疑獄

 記事が読めないから読めるところだけって思ったら結局タックルセッティングしか読めるところがなかったっていうところでしょうか。おはようございます。
http://www.bassmaster.com/news/home-home-lagrange-kennedy-takes-title
http://www.bassmaster.com/gear/2011-pride-georgia-best-baits-and-techniques

 Steve Kennedyのタックルセッティングにしても6ft3in MHに10lbモノフィラメントというスピニングタックルが結局鍵となったわけで、これをどうフィネスと捉えるかは、その人のスキルの尺度が測れそうです。個人的に非常に似たセッティングを常にしているので、何を考えていたのか非常に気になります。彼が既に明言したことで言えば
“It almost looked like a little baitfish skipping on top of the water,” he said of his technique. “Then I just let it settle and let the line lay there — I call it flylining. I used mono so it lays on top of the water, and I watched for it to start swimming (moving).”
He allowed a bass to pick up the Flash and swim out of heavy cover before setting the hook.

あえてモノフィラメントを使用して、「フライライニング」と彼が呼んでいる、ラインの動きを(ラインの特性上水面に浮くため)常に見られるようにしてバイトを取り、バイトがあればヘビーカバーの外まで泳ぐのを待ってからフックセットするというギリギリの釣りをしています。間違いなく多くの日本人アングラーには、何でもフロロカーボン、何でも細くしていることから、思いつきもしないセッティングでしょう。ここで「ベイトフィネス」なんていう言葉を出して反論があろうものならば「でもラインはフロロカーボン一択でしょ?」と一蹴りできるほど考えられたセッティングです。
 そしてなぜブレイデッド(PE)ラインでなかったのかというのも良い設問かと思います。ブレイデッドラインは逆に浮力で浮いてしまうために、沈下率と沈下姿勢が変わってしまうということが何の記述もなしに考えることができたでしょうか。
 これらをソース元の記事を読んだだけでも理解できれば、バスプロ達の行ったほとんどの細かいチューニングに解決できない疑問を持つこともなく、自然に楽しめるわけです。

 そしてもう一つのタックルセッティングはスイムベイトです。昨年もSkeet ReeseとByron Velvickがウィニングベイトにしているのですが、今回は湖が粘土質のボトムを持っているために、割と濁った水系であるにも関わらずスイムベイトを使用していたということが挙げられます。日本でホローベリーこと中空のスイムベイトというのは、一時的な流行だけでその後はワゴンセール行きになった、もしくはとても日本らしさを現している2~3inのものだけが残ったという偏見があります。一昨年カリフォルニアでガイドに聞いてもスイムベイトはもう効果がほとんどないと言われていました。しかし、昨年と今年もエリートシリーズのウィニングベイトの候補として挙ってくることを考えると、まだまだ使い切れていないという現状があると考えるのが自然ではないでしょうか。最もいつ、どんな状況で使用するのかという部分を詰め切れていないという意味で、決してどこそこのルアーが優れているというルアーありきの考えではありません。

 どうでも良いことかもしれませんが、Steve Kennedyの使っていた15lbというラインサイズは日本で言うところの20lb弱ぐらいの直径があります。つまり20lbというのは22~25lbぐらいのラインサイズを使用していたということになります。そしてスピニングは12lbといった、普通の日本人バスアングラーからはあり得ないセッティングなのではないでしょうか。
 また、Edwin Eversの65lbブレイデッドラインに25lbフロロカーボンをリーダーにしているセッティングも非常に興味深いものです。
 Ishに関しては非常に聡明な選択をしていたようで、クランクベイトにモノフィラメントとフロロカーボンを使い分けていたようです。

