偶像崇拝 IDOLATER

 迷信・Mythとしてバスフィッシングでのリトリーブスタイル・フロッグについてです。特にDean Rojasのスタイルに関して誤解している人が多いのではないでしょうか。

 比較用として以下の動画が挙げます。アプローチしている前提に注目してみるとわかることがあるのではないでしょうか。かなり大きな違いとして見て欲しい部分です。



 ホローベリーのフロッグと言われて思い浮かべるアプローチは、多くの琵琶湖やカリフォルニアデルタを前提として釣りをしているアングラーからすると2本目ではないでしょうか。
 それに対して、Dean Rojasのスタイルはオーバーハングに向かってスキッピングでカヴァーの奥にいるバスへのアプローチとなります。つまり、ヴェジテーションという水生植物とその種類が移り変わるスポットやエッジを中心に釣っていこうとするスタイルと、Dean Rojasが前提としているスタイルは別物であることから、そのタックルセッティングも全く別物となるという考察ができていないアングラーが多数派であるという偏見があります。
 さてDean Rojasのフィッシングスタイルは、通常のトップウォーターではやりずらくなるオーバーハングなどへ、スキッピングで入れられるベイトとして見ているというのが以下の動画で語られています。
 通常、それまでのスタイルであればワーム系をフリッピングでアプローチするような場所へ、ホローベリー・フロッグというトップウォーターでというのが新しかったと言えます。さて、日本の釣り場に戻して話を考えてみましょう。
 田辺哲男さんのように、Dean Rojasが示した新しい価値として、普通の釣り場でもあるようなところへアプローチ可能なベイトという部分を提唱しています。それによって水生植物周辺での通常考えられていたホローベリー・フロッグの釣りをあえて見せていないのだと考えられます。

 そして、日本のバスアングラーが今、最も重要な点について勘違いしているのはこのあたりの動画ではないでしょうか。水生植物周りをDean Rojas的なスタイルの前提に基づいたタックルを使用して釣っています。ボートからのアプローチであればほぼ何の問題もないタックルセッティングです。しかし、水生植物周辺の釣りというのはバスが間違いなくカヴァーの中へ逃げようとしますから、必然的にその植物ごと引き抜かなくてはならない状況を考えなければなりません。比較としてDean Rojasスタイルはオーバーハングや木で構成されたカヴァーであり、小枝のブッシュ程度ならまだしも倒木ごと引き抜くことはほぼ不可能なので、魚だけをどうコントロールして出してくるかという釣りであって普通のフリッピングと考え方は何ら変わりありません。このように自分がどこへどうアプローチするのかという前提抜きにして、タックルセッティングというのは語ることができないのではないかという点です。
 さてオカッパリの場合、最も重要なのは魚をどう取り込むのかという前提です。マツモやクロモなどの水生植物はもちろん菱や根付いている蓮といったカヴァーのどれを狙うのかという話です。蓮に関しては根がはっていることから、凡そバスロッドで太刀打ちできるカヴァーではありませんし、ラインサイズにしても65lb程度では話にならないでしょうという話です。Milfoil(マツモ)やhydrilla(クロモ)程度であれば、それらのグラスの生息密度が最も濃いというレベルでさえなければ、XHと言われるようなロッドにラインサイズ80lbもあればグラスを切りつつ魚を抜けることを自分で経験として確認しています。
 しかし、Dean Rojasのスタイルを、流行としてこれらのフロッグを使用することを前提とするならば、やはりボートに乗ってアプローチを再現するべきです。そうでないのであれば、タックルセッティングは既存のセッティングから離れた雷魚ロッドというカテゴリーから持ってこなければならない可能性を指摘しておきます。

