あれ不可よ 原作があるじゃないかね



 バスを釣る中でこれ以上ない興奮をもたらしてくれる、Dee Thomasが1970年代に世に広く知らしめたテクニック、それがフリッピン&ピッチンでした。

 デニー・ブラウアーは、33年ものプロフェッショナルアングラーとしての経歴を、このヘヴィー・カヴァーの接近戦と共に歩んできました。

 フリッピングは専用にデザインされたタックルで、ヘヴィー・ラインと激しいフックセットで巨大なバスを手中に収める釣りです。
 その専用に追求されたものの中には、フリッピング・ジグがあります。完璧なフリッピング・ジグには質の高い構成要素が必要不可欠です。そのデザインの中でも重要な点は、どのようにフォールするかと、フックセットした時にどのようにジグが動くかという二点です。これらを踏まえて、BrauerはStrike KingのPremier Pro Model Jigをデザインしました。
 Brauerはウェイトサイズに関わらず、ジグが同じ姿勢で落ちていくようにデザインしました。「フリッピングの釣りで最もストライクがあるのは最初のフォールで、何度も落とすのは良いことではない」と言うことから、それを踏まえ1/4から3/4オンスのそれぞれのサイズをデザインしました。
 プレミア・プロ・モデル・ジグを作る際、垂直に落ちることがストライクを誘発することを確認したと共に、完璧なかたちで針を貫通させなければいけません。「ジグをフリッピングする釣りは、時としてチャンスは1度きりしかないというテクニックです。質の低いジグのデザインなどによって、フックセットで魚を逃すことは耐えられません。」
 そこで彼はラトルを装着してもジグの着底部分を引っ掛かりがないようにするという答えを導きました。「質の高いラトルをジグに付けるのはストライクを誘うのに非常に有効です。」「しかし、もしジグの形状が正しくなければ、フックセットを邪魔してしまうことになります。」「その点、デザインしたジグは、ヘッドの形状、スカートを束ねるバンドとラトルがつくる引っ掛かりのないデザインで、魚の口の中でブレることなくフックセットできます。」
 ブラウアーは横アイのマスタッド・ウルトラ・ポイント・フックを採用しているのもフックセットの確率を上げてくれます。「このジグはほとんどの場合、上顎側か目の間にある骨のある場所にフックを掛けることができます。」「それはヘヴィー・カヴァーをフリッピングで釣りをする時に、針が掛かっていて欲しい場所なのです。」

Brauer's Gear
 ブラウアーはカヴァーの種類でロッドを選択します。「自分が使うモデルは釣るカヴァーに合わせて3種類あります。」「多くの場合、"all around Flippin' Stick"を使い、ヘヴィー・カヴァーやパンチングにはエクストラ・ヘヴィーを、ボートドックやまばらなカヴァーをフリッピングやピッチングで釣るならばライトな"Flip & Pitch"を使います。」
 ラインの選択はシンプルにしています。「極端なコンディションでの釣りでない限り、ほとんどの場合、25lbテストのフロロカーボンを使います。」「ヘヴィー・カヴァーでは60lbのブレイデッドラインを使います。クリアウォーターでは20lbフロロカーボンにダウンサイズしますが、主に使うのは25lbです。」
 リールの選択もシンプルにArdent F700 Flip and Pitchを使います。「F700を使っている時は、ドラグやバックラッシュの心配がありません。」「Permalockドラグとギアが歯止め状態にならないことで、ルアーを正しくプレゼンテーションでき、その魚を丁度良いパワーで引っ張れます。」

The Right Jig
 ストライクキングのプレミア・プロ・モデル・ジグは4種類あり、ブラウアーはその中の2サイズを主に使います。「主に3/8と1/2オンスを、水温と季節に合わせて使います。」「プリスポーンの低水温期には3/8オンスをよく使い、水温が高くなりポストスポーンになれば1/2オンスから選びます。」
 この理由は、魚のアクティビティの状態によって選択しています。低水温期に魚は動こうとしないので、スロー・フォールするジグにストライクが集まります。しかし、少しでも魚が活発になれば、フォールのスピードを上げた1/2オンス・ジグの方がリアクション・ストライクを誘発することができます。
 両極のサイズの1/4と3/4オンスは特定の状況で使用するものです。「極端に低い水温には小さなサイズを使います。そして、milfoil(フサモ)をパンチング、まばらなhydrilla(クロモ)のベッドや葦のマットに対して大きな形状のジグが欲しいと思った時に3/4オンスに上げます。」
 サイズの選択に従って、トレーラーの選択も水温に合わせます。低水温では、バスマスター・クラシック・チャンピオンとなった時にも使用していた本人デザインのストライクキング/3X Plastic Denny Brauer Chunkを使い、水温が高ければRage Chunkというように変更します。「1年の最初の頃、魚はアクションが大きなものに反応しませんが、水温が上がれば反応がよくなります。」「繰り返しますが、産卵を基準にトレーラーのタイプを選びます。」
 大型のバスが居るFalcon LakeやClear Lakeといった水域では、トレーラーの選択は、例外として変わります。それらの水域では通常より大きなサイズのトレーラーがバイトを多く得られます。「低水温期には、チャンクをマグナムサイズまで大型のものにし、水温が高くRageタイプのテールのアクションが欲しければRage Lobsterをジグに合わせて切って使用します。」

