でぃふぉーめーしょん・おぶ・らいん

 ラインの特性としてflourocarbonのラインストレッチは少ないというものがありますが、そのストレッチ・伸びという部分を意識して購入しているバスアングラーってどの程度日本に存在しているのでしょうか? もちろん北米圏でもそんなことを意識しているのはエリートシリーズに出場できるようなスキルを持ったアングラーが主な層です。エリートシリーズの中にも何でもフロロカーボンという気にしないアングラーも存在します。しかし、独自に日本の雑誌を何年もレビューした結果から言えることは、日本はプロという人ですらそのラインストレッチ・ラインの伸びを気にしてラインサイズを変えたり、素材を変えるといったことをしているといった記述をまず見たことがありません。もちろん例外として、ラインストレッチによってルアーアクションにキレが出ないからラインサイズを上げているといつも言っているヒロ内藤さんが居ます。
 確かにフロロカーボンは特性としてラインストレッチが少ないのですが、ラインストレッチという部分だけに絞るとモノフィラメントラインでもラインストレッチの少ないものというは販売されており、一概にフロロカーボン全てがラインストレッチが少ないとは言えない部分があります。さらにラインサイズで比較した時に体感の伸びというものも出てきます。

 ラインの伸びに関しては、ヒロ内藤さんの上記のDVDにて、図を用いた解説がされています。

http://www.tackletour.com/reviewfluorocarbon2.html 2007年6月7日更新
 さて本題のフロロカーボンについてですが、知っておくべきことはラインストレッチの少ないラインであればあるほどノット・結び目の結束強度が落ちてしまうということが、リンク先のデータによって示されている一番重要な部分です。
 つまりラインストレッチが最も小さいものが最も良いラインという話ではなく、モノフィラメントラインとフロロカーボンラインのラインストレッチが同じであれば、ラインの特徴である沈むのか否かという部分での使い分けという話が可能なはずです。または、「結束強度を犠牲にしてまでもラインストレッチが小さいものが欲しかった。」、そのためにこのタックルセッティングを組んだという話も可能なのではないでしょうか。最もこんなことをフォーラム形式で語っているなんて見たことがありませんし、今までブログごとに費やした時間の相対比を除いても、レビューしてきたブログでは見たことの無い語り口です。
 加えて「安くて良いラインはないか?」という設問を見ることが多いような気がしますが、総合的なタックルセッティングから見てそのラインに求めている要素が何かという具体的な設問に至っていないように見えます。その具体的な設問に至らない理由として、それを考察するにあたって必要な情報が足りないのではないかというように考えるのが自然ではないでしょうか。
 多くの日本のバスアングラーのラインに対する考察は、ラインサイズを落とせば釣果が増えるとエサ釣りのように信じていたり、カバーの濃さでラインサイズを上げたり下げたりするのが多数派で、少しだけ分かっている人でもルアーの限界潜航深度までの考察止まりではないでしょうか。体感の違いのラインストレッチについて、またはリトリーブスピードについての考察を含めてラインサイズや種類を選択するという作業を考察している人は100万人に一人ぐらいではないでしょうか。上記の7要素でも自分なりの方程式を作成しているので、自分が今どうタックルセッティングを作れば良いのかという考察も、簡単に行えるように脳内でしっかりと整理されています。さらに、ノット・結束強度やリンク先にあるような水に漬けることによるラインの変形という要素を追加しても、個人的には全く問題なく理解できるようにしてあります。情報を知れば知るほど賢くなるのではなく、情報を知ってそれを理論体系として整理・カテゴリー分けの作業をして、分別がはっきりした時に初めて自分の蓄えた知識として利用することができ、それが客観的に見た時に賢いのです。特に「基本があれば応用があって〜」とヒロ内藤さんが良く言う言葉がありますが、その基本とは美しく整理された自分の中の情報・知識という意味が最も適した言葉ではないでしょうか。

