ライ麦畑で見逃して

 ルアーのチューニングには食いつくんだけれど、KVDの釣りの最も優れている能力の一つパワーフィッシング、そういったシナリオをつくる能力、その釣ったことの過程には興味を持たない、そんなスルーライフを実践されている皆様如何がお過ごしでしょうか。
 世間的にはせっかくの休みなんだから、バスフィッシングを餌釣りではなく、ちゃんとルアーフィッシングとして戦略的に楽しもうという流れを伝えたいため、ボート・フィッシングを推奨し続けます。
 釣るためにラインを細く、ベイトを小さくするのは、決してルアーフィッシングの中でのブレイクスルーではなく、餌釣りというルアーフィッシングの概念そのものからブレイクスルーして飛び出してしまっています。

 せっかくだからボートに乗ってちゃんと戦略的にルアーフィッシングをしようと思い立った時に、一体準備として何をすれば良いのかという疑問にKevin VanDamが答えています。
 自分もよく知らない湖に小型ボートで釣りをしようかなどと計画しているので戒めとしてエントリーを作っておこうと思います。

http://www.bassmaster.com/blog/fishing-new-waters
Fishing new waters

You've planned a vacation to a body of water you don't know well.

Where do you begin?
 休日によく知らない水域に行こうと計画しました。どこから始めるべきでしょうか?

Going to a large, unfamiliar lake can be intimidating, but my system will help you figure out a lake in a short period of time.
 広域なよく知らない湖に出かけるというのは不安がつきまといます。しかし、KVDのシステムは短時間で湖を知る手助けとなるでしょう。

Here's how.

Do homework: Avoid talking to bait shops or guides where the information may not be as reliable as what you get on your own. You can inquire about lake conditions, water clarity, type of habitat and structure, but avoid talk of hot baits and specific locations. Learn the general seasonal patterns for that type of water and the time of year, but keep a clear mind about where and how to fish.
Do homework(家でしておくこと):釣具店やガイドと話すのは避けるべきです。それらの情報は自分自信で集めたものに比べて信頼できるものではないことが多いと考えます。つまり特定の釣れる場所や釣れるベイトについては避けるべきですが、湖の状況である透明度や生息環境、ストラクチャーについて調べるのは有益な情報となり得ます。またその水域の1年間の一般的なシーズナル・パターンも学ぶことが出来ます。しかし、気をつけておくべきなのは、常にどこで釣るか、どうやって釣るかということに関して複雑に考えないことです。

Do map study: Get a current map or load that region's Navionics mapping chip in your boat GPS. With a basic idea of the seasonal patterns, you can eliminate a lot of water ahead of time and focus on sections of the lake that fit that pattern.
Do map study(地図を読む):水流の記された地図や等高線の入った地図を用意することです。読むべきことは、シーズナル・パターンに合わせて、広い水域を短時間で、そのパターンに合った場所を探していくことです。

Watch the weather: Study weather patterns before you arrive and those that may be coming while you are there. That will clue you in on the type of bite you can expect or if fishing conditions will likely change.
Watch the weather(天候を読む):湖に行く前にその土地の天気予報と過去の天候を知っておくことです。これを知ることで、魚がどうバイトしてくるのか、釣りのコンディションが変わることを予想できます。

For example, if high winds are forecast, scout those lake sections that fit the seasonal pattern and offer protection so you can fish efficiently.
 例えば、強風が予想されていれば、湖の中でどこが風を防ぐ場所なのかシーズナル・パターンに従って探すことで、魚を効率的に獲ることができます。

Fish your style: Don't try to learn new techniques on unfamiliar waters. Utilize your existing skills and confidence in specific techniques. Pick areas of the lake that fit your style.
Fish your style(自分のスタイルで):よく知らない水域で新しいテクニックを試そうとしないことです。既に持っているスキルや自信のある釣りを有効活用するべきです。また、釣る場所も自分のスタイルに合わせて選ぶべきです。

