心の隙間 Ag2O

 フロリダ滞在中、ワームフィッシングを久しくしていなかった自分が久々にキャロライナリグを使って完全に体に馴染まなかったことから、フックについてエントリーを書くべきだと私のゴーストが囁きます。
 その時ガイドさんに促されて使用したワームはZOOM Trick Worm 6-3/4inという何の面白みも無い定番ワームでした。しかし、タックルセッティングに大きな違いがあったのは、フックでした。
 このオールド風味なオフセットの原型、日本では既に市場から姿を消しているガマカツ製を使用していました。一応釣行前に自分で用意したフックでした。さらに、トリックワームって細身だからベストセッティングだと思ったのですが、沈下姿勢か沈下速度の問題だったのかと今では考えるのですが、ガイドのワイドギャップのフックアップ率に一切敵うことなくキャロライナリグの使用を諦めさせるぐらいボコボコと5pounderぐらいのサイズを3連続で釣られてしまいました。
 F2ディンガー5inやフディーニシャッドのノーシンカーでも同様のフックしか持っていなかったので、それを使用していたのですが、フックアップ率が異様に悪かったのを覚えています。自分のスタイルに全く合っていないのだなということを悟ったわけですが、そもそも「どう使い分けていますか?」なんて聞いても誰も比較検証・試したことすらないという偏見があります。

 最近フリッピングロッドを1本とピッチングロッド2本も揃えて、あくまでエサ釣りではない、効率の良いバスフィッシングをしたいと思っているのですが、他に優先順位の高い比較検証もあったり、根本的な釣り場の条件と中々実現できそうにありません。
 そんな中でも、自分のフィッシングスタイルに適したフックとは何かという、上記のフック形状の考察から様々な推論・理詰めが自分の中でできあがってきているわけですが、それはフリッピングフックでも同じです。
http://blog.wired2fish.com/blog/bid/53917/Tackle-Talk-Straight-Flipping
 がまかつ製で、BMFフックとBMFバーブを、又はPaycheck baitsのフックを購入することを考えると非常に安価な価格設定がされています。さらにBMFもペイチェックベイツのモノもがまかつ製なのでたぶんクオリティとしては同じものかと思われます。
 唯一の大きな違いはスライスことワームを止めるバーブにあります。BMFやペイチェックベイツのものが熱収縮チューブで自分で角度や隙間の調節などができる反面、安定した・均等に同じようなバーブを作るとなると割と手間になるという点が挙げられます。そのあたりは完全に好みの問題かと思われますが、個人的にアプローチの再現を求めているために、フックにも安定したものが欲しいと思うわけです。
 それでデフォルトで付いているのはもうこのTrokarしか無いのですが、通常は4本入り$9.99と上記の価格で手に入らないことから、これもコストとしてかかりすぎるわけで、安定的に購入できそうな高すぎないフックとなるとがまかつ・Heavy Cover Flippin’ Hookとなったわけです。
 このあたりのフックとなると全てワイドギャップで選択として問題とならないのがありがたいところです。
http://www.wired2fish.com/WhatsUp.aspx?ArticleID=3399
 こう見てみるとスクエアビル戦争に隠れてフリッピングフック戦争が起こっているように見えるのですが、日本ではそこまでフリッピングの有効性が伝わっていないのか、フックにこだわるほどやり込んでいるアングラーは居ないのではないかという偏(ry
straight hook
右からオフト社HT02101・4/0、Matzuo America社・4/0、Gamakatsu USA社 Heavy Cover Worm・5/0
 そんなわけで、至近距離のアプローチとしてストレート・ワームフックに注目しているわけですが、年代によって既に写真のような差が出ています。フリッピング用としてブレイデッドライン65lbやフロロカーボンでも25lbが普通に使用される状況からかなり太軸となっています。またMatzuoのものはアメリカのそういった太いラインで引き抜くという背景から太軸気味に作っています。(ついでにMatzuoはmade in Japanのpackaged in PhilippinesでオフィスはUSAの会社ですというややこしい経緯の会社です。)クオリティは普通に高めですが、このフックはsnell knotのことを考えてアイが溶接されていないので、通常のノットで結ぶことになりそうです。そして今では廃盤のオフトのこのフックは通常のレギュラーワイヤーですが、これでもランカー用にテストされたと謳われています。
 タックルがどんどんヘビーになっていると見るのかもしれませんが、細分化していると言うのが適切でしょう。実際、フックのワイヤー径をラインサイズに適応させるという考察背景が欲しいところです。個人的に10~12lbをスピニングタックルの基準としているので、レギュラーワイヤーのフックがそれ用となります。そしてもちろん65lbのブレイデッドラインでレギュラーワイヤーを使用すればフックが伸びたり、折れる可能性も考えなくてはなりません。

