Prophetic of Discontinued Bait

 正夢や「ここに来たことがある。」といった既視感は、人の強い想像力から生まれるといった科学的アプローチがされています。何が言いたいのかというと、忘れ去られそうな製品というのは、新製品が生まれると共に常に存在し続けています。新しい価値というものが生まれ続けると共に、既存の価値が陳腐化し続けているというtwitterでちょっとだけつぶやいた内容そのままな気がしますが、両者の均衡も常に保たれているはずです。
 さて、濁った水系なんて数えるぐらいしかない、クリスタルクリアウォーターが多い日本でさえバスマスター・クラシック2011の影響を受けブラックバック・チャートリュースのKVD1.5というスクエアビル・クランクベイトが入荷すぐ完売といった状態になっているわけですが、このルアーによって脅かされる存在に皆様気がついているでしょうか。
HC1XS,series 1は2011カタログ公称3/8ozとなっていますが、実質どれぐらいの重さなのか分かったものではありません。しかし、個人的にウェイトどうこうの話ではなく潜行深度的な問題であると考えています。
4Sというモデルで2011カタログ公称9/16ozとなっています。

 これらのクランクベイトがいわゆるKVD1.5,2.5によって廃盤となる可能性・未来が何となく予見されます。それはどちらかというとルアーデザイナーの意思ではなく、製造メーカーとして売れなくなったからというユーザに理解されなくなったという意味合いです。
 ルアーデザイナー的な立場から擁護すると、プラドコのプラスティック製クランクベイトの「Xcs/スクエアリップ」とバルサ製の「モデルB」といった違いのように、KVDスクエアビルはいわゆる速巻きによるウィードエリアやブレイク、レッジなど広範囲に最も適したタイプとし、1XS,series1や4Sは倒木、ティンバー、スタンプといったカバーをリトリーブスピードをそれほど上げずに狙える魚に適したタイプといった使い分けが考えられます。追加するならば、1XSはボーマー社シャローAの立ち位置といったところでしょうか、これも基本的にはリトリーブスピードを上げて使うタイプではありません。
 しかし、ユーザ側からしてみると、経緯は違えどボーマー社スクエアAの6F 5/8ozやRebel社のF93 Wee-R 3/8ozといったシャロークランクの使いどころを見失っているような状態ではないでしょうか。新しい価値が登場して、そればかり使用しているけれど決定的な差別化・カテゴリー化を見出したりすることがなければ古いモノは自然と使われなくなってしまいます。アドヴァンスドアングラーとしては、そのルアー達の質的な違いについて常に気を配って観察し、チューニング可能であれば新しい価値となるモノの発見も可能であるように思いますが、多くのアングラーにとって魅力的なことではないのだという偏見があります。
 特に日本のバスプロに多い間違いとして、例えばKVD1.5のようなタイプを12lbフロロカーボンで使用していたとして、使い分けにseries 1も混ぜたとします。そんな状態で良く起こるのは、series 1の方が反応が良いという結果が得られた時、ルアーを悪者にしたくないあまり「ラインが細いからこの魚が釣れた。」と言ってみたり、「ボディシェイプがこちらの方が合っていた」などと言って、ゾーンが合っていなかったといったバス視点・バスがどこにいたかという状態を基盤とした考察ができていない場合が多いのではないかという偏見もあります。この結果の言い方を変えると、もしバスの状態ありきで釣りをしていたのであれば、KVD1.5でもラインサイズを上げてゾーンを浅くしてあげたり、リトリーブ中のロッドを保持するポジションを変えてやるなどの工夫が考えられます。道具頼りのような記述があった瞬間にその人の言うことをリソースとして使用しないと決めてしまっても良いのではないかということです。もちろん理解した上で、「series 1の方が素早く(その日の)バスのゾーンに適応できると考えて行った。」と言えるのならば立派なプロです。
