あ・ぶっく・れびゅー


Bill Dance on LARGEMOUTH BASS
Bill Dance,Tim Tucker『Bill Dance on LARGEMOUTH BASS』Atlantic Printing,1996

 この本を所持している全ての理由は、ヒロ内藤さんが推薦した洋書だったということです。

Introduction: Bass Fishing Is Special IX
SECTION 1:UNDERSTANDING LARGEMOUTH BASS
1.)America's Favorite Gamefish
2.)The Basics of Bass Behavior
3.)Taste and Smell
4.)The Importance of Sound
5.)The Baitfish Connection
6.)Seven Keys to Catching Bass
7.)The Presentation Game
SECTION2: TIMELY TACTICS
8.)Making Contact
9.)Pork - The Ultimate Lure
10.)Lures That Do Me Proud
11.)The Thrill of Topwaters
12.)The Versatile Carolina Rig
13.)Long-Distance Flipping
14.)Jig-and-Pig: When All Else Fails
15.)The Art of Deep Cranking
16.)The Allure of Buzzbaits
17.)Spinnerbaits Deep Down
18.)Understanding Crankbaits Dynamics
19.)Jigging Up Spoon-Fed Bass
20.)Ultralight Bass Basics
21.)The Making of a Classic Crankbait
SECTION3: WHERE BASS LIVE
22.)My Favorite Structure
23.)Four Universal Bass Structure
24.)Points Point Out Bass
25.)Wetland Channel Bass
26.)A Shalllow Approach
27.)Bass Love Cattails
28.)The Lily Pad Surprise
29.)Stalking Oxbow Bass
30.)Watershed Bass
31.)The Beauty of Standing Timber
32.)Moving Water Memories
33.)Canal Bass Hide in Plain Sight
34.)Bluffs: The Intimidating Structure
SECTION FOUR: APPENDIX
35.)Hooking Kids on Fishing
36.)Learn More About Largemouth Bass


 まず内藤さんが推奨しただけあってイントロダクションの段階が特徴的です。内藤さん本人の作品DVD『ヒロ内藤・THE ANSWER “GAME1:バスの生態学”』(内外出版、2008年)で解説したように、生物学視点からの解説という導入を読者のフックアップ・興味を惹かせる最初のセクションとしています。内藤さんも常日頃「バスフィッシングで大事なことはバスという魚を知ること。」と言っているように、こういった著書がとてもバスフィッシングを考察する上で重要なことだと教えてくれています。
 バスは緑や茶という色に対して、明確にコントラストなどを見分けられるが、青に対しての色覚はほとんどなく、水色と青という色はほぼ白と灰色のようにしか認識できません。これは生物学によって証明されている事実なのですが、この事実に対して「なぜそうなのか?」という設問を立てるバスアングラーって一体どれぐらいの割合存在するのでしょうか? または、これに生物学の範疇で答えられる人はどの程度存在するのでしょうか? ただし、この手の話は以前挙げた『Knowing Bass: The Scientific Approach To Catching More Fish』の範疇です。
 閑話休題、Bill Danceの著書のそのイントロダクションも、前述のDVDを見た知識を持って読むとまた様々な理解が深まるかもしれません。
sound_Bill Dance on LARGEMOUTH BASS

 また紹介されている多くのルアーは既に廃盤となっていたり、定番として残っていたりするなどのルアーの変遷などが見られます。しかし、廃盤となったが今でも使えそうなルアーが 9.)Pork - The Ultimate Lureで紹介されています。それは、Strike King社 Pork-Oという名のルアーですが廃盤になって5年は経過しているので入手は非常に困難かと思われます。そこで代替品として、Uncle Josh社にPorkerという同カテゴリーのルアーが復刻されており、"This bait is similar to the discontinued Strike King Porko (Pork-O)."と公式にその穴を埋めることを謳っています。元のルアーが7-1/4inだったので、7-1/2inがまさにそれといったところになります。使用方法はいわゆるジャークワームのそれと同様です。
 日本でもかつて同じようなことを考えた人が居たのですが、こちらもプロモーション不足で、定番商品にはならなかったのではないでしょうか。
 加えて、レングスが短かいというのが欠点です。7inあるからこそ出るアクションというのはジッターワームを使用している人なら理解できる部分であると思います。
 ただこれらジャークワームのアプローチは、ポストスポーン以降に最も有効ですから、日本の季節進行的にはもう少し先の釣り方となります。