 さて少し話しが戻りますが、スライスことワームを止めるキーパーについてです。
http://www.wired2fish.com/Wired-Tip---Straight-shanks-and-snell-knots-WhatsUp3596
 スネルノットを組む組まないにしても通常のストレートフックを使用する際には、(オフセットフックに比べ)ワームがズレるということを考えておく必要性があります。そこでBMFバーブのように熱収縮チューブという方法もあるのですがリンク先の写真にあるように
ヒッチハイカーを使用してワームを固定する方法が紹介されています。先に述べたように、バラツキの少ない安定したフックを望んでいることから、スライスをどうするべきか非常に悩ましい問題となっています。

 先ほどから申しているsnell knotですが、要はフックの軸側にノットを作る方法です。
http://www.wired2fish.com/Wired-Tip---Straight-shanks-and-snell-knots-WhatsUp3596
 ただ結ぶ方法が人によって様々です。

 動画のBub Toshは外掛け結びで結んでいますが、紹介されている方法としては内掛け結びや本結びと様々です。確か最も安定的に結束強度を出せるのは、外掛け本結びや内掛け本結びという意味不明な造語を生み出す原因ともなった「本結び」です。慣れれば普通にできるのですが、結び方が少々特殊なのでウェブで結び方を紹介しているところすら少ない方法です。

 環無しの釣り針を結べれば誰でもできることかと思います。シンカーウェイトを軽くしたキャロライナリグ、ライトキャロのフックを環無し針にして沈下速度を落とすのがスプリットショットリグの原型だったのですが、覚えている人ってどれぐらい居るのでしょうか?
 これもまた「どれを使っていますか?」そして「ライン別に結び分けしていますか?」などと聞きたいところですが、比較検証した人なんてまずいないという偏見(ry

 ハードベイト使うより、ワームフィッシングの方が考えるべきことって多いだろうと、考えないアングラーに薦めるべき釣りはどちらなのか自然と考えられるアングラーになって欲しいものです。もちろん面白さなんていうのは主観によるものですから、先に述べた個人のフィッシング・スタイルによっても違います。自分はその両方に魅せられているタイプなので、どんなスタイルになっても考察や推察が止まることなんていうことはあり得ません。
 使用されていない偏見のあるハードベイトの釣りを紹介することが多い当ブログですが、ワームフィッシングでもちゃんと自分なりに理詰めした、個人的推論に則った釣りをしていますとアピールすると共に、そういったワームフィッシングでも、他者の理詰めした情報も、文書中に必要なのは経験ベースよりも理詰めだとゴーストが囁くので、共有できたらもっと効率的なバスフィッシングができるのだろうなと思う所存です。


追記
Gary Klein hook
 Bassmaster Classic 2011の時にGary Kleinが使用していたフックです。1/4ozシンカーを使用した4.5inのチューブワームをフリッピングしていたのは『Basser』 2011年 05月号を読んで知っている人も多いのではないかと思われます。フック形状からしてBMFもしくはペイチェックベイツのものであると推測されます。そしてスキャナーで取ったので分かりにくいですが、ワームキーパーは熱収縮パイプ(チューブ)ではなく、ワイヤーで留めるというチューブワームを使用する時の定番の方法を取っています。そして写真をご覧の通り、ハサミでフックに重さを乗せて船上でも結びやすくしていると説明されており、ダブルラインでハングマンズノットをラインアイへ結ぼうとしているのが見てとれます。別に全てのフリッピングを得意とするアングラーがスネルノットで熱収縮パイプのバーブを使用しているわけではないのです。それこそゲーリー・クラインの経験ベースの話の重さに自分が匹敵するとは到底思えません。