 さてこの話をして気がついたでしょうか。潜行深度3-6ftとカタログで謳われるKVD1.5に対し、潜行深度2-5ftのseries 4Sがあるということは、KVDが2011クラシックで快適に釣りをするのに本当に必要だったクランクベイトはどちらだったのかということです。スタンプとグラスというカバーが絡んでいたためにラインサイズを20lbまで上げたのは理解できますが、わざわざロッドティップを上げてリトリーブを行うまでに、KVD1.5に執着する理由が見えてきたでしょうか。自分が以前提示したお祝い記念という意味でウィニングベイトを購入し経済活動することに何の意義も申しませんし、それに自分が楽しみにすら思っていますが、ルアーをすでにたくさん持ち合わせている人が「(クラシックのウィニングベイトになった)KVD1.5サイコー」とか「KVD1.5が欲しい!」とか言っている姿には、もはや「ワカッテナイなぁ。」とため息混じりに言わざるを得ないのです。
 とどのつまり『「自分の頭で何が正しいのか」考えられなければ、例え小奇麗な服を着ようが選挙権を持とうがつまるところ知性面での奴隷だと思う。そういう人生が幸せか不幸せなのか、奴隷ばかりの会社が良いのか悪いのかは俺は知らなくて、ただ「悲しい」と感じるだけだけど。』
なんていう「自分の頭で考えた正しさ」について、次のステップとして『人間とか社会とか関係のことって特に、どうせこの世の中の大半わかってなくて不確実なことだらけなんだから、根拠もないこと知ってるだけでわかった気になってるやつより、意思決定のために必要な調査かけて調べて調査の限界とかも含め妥当な解釈できるやつの方が価値あるよなー。』っていうとあるtwitterのコピペを自然に実行してたのが自分な気がするというだけの話です。特に「意思決定のために必要な調査かける」ことが何の苦にもならないというのが自分の強みだったりするわけです。視点を変えてその能力をバスフィッシングに注ぎ込むことかと問われれば、この方面で褒めてくれる人がたくさん居れば自分の才能と言えるのですが、そんな環境が存在するとは思えない自分も居るために、「才能の無駄遣い」止まりだったりするわけです。
 閑話休題、とにかくルアーの性能ありきの釣りではなく、ルアーの特性を理解して、今どのような状態にあるバスという考察基盤を持って、そのバスにどうアプローチ、どうルアーをデリヴァーすべきかというのを常に考えることが先決ではないかということです。さらに、同種のルアーに見えて、そのルアーごとにルアーデザイナーが一体何を考えてスクエアビルを装着したのかという、ルアーデザイナーの心意気を想像したり、調査をかけてみる、そして見えてくるルアーごとの違いといった楽しみ方を提示しておこうと思います。それらは決して無駄なことではなく、バスにアプローチするために何が最も合理的かという考察をブラッシュアップしてくれるはずです。
ストライクキング KVD1.5 【Strike King】

ストライクキング KVD1.5 【Strike King】
価格:980円(税込、送料別)

 KVD1.5は自分の好みに合うものですが、既存のシステムクランクも十分優れた点があるので、その体系が崩れることが無いように祈りたいところです。

Post a comment

Private comment

Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

Latest journals
Latest comments
Monthly archive
Category
Latest trackbacks
Favorite
ジャークベイトの基礎/定番 ARB
定番2 Long A 14A
BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A

BOMBER ボーマー Long"A" ロングA B14A
価格:820円(税込、送料別)

 もっとも安定したアクションを生みながら、もっとも頑丈に作られているロングA。  ARCについて「多くのバスプロ達が求めたのはゾーンが深い方のルアーだったため、リップをディープダイバーのものにしてあります。」ヒロ内藤



Test ad
Mail form

Name:
Mail address:
Subject:
Body:

Poll Question
Link
Reference
Favorite 2
Display RSS link.
Friend request form

Want to be friends with this user.

Favorite 4