Don't try to catch every fish: When scouting an area, focus on learning what the majority of fish are doing at that time. There may be multiple patterns, but I've found that 75 percent of the fish in an area relate to the same type of cover or structure. If you fish 10 docks and get two bites on docks that are on points and they came on back corners, fish only docks on points and ignore the outside poles.
Don't try to catch every fish(全ての魚を釣ろうとしない):エリアを探している時、焦点を合わせて学ぶべきなのは、その時間に大多数の魚がどう動いているのかということです。その時にはいくつかのパターンが存在しているのですが、75パーセントの魚は同じ種類のカヴァーやストラクチャーに関連していることを発見しています。もし10のボートドックを釣って、2バイトをドックの先端で、角から魚が出てきたのであれば、外側のポールは無視してドックの先端だけ釣れば良いのです。

Analyze the bites: Every miss, follow or hooked fish provides critical information. Note how you were working the lure, where the fish came from and how he bit it. Those tidbits will help refine your presentation and increase your success.
Analyze the bites(バイトの分析):全てのミス、追ってきた、針にかけたという魚から分かる情報は非常に重要です。どのようにしてルアーを動かしていたのか、どこから魚が出てきてそのルアーへバイトしてきたのかということに気がつくことです。これらの断片的な情報はあなたのプレゼンテーションを磨くことになり、釣果を上げる手助けとなります。

Don't waste time: Never spend more than 10 minutes on one spot with one technique unless you get favorable results. If the spot looks good and meets the criteria to hold fish, experiment some. The biggest mistake anglers make is spending too much time in an area where they don't get bites.
Don't waste time(時間を無駄にしない):好ましい結果が得られない状況で、一つのスポットに一つのテクニックで10分以上かけてはいけません。もしそのスポットが見た目が良く魚が居る基準を満たしているのであれば、いくつかのテクニックを試せば良いでしょう。一番大きな失敗は、アングラーがバイトも得られないのに、一つのエリアで時間をかけ過ぎることです。

If I work an area with power baits without a strike but see indications of aquatic life and potential, I'll go back through it with slower presentations to appeal to less aggressive fish.
 もしあるエリアでパワーベイトを使いストライクがない場合でも、水生生物とそのポテンシャルという目安から環境が整う魚が居る場所であれば、もう一度スローなプレゼンテーションをして活性の低い魚を誘う方法をとります。

Trust your abilities: Focus harder on the information before you. Bass offer clues on how to catch them. Relying on outside influences and help will only confuse you and could lead you astray.

Trust your abilities(自分の能力を信じる):自分を信じる前に、情報に焦点を当て過ぎないことです。バスは、バスをどう釣れば良いか手がかりを提供してくれます。それ以外の情報に頼ってしまうのは、あなたを混乱させて間違った方向へ導くだけです。



 釣る時間に関して、1か所のエリアに対して10分以上かけないという指標はパワーフィッシングというシナリオを完成させる上で有益な情報ではないでしょうか。ボート・フィッシングの記事でも1か所の目安が10分なんて言うアングラーが果たして日本に居るのでしょうか。
 また最近はAll-Star weekでSkeet ReeseがEdwin Eversの釣りに関してコメントしていたのを引用すると、EversはこのトーナメントのキーエリアとしてGoogle Mapで小さなクリークを見つけつことができたと言っていたように、日本の釣り場でも一度確認してみるというのは有益な情報になる可能性があります。また航空写真でない方では、等高線入りで表示することもできるので、ダム湖などであればどこが急深なエリアでフラットがどこにあるのか、ある程度予想できたりします。琵琶湖の南湖の東岸なんて基本フラットで、何の役にも立たないように見えますが、西岸は少しでも高さのある山から流れる川というのは湧き水からくるもので、水温を下げる要因になったりはしないかなどという考えるキッカケにすることは可能です。

