STAND ALONE COMPLEX

 シミュラークル、ポストモダンにおけるオリジナルなきコピー、例えば「世界の中心で、愛を叫ぶ」という恋愛小説はアニメ新世紀エヴァンゲリオン「世界の中心でアイを叫んだけもの」の最終話タイトルから来ています。しかし、そのタイトルですらどこかの詩のコピーであり、オリジナル・元ネタが喪失しているがその事象はコピーされ続ける可能性があるということです。
 さらに例えるならばクランクベイトは、フレッド・ヤングがBig Oとして最初に作り出したクランクベイトというルアー・カテゴリーです。つまり現在全てのクランクベイトは、フレッド・ヤングを知っていようが知っていまいが、既にオリジナルなきコピーとして存在していると言えます。我々はクランクベイトと言ったとしても既にBig Oという存在を気にしなくなったとでも言えばわかりやすいでしょうか。
 ペンシルベイトというカテゴリーにしてもそうです。ヘドン・ザラゴッサからプラスティック製のザラスプークに至る歴史の流れを全てのペンシルベイトは受け継いでいますが、現在販売されているペンシルベイトについても既にオリジナルなきコピーとして存在しているのです。
 アプローチ方法を変え、自分の好きなスミスウィック・ラトリンログを挙げてみましょう。これはジャークベイトとも呼ばれますが、歴史的にはミノープラグというカテゴリーから生まれたものです。この場合のオリジナルは実はラパラ・オリジナルフローターのコピーなのですが、直接のコピーではなくレーベルのF20というミノーがラパラのミノーをコピーしたことをコピーしたという、媒介されてコピーされていることから、我々が口にするパクったという表現がされにくい、まさしくオリジナルなきコピーとして見ることができます。仮に「オリジナルがまだはっきりとしている、残っている。」と言われるならば、ラトリンログをコピーして作られたメガバス・VISION 110には、間違いなくユーザにはほとんど知られていないオリジナルなきコピーだと言うことができます。

  


 さて久々に「アマケンノート」にて2004 Bassmaster Classicを思い出したのですが、ウィニングベイトとなったバグリーB2はオークションに出品されますが、使われたことの無いルアーとしてはまだ在庫として残っているようです。
バグリー(bagley) バルサB2 真鍮アイ カラー09

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価格:1,701円(税込、送料別)

 エリートシリーズに参戦するようなほとんどのバスプロ達はルアーの泳ぎを見て様々なカテゴリー分けをするわけですが、日本人が一番陥り易いのは使えないルアーがあるといった偏見による、自らの、アングラーとしてルアーを使い切るスキルを捨ててしまうことにあります。普段から「魚に聞いてみないとわからない」と答えを理詰めするわけでもなく逃げ腰なはずが、ルアーとなると「○○は使えないルアー」と吐き捨てるといった態度の人が溢れかえっているのではないかという偏見があります。もし、この世に釣れないルアーがあるなんていう人は、ルアーを使い切れていない、アングラーとしての腕がないのだとヒロ内藤さんの言葉を信じているわけですが、もしピッチの早いクランクベイトが釣れた日があったとして、ピッチの遅いクランクベイトが釣れる日が相対的に存在するといった思考は、普通「魚に聞いてみないとわからない」と言っているのであれば尚更、自然と「使えないルアー」なんていうのは存在しないというような思考へならないことが不思議です。それは「フィッシング・プレッシャーが高いから釣れない」、「バスがスレてるから釣れない」、「天候が悪かった」といった自分自身に向けるべき言い訳をただ「ルアーの責任」にしているだけではないのかということです。
 多くのアングラーが気がついていないのかもしれませんが、こういったバルサなどの木製のルアーを1個だけ買うとその動きは同じ型の2個目3個目と比べることなどできません。つまり、1個だけ買われたそのルアーの動きはカテゴリー分けなどされるはずがないのです。もし木製クランクベイトのカテゴリー分けをするならば、それこそ統計学的センスのない人であれば、極めて単純な数である100個の被験体を用意するべきでしょう。「パンドラの箱を開けたことを誰も知らなければ約束を破った事にはならんよ。」という言葉を引用しますが、ルアーの1個ごとの動きなんていうのはバスフィッシングを楽しむのに触れてはいけない領域ではないかと考えています。または、触れるにしても「ハイピッチに動くのが釣れるなら、逆が釣れても良いよね。」、「だから何なの?」といった態度でそういった言説に接していくべきだと提唱したいと思います。バスフィッシングは決して「ルアーありき」でイデオロギーが構成された釣りではないのです。
 BB2に話を戻しますが、Lexan(レキサン)・ポリカーボネート樹脂 vs Circuit Board(サーキットボード、プリント基盤)では動きの質が変わるのは間違いありません。当方のようにリップを削ったことのある方であれば気がつくと思いますが、同じボディシェイプでリップの重さや厚さ(厚みの形状)といった要素でルアーアクションを変更することは可能です。以前試作したBomber Model A/4Aがhunt actionを起こすようになったのは最も良い例です。しかし、個人で作成されたようなハンドカービング(ハンドメイド)・クランクベイトにおいては、リップの角度やウェイトバランスを製作段階で変更できるので、見た目だけでリップがどうだからと言うことができません。バグリーのBB2に関しても上記のリンク先で確認できるようにウェイト表記が変わっています。

