REVERSAL PROCESS

 最近はICASTの新製品に何が出るのか調べる日々が続いており、まともだと個人的に思う自分らしいネタが少ないのですが、やっぱりバスプロショップスのトルネードって凄いよねなど、何十年も売られているのに日本での知名度は皆無に等しいルアーを親しい間柄の人々に勧める日々でもありました。
 ついでにICASTでは、QuantumはKVD Tour Edition Cranking RodやKVD Tour Edition Reelが新しくなるようで、そしてStrike KingではKVD1.0やSexy Shadカラーのフロッグなどが出てくるようです。

 大事なことのように何度も言っていますが、Kevin VanDamはクランクベイトの人ではなく、スピナーベイトの人です。確かにここ数年の最も結果を出しているウィニングベイトを見るとクランクベイトの人だと見るのも不思議ではないのですが、やはりスピナーベイトを最も得意としているのだというのは、彼のシグニチャーシリーズのスピナーベイトにその釣り込んだ跡がデザインとして残っています。
http://strikeking.com/strike-king-journal/465-strike-kings-kevin-vandams-secrets-to-consistency-in-bass-fishing?start=3
Strike King’s Kevin VanDam Hasn’t Abandoned the Spinner Bait for Bass
 つまりスピナーベイトを使わなくなったわけではないが、そう思われてしまう原因について語られています。

Question: Kevin, in years past, you were known as the spinner-bait kid. However, in recent years, you seem to have abandoned the spinner bait for the crankbait. What’s happening?
質問:KVDはthe spinner-bait kid(便宜上スピナーベイトの人)としてよく知られていました。しかし、最近はスピナーベイトを使わなくなりかわりにクランクベイトを使用するようになったように思われるのですが、何があったのでしょうか?

VanDam: I fish the spinner bait a lot, depending on the conditions. Remember, the trendsetters in tackle usually come from the Bassmaster Elite Series Tournament circuit. The states, the rivers and the lakes where the tournaments are set-up have a lot to do with the types of lures I’ll fish to catch the bass. For instance, we fish different lakes at various times of the year more now than we have in the past.
KVD:スピナーベイトは多くの魚を釣っています、しかしそれは状況によります。一つ覚えていて欲しいのは、タックルの流行はバスマスター・エリートシリーズのトーナメント・サーキットから生まれます。トーナメントは湖や河といった異なったフィールドが用意され、自分がバスを釣るためには多くのことを様々な種類のルアーを使用することになるといったことも意味します。例えば、現在のトーナメントは昔に比べて、1年間に様々な種類の湖に様々な時期に釣りをしなければなりません。

The last few years, many of the Bassmaster Elite Series Tournaments have occurred after the spawn and in the summer months when the bass have moved offshore. Then we need to fish deeper than we do in the early spring and the early fall. So, when the bass are moving-out to deep water, the crankbait becomes the dominant lure I’ll use to catch those post-spawn bass. Remember that during the first day of the 2011 Bassmaster Classic on the Louisiana Delta in February, the only bait I threw was a spinner bait. I catch tons of bass on a spinner bait all the time.
数年前からエリートシリーズは産卵の後、ポストスポーンから夏にかけて、バスがオフショアに動く時期に多くの試合が開催されました。それは早春や早秋より深いゾーンで釣りをする必要があるということを意味します。つまり、バスがディープに移動するポストスポーンの時期に、クランクベイトが主要なルアーになるのは必然的なのです。しかし、ルイジアナ・デルタで2月に開催された2011バスマスタークラシックの初日には、スピナーベイトしか投げませんでした。私は全ての時期にスピナーベイトで多くの魚を釣っています。

Strike King has spinner baits that allow me to fish all the depth ranges where bass usually hold. The Strike King Burner lets me fish really fast close to the surface of the water, and the Bottom Dweller allows me to get-down in deep water and crawl on the bottom. Strike King has spinner baits for any depth or any speed of retrieve I want to use. Remember Strike King’s name was founded on spinner baits.
ストライクキングのスピナーベイトはバスが通常居る全ての水深で釣りをすることを可能にしています。Burnerは非常に速く表層近くを釣ることができ、Bottom Dwellerはディープ・ウォーターのボトムを這わせるように釣ることを可能にしています。ストライクキングのスピナーベイトは自分が使いたいどの水深でも、どのリトリーブスピードの釣りでも可能です。ストライクキングの名前はスピナーベイトから生み出されたことを忘れてはいけません。