 こんな話の一部を雨宿りをしている中、FVDさんと口語体でリアルに交わしたわけです。大多数のバスアングラーがこの時点でドン引きだという偏(ry この話の最中にFVDさんは、「モノフィラメントという一括りでラインの特性を語ってしまうことについて」、その理論の脆弱性について触れられていたことに、タックルセッティングを総合的にどう組んでいくかといった思考が見え隠れしていました。
 最後に、「このレヴェルで語り合えるようになればバスフィッシングってもっと盛り上がれる、皆が楽しめる、幸せな時間をウェブ上で過ごすことが可能なのではないか」という思惑があります。
 全ての情報の最先端という場所に行き着いたし、その情報のアップデートにも常に行い続けていると思うのであれば、一体バスフィッシングの何が楽しいのか?と思われることがあるかもしれません。しかし、基本というシナリオに応用を入れたりすることで、常に自分自身に対して挑戦していけますし、例えばローカル・ルアーなどの流行などの他者への影響としてコミュニケーションを行うことも可能であり、それは常に楽しい部分であると自分は感じているのです。
 情報を配信するということは、文体、フォントや壁紙、色調などを全て含めて他者へのプレゼンテーションであり、コメントや拍手というレスポンスがある限りそれはコミュニケーションです。大事なことなので何度でも言いますが、100人中100人にウケるものなど存在しません。そこで誰に向かってプレゼンテーションを行うのかという部分を考察するのです。自分のプレゼンテーション方法に意義を唱える、分かりにくいという反応はごく普通のことです。しかし、その場で留まらずに自信の力で、自分自身に挑戦し続けると共に他者とのコミュニケーションを図るといった、情報発信する人がもっと増えてくれることに、当著者は意義を感じています。
 単純に言って「そんな浅い浅い上っ面だけの話してないで、もっと奥深くバスフィッシングっていうコミュニケーションしようぜ!」ということです。バスフィッシングを経済という観点で地域にお金を落としたりすることで他者に影響を及ぼすという意味でそれはコミュニケーションです。

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おはようございます。ラインと言うと日本では何故か『細いものこそ正義』的な考え方がまかり通ってますよね
今でこそPE系ラインが主流となってしまったシーバスフィッシングですが、自分が一番ハマっていた頃はまだまだナイロンがメインであり、ナイロンやフロロナイロンに関しては色々な種類を使ってました
モノによって給水性や伸び、耐摩耗性がかなり異なり、状況による使い分けがかなり重要だったような気がします(例えば遠投が必要なバイブレーションがメインの場合は、あまり伸びないタイプの硬めのナイロンやフロロナイロンを使うとか)あとやはりトゥイッチやジャーキングメインの釣りでは、伸びのあるナイロンを主体に使わないとアクションにかなり影響が出ますね(PE系ラインだとまったく伸びがないため、動きがロボットのようなカクカクした直線的動きになりがち)
またシーバスを含めたソルトウォーターゲームだとどうしても『ラインシステム』が必須となる訳ですが、ここでもライン(ショックリーダー)の使い分けが釣果を左右する重要な要素だったりします(ショックアブソーバー的役目を重視⇒ナイロンリーダーを選択、耐摩耗性を重視⇒フロロカーボンリーダーを選択など)
因みにシーバスフィッシングでは、ナイロンやフロロにおいては強度的に『12ポンド』が基準として使われていることが多いです

Re: No title

> おはようございます。ラインと言うと日本では何故か『細いものこそ正義』的な考え方がまかり通ってますよね
 おはようございます。まさにその通りなのですが、よく考えてみると歴史的にエサ釣りしか考察背景・リソースがなかったから、そういったエサ釣りから様々なことを考えざるをえなかったと最近は丸く思っています。今でも言えることですが、やっぱり英語ソースを読まない、読めないってルアーフィッシングにおいては、かなり損をしているよなと思っています。だからこそ直訳+独自の解釈などもしているわけです。

 ラインの種類別に伴う変化というのは試してみて理解できることの方が多いという実感から、ちゃんと整理された理論体系が多くの人に浸透していないのがその原因だと思っており、メディアが、今なら映像で繰り返しどう変化するかを見せるべきではないかと考えます。
 ロッドワークの釣りでは、どのアクションが良いかという設問に、アングラーの好みとなる前提があったとしても、幅広いアクションの出せるラインを選択したいところですね。

> 因みにシーバスフィッシングでは、ナイロンやフロロにおいては強度的に『12ポンド』が基準として使われていることが多いです
 これはバスフィッシングでも同じかもしれません。やはり売れる号数で言えば3号、ポンドで言えば12lbというのが標準だと思われます。自分もナイロンモノフィラメントで、日本のバスフィッシングではあり得ないといった反応をされますが、スピニングの標準にしています。最近は所謂PE(ブレイデッドライン)1-3号+リーダーで12,14lbが使えることが何となく分かってきたので、US製フロロカーボン8lb(.25mm)との使い分けを考えている段階です。そもそも知らない場所という前提ではモノ12lbに戻りますね。

 ラインだけという部分に絞った後は、ロッドやリールという要素を含め総合的に考察することになるのですが、最終的には個人の好みという部分に収まってしまうことだったりします。ただし、その個人の好みに至るまでのプロセスをウェブ上で発信してくれることは重要だと思っています。もちろんフォーマット・形式は問いませんが、どんな層の人にプレゼンするかというのは考えて欲しい部分です。
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Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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