 そしてベッドのバスを狙う≠サイトフィッシングということも忘れないで欲しいところです。「200回はエレキの昇降をしたと言ったKVD」がサイトフィッシングをしていたとどう考えたのでしょうか?ということです。シャロー側のベッドに居る、周辺をウロウロしているであろう「ウェイトのある」バスを狙ったけれど、フィーディングにシャローへ上がってきた(スポーニングに関係のない)小さなバスが先に釣れてしまう状況で、あなたならどうしますか?という部分をちゃんと見なければならないのですが、多くの人はルアーのサイズダウンでお茶を濁すのではないかという偏見もあります。そういった状況の中で選ばれたポストスポーナー御用達のポッパーが選ばれているのも見逃せません。

 ルアーありきの話に聞こえるので、あまり言いたくないのですがYUMがかなり研究して出したF2フォーミュラの恩恵を受けているバスプロ達がかなり多いのではないかということです。Dean RojasまでYUMのパッケージを持った写真がLive Blogに掲載されていました。事実自分もF2と通常のディンガーで釣り比べたら圧倒的にF2のみに釣果が集中した経験があるので、最終的な小手先の「何か」で勝つなんていうトーナメントでは大きな利点となっているのではないかと少し意識して今シーズンを見ています。





 数日前のエントリー正方形嘴戦争には続編があるのですが、読みたいけど読めない的な、評価がそれほど高くないようなので続編は無くても良いという判断材料にしたいと思います。しかしレビュー記事というのは、こういった「これは前例のよりアクションが大きい」といった比較で述べるのが面白いわけです。決して釣れるルアーとか釣れないルアーといった単純な判断でするものではないと言ってみるなどしてみます。

Post a comment

Private comment

こんばんは

今回の記事は非常に興味深く読ませて頂きました(前回?のクランクベイトのアルファベット戦争の話にもコメントしようかと思ったのですが、なんかマニアックなやりとりになりそうなので敢えて止めました(笑))
特に『フライライニング』の話は面白いですね
一般アングラーが真似するのであれば、寝擦れに強く、水面に浮くように設計されている『磯でのフカセ釣り』に使われるナイロンライン(モノフィラメントライン)が使いやすいと思います。視認性に優れたカラーのラインが多いですしね

Re: No title

毎度コメントありがとうございます。
 スクエア・ビルについては、釣具店でKVDスクエア・ビル2.5が約1週間足らずで店頭から姿を消したので、多くの人が気になっているのかと思いきや、昨日確認してきたら、SPROのファット・ジョンやノーマンの新製品スクエア・ビル、ラッキーストライクのRCスクエアなどが(ラッキークラフト社のRCと比べると)普通の価格で売られていているにも関わらず、それほど売れている印象はありませんでした。「やっぱりKVDのウィニングベイトになったっていう知名度だけかよ(笑)」という囁きを聞きつつ、まだクランクベイトの使い分けというキッチリした話ができるレヴェルになるのはもう少し先のことかなと感じました。ルアーありきで釣果が決まると考えている時点で、バスフィッシングの楽しさを捨てています。
 ただRCスクエアのシリーズ1だけはすぐに売れていった後がありましたけど。サイズ的にシリーズ3は売れ残りそうですが糸張り(モデレート)テーパーのスピニングで使ったら面白いだろうなと思います。

> 特に『フライライニング』の話は面白いですね
 具体的にどこそこのメーカーのあの銘柄と言って頂いても多くの人は試用すらしないかという(ry。自分も映像を確認できないので何とも言えませんが、カバーから泳ぎ出すまで待つという釣りは、かなりリスクが高いと思います。そうしなければいけない状況だったのは他のバスプロの結果から見ても明らかですが、フッキング方法など様々な工夫、気配りがあったと考えられます。その部分をもう少し説明できれば良いのですが、バスマスターマガジンでも2ヶ月ほど先のことになりそうです。
 ラインでアタリを取るというのは、日本では管理釣り場のトラウトで常識となりつつありますが、様々な状況に適応し、こういった細かい技術を使えるスキルの高さはやはりエリートシリーズに参戦できるプロなだけあります。
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4