Much of my early success was with spinner baits, because the tournaments were held during the time of year that the spinner bait was the best tool to use. Those spinner baits still catch tons of bass. In the Bassmaster Elite Series Tournament on the Arkansas River in Little Rock, Arkansas, in June, 2011, I caught a number of bass on the spinner bait.
古い時期のトーナメントの成功の多くがスピナーベイトだったのは、その時期のトーナメントの年間スケジュールが、最もスピナーベイトが有効なツールとして使えるものだったためです。それらのスピナーベイトは今でも十分バスに有効なベイトです。事実、2011年6月のアーカンソー州アーカンソー・リヴァーで行われたエリートシリーズでは、スピナーベイトで何尾か魚を獲りました。

One of the keys to my success is being able to identify and use the best lure to find and catch the bass at the time of year and under the weather and the water conditions we have to fish in each tournament.
自分の成功の鍵の一つとなるのは、それぞれのトーナメントにおいて、その年のそのタイミング、そしてその時の天候で最も有効なルアーを探し出して釣果を上げていけることにあります。

So, I haven’t abandoned the spinner bait, but because we’re fishing more post-spawn tournaments, the crankbait has been a better tool for me out in deep and extremely-shallow water. Also, we fish a lot of lakes where many anglers fish spinner baits. To give the bass a different look, I’ll fish a crankbait in a spot that others may say is a spinner-bait spot. By fishing a crankbait in that area, I’m able to present a lure to the bass that they may not have seen in that location for a long time. This difference in lures may generate strikes that I won’t have gotten if I fish the spinner bait like everyone else.
スピナーベイトを使わなくなったわけではありません。しかし、私たちはより多くのポストスポーン期のトーナメントに参戦しなければならないために、自分はとても浅いシャローとディープ・ウォーターではクランクベイトが適しているツールとして使用しています。同様に、私たちは多くの湖で、多くのアングラーがスピナーベイトで釣った場所で釣りをします。バスに見た目が違うベイトを与えるのです。私がクランクベイトで釣るスポットは、他のアングラーはスピナーベイトで釣るスポットだと言うかもしれません。そのようなスピナーベイトが有効とされる場所でクランクベイトの釣りをする場合、バスが長い間その場所では見なかったであろうルアーをプレゼンテーションできます。このルアーの違いで、もし他のアングラーたちがスピナーベイトを使用していて自分も釣れなくなった場合でも、クランクベイトであればバスのストライクを生むということがあります。

Too, I believe in changing the look of the spinner bait. At the Bassmaster Elite Series Tournament on West Point Lake in LaGrange, Georgia, in May this year, I caught a number of bass using Strike King’s Baby Burner spinner bait. A spinner bait is much like a plastic worm. To consistently catch bass, you’ve always got to have a Strike King spinner bait tied onto one of the rods on your casting deck.
私はスピナーベイトの見た目を変えることも同様の効果があると考えています。2011年、ジョージア州で5月に開催されたウェスト・ポイント・レイクのエリートシリーズでは、スピナーベイトのBaby Burnerを使用して何尾かの魚を獲りました。スピナーベイトはプラスティックワームによく似ています。連続的に魚を獲るには、デッキにスピナーベイトを結んだロッドを1本はいつも積んでおくべきです。

Question: What’s your favorite color and weight of spinner bait?
質問:スピナーベイトであなた(KVD)の好きなカラーとウェイトは?