 結局ルアーを使い切れるかどうかという問題になった時に、大きな問題となるのはアングラーがそのベイトを投げ続けられるという自信といったメンタル的な部分です。そして、ギヴンアクションを入れるかどうかといった、基本があっての応用を加えるべきなのかと考えてみたりすることがアドヴァンスド・アングラーとして、ルアーを使い切るというスキルを持つということです。
バグリー(bagley) バルサB2 真鍮アイ

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 いずれにせよ、大森貴洋さんが2004クラシックを勝った割に、現在のKVDスクエアビルに比べて盛り上がらなかったのとウィニングベイトが未だに入手可能であるというのはどうなのでしょうか。記念ルアーとして価値を見出せるのは間違いなく日本人なわけですから、当時WEBという環境が整っていなかったにせよ、何かしらカタチに残しておくのは悪いことではないと思います。

 そういえば、この時使用していたグリーンを基調にしたTD-S 701MHRBは未だに北米圏ではカタログに存在するロッドです。
 国産向けにされていますが、テーパーをFとしてしまっていることが最大の欠点です。ロッドのつくりを理解している人にしてみれば、どちらかといえばリップレスクランクやスピナーベイトのスローロールという糸フケの釣りにしか使えない印象を与えています。
 WEBコンテンツがこれだけ豊富になった中で再び勝てば盛り上がるのだと思われますが、1つ前のエントリーに述べたようにキングコングが些か他のバスプロよりスマートで次のステージに進んでしまっています。

 何が言いたいのかというと、アマケンさんは開高健さん寄りの小説的な書き手だと考えているのですが、今回のようなクランクベイトに使えないものがあるといった言説を動機あるなしを問わずに他者に広めてしまったのが「秘密のクランクベイト―U.S.A.プロトーナメント発!釣るためのクランクベイト論」この著書だという偏見があります。

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お疲れさまです

>>使えないルアーがあるといった偏見による、自らの、アングラーとしてルアーを使い切るスキルを捨ててしまうことにあります



…同感です。

「絶対に釣れるルアー」なんて存在しないように,「絶対に釣れないルアー」もありません( ̄∀ ̄)

Re: お疲れさまです

まいどありがとうございます。
それでは一緒にヒロ内藤さんが整理したルアーフィッシング哲学に従った、アングラーとしてのスキル・腕を最大限利用すれば割り箸でも魚を釣ってこれるアングラーになる、次のステージに進みましょう。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



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