最後に残った道しるべ

 今頃バスマスタークラシック2011を再検証するというのは時期ハズレみたいに思われる偏見があります。しかし、ルイジアナでは当時まさにプリスポーンだったわけですから、現在の日本の季節進行がまさにそのタイミングなのです。つまり今こそスピナーベイトからクランクベイトへとシフトして成功したKVDのシナリオを再現ができる絶好の機会ということです。
 『膨大なことを知って理解して使いこなせるようになって初めてたどり着いた「最高に美しいシンプルさ」が、そうでない人にとっては全く意味がわからない、みたいなことはしばしばある。』っていうプリスポーン、スポーニング、ポスト(=アフター)スポーンについて的確な一文を得る。結局のところ誰かが言ってたものを模倣したことにより、本質の抜け落ちた考察しかできず、それを文書化するというのはうぃきぺでぃあ並の信憑性しかない、つまりあかでみっくな見解から私のようなタイプから見て一切役に立たないと見なされるのは当然のことです。
/人◕ ‿‿ ◕人\「君たちはいつもそうだね、事実をありのままに伝えると決まって同じ反応をする。わけがわからないよ。」

 その自分に見えている「最高に美しいシンプルさ」をもってすれば、Kevin VanDamが言っているこんなことすら何の疑問も持たず納得してしまえるのです。
"VanDam fished a 3/8-ounce Strike King KVD Tournament Series willowleaf/Colorado blade in chartreuse sexy shad color. The blades are smaller, which he says are key during the prespawn period.
'I've learned over the years that early bass don't want a lot of vibration,'he offered"
ブレーズ(複数形ということは2枚共サイズダウンと受け取れます)を小さくするのがプリスポーンの鍵になる。春が明けてすぐの魚には多くのバイブレーションを必要としないということを学んだと言っています。
 これはKVDの経験則から得られたものですが、8番ブレードとかフルサイズクランクベイトが有効でないということにはなりません。2日目以降keyとKVD本人が言っていたスロリトリーブを考察背景とすると、ブレードサイズを下げてスローにリトリーブした場合、どのゾーンを引けるか想像できる人はどの程度の数(アドヴァンスドアングラーが)日本には存在するのでしょうか。そうです、フルサイズクランクベイトを引くコンタクトポイントと呼ばれるスポットに、ルアーをスローで的確にアングラーの意思でデリヴァーできるのです。スピナーベイトのブレードの回転が5ft以深を攻めにくいと知っているアングラーにはブレードサイズを下げることでゾーンコントロールを深い側へという概念は既に理解されていたことではないでしょうか。それを現場でサクッと気がついて実行できる賢明さも勿論評価されるべき点ではあります。また、"slow"なんてKVD本人が強調していたのは、周囲が既にゾーンを見失い始めていたことに気がついていたということも考えられます。
 さらに、実際7~8番のブレードを装着したスピナーベイトを5ftのゾーンにデリヴァーしたときリトリーブスピードを上げられるでしょうか?という点です。つまり大型ブレードにすればするほど、4ft以深を引きたい場合おのずとリトリーブスピードは遅く、小さなブレードに比べてもそれほどバイブレーションは発生しません。しかし、ブレードの質量分のディスプレイスメントは発生していますから、フルサイズクランクベイトと同等の効果が望めます。

 バスマスタークラシック2011でKevin Van Damの戦略はプリスポーンの魚を有効に釣っていくためのデモンストレーションとして興味深いものです。
 前置きとしてKVDの強みは、状況の素早い変化に適応していくことです。また、場所が最も重要な要素になるのは間違いありませんが、他のアングラーが同じ場所に居たとしても、KVDは正しいルアーの選択と利用によって差をつけられるアングラーです。
 寒気から一週間が過ぎ、気温の上昇を予測していたKVDは、その暖かさがバスをスポーニングへと向かわせるとも考えていました。そのスポーニングへと向かわせる要素を揃えていたのが、Lake CataouatcheのThe Tank Pond(タンク・ポンド)でした。
 そこは2-3ftの水深の広大なフラットに何千ものスタンプがある場所です。水温も5日間の内に華氏20度上昇しました。何よりハード・ボトムだったことが重要でした。
 「スタンプが延々と広がるエリアですが、真ん中付近ではミルフォイル、ハイドリラが水温上昇に伴い新芽を出していました。」、「グラスはそこに多くのバスにとって(上記の条件に)追加された魅力であり、バスをそこに集めそのバス1尾づつがそこでスポーニングしたんだ。」とKVDは説明しています。
 さらに、時間を追うごとに月齢が満月へと進んでいくことから、バスはスポーニングに集中するだろうとVanDamは考えていました。
 トーナメント初日はフラットの上に魚が動き始めたところでしたが、しかしながらその魚はアグレッシヴでした。この状況にスピナーベイトは最も適した選択だとVanDamは言います。その初日は、カバーの上の水面直下でバスが獲れたと言っています。
 しかし日が進むにつれて、他のアングラーがスピナーベイトを投げたことで、バスがストライクをためらうようになったことに気がつき、リトリーブスピードを遅くゾーンもボトム付近に変更し、スタンプかグラスに当ててpopping outさせることでバスを得ました。
「最初にシャローに上がってきて、プレッシャーのかかったバスの典型的なかたちです。」「さらに、その反面スポーニングの準備をしたいバスは産卵できるベッドをつくるためにゴミなどが溜まっていないスタンプなどの場所に執着し出します。そしてそのバスはもうアグレッシヴではありませんでした。」
 これらの要素がわかったことで、2日目にStrike King KVD 1.5(chartreuse/black back)へとルアーを変更しました。「フィーディング・モードにない魚へのアプローチとして、クランクベイトのerratic actionで、バスが執着しているスタンプというカバーから引きずり出すのが有効です。」彼は証拠付けるようにクランクベイトをスタンプに当ててラインをフリーにすることで、5パウンダーが襲いかかりました。
 "That told me what I needed to know."と彼は言いました。
 他のアングラーのように、KVDも鍵となるベストグラスと集積するスタンプのあるフラットを巡回しました。水が濁っていたことから、カバーがどこにあるか見えにくい状態で、ルアーをキャストすることでどこにカバーがあるかを確認していきました。
 KVDはルアーがスタンプをかすめると、パワーポールでボートポジションを固定し、周囲を素早く探り、選んだスタンプにリトリーブパスの角度を変更してアプローチします。
「ひとつのスタンプに何度も何度もキャストしました。時には7回かそれ以上キャストしました。」、「ほとんどの魚は複数回キャストした後に来ました。5ポンドの魚は4回スタンプに当てた後にヒットした。」と彼は言っています。
KVD_classic2011_scenario