 さてDean Rojasを基軸としたタックルセッティングを見ていきましょう。
Quantum Tour Dean Rojas TDRC706F + Tour Edition PT TE100HPT(7.0:1) + Sunline FX2 Rojas Braid Fishing Line 60lb
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 7ftのMHというロッドに7:1というギアレシオ、そしてブレイデッドライン65lbという典型的なスタイルを生み出したと言えます。先に述べたようにバスボートからオーバーハングにスキッピングで入れていくスタイルが発祥です。
 そして田辺哲男さんのロッドにも言えることですが、いくらトゥイッチングしてドッグウォークさせていくとはいえ、どちらかというと糸が張り気味であることに加えて、口に入っているかどうか聞きアワセするのが必要となることを考え、雷魚ロッドにすら糸張りテーパーを採用しているという点が他のアングラーからは伺えない道具づくりへのコダワリです。
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 ラインサイズはブレイデッドラインでボートから50~65lbやオカッパリでは65〜100lbというものが必要な場所があるかと思われます。しかし、100lbを含めて120lbが必要かと問われれば、そこまでいくと必然的に雷魚用タックルセッティングで、釣りとしてはまた別物であると自分はカテゴリーを分けます。
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ラインメーカーがどこの工場で製造されているのか気になるのであれば、海の船釣り用ラインでもそれほど性能は変わりません。むしろオカッパリでは、ダブルラインを組んでから、ハワイアンフックにでもラインアイにでもノットで結束することが重要です。
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 輪っかができたからと言ってくぐらせるだけではせっかくダブルラインにしたのに、片側が切れてしまえば全てが台無しとなってしまいます。しかし、ハワイアンフックも雷魚的なカテゴリーになると弱さが目立つため不要なものになってしまいます。

 バスフィッシングをバスフィッシングとして、効率性の高いシナリオをつくっていくことを目的として楽しむならば、ボートに乗って、それまで行っていたフリッピング・アプローチの代わりにフロッグというトップウォーターをアプローチという釣りが最も適合するのではないでしょうか。しかし、効率性の問題としてフックアップの確率は必然的に落ちてしまいますから、いつ出すべきかという部分を常に意識しておく必要性があります。もしくはリスクに賭けてウェイトのある魚のみを獲っていくという日本のバスアングラーにはなかなか見られないことをするのであれば、ディーン・ロハスも良くフッキングミスしていますが、ストライクがあった同じスポットへ再びキャストしたり、フックアップしないことを前提としたメンタルというのが必要であると覚悟するべきです。それでもディーン・ロハスがコダワル理由はそれだけのリスクを背負い、ギャンブルとも言える賭けから生まれる報酬・ウェイトのあるバスと考えることができます。
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 大事なことなのでディーン・ロハスのアプローチを復習しておきましょう。2008年6月26日のOld Hickoryではフロッグというシナリオで4位でしたが、エリアはオーバーハングと水没した枝などのカヴァーでグラスマットなどは一切絡んでいません。同年8月7日Oneida Lakeでやっとベジテーションに絡んだフロッグをパターンとして組みますが、メインパターンとしては日中、日が高い間にビーバータイプのワームをマットへフリッピングとフロッグだけを使ったシナリオというのは行っていません。この試合がこの年の最終戦で、1位で終えています。さらに日中はマットへのフリッピング、バイトが得られなければ、水面付近まで伸びたマットにならないグラスとオーバーハングが絡むスポットへフロッグをアプローチしている徹底した使い分けが見られます。最終的には本人のメンタル的な問題で、フリッピングに自信が持てなくなりフロッグ・フィッシングに終始したことによって、リリーパッドというフローティングヴェジテーションにフロッグを投げます。
 確かに"Kermit Frog"のディーン・ロハスではありますが、彼なりの出しどころと引きどころを意識して見てみると、フロッグだから魚を獲れたというのはOld Hickoryのオーバーハングにアプローチした試合が一番目立っています。
 なぜそこまでフロッグが注目されたのかというと、フレッド・ルームバニスも08年5月15日Lake Murrayでフロッグをウィニングベイトにしたことが考えられます。それぐらいフロッグの地位を押し上げた2008年ということが言えます。

 もちろんフックアップの効率性を考えてエリートシリーズで実際に使っているアングラーの割合が決まってくるわけですが、実際他のアングラーがフロッグを鍵・キーベイトとした事例は少なめなのはそういうことです。
 時期尚早なエントリーですが、フロッグを今夏使おうと考えているアングラーはハイリスク・ハイリターンで、常にリスクが高いということを覚悟するべきだと結論づけます。

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