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予想でしか・・・

検証が足りないので予想でしかないのですが、フックポイントの向きとフッキングパワーの向き(糸の方向)が大事だと思います。この2つの向きが違うとフックポイントにかかる力が生かしきれないと思うのです。テキサスでのフリップなど至近距離でのフッキングとキャロでの遠距離のフッキング、前者は斜め上方向に、後者はほぼ水平方向に力が加わるためフックポイントの向きも力の作用方向と同じ方向のモノが良いのでは?カツイチのワーム5はフックポイントが外向きのためキャロでのフッキングが悪かったのでは?
とまぁフックポイントにのみ絞った偏見を述べてみました。

Re: 予想でしか・・・

 様々な考察ができるのですが、USがまかつ製のオールドスタイル・オフセットは遠距離のキャロライナリグで、中・近距離のノーシンカーでもバスのウェイトを乗せても尚フッキングミスが連発したので自分のフィッシング・スタイルに完全に合っていないのだなと今のところ使用を辞めようかと思っています。そこで買い溜めていたストレートフックの出番なのですが、ワームをいかにズレないようにするかという問題がでてきているわけです。

使用変遷としては
ワイドギャップのオフセットフック
 ↓
オールドスタイル・オフセットフック
 ↓
ストレートフック 今ココ
 ↓
トレーラーヒッチ付きフック?

という具合です。リリースされた当初にワームフィッシングをしなくなっていたので、まだヒッチハイカーのようなワイヤーを使用してワームを留めるタイプは使用していません。
 フックポイントの向きだけでいけばそれはストレートフックが一番じゃないのかと思いますけどね。使用に伴う欠点をどう解消するべきか、検証したことのあるアングラーに出会えることが奇跡的だと思っているので、現状で様々な方法を自分で試用するしかないじゃないかと思われます。

おはようございます

これが餌釣りの世界になると
日本は世界でも他に類を見ないくらい
ハリの種類に無茶苦茶拘る民族なんですけどね

自分は良く餌釣り用のハリを使って
プラグに使うためのシングルフックを自作するのですが
性能は一般的に売られているプラグ用シングルフックと比べて
段違いに上ですね(特に魚が掛かってからのバレにくさでは)

とにかく今回の記事でarb1200さんが『攻殻機動隊』のファンであることは良くわかりました(笑)(実は自分もファンだったりする)

Re: No title

 毎度ありがとうござます。
 伊勢尼とチヌ針など針の種類、サイズって個人的についこだわってしまうのですが、別に餌釣りをするわけじゃないんですよね。一時期は30lbラインのヘヴィータックル用のワームフックとして、石鯛用を用いたこともあります。その釣り自体もうしなくなってしまいましたが、かなり強引に寄せられるのでカヴァー周りのドロップショットには最適でした。そんな感じで餌釣り用の針コーナーの在庫処分とか漁るのが好きでしたね。
 あまりバスアングラー同士でフックの軸とかフックポイントの向きがどうとか議論されているのって確かに見たことないですね。
 プラグには、まだダブルフックやスプーン用シングルフックどまりで、ケプラーなどを巻いたシングルフックを試したことがないので、それはそれで面白そうな検証ができそうですね。

> とにかく今回の記事でarb1200さんが『攻殻機動隊』のファンであることは良くわかりました(笑)
 やっとツッコミ入れて頂けましたね、お待ちしておりました(笑)あまり一般的な支持を得られませんが、押井守監督の方向性が好きだったりします。しかし、S.A.C 2nd GIG 第5話でクゼが語った能楽の解釈は頂けません(笑)

おお、同士(笑)

最近の新作(スカイクロウラでしたっけ?)こそ、まだ未見ですが

押井作品は『天使のたまご』に始まり、『ケルベロスサーガ三部作』、『パトレイバー』『ブラッド』『攻殻機動隊』『アヴァロン』『イノセンス』と色々と見ていますよ(笑)
今から約十年前にアヴァロン公開直前記念で渋谷で行われた、押井監督トークショー&押井作品オールナイト上映会を当時の職場の友人たちと見に行ったのは、今となっては良い思い出です

もし、arb1200さんが未見であれば、機動警察パトレイバーの『地下迷宮物件』『地下迷宮物件・再び』を見ることをオススメします(笑)

Re: No title

間違いなく話が釣りから逸脱し過ぎるのでfacebookの方へ返信しました(笑)
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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