Colore
 ブラウアーはblack and blue ジグを使うことで有名ですが、その一部の理由が以下のようなものです。「ブラック&ブルーは少し濁った3フィートぐらいの透明度の水域で最も効果的です。多くの水域はそのような水の色をしているため使用頻度が高いのです。」
 もしマッディ・ウォーターと言われる濁った水域では、ブラウアーはTexas Crawカラーのジグにブラック&ブルーのトレーラーを付けます。透明度が高めで夏場のグラスに向けてプレゼンテーションすることが多くなった時には、Texas Crawカラーにグリーン・パンプキンカラーのトレーラーを付けます。透明度が最も高い場所ではグリーン・パンプキンカラーでジグとトレーラーを合わせます。
 フリップに使う変わったカラーとしては秋に使う白のジグです。バスがシャッドに執着しているような状況では、シャッドを模したカラーがバイトを得ることがあるとブラウアーは言います。
 以上のように、彼のメインボックスには、よく使う2サイズのブラック&ブルーとTexas Crawカラーの2色が入っています。「ほとんどの場合、メインボックスだけでも十分ですが、予備のボックスに違った組み合わせを入れておくことは、いざという時に役立ちます。」

An Oddball Presentation

 ストライクキングのTour Grade Football jigはディープ・ウォーターで釣りをするアングラーの支柱になりますが、ブラウアーは他のアングラーがフットボールジグを使う時に、彼のデザインしたプレミア・プロ・モデルがディープ・ウォーターの大穴となることがあると言います。「ディープ・ウォターでは本当に有効で、15lbテストのフロロカーボンで投げます。」「ディープ・ウォーターでも、事実としてラトルが入っていることと、マスタッド・フックが効果を発揮してくれます。」


http://www.advancedangler.com/FeatureArticle.asp?SelectValue=Flipping%20with%20Denny%20Brauer



 動画と内容違うじゃんとリンク先を示すことで思わせておきながら、実は動画の内容もカバーされているというエントリーになっています。
 まぁどちらにしてもDenny Brauerのファンやその商材を取り扱っているお店なんて日本にはまずありません。今年は2011 Elite Series Diamond Driveで1勝したりもしたのですが、既に記憶にはないんだという偏見があります。ジグ&ワームの釣りだったと記憶していましたが、そのシナリオは一昨日のDavid Walkerの映像と同じように、アングラーが何を考えてバスへアプローチしているのかという考察抜きには、釣りとしては緻密なのに見た目が地味で飽きるというものでした。
 フリッピン&ピッチンも緻密で理詰めな釣りが得意な人が好きになれるスタイルです。バスフィッシングをしているのであれば、1セットぐらいはフリッピングタックルというのを揃えて試してみて欲しいスタイルの釣りです。問題は25lb(.435mm)フロロカーボンというラインがルアーフィッシングコーナーには皆無だということです。Seaguarは3や4ポンドではなくて、こういったラインサイズの大きな側を揃えて欲しいと思うのはやはり超少数派のようです。そしてそもそもフリッピング可能な場所・釣り場があるという前提は日本では贅沢です。

 横アイのジグのデザインを日本のとあるメーカーさんは、あたかも自分のデザインかのようにプロモーションしますが、オリジナルはデニー・ブラウアーだったり、Gary Kleinなどのフリッピングをしっかり彼らのフィッシング・スタイルとして取り込んで、その経験から証明してきたデザインです。

 ゲーリー・クラインはアイのデザインをいつもsmooth transitionという言い方で、そのデザインの引っ掛かりにくさを説明しています。
 オリジナルなきコピーなんだとしたらしょうがない別問題なのですが、引用や参考文献を書かずに文書化するのは盗作扱いですからね。オリジナルが大事って言うけど、スクエアビルのオリジナルがフレッド・ヤング、そしてコットン・コーデルのBig Oがオリジナルであるという話のように、基本的にそういうオリジナルっていう歴史をちゃんと調べるアングラーって基本居ないという偏見がある。
 久々にゲーリー・クラインを見たら、元々好きなアングラーですが、細かいことを真摯に教えてくれているなと、傲慢に「それは教えられない」など言わないその姿勢を再確認してさらに好きになりました。


http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-22.html
 ちゃんとゲーリー・クラインのこの動画もエントリーにしてたけど、今更誰も(ry ということで引っ張ってきてみました。

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当方的には・・・

デニー・ブラウアーは、未だに「ラトルバックジグ」のイメージですw

T.Dポーキーとか、懐かしすぐるwww

Re: 当方的には・・・

> デニー・ブラウアーは、未だに「ラトルバックジグ」のイメージですw
 あ、本当のオリジナル・フリップジグのネタバレしてしまいましたね(笑) まあゲーリー・クラインの動画まで見てもらうとラトルバックジグがばっちり映ってるんですけどね。

 あんまり、あんな豪華だったTDの行く末とか触れないであげてくだしあ(笑) あまりに深くツッコミ入れるとセンチメンタル、自滅することになります。

加えて、業務連絡
>あさのっちさんへ
ありがとうございます。昨日FVDさんより受け取りました。
Signatureの本人にもthanksメールしておこうと思います。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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