引用イラストの1と2枚目に表現されていますが、ブレイクラインやレッジを狙うベイトとなります。
ジャークベイトで可能なリトリーブラインは①と②となります。しかし、ストライクが集中している場所がわかっていれば、わざわざ潜行深度を稼ぐために無駄な距離をキャストしなくて済むので、①をクランクベイトを使いながらストライクするストライクが集まる球を見つけて、その球をジャークベイトで急潜行させて攻めていけば非常に効率的だということです。
プラドコジャパンニュース vol.17 2004/7/10
個人的に球の大きさは、図2を参考に、活性の非常に高い時で直径約4mぐらい、タフな時に直径30cmぐらいという認識でいます。常に意識して釣りをしていることですが、タフになればなるほど、バスの頭にぶつけていくようにルアーをプレゼンテーションしていきます。
しかし、スラッシュベイトとジャークベイトの一番の大きな違いは速度です。クランクベイトはワンキャスト全体にかかる時間は短いですが、瞬間時速はそれほど速くありません。ジャークベイトはワンキャスト全体にかかる時間やテンポは長くかかりますが、瞬間時速は他のどんなルアーにもないぐらいの速度が出ます。つまり、移動距離が短いけれど、どんなルアーより速く動くことで、バスを浮き上がらせてストライクまで持ち込む間合いが詰められるということです。スラッシュベイトというのは、どちらか片側にダートするわけですが、その分だけのラインスラックは出ているため、その逆側へダートさせるためには同じだけのラインスラックを引っ張ってから出す必要があることから、移動距離は非常に長くなってしまいます。これが浮き上がらせて釣るためには利点とならない一つの理由です。
そして個人的にスラッシュベイトには多くの代替品があります。コメント欄で書いたように、ザラ・スプークをダイブさせてウォーク・ザ・ドッグや垂直浮きのペンシルベイト(ザラ・スプークのテールにオモリを追加するのもアリ)をリップレスミノーのジャークベイトとして使う方法があります。
自分「最近垂直浮きのペンシルベイトがペンシルベイトとして使えないですね。」Aさん「トロいから?」自分「浮き上がる前にロッドワークをかけてしまうため、浮き上がらなくて。」Aさん「リップレスミノーのジャークベイトとして使うしか、しょうがないな。」自分「そうなんですよね。」という会話を最近したばっかりですが、この会話の大事な部分は、ルアーが使えないとは言っておらず、あくまでペンシルベイトというカテゴリーのルアーとしては使えないという話をしている点です。
また、ウィグルするルアーならば、よほどのことがない限りクランクベイトにロッドワークを入れていく釣りをすれば良いことの方が多いです。特にフラットAは、オモリを貼るチューニングをしないとフロントフックがラインを拾って釣りにならないのですが、テーブルターンしますから、移動距離が非常に短く素早いアクションで誘う、浮き上がるまでの間合いをつくることができます。
このようにボート・フィッシング前提の考え方を基本として、いつも考察しています。もちろんオカッパリもしますが、ボートポジションのように自由に釣りができないので、例外もありますが基本として、引用イラスト2枚目のような角度でディープからシャローへリトリーブしていくイメージはイラストそのままです。つまり、常にストラクチャー・フィッシングという水深の変化を意識した釣りの中で、さらにボートポジションを軸に、狙うスポット常にバスの頭にぶつけていくように、ストライクする場所を球体といった点で考えて組み立てているので、多くのアングラーとは前提が少々違うというところが分かって頂けたでしょうか。
