Jig fishing - Gary Klein

あなたの知らないフリッピング&ピッチングの世界

 フリッピング&ピッチングをラバージグの釣りを基盤にその概念をGary Kleinから学んでみましょう。Randy Howellのエントリーと同じ出典です。
日本でこのDVDが手に入るのかは分かりませんが、個人的にこういった著作権はロングテール型のビジネスモデルに賛成なので紹介しています。また内容の全てを晒す気はありません。しかし、ロングテールということでこういった内容に興味を持ってもらうという意味で翻訳つきの解説と独自の意見を交えていきます。
 ちょうどそのDVDの内容を誰かが上げていたので時間があればご覧下さい。


 ジグを使うシチュエーションのカバーはベジテーション、立ち木といったものです。しかし、重要なのはストラクチャーに絡むカバーなのであって、見えるカバー全部撃てば良いというわけではなく、それは効率が良くありません。当然撃つべきスポットを絞る目が必要なのですが、それは落ちる速度をカウントダウンして水深の差などの狭い視点で探したり、岬/ワンド状になっている場所と広い視点であったりします。いかに自分が釣っている場所の水中をイメージできるかというところに尽きるかと思われます。
 映像の中でジグにバイトが得られるのは、そのほとんどがフォール中です。映像の解説を見てもらってわかるように立ち木であればそこにラインテンションを張らずに沿わせてフォールさせるということが重要です。ラインをフリーにして落としますから、フッキングに至る時にクラッチが戻っているかということに注意を払うことも忘れてはいけません。
 バスボートで釣りをしている場合、バイトが得られてフッキングしファイティングしている最中でも今ボートポジションがどこにあるかということ、デプスファインダーで水深がどの程度あるのかなどの情報を確認することが次の1尾につながります。今掛けている魚を不注意で逃すことはできませんし、しかし次の魚を得るための情報も必要だというかなりの集中力が必要な釣りとも言えます。オカッパリであれば釣っているポジションが流されることもないので釣れた後から確認することが出来ますが、そういった細かい情報を察知するというのはアングラーとして非常に重要なことではないでしょうか。
 
 使うタックルは、フリッピングとピッチングでは7〜8ftのベイトロッドのみです。ラインをフリーにして落とすという動作ではスピニングが有利ですが、ベイルを返して何度もラインを送り込んでいくという動作が無駄に思われます。ラインは15lb以上でGary Kleinが言うにはモノフィラメント、フロロカーボン、ブレイドライン全てを使うと言っています。アップされていない項目で10lbのスピングタックルを使用することもあるし、80lbのブレイドライン、30lbのフロロカーボンも使用すると言っています。
 技術的な面で、フリッピングのコツは、ラインを指に(彼の場合親指に)掛けるだけ、ラインを摘まないことが重要だと言っています。ラインを摘むとどうしてもスムーズにラインを送り込めないと言っています。また、右手でロッドを持つ場合、右ハンドルを使用した方がラインがハンドルに絡まないということにも言及しています。
 ピッチングはまず右利きなら右手でしっかりと投げることが重要で、初心者が最初から利き腕と反対の手でキャストするのは辞めた方が良いと勧めています。
 フリッピングやピッチングで釣りをしている場合、ボトムについても3秒程で次のスポットに移ると言っています。それ以上かけても効率が悪いといったところでしょう。

 ラバージグのカラーに関して、基本的な色は2色だと彼は言っています。それはブラック&ブルーと緑;具体的にグリーンパンプキン、ウォーターメロンです。ブラック&ブルーはどこでも使用するカラーだとも言っています。他にカラーを選択する基準は、何をイメージするのかということ、ザリガニならザリガニっぽい色を選択するし、しかし、ブラック&チャートリュースのような濁った水でシルエットをしっかり出してバスに見せるということもしたりと、バスにどう見せたいかというのが重要な点です。
 ジグの形状に関しては、デザインには全て意味があり、映像内でも言っているように、ラインアイとラインが一直線になるようにデザインされているものはカバーを抜けてきやすいといった利点があります。ノーマルのガード付きジグはスパイラルフォールさせやすく作られています。OSPのジグがほぼ同じようなデザインをしています。パクリとは言いませんが、購入しやすいといった点で評価出来るのではないでしょうか。形状を選択する上で重要なのは、どんなタイプのバスを釣りたいかというところにあります。例えばクリアウォーターでは魚が目で獲物を捕らえることからラトルのないジグを使用するし、ヘビーカバーで濁りがあれば多くのラトルで音を出し魚の側線を刺激する。ボートドッグではイレギュラーに落ちていくものを使用するし、フットボールジグはその形状から垂直に落とせるためレッジのようなブラフの多い垂直なストラクチャーで使用すると言っています。フットボールは1ozのジグにシングルテールかダブルテールグラブを使用すると言っています。
 ジグで釣りをしていく場合、合ってないと思った場合は先にトレーラーを変更し、それでも合わない場合にジグそのものを変更すると彼は言います。トレーラーは主にジグと同じカラーを使用するが、ブラック&ブルー(通称青爪)とブラック&チャートリュース(チャートリュースの爪)のクローワームのトレーラーはよく互いに交換し合うと言っています。