 話が再び逸脱しましたが、アプローチという面では"SECTION3: WHERE BASS LIVE"が参考になります。先のエントリーで言ったように、魚の頭がどこに向いているのかということを常に考えるのですが、流れ・Currentという要素が魚がどの方向を向いているのかを非常に明確に教えてくれることがあります。
current_Bill Dance on LARGEMOUTH BASS
その中でも見過ごしてはならないのが反転流という要素です。このイラストを見て、どのリトリーブパスを選択すれば最も効率的に魚の頭へとプレゼンテーションできるのかと考えると、キャストしなければならない回数を減らし、見切るまでに必要な時間というコストを減らし、効率的な釣行が可能となります。付け加えるならば、どんな魚でも流れに対して常に頭を向けていなければなりませんから、どの魚種にも適用可能な非常に美しい方程式というのが得られるのではないでしょうか。
 注意するべき点は、岸からアプローチする場合とボートでアプローチする場合では、ボートの方が流されるために常にボートポジションに気を使っている必要があるなどの要素も考察背景に置くべきです。そのために必要なことは1度に最も効率的に魚の頭へ当てられるリトリーブパスを1本だけに絞り込んであげることです。急流であればあるほどチャンスは1度キリになります。
 イラストなので二次元的にしか説明できませんが、このような鳥瞰図のイラストに加えて、水中のブレイクやレッジといったイラストもあるので、三次元的にストラクチャー・フィッシングというのが理解できる、理解しなければならない内容となっています。このあたりでもヒロ内藤さんのDVD作品へのインスパイアとして、『ヒロ内藤「THE ANSWER Game 3:フィールド学」』のジオラマ撮影につながったのではないかと考えられます。

 Amazon.comからの個人輸入しなければ購入できなかったものが、¥2000以下でビル・ダンスという先人の知識を手に入れることができるのだとすれば非常にお得です。中古なのでたぶん1冊しかなく、早いもの勝ちとなります。こういった場合、欲しい人は迷ったら負けです。

追記:どうやらこのエントリーが功を成し遂げ売れていった模様です。
こうなるとAmazon.comで中古を探す方が安いかなといった感じです。

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Re: いつも楽しみに読んでます

すごく熱いメッセージ、ありがたく受け取らせて頂きますm(_ _)m
更新の励みとなります。ありがとうございます。

 BASS Elite seriesに関しては、夏の時期に試合をたくさん開催すると選手の体力的な面が酷使されることになり、熱中症など参加選手の負担が大きいだろうと思います。特に気候の性質が日本とは違うという考察背景が欲しいところです。それは州によっても全く変わってきますから、なかなか理解が及ばない部分ではないでしょうか。
 バスマスターからメンバーアップデートのお知らせと共に送られてきたKVDブックレットがあるのですが、彼のキャリア・順位を見ると、まず大外しした試合で50位、それ以下の順位になったことがない、つまり賞金を外したこともないというのが数字的に見たスゴイところです。暇でどうしようもない時にでもチェックしてみてください。
 追伸の件、本人は気にしておらず、ネタにしているだけなので、生暖かく見守ってやってください。
 愛読者なんて居るの?ってところですが、最近更新が諸事情で滞っていますが、FVDさんがおススメです。つい昨日オフ会してきましたけど、釣り方・アプローチは合理的なもので、自分で理論体系を整理されている印象がありました。ブログはネタ寄りという方法を選択し、タックル紹介中心というのがお気に召されるかわかりませんが、自分と話が合って分かってるから言葉が少なくともコミュニケーション可能という感じでした。
 最後に、お知らせしたように、散々ディスっていたツイッターもはじめたので、よろしければお願いします(笑)
Profile

arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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