スラッシュベイトの使いどころを考えた時には、リップ・ベイトとして考えることができます。しかし、ロッドワークで最大潜行深度まで持っていけるアングラーと、リトリーブしてでしか最大潜行深度に持っていけないアングラーでは大きな相違が生まれます。図1に示したように釣れる場所がブレイクラインの少し沖だとすれば、ロッドワークで持っていけるのアングラーは一つのジャークベイトを①にも②にもロッドワークで潜らせて赤丸へと持っていけます。しかし、リトリーブしてでしか持っていけないアングラーは①は可能でも②に持っていくにはより潜ってくれる潜行深度の深いルアーを使わなければなりません。そしてダートするということは、リップにかかったの水圧が、すぐに横を向いて逃がしてしまうため潜行角度を稼げなくなってしまうのです。しかし、今頃の時期にオカッパリでディープからシャローへ向けてリッピングでブレイクラインの上を浮上させるという方法など、使いどころはいくらでも考えられます。ただ、見方を変えるとこれも潜行角度の深いディープクランクでも可能だということも言えます。
ロッドワークで最大潜行深度に持っていけるアングラーからすると、ストライクする赤丸のような球体が探し出せた状況で、潜行深度を稼ぐためのリトリーブと、赤丸に至るまでのアクションは無駄でしかないわけで、効率性の問題からそういったルアーは使われなくなります。もちろん最初からわかるわけではないので、赤丸のような球を探し出す確認作業をしていくわけですが、そういった場合にはワンキャストの時間がかからないクランクベイトの方が広くスポットを探していけます。加えて、カヴァーといったスポットがわかっているのであれば、最初からジャークベイトをジャーキングで最大潜行深度まで持っていくということもあります。
引用文に戻ると、Kelly JordonもMike McClellandもロッドが長過ぎます。しかし、個人的に検証した結果として、6ft6inに12lbフロロカーボンを使用したタックルセッティングで、1回のロッドワークでの移動距離を50cm以内に収めることは可能でした。しかし、アクションにキレを出すことが難しく、当ブログの扱いは誤魔化しのジャークでしかありません。長いロッドで引っ張り過ぎるのをラインストレッチで相殺しているといったところです。McClellandの8ポンドというの潜行深度を稼ぐためだと考えられますが、12-14ポンド・モノフィラメントラインというは、そのあたりを理解してやっているのではないかと考えらるのです。
もちろんキレを殺すことが必要となる時がありますし、キレを出すことが必要となる時の両方があるわけで、タックルを2セット組むなり、技術的にその両方を出せるようにしておくことが必要だということです。
ジャークベイト
一般的にジャークベイトと括られているルアーたちですが、個人的には全く別物として捉えているということです。X-rapのようなルアーを水面下をキラキラさせて釣ることで、ロッドワークの釣りに興味を持ってもらう入り口という意味なら推奨されますが、「このルアー最高!」と言わせてしまうルアーなのだとしたら当ブログ的には全く推奨されません。
スラッシュベイト(特にシャローランニング)というのは、特別なものではなくて様々なルアーでカバーできるルアーだったことから、ロッドワークで遊んでいるアングラーからすると1通りしか使えないスラッシュベイトをわざわざボックスに入れるということは無く、居場所の無いルアーとなっています。細身のボディシェイプのクランクベイト、さらに潜行角度の浅いシャローランニングタイプが必要な瞬間って1年にそう何度もあることではありません。
しかし、トーナメント的な思考、釣り師的な思考を抜きにして、最終的に結論として求められるのは、自分の釣ってみたいルアーで釣ればいいじゃんという、狙っている赤丸のような球体へプレゼンテーションすることが可能であれば、ルアーなんて何でもイイのにね、ということです。
最近EEratic Shadの実物を見ましたが、仕上がりが美し過ぎて、日本的過ぎて、これで釣ってみたいと思わせるルアーではなく、近年そういったルアーが減ってきているのも悲しい現実です。今のところとりあえずルアーデザインとして昔ギヴアップした形状が、最近新たに新製品として面白い形状を纏って売り出されたので、それに挑戦するつもりというのは見つけてあるのが救いです。
さて、ストラクチャー・フィッシングという、この場合ブレイクラインやレッジというストラクチャーありきでジャークベイトの釣りをする場所を選ぶ、釣れる場所を点や球体で考える、ロッドワークで最大潜行深度まで持っていくという3点を一気に説明したので、わかりにくいとは思いますゆえ、ゆっくり読んで頂きたいと存じます。