 ラバージグを使用して釣りをするのはアングラーが上手くなっていくためには良いことです。見えるところからカバーがどこにあるかなどその注意力を鍛えることができます。バスはカバーが好きですし、ストラクチャーオリエンテッドフィッシュということを理解する上でその基礎をつくることができるのではないでしょうか。

ラバージグを使用するパターン
 まずワンキャストごとにそのキャスティングに集中します。キャスティングは常に同じキャストを繰り返せるということが重要です。また1尾の魚は次の1尾を穫るための多くの情報を与えてくれます。つまり、ボートポジションを常に最適な位置に持っていかなければならないし、キャスティングを疎かにしては1尾が穫れないことに加えて、キャスティングの回数を無駄にするし、魚をスプークさせてしまいます。彼曰く、自分なら釣れる1つのスポットから2〜3尾の魚を穫れると言っています。それは同じキャスティングで同じボートポジション、同じプレゼンテーションから出来ることだと語っています。
 まず、釣りを始める場合情報はありませんし、自分自身に何で釣りをするかを問います。ジグで釣りをする場合、自分の目でまずカバーを確認します。先ほど述べたように何度も同じプレゼンテーションで釣れる場所、スポットを絞り、そのプレゼンテーションを繰り返せるということが重要です。そして釣れた1尾から次にするべき情報を得ていきます。
 釣りをする上で鍵となるのは、魚のポジションであってルアーではありません。もし立ち木からジグで1尾釣り上げ、次のキャストで同じスポットからスピナーベイトで1尾穫ります。そしてまた同じスポットからバズベイトでもう1尾追加します。これはルアーが重要なのではなく、魚のポジションが重要なのです。アングラーたちの多くはルアーに恋し執着します。ショップに行けば結ぶだけで大きな魚が釣れるという売れ込みのものがたくさんあるでしょうし、店員にも勧められます。しかし、私はアングラーに「自分自身に自信を持つべきだ」と助言します。確かにルアーは魚を穫るためにあなたを助けてくれますが、それを結んで投げて魚を釣るのはあなたです。
 ヒロ内藤さんも良く言いますが、魚をいつでも連れて来てくれるマジックルアーなんてのはなくて、それを動かすのはアングラーなんだという同じことを言っています。内藤さんは加えて、釣具店で「ここにあるルアーで魚が釣れないルアーなんて一つもないと思うのね、もしこのルアー釣れないと言うのであればそれはアングラーのレベルが低い、工夫がないんだと思う。もし上手いアングラーがいたら割り箸で釣って来てって言ったら釣ってくると思う。その人はそれでどうやって釣れば魚が釣れるか考えるだろうし、工夫すると思う。だから皆さんにも釣るのはアングラーなんだって自信を持って欲しい。」としばし言われます。

Advanced techniques
 スカートは様々な種類が市販されています。それらを自分の選択に合わせます。自分が使っている中にはディアヘアー(鹿の毛)のものもあります。
 トレーラーの付け方でフォール姿勢を変えることが出来ます。例えばチャンクのボディーに縫い刺しすればスパイラルフォールなどイレギュラーな落ち方をします。逆にストレートに落ちて欲しい場合、ボディーにチョン掛けと言われるチャンクのボディーの1点だけに掛けることで得られます。
 水温がそれほど高くない場合、ラバーの数を減らし細身のプロファイルにすることがよくあります。
 ジグは自分でラバーを巻く場合を含めてトリミング;ラバーの数を減らす、長さを短くするなど様々な外観を得ることができます。特にエリートシリーズに参戦しているプロは、釣り場でラバーを進んでカットしたり、色々と工夫しているのがテレビや雑誌の情報でも得られるかと思います。

出典
DVD BASSMASTER UNIVERSITY"Ultimate Tips & Techniques Series 'Successful Presentation Techniques'"

後記
 ここからは特に情報はないので読み飛ばしてください。"Anglers fall in love with the bait" とはアングラーにとって耳の痛い話ではないでしょうか。Gary Kleinはその恋に落ちたルアーをたくさん買うことは悪いことではないとも言っていますが、"But what I tell anglers if you have confidence yourself"とは金言だと思います。こういったDVDなどの情報は自分にとって新しいことというのはほとんどありません。しかし、実際の自分の釣りを考え追ってみると相当な量のことをミスしています。そういう自戒の意味をこめてこういったものは購入し保存しています。正直こういった基本を突き詰めて考える教材は日本のそのメディアには希薄なものとなりつつあります。もしくは自分の知るところプロトのルアー爆発とか新しいルアー爆発といった広告基盤のDVDだけが乱発されているという偏見があります。そういう意味でこのDVDはスポンサー的な広告がないわけではないですが、かなり基本に忠実に深くその内容を掘り下げていると思います。
 またピッチングとフリッピングを延々としたことのない人には、この釣りが水深やカバーの種類と位置/方向、そして魚の頭の向きを確認、想像しつつするかなり面白い釣りだということが理解できないのではないかと思います。特にオカッパリアングラーにとってこれらを続けられる釣り場があるかないかで全く違うイメージかと思います。個人的には機会をつくって是非一度試すべき釣りだと思われます。カバーを読む力は実釣でしか得られませんし、経験の有無がはっきりと出る釣りかと思います。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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