VanDam: I use whatever size spinner bait fits the conditions I’m fishing on that day. So, I use all the Strike King spinner baits. At any time I’m practicing or fishing, I’ll have at least 500-different Strike King spinner baits in my boat. I’ve got spinner baits from as little as the 1/4-ounce Burner to the 1-3/8-ounce Bottom Dweller, and all the spinner baits that Strike King makes in-between those two sizes.
KVD:釣りをしている日のその状況に応じて合わせてスピナーベイトを使用しています。つまり、全てのストライクキングのスピナーベイトを使用します。トーナメントのプラクティスでもいつでも、ボートには最低500種類のスピナーベイトを持っていきます。持っていくスピナーベイトは1/4ozのBurnerから1-3/8ozのBottom Dwellwer,そしてこの間に位置するウェイトのスピナーベイトも合わせて持っていきます。

One of my favorite colors for clear-water situations is the blue shad, and I like the chartreuse sexy shad color also, especially if the water has a little stain or color to it. The number-one selling color spinner bait every year is chartreuse-and-white. But that chartreuse sexy shad color is more productive than the standard chartreuse-and-white. When you talk about consistency, I can’t be consistent without a boat load of Strike King spinner baits.
クリアウォーターでの自分の好みのカラーの一つはブルー・シャッド、そして相対的濁度が上がった、水の色が少しでも濁ったり色づいたりした状況では特にチャートリュースセクシーシャッドが好きです。毎年最も良く売れているスピナーベイトのカラーはチャートリュース/ホワイトです。しかし、チャートリュースセクシーシャッドカラーは、標準的なチャートリュース・アンド・ホワイトより有効です。あなたがスピナーベイトの調和について話すとき、私はボートに積んであるストライクキングのスピナーベイトなしにそれはあり得ません。
(引用直訳終わり)


 このように単純に最も多数派となる魚の状況が、単純にスピナーベイトで釣りにくかっただけであるというのがKVDの意見で、そして多数のアングラーがスピナーベイトで釣るような場所では、あえてスピナーベイトを使用せずにクランクベイトを使用しているということです。
 あまりKevin VanDamをよく知らないアングラーからすれば"A spinner bait is much like a plastic worm."という表現に馴染みがないかもしれません。これは彼はスピナーベイトを状況に応じてスカートを間引いたり、長さを短くしプロファイルを小さくダウンサイズするし、ウェイトそのものをダウンサイズしたりし、同様にブレードもダウンサイズして合わせていくといったことを指していると考えられます。日本のバスアングラーが最もやらないチューニングで言えば、KVDはアッパーアームを短く切ってしまい、シングルブレード化、これによってバイブレーションを増加させてリフト&フォールに特化させたスピナーベイトをボートの上で作ってしまうことを頭に入れているし、実際に行った経験があるということです。これぐらいチューニングに幅があるスピナーベイトなのですが、デフォルトでしか使用したことがないアングラーは是非とも何かの変更を加えてみるべきではないかと勧めてみます。

 内容のある情報交換をする知り合いの方とよく話すのですが、3ft,1mぐらいのシャローで釣りをする場合、クランクベイトよりスピナーベイトの方がイリュージョン度は高いといった相互認識があります。ブレードは回転しているし、その回転を不規則にブレード同士を当てて音を出すことも可能で、スカートはワイヤーのバイブレーションで細かく震えることから、ウォーブリングよりはバスをストライクまで持ち込む要素をたくさん持ち合わせているという意味です。ほぼ金属の塊で、味も匂いもない物にバスをストライクさせるという最もルアーフィッシングらしい釣りではないでしょうか。言い変えれば、なぜバスがストライクしてくるのか、人からすると最も理解しがたい不思議なルアーであるとも言えます。
 このようにスカートのプロファイルの変更、ブレードサイズの変更、ダブルブレードはブレード同士の間隔の変更とシングルブレード化、アッパーアームの長さの変更といった様々なチューニングができるという、そのチューニングのやりがいに関してはスピナーベイトを越えるものは無いのではないでしょうか。スピナーベイトが釣れなくなったのではないわけで、野池のような全域がextreme-shallow waterでは有効であると考えられます。ついでに冒頭で触れたバスプロショップスのトルネードというワイヤーベイトは、アッパーアームを切らずしてバイブレーションを増加させる工夫がされているスピナーベイトの可能性、発展として非常に面白いルアーです。
 適水温になり始めるこれからは、KVDがなぜスピナーベイトを好んでいたのか、その設問の核心を突く部分に触れてみようとするのも面白いのではないでしょうか。

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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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