 オカッパリだろうが何だろうが時間を確認しながらのフィッシングというのを意識しておけば、パワーフィッシング・タクティクスを最も効率的に習得できるのではないでしょうか。そして、フィッシングをスローダウンする理由は単純に釣れないからではなくて、絶対にそこにバスが居るという確信のもとに活性の低いバスに間違いを起こさせるためです。大事なことなので何度も言いますが、別にフィッシング・プレッシャーが高くて釣れないからライトリグにするわけでも、パワーベイトを使わずにフィッシングを最初からスローにするわけではありません。ついでにKVDの言うスローダウンというのもフィネスフィッシングという意味ではありません。使うルアーのスピードを落とすという意味だけです。
 さらにKVDが行うフィネスである、パワーフィネスというテクニックは、映像で見たことがない人であれば、想像を遥かに超えて速い釣りです。
1:17あたりから見えるアクションでその速さが伺えるかと思います。KVDの言うスローダウンというのはベイトを置いたりシェイクしたりする釣りでないのは間違いありません。
 さて、1キャストに15秒かけたとすると、1スポットに40キャストしかできないパワーフィッシング、どんなシナリオで釣るイメージができたでしょうか。

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No title

バスフィッシングは餌を使ったからといってルアーより釣れるとは限りません。たとえば僕がKVDに餌で立ち向かっても釣果で勝てないように。そして最高級のタックルを使ったからといってバスは釣れません。
つまり、バス釣りで大事なのは状況を読み、バスを探し、もっとも有効なプレゼンをすることだと思います。KVDは誰よりもこの能力に長けているのだと思います。まぁKVDは全てに優れていますが。
そしてそのためにはバスの生態を知り、ルアーの特性を理解する必要があるのだと思います。

まずは場所ありき、このようなネタは大変勉強になります。75%などここまで具体的な数字を言及した日本人プロを知りません。KVDの経験値の高さに驚くばかりです。

Re: 本当にお久しぶり(゜▽゜)/ッス

お久し振りです。いつも読んで頂いていているようで、ありがたく思っております。

的は得るのではなく、射てくださいね(笑)

 ご希望のネタの引用は、普通に昨年末から年始にかけて本人が解説したということもあり、数があり過ぎてまとめる必要があるので少々お時間をください。
 先に核心に触れたことについて話すと、そのジグはフットボールジグの使用方法を既存のものから発展させたアイデアだと捉える必要性、ディープクランクの代替というブレイクスルーされたアイデアであると捉える必要性、この二つの側面があることを今のところ確認しています。自分なりにちゃんと整理してみたいので時間がほんの少しかかるという程度ですから2つ先ぐらいのエントリーでお届けできると思います。
 調べて思い出したこととして、一度ネタにしようと思ったけれど、躊躇して結局やらなかった理由も思い出したので、その辺りの個人的意見も書こうと思いますから、ブレインストーミングとして読んで頂けるとありがたいです。

Re: No title

 いつもコメントありがとうございます。
 osawaさんのような、ゾーンとスピードという概念を基盤にしてちゃんと餌釣りしたら、リミット制限さえなければKVDに釣り勝てるんじゃないかと思いますよ(笑)
一番の弱点であるバスがお腹いっぱいの時、つまり食欲が無いときには、タナを合わせる(ゾーンの釣り)だけの浮き釣りのようなスタイルでは全く歯が立たないという欠点があるのは事実ですが、安定したサイズのシャイナーやシャッドを生き餌にすることができ、リトリーブといったスピードの要素を付け加える釣りをしたら1年の総計で勝てるのではないかと予想しています。
 たぶん、散々ゾーンとスピードを合わせることを考えて最終的にはワームまで出した後に、同じ場所に生きたスレッドフィンシャッドを落としたら連発したという個人的な経験がそういった予想をさせるのだとは思いますけどね。
 しかし、生きたシャイナーって大型だと1尾$5~6と結構コストが高いです。5尾買って使って5尾釣れることもありますが、弱ったり、バラしたりとそう都合良くはいきませんからね。ついでにコストをかける割に釣れるサイズも選べません( ̄ー ̄;)
そんなわけで、シャイナーをショップで買うコスト、つまり費用対効果を考えれば、1年間で圧倒的にチープな金額で圧倒的に釣果を叩き出せるのはKVDの方ですから、osawaさんの見方に反論してみたものの、間違ってないと思いますよ(笑)
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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