 スピードも同じくくりてぃかるです。他のアングラーが同じようにクランクベイトで釣りをしている間、彼が気がついたのは他のアングラーのリトリーブスピードが速くあまり成功していないことでした。
 KVD スクエアビルはボトムまでの水深より深く潜ります。そこで7ftのロッドに20lb XPS line(フロロカーボン、.41mm)を使用しゾーンコントロールをしました。
「スタンプを抜ける時はスローに這うようにした。」、「ロッドティップを高く保持し、スタンプに当てた瞬間にラインを緩めます。リトリーブ再開する前には1秒ほどポーズしました。何尾かの魚は、バイトを得たがフッキングに至らない場合でも、ルアーをそこへステイさせることで獲ることができた。」と説明しています。
 トーナメントが進行する中で、彼や他のアングラーが叩いた場所から離れたスタンプの周辺にグラスがさらに成長していることに気がついたようです。
「ミルフォイルは成長がとても早く、新たなグラスは狙うスタンプを追加し、それこそ最終日に自分がビッグフィッシュを獲れた理由だ。」と話します。「さらに多くのバスがシャローへと上がり、彼らはスタンプとグラスの混合要素を好んでいました。」
 他のハイレベルのアングラーが同じエリア、同じスクエアビル・クランクベイトを使用しました。2位のアーロン・マーテンスはブランド名を伏せましたが、レポートによるとVanDamと同じベイトを使ったとされています。スコット・ルークも同様です。
 デレク・レミッツ(3位)は同じエリアでLucky Craft RC 1.5、フェデレーションネーションからのブランドン・パラニウク(4位)はBandit Series 100 diverを使用しました。
 「このような状況で、深くは潜らないスクエアビルは理想的なベイトです。ハード・ボトムにカバーが絡む周辺では、バスの視線をルアーに注目させることがでる。」とルークは話してくれました。


 不要な追記ですが、個人連絡的に、Derek Remitzはカラーに関して、ブリームカラーだけど詳しくは覚えていないと言っていたように、濁っていたからチャート系だったとごく単純な選択だったはずです。
 スコット・ルークに関してはケビンが投げていたからスクエアビル・クランクベイトにしたと後に放送されたクラシックの番組用インタビューで語っています。
 つまり、アーロン・マーテンスもデレク・レミッツもブランドン・パラニウクもほぼ全員KVDパターンで釣ったとこの場で断言しておきます。あの状況をこのメンバー全員が目視可能だったのは映像や写真からも確認できることです。KVDがやり続けていれば、その場のメンバーはスピナーベイトをキャストしていたかもしれませんと言えるぐらいKVDはあの状況で抜け出ていました。
 また、何度も説明していますが、自分以外誰も気にしなかったタックルセッティングとして、ラインサイズを上げればリトリーブスピードが遅くなり、ラインサイズを下げると速くなるという部分です。リトリーブスピードに関してKVD本人が"SLOW"と強調していたわけですから、ゾーンコントロールだけでなくスピードの面でも、ラインサイズをその状況に適応させていたというのは間違いない事実であるとも自分は断言したいところです。この考察背景がある人は、スプールに巻くラインの量でもリトリーブスピードを変化させられるということが理解できるのではないでしょうか。
 このように、グラスの新芽やその成長具合という自然観察能力もさることながら、KVD1.5のプロモーションを見事に成立させてしまう能力とKevin VanDam祭だったわけです。スピナーベイトを投げていた時から、スタンプとグラスの位置関係の確認は絶対にしていたでしょうし、どのリトリーブパスを通せばグラスをトレブルフックに掛けなくて済むかなどKVDはおおよそ把握していたはずです。
 ここまで説明すれば、あの当時の自分の興奮具合がどういったものだったのか、誰か少しは共感してもらえたでしょうか?

引用 
Loouie Stout 'Kevin VanDam claims 4th Classic' www.bassmaster.com "B.A.S.S TIMES" Volume 41 April 2011,p22-24



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 ルアーの魔法を信じる皆様は、どうぞ煽られて、釣りを根本的にブレさてください。
 あと日本の雑誌の挿絵・イラストもボートポジション、等高線を使用して水深の変化を表現するなど、バスフィッシングの最も重要な箇所を説明するようにもっと努力するべきです。

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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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